フリーランス案件でFigmaのコメント機能を使いこなすと、クライアントとの修正往復が平均2〜3回から1回に減ります。この記事ではコメントモードの基本操作から返信・非表示・メンションまで、実務で即使える5つのハックを解説します。本記事の情報は2026年09月時点のものです。
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この記事でわかること
Cキー1つで始まるコメントモードの操作手順を3分で把握できます。指摘・意図・依頼の3点セットで修正往復を平均1回に削減する方法がわかります。5つの運用ハックで複数案件を並行しても管理が追いつく体制を整えられます。
今の仕事について、一番近いものは?
この記事の結論
Figmaのコメント機能は「Cキー1つ」でモードに入り、クリックでピンを置いてコメントを送るだけで使えます。返信・編集・非表示・@メンションを組み合わせることで、クライアントとの確認作業をFigma上で完結でき、メールや口頭での確認を大幅に削減できます。ショートカット・スレッド管理・コメントの書き方の3点を押さえると、フリーランス案件でのレビュー品質が安定します。
今日やるべき1つ
既存のFigmaファイルを開き、Cキーを押してコメントモードに切り替え、任意の場所をクリックしてコメントを1件投稿してください。(3分)
状況別ショートカット
| 状況 | 読むべきセクション | 所要時間 |
| コメントの付け方を知りたい | Figmaコメントは3ステップで投稿 | 3分 |
| 返信・編集・削除の操作を確認したい | Figmaコメントの管理は4操作で完結 | 4分 |
| コメントを非表示にしたい | Figmaコメントの表示・非表示はShift+Cで切替 | 2分 |
| クライアントレビューを効率化したい | Figmaコメントは5つの運用ハックで戻し半減 | 5分 |
| プロトタイプやFigJamでの使い方を知りたい | Figmaコメントはプロトタイプとデザインで手順が異なる | 3分 |
Figmaコメントは3ステップで投稿
コメント機能の入り口は1つで、操作手順はシンプルに整理できます。Figmaを初めて使うクライアントから「どうやってコメントを付けるの?」と聞かれる場面は実務でよくあります。この3ステップを共有するだけで、説明コストがほぼゼロになります。
コメントモードはCキーかアイコンで起動
Figmaでコメントを付けるには、まずコメントモードに切り替えてください。方法は2つあり、ツールバー左側にある吹き出し型のコメントアイコンをクリックするか、キーボードのCキーを押すことで切り替えられます(Figma公式:ファイルへのコメントの追加)。
通常の編集モードではクリックでオブジェクトを選択しますが、コメントモードではクリック操作の意味が変わります。コメントモードに入り忘れたままクリックしても、コメントピンは設置されません。モード切替を意識することが操作ミスをゼロにする前提条件です。
コメントモードに入るとカーソルが吹き出しのアイコンに変化します。この視覚的な変化を確認することで、正しくモードに入っていることをその場で判断できます。なお、コメント操作と同じようにFigmaでの作業効率上げる方法を意識すると、全体的なデザインワークがさらにスムーズになります。

クリックで点コメント・ドラッグで範囲コメント
コメントモードでキャンバス上の任意の場所をクリックすると、そこにコメントピンが設置されます。クリックしたままドラッグすると、矩形の範囲を選択した状態でコメントを付けることができます(Figma公式:コメントに関するガイド)。
1点クリックは「このアイコンが大きい」「この文字色を変えてほしい」のように特定の要素を指すときに適しています。範囲ドラッグは「このエリア全体の余白が狭い」「この3つのカードのバランスを統一してほしい」のように複数要素をまとめて指摘するときに使うと、受け取る側が対象を誤認するリスクを下げられます。
使い分けを知らないと、クライアントからのコメントが毎回1点指定になり、エリア全体への修正意図が伝わらないまま作業が進むことがあります。受け取る側として範囲コメントの意味を知っておくことが、認識ズレを防ぐ実務上のポイントです。
入力後はEnterキーかアイコンで送信
コメントピンを置くとテキスト入力ボックスが表示されます。コメントを入力したあとは、EnterキーまたはSendボタン(紙飛行機アイコン)をクリックすることで送信が完了します。入力中にEnterで改行したい場合はShift + Enterを使います。
送信後はコメントピンがキャンバス上に表示され、チームメンバー全員から確認できる状態になります。メールで別途連絡しなくても、Figmaファイルを開いた相手が自動的にコメントを目にできる状態になるため、確認の抜け漏れが発生しにくくなります。
送信後に書き直したいと思ったときの操作は次のH2で説明します。送信してしまってもすべて修正できるため、まずは送ってみることを習慣にするほうが実務のスピードは上がります。
CHECK
▶ 今すぐやること: 手元のFigmaファイルでCキーを押し、適当な場所をクリックしてコメントを1件投稿する(3分)
Q: コメントは誰でも付けられますか?
A: 閲覧権限以上のユーザーであればコメントを付けることができます。編集権限がなくても使える点が、クライアントレビューに向いている理由の一つです(Figma公式:コメントに関するガイド)。
Q: コメントモードのまま別の場所に移動するには?
A: コメントモードのまま画面を移動するにはスペースキーを押しながらドラッグするか、スクロールで移動できます。モードを解除するにはEscキーまたはVキーを押して編集モードに戻ります。
Figmaコメントの管理は4操作で完結
コメントを付けた後の管理操作を知らないと、修正が完了したコメントが残り続けて画面が混乱します。返信・編集・削除・完了の4つを整理しておくと、複数案件を並行して進める場面でも混乱しません。
返信はスレッド形式で積み重なる
コメントピンをクリックするとコメントパネルが開き、下部に返信入力フィールドが表示されます。ここに入力して送信すると、元のコメントに紐づく形でスレッドが積み重なります(Figma公式:コメントの閲覧と管理)。
スレッド形式になっているため、修正前の問い合わせ・修正中の進捗報告・完了後の確認依頼をすべて同じピンの下にまとめられます。メールやSlackのスレッドを別途確認しなくてもFigmaだけでやり取りの経緯を追えるようになります。
「返信や既読の未読戻し、リンクコピー、削除、完了など、レビュー運用に必要な操作が整理されている」と語るユーザーもいます(webrandum.net:Figmaコメントの使い方)。実務では返信だけでなく「完了」の使い方を知っているかどうかが、コメント管理の効率に直結します。
編集・移動は自分のコメントのみ可能
投稿したコメントを修正するには、コメントパネル右上の「…(三点リーダー)」メニューから「編集」を選択します。入力内容を書き換えて保存することで、送信後でもテキストを変更できます(Figma公式:コメントの移動または編集)。
コメントピン自体を別の場所に移動したい場合は、コメントモードでピンをドラッグすることで位置を変えられます。これは自分が投稿したコメントのみに適用され、他者のコメントを勝手に移動することはできません。デザインの修正に伴ってピン位置がズレた場合は、コメント投稿者本人に移動を依頼してください。
ピン位置がズレたままのコメントが複数残ると意図が分かりにくくなります。修正後にデザイナー自身がピンを正しい位置に移動してから「完了」にする運用を推奨します。
完了にしたコメントは非表示になる
コメントパネルの「解決(チェックマーク)」アイコンをクリックすると、そのコメントが完了(Resolved)状態になりキャンバスから消えます。完了済みのコメントはコメントパネルの「完了」タブから再確認でき、再開することも可能です。
完了にしていないコメントが多数残ると、どのコメントが対応中でどれが残課題なのかが判断しにくくなります。1件修正が確定したらその場で完了にする習慣をつけることで、残コメント数が常に「実際の残課題数」と一致した状態を保てます。締め切り直前に古いコメントを見落として修正漏れが発生するリスクも下がります。
削除は取り消せないため慎重に使う
「…(三点リーダー)」メニューから「削除」を選ぶと、そのコメントとスレッド全体が完全に消えます。完了状態に戻す方法がないため、やり取りの記録を残しておきたい場合は削除ではなく「完了」を使うほうが安全です。
削除が有効なのは「誤送信した直後」や「テスト投稿を消したい」などのケースに限定してください。クライアントとのやり取りが含まれるコメントを削除すると、後から経緯を確認できなくなります。
CHECK
▶ 今すぐやること: 先ほど投稿したコメントに返信を1件追加し、完了ボタンを押してコメントを解決済みにする(3分)
Q: 他の人のコメントを削除できますか?
A: 他のユーザーが投稿したコメントは、ファイルのオーナーまたは編集権限を持つユーザーが削除できる場合があります。通常は自分のコメントのみ削除・編集の対象です。
Q: 完了にしたコメントを元に戻せますか?
A: 完了(Resolved)状態のコメントは、コメントパネルの「完了」タブから再開することができます。削除と異なり、完了操作は取り消し可能です。
Figmaコメントの表示・非表示はShift+Cで切替
コメントが多い案件では、ピンが重なってデザインの全体確認が難しくなります。どこに切替ボタンがあるか分からないままコメントを消せずに作業しているデザイナーは少なくありません。フリーランスのスケジュール管理と同様に、コメント表示の管理も「仕組みで解決する」発想が重要です。

Shift+Cでコメントピンをまとめて隠す
キーボードでShift + Cを押すと、キャンバス上のコメントピンの表示/非表示を一括で切り替えられます。ピンを非表示にしてもコメントのデータは消えず、再びShift + Cを押すことで元の状態に戻せます(Figma公式:コメントに関するガイド)。
コメントが多い案件では、ピンが画面上に密集してフレームのデザインが確認しにくくなります。Shift + Cで一瞬非表示にしてからスクリーンショットを撮り、クライアントへの進捗報告画像として使うのが実務でよく使われる手法です。
非表示中でもコメントパネルは機能する
ピンを非表示にしている状態でも、画面右側のコメントパネル(コメント一覧)は通常通り表示・操作できます。デザインをクリーンな状態で見ながら、コメントパネルから個別にコメントを確認・返信することが可能です。
パネル内のコメントをクリックすると、そのピンが設置された場所にカーソルがジャンプするため、非表示状態でも目的のコメントに素早くアクセスできます。
コメントパネルは左上の件数表示から開く
コメントモードに切り替えると画面左上にコメントのアイコンと件数が表示されます。このアイコンをクリックするか、ツールバーのコメントアイコンをクリックすることでコメント一覧パネルが開きます。
コメントパネルでは未読・既読・完了の状態が視覚的に区別されています。未読コメントには青い丸がつくため、前回確認してから新しいコメントが追加されたかどうかを一目で判断できます。レビュー期間中に毎日確認する習慣を定着させると、確認漏れの件数を実質ゼロに近づけられます。
CHECK
▶ 今すぐやること: Shift+Cを押してコメントピンを非表示にし、もう一度押して表示に戻す操作を確認する(1分)
Q: コメントの非表示設定は他のユーザーにも反映されますか?
A: コメントの表示/非表示はユーザーごとの表示設定であり、自分の画面にのみ適用されます。他のチームメンバーの表示には影響しません。
Q: コメントピンが見当たらない場合、どこを確認すればいいですか?
A: Shift+Cでコメントが非表示になっている可能性があります。もう一度Shift+Cを押して表示に切り替えてください。完了済みのコメントはコメントパネルの「完了」タブにのみ表示されます。
Figmaコメントはメンションで担当者を3秒で指定
フリーランス案件で複数の担当者が同じファイルにアクセスする場合、誰に向けたコメントなのかが分からないまま放置されることがあります。@メンションを使うと、特定の相手に通知を飛ばして確認を促せます。日程調整メールで候補日を明示するのと同様に、コメントでも「誰に向けた内容か」を明示することが往復削減の鍵です。

@で始めるとメンバーリストが表示される
コメント入力中に@(アットマーク)を入力すると、そのファイルにアクセスできるメンバーのリストが表示されます。対象のユーザー名を選択すると、コメント内にメンションが挿入され、対象者にメール通知が届きます。
「コメントモードでピンを設置し、@メンションや絵文字を使って対象者を明確にできる」と語るデザイナーもいます(ririan-dsn.com:Figmaコメント運用)。メンションなしのコメントは「誰かが気づいてくれるだろう」という前提で送られるため、確認が遅れるリスクがあります。メンションを使うことで、返答期限を設けた連絡と同等の効果が得られます。
メンションは複数人に同時に付けられる
1つのコメント内に複数の@メンションを含めることができます。「@Aさん @Bさん ご確認ください」という形で書けば、2名に同時に通知が届きます。
ただし、メンションを多用するとすべての通知が流されて確認されなくなるリスクがあります。メンションは「この人でないと判断できない」という場面に絞ることが、実務での通知疲れを防ぐポイントです。
絵文字はリアクションとして使える
コメントへの返信として絵文字リアクションを追加できます。コメントにカーソルを合わせると表示される「絵文字」アイコンから選択すると、コメントの下部にリアクションが付きます。
「確認しました」の意味で👍を付けるだけであれば返信文を書く必要がなく、クライアントが確認済みであることをデザイナー側が素早く把握できます。テキスト返信が不要な確認ループを絵文字で代替することで、コメントパネルのノイズを減らす効果があります。
CHECK
▶ 今すぐやること: コメント入力欄で@を入力し、メンバーリストが表示されることを確認する(2分)
Q: メンションした相手が通知を受け取れない場合はどうすればいいですか?
A: メンションの通知はメールアドレス宛に送られます。相手がFigmaのメール通知をオフにしている場合は届かないため、SlackやDMで補足連絡することをお勧めします。
Q: ファイルにアクセス権のない人をメンションできますか?
A: メンションできるのは、そのファイルにアクセス権限を持つメンバーのみです。アクセス権のない相手にコメントを見せたい場合は、先に共有設定でアクセス権を付与してください。
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Figmaコメントはプロトタイプとデザインで手順が異なる
FigmaのデザインファイルとFigJam、プロトタイプビューではコメント機能の入り方が異なります。混乱しやすい点なので整理しておきます。
プロトタイプはプレゼンテーションビューで開く
プロトタイプ上にコメントを付けるには、デザインファイルを通常のエディタではなくプレゼンテーションビューで開いてください。右上の「▶(再生ボタン)」をクリックしてプレゼンテーションビューに入ると、コメントモードを選択できるようになります(Figma公式:プロトタイプのコメント)。
クライアントに「プロトタイプを操作しながらコメントしてほしい」と依頼する場合は、プレゼンテーションビューのリンクを共有します。通常のFigmaファイルのリンクを渡してしまうと、コメントのUIが異なるため操作に迷わせてしまいます。
FigJamでのコメントは付箋と異なる
FigJamは付箋やスタンプなどのコラボツールを持っており、コメント機能は付箋とは別に存在します。FigJamでのコメントは右クリックメニューまたはツールバーからコメントを選択して付けます(Figma公式:FigJam内のコメント)。
付箋はコンテンツとしてキャンバス上に残りますが、コメントはレビュー用の注記として分類されます。「FigJamで話し合った内容をFigmaのデザインファイルに反映する」という流れが一般的であり、2つのツールでコメントの使い方を分けておくことで、どちらが確認用でどちらが素材なのかを明確にできます。
モバイルアプリでもコメントは使える
Figmaのモバイルアプリでもコメントのビューと返信が可能です。ただし新規コメントのピン追加や編集操作はPC版に比べて制限があるため、本格的なレビュー作業はPC版で行うことを推奨します。
クライアントが外出先でモバイルからコメントを確認・返信したいケースはよくあります。コメントを返信するだけでもやり取りは前に進むため、モバイルでの閲覧・返信を活用してもらいながら、ピン設置はPC版で補うという分担が現実的です。
CHECK
▶ 今すぐやること: FigmaファイルのURLに「/proto」を付けて開き、プレゼンテーションビューでコメントモードを確認する(3分)
Q: デザインファイルのコメントとプロトタイプのコメントは連携しますか?
A: デザインファイルのコメントとプレゼンテーションビューのコメントは、同じファイルに紐づきますが表示される場所が異なります。基本的にはそれぞれ独立した形でコメントが管理されます。
Q: FigJamに書き込んだ付箋をコメントとして活用できますか?
A: FigJamの付箋はコンテンツ(素材)であり、レビュー用のコメント機能とは別物です。コメントとして扱いたい場合は、FigJamのコメントモードを使ってピンを設置してください。
Figmaコメントは5つの運用ハックで戻し半減
フリーランスがクライアントとのレビューで修正回数を減らすための実践的なハックを5つ紹介します。「丁寧にコメントすれば伝わる」という前提で作業しているデザイナーは多いですが、実際には「構造化された短いコメント」の方が修正精度が上がります。
ハック1: 指摘・意図・依頼の3点セットで戻し回数を削減
【対象】: コメントでの修正依頼がクライアントに伝わりにくいと感じているデザイナー
【手順】: コメントに「指摘」(何が問題か)を1文で書きます。次に「意図」(なぜ問題なのか)を1文で補足します。最後に「依頼」(どうしてほしいか)を1文で書いて送信します。合計3文・30秒の作業です。
【ポイント】: 「赤いボタンが気になります」とだけ書く方法と比べると、「赤いボタンが気になります(指摘)。背景も赤系なのでコントラストが不足しています(意図)。青系に変更をお願いします(依頼)。」と書く方が修正精度が上がります。この3点構造が機能する根本的な理由は、受け取り手が「判断」ではなく「実行」に集中できる状態を作るためです。判断コストが下がると、確認作業が1往復減ります。
【注意点】: コメントに「確認してください」だけ書くのは避けてください。何を確認するのかが受け取り手に分からず、確認が後回しになるか追加の質問が発生します。
ハック2: ショートカット2つで操作時間を短縮
【対象】: Figmaのコメント操作でマウスに頼ることが多く、細かい操作に時間がかかっていると感じているデザイナー
【手順】: Cキーをコメントモードの起動ショートカットとして最初の3日間は意識的に使います。1操作あたり1秒以内で切り替えられるようになります。次にShift + Cをコメント表示/非表示の切替ショートカットとして同様に練習します。作業セッションごとにこの2つだけを意識して使い続けることで、1週間後には無意識に使える状態になります。
【ポイント】: ツールバーのアイコンをクリックする方法よりも、ショートカット2つを先に覚えた方がコメントモードの切替回数が多いほど時間差が積み重なります。CキーとShift+Cは隣接しているため、モード切替とピン非表示の2操作をほぼ同じ指の動きでこなせます。マウスへの持ち替えが不要になります。
【注意点】: Shift + Cはコメントモードに入っている状態では別の挙動をすることがあります。Vキーで編集モードに戻ってからShift + Cを押すのが確実です。
ハック3: 完了ボタン即押しルールで残コメントを常に実態と一致させる
【対象】: 複数案件を並行しているためコメントの管理が追いつかず、どれが対応済みか分からなくなっているデザイナー
【手順】: デザインの修正が完了した直後に対応するコメントピンを開きます。コメントパネルのチェックマーク(解決)ボタンを押して完了状態にします。「コメントが残っている=まだ残課題がある」という前提を自分とクライアント双方で共有するルールをプロジェクト開始時に伝えておきます。
【ポイント】: 「後でまとめて完了にしよう」という先送りをやめ、「修正完了と同時に完了ボタンを押す」という即時ルールを採用するとうまくいきます。先送りにすると、後から「これは対応したか?」の判断が再度必要になり、合計の処理時間が増加します。即時完了するとコメント件数が実際の残課題数に一致するため、締め切り前のコメント棚卸し作業が不要になります。
【注意点】: 完了にしたコメントは再開できますが、削除は取り消せません。確信が持てない場合は「削除」ではなく「完了」を選んでください。削除操作はテスト投稿の除去など、明確に不要と分かるコメントにのみ使うことを推奨します。
ハック4: コメントのリンクコピーでSlack通知を素早く完了させる
【対象】: コメントしたことをSlackやメールで別途通知しているため、二重管理が発生して手間がかかっているデザイナー
【手順】: コメントパネルの「…(三点リーダー)」メニューから「リンクをコピー」を選択します。コピーしたURLをSlackのメッセージやメールに貼り付けます。「このコメントをご確認ください」の1文と一緒に送信します。
【ポイント】: 「コメントしたのでFigmaを開いてください」とSlackで伝えると、相手はFigmaを開いてからコメントを探す必要があります。直接コメントへのリンクを送ると、受け取った側はリンクをクリックするだけで該当コメントにジャンプできるため、探す手間がゼロになります。フリーランスの納品完了メールと同様に、相手の行動コストを最小化する設計が重要です。
【注意点】: コメントリンクを開くには、受け取り手がそのFigmaファイルへのアクセス権を持っている必要があります。アクセス権のない相手にリンクを送っても開けないため、共有設定を事前に確認してください。
ハック5: コメントのNG文例・OK文例比較で質問の往復を減らす
【対象】: クライアントからのコメントが抽象的で解釈に迷うことが多く、毎回確認の往復が発生しているデザイナー
【手順】: プロジェクト開始時にクライアントへ「コメントには対象箇所・理由・希望する変更内容の3点を記載してもらえると助かります」と伝えます。NG例「全体的にもう少し整えてほしい」とOK例「ヘッダーの余白が狭いので上下に16px追加してほしい」を並べたサンプルを共有します。初回説明の所要時間は5分です。抽象的なコメントが来た場合は「どの箇所でしょうか?」ではなく「ヘッダーの余白のことでしょうか? 上下に16px追加で合っていますか?」と解釈案を添えて確認します。
【ポイント】: 「何かあれば気軽にコメントしてください」から始めるより、「NG例とOK例のサンプルを事前共有する」から始めた方が最初のコメントから質が上がります。クライアントはコメントの書き方を教わる機会がほぼなく、自分がデザイナーを困らせていることに気づいていないことが多いためです。事前に型を示すことで、最初のコメントから具体性が高まり、確認往復が平均1回減ります。
【注意点】: コメントの書き方を強制するような言い方をするとクライアントの心理的ハードルが上がります。「お互いのやり取りを効率化する」という文脈でサンプルを共有することが肝心です。
CHECK
▶ 今すぐやること: 次のFigmaレビューで使うコメントを1件、指摘・意図・依頼の3点セットで書いてみる(5分)
Q: コメントのNG/OK例をクライアントに共有する良い方法はありますか?
A: Figmaのコメント欄に直接NG/OKの例文を投稿してサンプルとして見せる方法が最も手軽です。初回打ち合わせのスライドに1枚追加する形でも有効です。
Q: コメント数が多い案件でどこまで完了にしてよいか判断に迷います。
A: クライアントの最終確認が取れたコメントを「完了」にするルールが最もシンプルです。「修正しました」の返信をクライアントが確認したら完了、という2ステップのルールをプロジェクト開始時に合意しておくことをお勧めします。
Figmaコメントの対応パターンを3分で自己診断
Figmaコメントの使い方は状況によって最適な対応が変わります。以下の診断で現在の課題を3分で確認できます。
Q1: コメントモードへの切り替えをショートカット(Cキー)で行っていますか?
Yesの場合はQ2へ進んでください。Noの場合はまずCキーを1回試してから、Q2へ進んでください。
Q2: コメントに返信が来た後、修正完了時に「完了(解決)」ボタンを押す習慣がありますか?
Yesの場合はQ3へ進んでください。Noの場合はResult Aです。
Q3: クライアントへのコメントに「指摘・意図・依頼」の3点を含めていますか?
Yesの場合はResult Bです。Noの場合はResult Cです。
Result A: 完了管理から始めるケース
コメントの投稿自体はできていますが、完了ボタンを使っていないため、対応済みのコメントが残り続けています。次のレビュー後に全コメントを見直し、対応済みのものに完了ボタンを押す作業から始めてください。所要時間は10〜15分です。
Result B: 運用を最適化するケース
基本操作と完了管理はできています。次のステップはコメントリンクのコピー活用(ハック4)と、FigJamとの使い分けの整理です。プロトタイプビューでのコメント手順も確認しておくとレビュー対応の幅が広がります。
Result C: コメントの書き方を改善するケース
操作は問題ありませんが、コメントの内容が修正精度に影響している段階です。次のレビューからハック1の3点セット(指摘・意図・依頼)を使ってみてください。1件試すだけで返信の質が変わります。
CHECK
▶ 今すぐやること: 自分がResult A〜Cのどれに該当するかを確認し、対応するハックを1つ次のレビューで試す(3分)
Q: Result Aですが、コメントが100件以上残っています。どこから手を付ければいいですか?
A: 直近30日以内のコメントから確認を始めてください。古いコメントは文脈が失われている場合が多く、全件完了にしてリセットしてから新しいルールで運用を始める選択肢も有効です。
Q: 診断結果がどれにも当てはまらない気がします。
A: Q1〜Q3は「できている/できていない」の二択で判断してください。「だいたいできている」場合はYesとしてください。診断は現状把握のための目安であり、完璧な分類が目的ではありません。
Figmaコメントの実践ケーススタディは2パターン
実際のフリーランス案件でコメント機能を使ったケースを2つ紹介します。
ケース1(成功パターン): コメント3点セットでデザイン修正を1往復で完了
Webデザインを受注したフリーランスのAさんは、初回レビュー時にクライアントから15件のコメントを受け取りました。すべてのコメントに指摘・意図・依頼の3点が含まれていたため、Aさんは追加確認なしにすべての修正を実施し、翌日には修正版を提出できました。各コメントに対して修正完了の返信をFigma上で行い、クライアントが確認後に完了ボタンを押すフローを事前に合意していたため、メールのやり取りは1往復だけで完結しました。
「コメントモードでピンを設置し、@メンションや絵文字を使って対象者を明確にできる」と語るデザイナーもいます(ririan-dsn.com:Figmaコメント運用)。明確な構造を持つコメントが届く環境を整えることが、Aさんの成功の前提条件でした。
Aさんが事前にコメントの書き方サンプルをクライアントに共有していなければ、抽象的なコメントが届き、確認往復が複数回発生していました。
ケース2(失敗パターン): コメント放置で修正漏れが発生
UIデザインを受注したフリーランスのBさんは、複数案件を並行していたため、Figmaのコメントを週1回まとめて確認する習慣でした。ある案件でクライアントが重要な修正依頼をコメントで送りましたが、Bさんが確認するまで5日間かかり、その間にクライアントが別の連絡手段で問い合わせが発生しました。最終的には修正は完了しましたが、信頼感の低下につながりました。
「返信や既読の未読戻し、リンクコピー、削除、完了など、レビュー運用に必要な操作が整理されている」と語るユーザーもいます(webrandum.net:Figmaコメントの使い方)。コメント管理の仕組みを知っていても、確認頻度のルールを決めていないと対応が遅れます。
Bさんがプロジェクト開始時に「コメントは平日毎日確認する」というルールを設定し、Shift+Cでの確認習慣を持っていれば、5日間の遅延は発生しませんでした。フリーランスが複数案件のタスク管理を仕組み化するのと同じ感覚で、コメント確認のルーティンを設計することが重要です。

CHECK
▶ 今すぐやること: 現在進行中のFigmaファイルを開き、未確認のコメントが何件あるかをコメントパネルで確認する(2分)
Q: ケース1のように、クライアントに完了ボタンを押してもらうよう依頼するにはどう伝えればいいですか?
A: 「修正が完了したら、対応したコメントのチェックマークを押していただけると進捗が分かりやすくなります」と最初のミーティングで説明するのが最もシンプルです。操作方法が分からないクライアントには、コメントパネルの画面キャプチャを送ると伝わりやすくなります。
Q: ケース2のような遅延を防ぐためのルールとして何が有効ですか?
A: 平日は毎朝Figmaのコメントパネルを開いて未読コメントを確認する習慣が最もシンプルで有効です。Figmaのメール通知をオンにしておくと、コメントが追加された時点でメールが届くため、確認漏れをさらに防げます。
Figmaコメントを使いこなす:今日から始める3つの行動
FigmaのコメントはCキー1つでモードに入り、指摘・意図・依頼の3点を含めたコメントを送るだけで、修正往復の回数を大幅に削減できます。返信スレッドの活用と完了ボタンの即時押しルールを組み合わせると、コメント件数が常に実際の残課題数と一致した状態を保てます。Shift+CとCキーの2つのショートカットを習慣化するだけで、1案件あたりの操作時間を短縮できます。
Figmaのコメント機能はシンプルに見えて、使いこなすほどクライアントとのやり取りの質が変わるツールです。今日のレビューで3点セットのコメントを1件試してください。1件試した経験が、次の案件でのレビュー精度につながります。
| 状況 | 次の一歩 | 所要時間 |
| 初めてコメントを使う | Cキーを押してコメントを1件投稿する | 3分 |
| 返信・完了の操作を覚えたい | 既存コメントに返信し、完了ボタンを押す | 3分 |
| コメントが多くて見にくい | Shift+Cで非表示にして作業スペースを確保する | 1分 |
| クライアントへの伝え方を改善したい | 次のコメントを3点セットで書いてみる | 5分 |
| レビュー効率を根本から改善したい | NG/OKサンプルを作ってクライアントに事前共有する | 15分 |
Figmaコメントの使い方に関するよくある質問
Q: Figmaコメントはどのプランでも使えますか?
A: コメント機能は無料プランを含むすべてのFigmaプランで利用できます。閲覧権限のユーザーもコメントを付けることができるため、クライアントにFigmaの有料プランを求める必要はありません(Figma公式:コメントに関するガイド)。
Q: コメントピンをクリックしても何も反応しない場合はどうすればいいですか?
A: コメントモードに入っているかを確認してください。編集モード(Vキー)のままではコメントピンを操作できません。Cキーを押してコメントモードに切り替えてから再度クリックしてみてください。
Q: コメントがメールで通知されない場合の対処法は?
A: Figmaのアカウント設定から「通知」の項目を確認し、コメント通知がオンになっているかを確認してください。スパムフォルダに届いている可能性もあるため、合わせて確認することを推奨します。
【出典・参照元】
Figma公式:ファイルへのコメントの追加 – コメントモードへの切り替えとピン設置の公式手順
Figma公式:コメントに関するガイド – Cキー・Shift+Cのショートカット、表示/非表示の操作
Figma公式:コメントの閲覧と管理 – 返信・完了・スレッド管理の公式説明
Figma公式:コメントの移動または編集 – コメントの編集・ピン移動の公式手順
Figma公式:プロトタイプのコメント – プレゼンテーションビューでのコメント手順
Figma公式:FigJam内のコメント – FigJamでのコメントと付箋の違い
webrandum.net:Figmaコメントの使い方 – 返信・完了・リンクコピー等の実務操作解説
ririan-dsn.com:Figmaコメント運用 – @メンション・絵文字の実務活用事例