MacのプレビューアプリだけでPDFを無料で結合でき、追加ソフトは不要です。Appleが公式サポートで手順を公開しており、サムネール表示とドラッグ操作の2ステップが核心です。この記事では失敗しやすいポイントと順番調整・不要ページ削除まで5ステップで解説します。

目次

この記事でわかること

追加ソフト不要でPDF結合が5分以内に完了する手順を把握できます。ドラッグ失敗・サムネール非表示など典型的なつまずきの原因と対処法を理解できます。ページ順変更・不要ページ削除・特定ページ抜き出しの3操作をマスターできます。

この記事の結論

MacのプレビューでPDFを結合するには、ベースのPDFを開いてサムネール表示に切り替え、追加したいPDFをサムネール欄へドラッグするだけで完了します。外部ソフトもオンラインサービスも不要で、すべてMac標準機能の範囲内で処理できます。ページ順の調整や不要ページの削除も同じ画面で対応できるため、一連の作業を1か所で完結させられます。

今日やるべき1つ

まずプレビューを起動してPDFを1枚開き、「表示」メニューから「サムネール」を選んでサムネール欄が画面左側に表示されることを確認してください(所要時間: 1分)。

状況別ショートカット

状況読むべきセクション所要時間
初めて結合するPDF結合はプレビューで5ステップ完了5分
サムネールが出ない・ドラッグが失敗するプレビューで結合できない3つの原因と対処3分
ページ順を変えたい・不要ページを消したいページ順変更と不要ページ削除は3操作で完結3分
Finderから直接やりたいFinderからの結合は2クリックで追加可能2分
画像をPDFにまとめてから結合したい画像PDF化と結合は前処理1ステップで対応4分

PDF結合はプレビューで5ステップ完了

MacにはAppleが公式サポートで手順を公開している標準アプリ「プレビュー」が搭載されており、外部ソフトなしでPDF結合が無料で行えます(Appleサポート「Macの『プレビュー』でPDFを結合する」)。「結合ボタン」は存在しませんが、サムネール欄へのドラッグ操作がその代わりを担います。この仕組みを理解せずに操作しようとすると、どこで何をすればよいか分からなくなります。

ステップ1: ベースにするPDFをプレビューで開く

結合後のPDFで「最初のファイル」になるものをプレビューで開きます。Finderでファイルをダブルクリックするか、ファイルを右クリックして「このアプリケーションで開く」→「プレビュー」を選択します。複数のPDFをFinderで同時選択してプレビューに渡すと、別々のウィンドウで開かれる場合があります。この場合は後述の手順でまとめていくため、まず1ファイルだけ開くことを優先してください。ここで開いたファイルが「結合先のベース」になるため、最終的に先頭に来るべきファイルを選ぶことがポイントです。

ステップ2: サムネール表示をオンにする

プレビューのメニューバーから「表示」→「サムネール」を選択します。キーボードショートカットはCommand + Option + 2で切り替えられます(MacでPDFを結合する方法3選)。サムネール欄がウィンドウ左側に表示されれば準備完了です。この欄が表示されていない状態でドラッグしても挿入先が認識されないため、必ずこのステップを先に完了させてください。サムネール欄の表示確認が、操作失敗の多くを防ぐ要になります。

ステップ3: 追加するPDFをサムネール欄へドラッグする

Finderを開き、追加したいPDFファイルを左のサムネール欄へドラッグ&ドロップします(MacのプレビューでPDF作業を高速化する実践ガイド)。挿入したい位置のサムネールとサムネールの「間」に差し込むイメージで操作すると、ページ順を意図通りに制御できます。ドラッグ先がサムネール欄ではなくPDFの本文表示エリアになっていると、ファイルが開かれてしまうだけで結合は行われません。画面左端のサムネール欄に確実にドロップすることを意識してください。

ステップ4: ページ順と内容を確認する

全ページがサムネール欄に並んだ状態で、順番に誤りがないかスクロールして確認します。サムネールをドラッグすることでページの並び替えができるため、この段階で最終調整を行います。後から順番を変えたい場合も同じ操作で対応できるため、焦らず確認してから次のステップへ進んでください。なお、PDF結合の方法全般について複数の環境で確認したい場合はこちらも参照できます。

ステップ5: 別名でPDFとして書き出す

メニューバーから「ファイル」→「書き出す…」を選択し、フォーマットを「PDF」に指定して保存します。元ファイルを上書きしたくない場合は必ず別のファイル名を指定してください。「ファイル」→「PDFとして書き出す…」を使うと、PDFの品質設定も選べます。「保存」だけで上書きしてしまうと元のファイルが変更されるため、バックアップが必要な場合は書き出しを使う方が安全です。「別名書き出し」を選ぶことが、元ファイルを守る唯一の確実な手段です。

CHECK

▶ 今すぐやること: プレビューで任意のPDFを開き、「表示」→「サムネール」を選んでサムネール欄を表示させる(1分)

Q: 「ファイル」→「保存」と「PDFとして書き出す」は何が違いますか?

A: 「保存」は開いているファイルをそのまま上書き更新します。「PDFとして書き出す」は別のファイルとして新規保存でき、元ファイルを変更せずに結合済みPDFを作成できます。元ファイルを残したい場合は必ず「書き出す」を使用してください。

Q: プレビューで複数のPDFを同時に開いて結合できますか?

A: 複数ファイルを同時にプレビューで開くと、それぞれが別ウィンドウまたは別タブで開かれます。結合はサムネール欄へのドラッグで行うため、Finderからドラッグする方法が最も確実です。

プレビューで結合できない3つの原因と対処

「ドラッグしても何も起こらない」「サムネールが表示されない」という状況は、操作の入口でつまずいているケースがほとんどです。焦って何度も試す前に、原因を1つずつ確認する方が早く解決できます。

原因1: サムネール欄が表示されていない

最も多い失敗原因です。プレビューでPDFを開いた直後はサムネール欄が非表示になっていることがあります。「表示」→「サムネール」をクリックするか、Command + Option + 2で切り替えてください。サムネール欄が表示されていない状態でドラッグしても、プレビューはドロップ先を認識できません。この1点を確認するだけで、操作の詰まりの大半は解消されます。

原因2: ドラッグ先が本文エリアになっている

サムネール欄が表示されていても、ファイルを本文表示エリア(右側の大きなPDF表示部分)にドロップすると、ファイルが別ウィンドウで開かれるだけで結合には反映されません。ドラッグ先は必ずウィンドウ左側のサムネール欄です。ページとページの「間」を狙って青い挿入ラインが表示されることを確認してからドロップしてください。青いラインが出ない場合は、ドラッグ先がサムネール欄の外にある状態です。

原因3: プレビューが別のモードで動作している

PDFではなく画像ファイルをプレビューで開いている場合、サムネール欄の動作が異なります。また、特定の表示モードではサムネール欄が無効になる場合があります。一度ファイルを閉じ、対象のPDFファイルをFinder上で右クリック→「このアプリケーションで開く」→「プレビュー」で開き直すと、PDFモードで正しく起動できます(MacのFinderでPDFファイルを結合する簡単ショートカット)。プレビューを再起動するだけで解決するケースも多いため、複雑な設定を触る前にまず再起動を試してください。

CHECK

▶ 今すぐやること: サムネール欄が表示されているか確認し、表示されていなければ「表示」→「サムネール」を選択する(30秒)

Q: ドラッグしてもサムネールに何も追加されません。どうすればよいですか?

A: Finderからドラッグする際、サムネール欄の上でマウスボタンを離す前に「青い挿入ライン」が表示されることを確認してください。ラインが出ない場合は、ドラッグ先がサムネール欄の外です。サムネール欄が表示されているかも合わせて確認してください(Appleサポート)。

Q: 「このアプリケーションで開く」にプレビューが表示されません。

A: Macにプレビューは標準搭載されていますが、表示されない場合はFinderの「アプリケーション」フォルダ内の「プレビュー.app」を直接起動し、その後ファイルをウィンドウにドラッグして開いてください。

ページ順変更と不要ページ削除は3操作で完結

結合直後にページ順が入れ替わっていたり、不要なページが混入していたりしても、プレビューのサムネール欄で全て対処できます。やり直して再結合する必要はなく、同じ画面で完結します。

操作1: サムネールのドラッグでページを並べ替える

サムネール欄に表示されているページサムネールを、希望の位置へドラッグするだけでページ順を変更できます。複数ページをまとめて移動したい場合は、Commandキーを押しながら対象のサムネールをクリックして複数選択し、選択した状態でドラッグすると一括で移動できます(Appleサポート「Macの『プレビュー』でPDFを結合する」)。ページが多い場合でも、目視でサムネールを確認しながら整理できるため、最終的な順番を視覚的に把握しながら作業できます。

操作2: 不要ページをDelete(Backspace)キーで削除する

削除したいページのサムネールをクリックして選択し、キーボードのDeleteキー(Backspace)を押すと、そのページが削除されます。複数ページを削除する場合は、Commandキーを押しながら対象ページを複数選択してからDeleteキーを押すと一括削除できます。削除後は「ファイル」→「書き出す」で保存してください。操作のやり直しはCommand + Zで取り消せるため、間違えてもすぐに元に戻せます。

操作3: 特定ページだけを別PDFから追加する

結合時に「全ページではなく特定ページだけ追加したい」場合は、追加元PDFをプレビューで開いてそのサムネール欄から必要なページのサムネールだけを選択し、結合先PDFのサムネール欄へドラッグします。Commandキーを押しながらクリックすることで、飛び飛びのページ番号(例: 1ページ目と3ページ目)を同時に選択できます。全ページを取り込む必要がない場合に有効な操作で、結合後の不要ページ削除の手間を省けます。特定ページだけを抜き出す操作はPDF分割でページ指定する方法でも詳しく解説しています。

CHECK

▶ 今すぐやること: サムネール欄で任意のページを1枚選択し、Deleteキーで削除・Command+Zで取り消しを試して操作感を確認する(2分)

Q: 削除したページを元に戻せますか?

A: 保存前であれば、Command + Zのアンドゥ操作で削除を取り消せます。ファイルを保存・書き出しした後は元に戻せないため、重要なファイルは事前にバックアップを取っておいてください。

Q: 特定のページだけ別のPDFから抜き出す方法はありますか?

A: プレビューで対象PDFを開き、サムネール欄から必要なページを選択して「ファイル」→「書き出す」でPDF保存すると、選択ページだけを含む別PDFが作成されます。

自分の状況に合った手順を3分で診断

3つの質問に答えるだけで、最適な手順が分かります。

Q1: 結合したいファイルはすでにPDF形式ですか?

Yesの場合 → Q2へ進む。Noの場合(画像やWordファイル等)→ 先に「画像PDF化と結合は前処理1ステップで対応」セクションへ。なお、WordファイルをPDFに変換する手順も参考になります。

Q2: 全ページを順番通りに結合するだけですか?

Yesの場合 → 「PDF結合はプレビューで5ステップ完了」の基本手順で対応できます。所要時間は5分以内です。Noの場合(特定ページだけ抜き出したい・順番を変えたい)→ Q3へ進む。

Q3: 結合後にページ編集(削除・並べ替え)の予定はありますか?

Yesの場合 → 「ページ順変更と不要ページ削除は3操作で完結」セクションで結合後に編集できます。先に全ページ結合してから後で整理する順序が最も効率的です。Noの場合(特定ページだけを精密に抜き出してから結合)→ 「ページ順変更と不要ページ削除は3操作で完結」の「操作3」で、追加元PDFから必要ページだけを選択してドラッグする方法を使用してください。

詳細な手順はAppleの公式サポートページでも確認できます(Appleサポート「Macの『プレビュー』でPDFを結合する」)。

CHECK

▶ 今すぐやること: 上記の診断でQ1→Q2→Q3を確認し、自分が対応すべきセクションを特定する(3分)

Q: 操作に迷った時はどこに問い合わせればよいですか?

A: Appleの公式サポートページ(support.apple.com)に詳細な手順が掲載されています。また、Apple StoreのGeniusBarでも操作方法の相談が可能です。

Q: WindowsのPDFをMacのプレビューで結合できますか?

A: はい、Windows環境で作成されたPDFでもMacのプレビューで開いて結合できます。ファイル形式がPDF(.pdf)であれば対応しています。

Finderからの結合は2クリックで追加可能

プレビューのウィンドウを操作しながら、Finderウィンドウを横に並べて使う方法がApple公式推奨の手順です(Appleサポート「MacでファイルをPDFに結合する」)。2つのウィンドウを同時に扱うことで、ドラッグ操作が格段にスムーズになります。

Finderでの追加手順

プレビューでベースのPDFを開いてサムネール表示にした状態で、Finderウィンドウを別途開きます。FinderのウィンドウとプレビューのウィンドウをSplit View(画面分割)で並べると、ドラッグ操作がしやすくなります。Finderで追加したいPDFファイルを選択し、プレビューの左のサムネール欄へドラッグして放します。「青い挿入ライン」が表示された位置にページが挿入されるため、先頭に追加したい場合は1枚目サムネールの上方に、末尾に追加したい場合は最後のサムネールの下方にドロップしてください。

Finderで複数ファイルを一括追加する方法

Finderで複数のPDFファイルを同時に選択(Commandキーで複数選択またはShiftキーで範囲選択)した状態でまとめてサムネール欄へドラッグすると、複数ファイルを一度に追加できます。ページ挿入順序はFinderでの選択順によって変わる場合があるため、結合後にサムネール欄で順番を確認・調整してください。一括追加後に順番が意図と異なっていても、サムネールのドラッグで簡単に修正できます。

「編集」メニューからの挿入も有効

ドラッグ操作が苦手な場合は、メニューバーの「編集」→「挿入」→「ファイルからのページ…」を選択してダイアログからPDFを指定する方法もあります。この方法では現在選択しているサムネールの後にページが挿入されます。挿入したいページの直前のサムネールをクリックしてから操作することで、任意の位置への挿入ができます。外付けトラックパッドや古いマウスを使用していてドラッグが不安定になりやすい環境では、この方法が確実です。

CHECK

▶ 今すぐやること: FinderとプレビューをSplit Viewで並べ、Finderから任意のPDFをサムネール欄へドラッグして挿入位置の青いラインが出ることを確認する(2分)

Q: FinderでPDFを複数選択してドラッグしたら順番がバラバラになりました。

A: Finderでの複数選択ドラッグは、ファイル名のアルファベット・数字順で挿入される場合があります。挿入後にサムネール欄でドラッグして並べ替えてください。ファイル名を「01_xxx.pdf」「02_xxx.pdf」のように数字から始めると、意図した順番で挿入されやすくなります。

Q: プレビューとFinderを同時に画面に出す方法は?

A: プレビューウィンドウの左上にある緑の最大化ボタンを長押しすると、Split Viewの設定画面が表示されます。そこでFinderを選択すると2画面に並べて表示できます。

画像PDF化と結合は前処理1ステップで対応

JPEGやPNGなどの画像ファイルをPDFとして結合したい場合、「先にPDF化してから結合する」という前処理が必要に見えますが、MacのプレビューとFinderの機能でそのまま対応できます。

プレビューで画像をPDFに変換してから結合する

画像ファイルをプレビューで開き、「ファイル」→「PDFとして書き出す…」を選択することで画像をPDF形式で保存できます(Appleサポート「MacでファイルをPDFに結合する」)。複数枚の画像を1つのPDFにまとめたい場合は、Finderで対象画像を全て選択してから右クリック→「クイックアクション」→「PDFを作成」を選ぶと、選択した全画像を1つのPDFに変換できます。この前処理を1ステップ行うだけで、通常のPDF結合手順に合流できます。なお、画像ファイルを事前に最適なサイズに整えたい場合は画像圧縮で画質を落とさない方法も参考にしてください。

画像混在のPDFを結合する際の注意点

すでに画像を含むPDFを他のPDFと結合する場合、プレビューはそのまま処理できます。ただし、画像の解像度が高いPDFを複数結合するとファイルサイズが大きくなります。「PDFとして書き出す…」ダイアログのクオリティ設定を「良好」や「最小」にすることで、ファイルサイズを抑えられます。多数の画像PDFを結合すると、クオリティ設定によってはファイルサイズが大幅に増加するため、用途に応じてクオリティを選択してください。

画像のままプレビューのサムネール欄へドラッグした場合

PDF結合作業中に画像ファイルをサムネール欄へドラッグすると、プレビューは画像をページとして挿入しようとします。画像の向きや解像度によっては意図と異なる表示になる場合があります。画像を含める場合は、事前にPDF変換を行ってからドラッグする方が表示の一貫性を保てます。

CHECK

▶ 今すぐやること: Finderで結合したい画像ファイルを全て選択し、右クリック→「クイックアクション」→「PDFを作成」でPDF変換が完了するか試す(2分)

Q: 「クイックアクション」に「PDFを作成」が表示されません。

A: 「クイックアクション」の「PDFを作成」はmacOS Mojave(10.14)以降で利用できる機能です。それ以前のmacOSでは表示されない場合があります。その場合はプレビューで画像を開いて「ファイル」→「PDFとして書き出す」から個別にPDF変換してください。

Q: 変換したPDFのページサイズがバラバラになりました。

A: 画像サイズが異なる場合、変換後のPDFページサイズも異なります。統一したい場合は、プレビューで各ページを開いて「ファイル」→「書き出す…」でサイズを指定して書き出す方法をとってください。

プレビューPDF結合は5つの仕組みで確実に

プレビューでのPDF結合には、以下の5つのポイントを押さえると作業速度と精度が大きく向上します。

ハック1: ベースファイルは先開きで挿入位置を固定

【対象】 : 複数PDFを順番通りに1つにまとめたいMacユーザー

【手順】 : まず結合後の「先頭ページ」になるPDFをプレビューで開く(1分)。次にサムネール表示をオンにする。最後にFinderから追加ファイルをサムネール欄の末尾へドラッグして追加する。

【コツと理由】 : 「先に開いたファイルが土台になる」という構造上、最初のファイル選択が全体の順序制御に直結します。先頭に来るべきファイルを最初に開くことで、追加ファイルは常に「末尾への追加」という単純操作に統一でき、並べ替えの手間がゼロになります。この原則を踏まえずに操作すると、結合後に全ページを並べ直す二重作業が発生します。

【注意点】 : 複数ファイルを同時にFinderで選択してプレビューで開くと別ウィンドウに分かれて処理が複雑になります。必ず1ファイルずつ開く手順をとってください。

ハック2: サムネール欄への「青いライン確認」で誤ドロップをゼロにする

【対象】 : ドラッグ操作で「何も起きない」「別ウィンドウが開いただけ」と感じたことがある方

【手順】 : プレビューのサムネール欄上にファイルをドラッグする(まだ放さない)。挿入したい位置で「青い横線(挿入ライン)」が表示されることを視認する(1秒)。青いラインを確認してからマウスボタンを放す。

【コツと理由】 : プレビューはドロップ先が有効な挿入位置であるときだけ青いラインを表示します。このラインが出ていない状態でドロップすると操作が無効になります。青いラインを「操作成立のGOサイン」として認識することで、誤ドロップを防止できます。

【注意点】 : サムネール欄ではなく本文表示エリア(右側の大きなプレビュー部分)にドロップしても青いラインは出ません。サムネール欄が画面左端の細いエリアにあることを確認してからドラッグを開始してください。

ハック3: Commandキー複数選択で特定ページだけを転送する

【対象】 : 複数ページPDFから必要なページだけを抜き出して別PDFに結合したい方

【手順】 : 追加元PDFをプレビューで開きサムネール表示にする(1分)。Commandキーを押しながら必要なページのサムネールをクリックして複数選択する。選択状態のまま結合先PDFのサムネール欄へドラッグする(計2分)。

【コツと理由】 : Commandキーによる複数選択を使うと「必要なページだけを最初から選んで転送する」ことができます。全ページ結合→削除という2ステップを1ステップに圧縮できるため、ページ数の多い大きなPDFを扱う際に効果的です。選択中のサムネールはハイライト表示されるため、選択状態の視認も容易です。

【注意点】 : Commandキーを離してしまうと選択が解除されます。選択してからドラッグするまでの間は必ずCommandキーを押し続けてください。Shiftキーでの連続選択も有効で、1ページ目をクリックしてからShift+最終ページをクリックすると連続したページ範囲を選択できます。

ハック4: 結合後は必ず「PDFとして書き出す」で別ファイルに保存する

【対象】 : 元のPDFファイルを変更したくない・バックアップを残しておきたい方

【手順】 : 結合・編集が完了したらCommand + Sではなくメニューバーから「ファイル」を開く(10秒)。「書き出す…」または「PDFとして書き出す…」を選択する。新しいファイル名を入力して保存場所を指定して保存する(計1分)。

【コツと理由】 : 「保存」(Command + S)は既存ファイルを上書きするため、元のPDFが変更されます。「書き出す」は新規ファイルとして保存するため、元のPDFは保護されたまま結合済みPDFが別に生成されます。重要書類は必ず別名書き出しを習慣化してください。また、PDFにパスワードを設定する方法も知っておくと、機密書類を安全に管理できます。

【注意点】 : 「上書き保存でいいか」を毎回意識して選択してください。意図しない上書きは、作業完了後に元ファイルが存在しないという状況を招きます。自動保存(Auto-Save)が有効な環境では気づかず上書きされる場合もあります。

ハック5: ファイル名を数字から始めて並び順を制御する

【対象】 : 月次レポートや連番の書類など、複数PDFを定期的に結合する方

【手順】 : Finderで結合したいPDFのファイル名を「01_契約書.pdf」「02_見積書.pdf」のように数字+アンダースコアで始める形式に統一する(2分)。Finderでファイルを名前順に並べ替えてから全て選択する。サムネール欄へ一括ドラッグする。

【コツと理由】 : Finderからの一括ドラッグは、ファイル名のアルファベット・数字順で挿入されます。「01_」「02_」の命名規則を事前に整備すると、ドラッグ1回で正しい順序の結合PDFが完成します。毎月同じ構成で提出する書類セットがある場合、この命名規則だけで繰り返し作業を大幅に効率化できます。ファイル名のルールについてはこちらも参考になります。

【注意点】 : 数字が1桁(1, 2, 3)だけの場合、「10」が「1」の次に並ぶことがあります。ファイル数が10以上になる場合は「01」「02」のように2桁揃えにすることで正確な数字順を保てます。

CHECK

▶ 今すぐやること: 次に結合する予定のPDFファイルのファイル名を「01_」「02_」形式に変更し、Finderで名前順に並ぶことを確認する(2分)

Q: サムネール欄でのドラッグ操作が難しい場合、他の方法はありますか?

A: 「編集」→「挿入」→「ファイルからのページ…」メニューからファイルを指定して挿入する方法があります。ドラッグ不要でダイアログから選択できるため、トラックパッドが使いにくい環境でも確実に操作できます。

Q: 結合したPDFのファイルサイズが大きすぎます。

A: 「ファイル」→「PDFとして書き出す…」のクオリティ設定で「良好」または「最小」を選ぶとファイルサイズを削減できます。画像を含むPDFでは特に効果が出やすく、クオリティ設定を下げるだけでサイズが大幅に減ることもあります。

プレビューPDF結合を完了させる:今日からできる5つの行動

MacのプレビューアプリだけでPDF結合は無料で完結し、追加ソフトは一切不要です。失敗の大半はサムネール表示のオン忘れとドラッグ先の誤りが原因であり、この2点を押さえるだけで操作の成功率は大きく向上します。ページ順の変更・不要ページ削除・特定ページの抜き出しもすべて同じサムネール欄で完結するため、一度手順を覚えれば幅広い場面に応用できます。

プレビューは、PDF編集ツールとして完成度の高い標準アプリです。Apple公式が全ての操作を保証しているため、安全性・安定性の面でも外部ツールより優れています。まず今日、1つのPDFを開いてサムネール欄を表示させ、「青いライン」を自分の目で確認することが、作業を確実に習得する最短ルートです。なお、PDFの無料編集ツールについて比較した記事も参考にすると、用途別のツール選択に役立ちます。

状況次の一歩所要時間
はじめて結合する「PDF結合はプレビューで5ステップ完了」の手順を実行5分
ドラッグが失敗する「プレビューで結合できない3つの原因と対処」を確認3分
ページを編集したい「ページ順変更と不要ページ削除は3操作で完結」を実行3分
画像も含めたい「画像PDF化と結合は前処理1ステップで対応」を確認4分

PDF結合 Mac プレビューに関するよくある質問

Q: プレビューを使ったPDF結合は完全無料ですか?

A: はい、MacのプレビューアプリはmacOSに標準搭載されており、追加費用は一切かかりません。App Storeからのダウンロードも不要で、すべての操作が無料で行えます(Appleサポート「Macの『プレビュー』でPDFを結合する」)。

Q: 結合できるPDFのファイル数や枚数に上限はありますか?

A: プレビュー自体に明示的な上限はありませんが、ページ数が多いほど動作が重くなる場合があります。ページ数の多い大きなPDFを複数結合する際は、Macの空きメモリが不足すると処理が遅くなることがあります。作業前に他のアプリを閉じてメモリを確保してください。

Q: 結合後にパスワード保護は設定できますか?

A: 「ファイル」→「PDFとして書き出す…」ダイアログでパスワード設定のオプションが表示されます。「セキュリティオプション…」または「パスワードを設定」を選択し、開くためのパスワードを設定してから保存できます。

【出典・参照元】

Appleサポート「Macの『プレビュー』でPDFを結合する」

Appleサポート「MacでファイルをPDFに結合する」

MacのプレビューでPDF作業を高速化する実践ガイド

MacでPDFを結合する方法3選

MacのFinderでPDFファイルを結合する簡単ショートカット