WordでCtrl+Enterを押すだけで改ページが完了し、空行連打によるレイアウト崩れを防げます。Microsoft公式サポートも同手順を推奨しており、削除・空白ページ対処まで本記事で全手順を解説します。

目次

この記事でわかること

改ページの挿入はCtrl+Enterの1操作で完結します。空行連打によるレイアウト崩れの解消法と、空白ページ・削除・セクション区切りとの使い分けまで、この記事を読めば迷わず操作できます。

この記事の結論

Wordの改ページはCtrl+Enterで3秒で完了します。空行を何行も入れる方法はレイアウト崩れの原因になるため、改ページ機能が唯一の正解です。削除・空白ページ対処・セクション区切りとの使い分けも、この記事を読み終えれば迷わずに操作できます。

今日やるべき1つ

現在作業中のWordファイルを開き、ページを分けたい位置にカーソルを置いてCtrl+Enterを押してください。これだけで改ページが入ります(所要時間:約10秒)。

状況別ショートカット

状況読むべきセクション所要時間
まず改ページを入れたいWord改ページは3手順で挿入完了約2分
ショートカットキーで素早く操作したいWord改ページはCtrl+Enterで3秒完了約1分
改ページを消したい・見つからないWord改ページの削除は編集記号表示で解決約3分
空白ページが出て困っているWord改ページ後の空白ページは3原因で解決約4分
ページ区切りとの違いが知りたいWordページ区切りとセクション区切りは目的で使い分け約3分

Word改ページは3手順で挿入完了

Wordで文書を作っているとき、「ここからは次のページに送りたい」という場面は誰でも一度は経験します。Enterキーを何度も押して位置を調整しようとすると、印刷時やPDF化のタイミングでレイアウトが崩れます。改ページ機能を使うことが基本です。なお、WordのPDF変換でも改ページが正しく機能していないとレイアウト崩れの原因になるため、ここで正しい使い方を覚えておくと後々の作業がスムーズになります。

改ページはページを強制的に切り替える機能

改ページとは、カーソルを置いた位置でページを強制的に終わらせ、次のページの先頭から文章を続ける機能です。Microsoft公式サポートでも、「ページの終わりにしたい位置へカーソルを置き、[挿入]>[ページ区切り]に進む」という手順が案内されています。空行を何行も入れる操作は代替にならず、フォントサイズや行間の設定が変わるだけでページ位置は保証されません。改ページを使えば、編集を続けても次のページの開始位置がずれない構造になります。

挿入メニューからの手順は3ステップ

挿入メニューを使う方法は3ステップで完了します。まず、ページを分けたい文末にカーソルを置きます。次に、画面上部の「挿入」タブをクリックします。最後に「ページ区切り」を選択すれば、カーソルより後ろの文章が次のページの先頭に移動します(所要時間:約15秒)。「ページ区切り」という名称はメニュー上の表記であり、機能としては改ページと同一です。「挿入」タブ経由でも「レイアウト」タブ経由でも、どちらも同じ改ページが入ります。

レイアウトタブからも同じ改ページが挿入できる

「レイアウト」タブ→「区切り」→「改ページ」という手順でも同じ改ページを挿入できます(moneyforward biz)。こちらの手順はセクション区切りと同じメニュー内にあるため、後から使い分けを覚えるときにも参照しやすい場所です。どちらの手順でも挿入される結果は同じなので、使いやすい方を選んで問題ありません。最初は「挿入」タブの手順を覚えておき、慣れたらCtrl+Enterに移行してください。

CHECK

▶ 今すぐやること:ページを分けたい位置にカーソルを置き、「挿入」→「ページ区切り」をクリックして改ページを1つ入れてみてください(所要時間:約15秒)。

Q:改ページを入れるとき、カーソルはどこに置けばよいですか?

A:次のページに送りたい文章の直前に置きます。たとえば「第2章」という見出しを次ページの先頭にしたい場合は、「第2章」の文字の直前にカーソルを置いてからCtrl+Enterを押します。

Q:「挿入」タブに「ページ区切り」が見当たりません。

A:Wordのバージョンによっては「挿入」タブ内の表示位置が異なります。見当たらない場合は「レイアウト」→「区切り」→「改ページ」の手順も試してみてください。どちらも同じ機能です。

Word改ページはCtrl+Enterで3秒完了

毎回メニューを開くのが手間と感じるなら、ショートカットキーを覚えてください。改ページはキー1つで完了するため、頻繁に使う操作であれば作業速度が大幅に上がります。作業効率を上げる仕組みとして、Wordのショートカット習得は最もコストパフォーマンスの高い投資の一つです。

WindowsはCtrl+Enter、MacはCommand+Enter

Windowsの場合はCtrl+Enter、Macの場合はCommand+Enterが改ページのショートカットです(参考:lifestyle.assist-all.co.jp)。操作の流れは共通で、「改ページを入れたい位置にカーソルを置く」→「ショートカットキーを押す」の2ステップで完了します。カーソル位置さえ正確であれば、メニューを開く必要はありません。1日に10回改ページを入れる作業があれば、ショートカットを使うことで操作時間を大幅に削減できます。

F5キーでカーソル位置を素早く移動する組み合わせ技

F5キーを押すと「ジャンプ」ダイアログが開き、ページ番号を指定してカーソルを移動できます。目的のページに移動してからCtrl+Enterで改ページを入れると、長い文書でのカーソル移動時間を短縮できます(所要時間:約10秒)。「どこにカーソルがあるか分からなくなった」という場面でも、この組み合わせを使うとカーソル位置を即座に把握できます。

ショートカットキーを使う際の1つの注意点

日本語入力(IME)がオンの状態でCtrl+Enterを押すと、ショートカットが動作しないケースがあります。この場合はIMEをオフ(英数入力モード)にしてから再度試してください。入力モードを確認するだけで解決するため、「Ctrl+Enterが効かない」という場合の最初の確認事項として覚えておいてください。Wordを再起動する必要はありません。まずIMEのオン・オフだけ確認してください。

CHECK

▶ 今すぐやること:現在開いているWordファイルで、改ページを入れたい位置にカーソルを置き、Ctrl+Enterを押してください(所要時間:約5秒)。

Q:Ctrl+Enterを押しても何も変化がないように見えます。

A:改ページが入っても画面上では変化が分かりにくい場合があります。「ホーム」タブの「編集記号の表示/非表示(¶)」ボタンをオンにすると「—改ページ—」という表示が現れ、挿入を確認できます。

Q:MacでCommand+Enterが効きません。

A:Mac版WordではCommand+Enterが標準のショートカットですが、システムのショートカットと競合している場合があります。その際は「挿入」→「ページ区切り」のメニュー操作を使ってください。

Word改ページの操作を3分で自己診断

以下の質問に順番に答えることで、対処法を3分で特定できます。

Q1:改ページを入れたあと、文章は次のページの先頭に移動しましたか?

はい → Q2へ進んでください。

いいえ → カーソルを正しい位置に置けていない可能性があります。「送りたい文章の先頭」にカーソルを置き直し、再度Ctrl+Enterを試してください。Result Aへ。

Q2:意図しない場所に空白ページが出現していますか?

はい → 不要な改ページか余分な段落記号が原因です。編集記号を表示してから確認してください。Result Bへ。

いいえ → Q3へ進んでください。

Q3:改ページを削除しようとしたが、削除できていますか?

はい → 操作は完了しています。Result Cへ。

いいえ → 編集記号が非表示のまま削除しようとしている可能性があります。Result Dへ。

Result A:カーソル位置を修正するだけで解決します。

送りたい文章(例:「第2章」という文字)の直前にカーソルを置き、Ctrl+Enterを1回だけ押してください。

Result B:空白ページの解消が次の対処です。

「ホーム」タブの「¶」ボタンをオンにし、余分な「—改ページ—」や段落記号(¶)を削除してください。詳細は「Word改ページ後の空白ページは3原因で解決」のセクションを参照してください。

Result C:現在の操作は正しい状態です。

文書全体を印刷プレビューで確認し、ページが意図通りに分かれているかを最終確認してください。

Result D:編集記号を表示してから削除操作を行ってください。

「ホーム」タブの「¶」をクリックして編集記号を表示し、「—改ページ—」の行をクリック選択してDeleteキーを押します。詳細は次のセクションを参照してください。

CHECK

▶ 今すぐやること:「ホーム」タブの「¶」ボタンをクリックして編集記号を表示し、改ページ記号が正しい位置にあるかを確認してください(所要時間:約30秒)。

Q:改ページを入れたのに次のページへ移動しない場合の確認事項は何ですか?

A:カーソルの位置が間違っている可能性が高いです。「送りたい文章の先頭」にカーソルを置いているかを再確認してください。文末ではなく文頭にカーソルを置くのが正しい操作です。

Q:Wordのバージョンによって操作が変わりますか?

A:基本的な改ページ挿入(Ctrl+Enter、挿入メニュー)はWord 2016以降でほぼ共通です。Word 2013以前は一部メニューの表示位置が異なる場合があります。

Word改ページの削除は編集記号表示で解決

改ページを削除しようとしても「どこにあるか分からない」という経験は、Wordを使い始めた方に共通の悩みです。編集記号を表示することで、改ページの位置が一目で分かるようになります。

編集記号をオンにして改ページを見える化する

「ホーム」タブの右側にある「¶(段落記号)」ボタンをクリックすると、通常は非表示の編集記号がすべて表示されます。改ページが入っている位置には「—改ページ—」という表示が現れ、その行をクリックで選択してDeleteまたはBackspaceキーを押すと削除できます(所要時間:約30秒)。編集記号を非表示のまま削除しようとしても改ページ記号を選択できないため、必ずこの手順を踏んでください。

DeleteキーとBackspaceキーの使い分け

改ページ記号の直前にカーソルを置いた状態でDeleteキーを押すと削除できます。改ページ記号の直後にカーソルを置いた状態ではBackspaceキーを使います(NEC LAVIEサポート)。どちらを使うかはカーソルの位置によって決まります。「改ページ記号の行をクリックしてDeleteキー」と覚えておくと操作ミスが最も少なくなります。Ctrl+Zを繰り返して削除しようとする必要はありません。編集記号を表示してから直接削除する方が確実で速いです。

複数の改ページを一括で探す方法

文書内の改ページをすべて確認したい場合は、「ホーム」タブの「検索と置換」(Ctrl+H)を使います。検索欄に「^m」(改ページの検索記号)を入力し、「すべて検索」を実行すると文書内の改ページがすべてハイライト表示されます(所要時間:約1分)。一括削除する場合は、置換欄を空白のままにして「すべて置換」を実行します。一括削除後は必ず文書全体を確認し、意図した改ページまで消えていないかチェックしてください。

CHECK

▶ 今すぐやること:「ホーム」タブの「¶」ボタンをオンにし、削除したい「—改ページ—」の行を選択してDeleteキーを押してください(所要時間:約30秒)。

Q:編集記号を表示したのに改ページ記号が見当たりません。

A:改ページではなく段落記号(¶)が大量に入っている可能性があります。空白ページの原因が段落記号の場合は、余分な¶を選択してDeleteキーで削除してください。

Q:改ページを削除したら文章の配置が変わってしまいました。

A:改ページを削除すると、それ以降の文章が前のページに連結されます。これは正常な動作です。削除後に再度Ctrl+Enterで必要な位置に改ページを入れ直してください。

Word改ページ後の空白ページは3原因で解決

改ページを入れたあとに意図しない空白ページが出る問題は、Wordを使う中でよく経験する悩みです。原因は大きく3つに分類できるため、順番に確認すると解決までの時間を最小限にできます。

原因1:不要な改ページが2回連続で入っている

編集記号を表示して「—改ページ—」が連続していないか確認してください。2行連続で改ページが入っている場合、1つ余分な空白ページが生成されます。片方の改ページを選択してDeleteキーで削除するだけで解消します(所要時間:約20秒)。どちらを消せばよいか分からない場合は、上の改ページから削除すると文章の連続性を保ちやすいです。

原因2:段落記号が余分に残っている

改ページを削除した後も、段落記号(¶)が1行だけ残っている場合があります。この段落記号がページを占有し、空白ページとして表示されることがあります(moneyforward biz)。編集記号を表示して、空白ページ上の¶を選択しDeleteキーで削除してください。余白設定や次ページの書式が段落記号に紐づいている場合は削除後に書式が変わることがあるため、削除前に文書を保存してから作業してください。

原因3:余白・用紙サイズ設定がページを押し出している

本文の末尾の文章が、余白設定の関係でページに収まりきらずに次ページに溢れているケースもあります。この場合は改ページではなく余白設定が原因です。「レイアウト」タブ→「余白」から余白を若干小さくすると、文章が1ページに収まり空白ページが消えることがあります(所要時間:約2分)。余白を変えると文書全体の見た目が変わるため、提出書類の場合は規定の余白サイズを守ってください。余白を変えずに対処したい場合は、フォントサイズや行間を微調整する方が安全です。

CHECK

▶ 今すぐやること:編集記号を表示し、空白ページ上に「—改ページ—」か「¶」が余分に存在しないかを確認してください(所要時間:約40秒)。

Q:空白ページを削除しようとしてもページ自体が消えません。

A:空白ページを「ページごと削除」する機能はWordにありません。空白ページの原因(不要な改ページや段落記号)を削除することで、結果としてページが消えます。ページを直接削除しようとする必要はありません。

Q:印刷すると空白ページが出るが画面上では問題ありません。

A:印刷設定で「両面印刷」が有効になっていると、ページ数の調整のために自動的に空白ページが挿入される場合があります。印刷ダイアログの設定を確認し、両面印刷をオフにすることで解消できます。

Wordページ区切りとセクション区切りは目的で使い分け

ページ区切りとセクション区切りは名称が似ていますが、用途は明確に異なります。どちらを使うべきか迷った場合は「書式を分けるかどうか」だけを判断基準にしてください。

ページ区切りは改ページと同じ機能

Wordのメニューでいうページ区切りは、「挿入」タブから実行する改ページと同一の機能です(blog.curio-shiki.com)。名前が違うために混乱しやすいですが、「ページ区切り=改ページ」と覚えておけば問題ありません。

セクション区切りはページ番号やレイアウトを分ける場面で使う

セクション区切りは、文書内でページ番号の書式を途中から変えたい場合、特定のページだけ横向きにしたい場合、ヘッダー・フッターを途中から変更したい場合に使う機能です(findjoyinlearning.com)。たとえば表紙はページ番号なし、2ページ目以降はページ番号ありという設定をする場合は、セクション区切りが必要です。単純にページを分けるだけなら改ページで十分であり、セクション区切りを使う必要はありません。

使い分けの判断基準は「書式を分けるかどうか」

「ページを分けるだけ」であれば改ページ(ページ区切り)を使い、「ページ番号・余白・ヘッダー・フッターなどの書式を途中から変える」場合にセクション区切りを使います。この基準さえ覚えておけば、9割のケースで迷わずに選択できます。セクション区切りを誤って使うと書式が複雑になり、後から修正する手間が増えます。まず改ページで試してから書式変更が必要になったときにセクション区切りに移行するのが、実務での安全な進め方です。なお、文書を最終的にPDFとして納品する場合は、ExcelのPDF変換と同様に、出力前に全ページを確認する習慣を持つと安心です。

機能名別名主な用途向いているケース
改ページページ区切りページを分けるだけ章の区切り、見出しを次ページへ送る
セクション区切り(次のページ)なし書式・ページ番号を分ける表紙とページ番号を別設定にしたい
セクション区切り(連続)なし同一ページ内でレイアウトを分ける段組みを部分的に適用したい

CHECK

▶ 今すぐやること:ページを分けるだけの用途であれば改ページ(Ctrl+Enter)を使い、ページ番号や余白を途中から変えたい場合のみ「レイアウト」→「区切り」からセクション区切りを選んでください(所要時間:判断5秒、操作15秒)。

Q:セクション区切りを誤って挿入した場合はどうすればよいですか?

A:編集記号を表示すると「=====セクション区切り=====」という表示が現れます。この行を選択してDeleteキーで削除すれば解除できます。セクション区切りを削除すると、その前後の書式が統合されるため、文書の見た目が変わる場合があります。

Q:ページ番号を途中のページから「1」にリセットしたい場合はどの機能を使いますか?

A:セクション区切り(次のページ)を挿入し、新しいセクションのヘッダー・フッターで「前と同じ設定」を解除してからページ番号の開始値を1に設定します。

Word改ページは5つの仕組みで作業を効率化

ここまでの基本操作を押さえたうえで、実務での作業効率をさらに上げるための具体的な方法を5つ紹介します。「なんとなく使えている」状態から「意図通りに使いこなせる」状態に移行するための仕組みです。

ハック1:改ページ前にカーソル位置を確認する習慣で操作ミスを減らす

【対象】:改ページを入れる位置を間違えて何度もCtrl+Zで戻している方

【手順】:「送りたい文章の先頭」にカーソルを置く前に、ステータスバーで現在のページ番号とカーソル位置を確認します(所要時間:約5秒)。カーソルが目的の位置にあることを視覚で確認してからCtrl+Enterを押し、改ページ後に編集記号(¶ボタン)で「—改ページ—」が正しい位置に入ったことを確認して作業を続けます。

【ポイントと理由】:「Ctrl+Enterを押してからカーソル位置が間違っていたことに気づく」という流れで操作ミスが起きます。「カーソル確認→挿入→確認」という3段階を習慣にするだけで、やり直し操作(Ctrl+Z)を使う頻度が大幅に減ります。ステータスバーのページ番号表示を見る2秒のひと手間が、修正に要する時間を節約します。

【注意点】:カーソル確認のためにスクロールし直す必要はありません。現在の画面表示内でカーソルが見えている状態であれば十分です。スクロールで位置を探す必要があるほど長い文書の場合は、F5キーのジャンプ機能を使う方が効率的です。

ハック2:編集記号を常時表示する設定で削除作業を効率化する

【対象】:改ページの削除や確認のたびに¶ボタンをクリックしている方

【手順】:「ファイル」→「オプション」→「表示」を開きます(所要時間:約20秒)。「常に画面に表示する編集記号」の項目で「段落記号」にチェックを入れ、「OK」をクリックして設定を保存します。次回以降のWord起動時も編集記号が常時表示されます。

【ポイントと理由】:入門書では「作業が終わったら¶をオフにする」と案内されていますが、実務では編集記号を常時表示にしておく方がトラブルの発見が早くなります。改ページ・段落記号・タブ記号がすべて見えている状態で作業すると、空白ページや書式崩れの原因を即座に特定できます。常時表示にすると画面がにぎやかに見えますが、数日で慣れます。

【注意点】:編集記号を常時表示にしても、印刷やPDFに編集記号は出力されません。画面上だけの表示であるため、提出用文書に影響が出る心配はありません。

ハック3:見出しスタイルの「段落前改ページ」設定で自動改ページを仕組み化する

【対象】:章ごとに手動でCtrl+Enterを押して改ページを入れている方

【手順】:「ホーム」タブで「見出し1」スタイルを右クリックし「変更」を選択します(所要時間:約20秒)。「書式」→「段落」→「改ページと改行」タブを開き、「段落前で改ページする」にチェックを入れて「OK」をクリックします。これ以降、見出し1スタイルを適用した段落は自動的に前に改ページが入ります。

【ポイントと理由】:手動で入れた改ページは文章を追記・削除するたびに位置がズレる可能性があります。スタイルに設定した自動改ページは見出しが移動しても常に見出し直前に付いてくるため、ページ数の多い文書では作業時間の節約になります。

【注意点】:この設定は「見出し1」スタイルに対して行うため、スタイルを使っていない(手動で文字を大きくしているだけの)見出しには効果がありません。スタイルを活用していない文書には適用できないため、まずスタイルを使う習慣をつけることが前提になります。

ハック4:印刷プレビューで確認してから保存する手順で提出ミスをゼロにする

【対象】:印刷またはPDF化したあとにレイアウト崩れに気づく方

【手順】:Ctrl+Sで保存したあと、Ctrl+F2で印刷プレビューを開きます(所要時間:約5秒)。全ページを縮小表示(「ズームアウト」で1ページあたりのサイズを縮小)して、改ページ位置・空白ページ・見出し位置を俯瞰で確認します(所要時間:約30秒)。問題がなければESCで通常表示に戻り、PDF化または印刷に進んでください。

【ポイントと理由】:編集画面ではページのつながりが分かりにくく、実際に印刷したときの改ページ位置を正確に把握できないことがあります。Ctrl+F2という1つのショートカットでプレビューが開くため、保存と確認をセットの習慣にするだけで提出ミスを防げます。

【注意点】:印刷プレビューで確認するだけでよく、実際に試し印刷する必要はありません。プレビューで問題ないと判断できた段階でPDF化や本印刷に進んでください。

ハック5:Ctrl+Zで改ページを即座に取り消す習慣でやり直し時間を短縮する

【対象】:改ページを入れ間違えたときにどう戻せばよいか迷う方

【手順】:改ページを入れた直後に位置が違うと気づいたら、すぐにCtrl+Zを1回押します(所要時間:約3秒)。改ページが消えたことを画面で確認してから、正しい位置にカーソルを移動します。再度Ctrl+Enterで改ページを挿入し、編集記号で位置を確認して完了です。

【ポイントと理由】:Ctrl+Zを1回押すだけで直前の操作を取り消せるため、入れ間違えた直後であれば素早く元に戻せます。操作直後であればCtrl+Zが最も速く、失敗を修正するための複雑な手順は不要です。

【注意点】:Ctrl+Zで戻れる操作の数はWordの設定(デフォルトで最大100回)で決まっています。他の作業を多くこなした後では改ページ挿入の操作まで遡れない場合があります。時間が経った後で削除する場合は、編集記号を表示してからDeleteキーで削除する通常手順を使ってください。

CHECK

▶ 今すぐやること:自分が最も使いそうなハックを1つ選び、現在のWordファイルで今日中に試してください。ハック1はカーソル確認→Ctrl+Enter→¶確認のサイクルを1回実行するだけです(所要時間:約30秒)。

Q:見出しスタイルに自動改ページを設定すると、すべての見出しでページが変わってしまいますか?

A:はい、設定した見出しスタイルを適用した段落のすべてに改ページが入ります。章の途中に見出し2(小見出し)がある場合はそちらには設定せず、見出し1(章タイトル)のみに適用すると意図通りの結果になります。

Q:改ページを使わずにページを調整する方法はありますか?

A:行間・余白・フォントサイズの調整でページに収まる場合もありますが、これらはレイアウト全体に影響するため改ページより調整が複雑です。ページを明確に分けたい場合は改ページを使ってください。

Word改ページ操作は7項目でチェック

これまでの操作を自分で確認できるように、チェックリストを用意しました。提出前の最終確認や操作に迷ったときの確認用として使ってください。

チェック項目確認内容対処方法
挿入できているか改ページを入れたい位置の文章が次ページ先頭に移動しているかカーソルを「送りたい文章の先頭」に置き直してCtrl+Enter
位置は正しいか編集記号(¶)をオンにして「—改ページ—」が正しい行にあるか誤った位置の改ページを選択してDelete、正しい位置に再挿入
空白ページがないか余分な「—改ページ—」や¶が連続していないか余分な改ページ・段落記号を選択してDelete
複数の改ページ漏れがないかCtrl+Hで「^m」検索して文書内の改ページをすべて確認しているか見落とした改ページを修正または削除
セクション区切りと混在していないか編集記号で「=====セクション区切り=====」が意図せず入っていないか不要なセクション区切りを選択してDelete
印刷プレビューで確認したかCtrl+F2でプレビューを開き全ページを俯瞰確認しているか問題があれば該当ページの改ページを修正
IMEがオフになっているかCtrl+Enterが効かない場合にIME(日本語入力)がオフになっているかタスクバーのIMEアイコンをクリックして「A(英数)」に切り替え

Wordの改ページ操作でつまずく場面のほとんどは、上の7項目を順番に確認すると解決できます。「空白ページ」と「ショートカットが効かない」は、このチェックリストで原因を特定できます。

CHECK

▶ 今すぐやること:上の7項目を上から順番に確認し、自分のWordファイルで問題がないことを確認してください(所要時間:約3分)。

Q:チェックリストをすべて確認したのに空白ページが消えません。

A:余白設定が原因の場合があります。「レイアウト」→「余白」で余白を少し小さくするか、空白ページ上にある段落記号のフォントサイズを1ptに変更することで空白のスペースを最小化できます。

Q:Word Online(ブラウザ版)でも同じ操作ができますか?

A:Word OnlineでもCtrl+Enterで改ページを挿入できますが、「レイアウト」タブや書式設定の一部機能はデスクトップ版より制限されています。本格的なレイアウト調整はデスクトップ版のWordを使ってください。

Word改ページはCtrl+Enterで完結

WordでのCtrl+Enter、これだけが改ページの基本操作です。空行を連打する方法はレイアウト崩れの原因になるため、すべての操作を改ページ機能に置き換えることが長期的な文書管理の効率化につながります。削除・空白ページ対処・セクション区切りとの使い分けも、編集記号を表示する習慣を持つだけで9割の問題は解決できます。

まずCtrl+Enterを1回使ってみてください。次に¶ボタンで編集記号を表示する習慣をつけると、Wordの文書管理全体がスムーズになります。なお、Word文書の最終的な納品形式としてWordのPDF変換を行う際も、改ページが正しく設定されているかどうかが変換後のレイアウトに直結します。提出前に必ず確認しておきましょう。

状況次の一歩所要時間
改ページを初めて使いたいカーソルを置いてCtrl+Enter約10秒
空白ページを解消したい編集記号をオンにして余分な改ページ・¶を削除約2分
改ページを削除したい¶ボタンをオン→改ページ行を選択→Delete約30秒
見出しで自動改ページを使いたい見出しスタイルに「段落前改ページ」を設定約2分
提出前に最終確認したいCtrl+F2でプレビューを開いて全ページ確認約1分

Word改ページに関するよくある質問

Q:改ページとページ区切りは別の機能ですか?

A:Wordの操作上は同じ機能です。「挿入」タブの「ページ区切り」を実行しても、Ctrl+Enterを押しても、「レイアウト」タブの「区切り」→「改ページ」を実行しても、すべて同じ改ページが挿入されます。名称が複数あるために混乱しやすいですが、機能の結果は同一です。

Q:改ページを使うとファイルサイズは大きくなりますか?

A:改ページ1つあたりのデータ量は非常に小さく、実用的な文書の範囲では気にする必要はありません。数百ページの文書であっても、改ページ数によってファイルサイズが大きく変わることはありません。

Q:Wordを閉じて再度開いたら改ページがなくなっていました。

A:Ctrl+Sで保存をせずにWordを閉じた場合、最後の保存以降の変更がすべて失われます。改ページを入れたら必ずCtrl+Sで保存する習慣をつけてください。自動保存機能(OneDrive接続時)を有効にしておくと、保存忘れのリスクをさらに減らせます。

Q:改ページが入ると印刷時にページ番号がズレますか?

A:改ページ自体がページ番号に影響することはありません。ページ番号はヘッダー・フッターの設定に基づいて自動的に付与されるため、改ページを追加・削除してもページ番号は正しく更新されます。

Q:セクション区切りを削除したらページ番号がすべて1になってしまいました。

A:セクション区切りを削除すると、前後のセクションの書式が統合されます。ページ番号の設定も統合されるため、どちらかの設定に揃ってしまいます。Ctrl+Zで削除を取り消し、セクション区切りを残したままページ番号の設定を調整してください。

【出典・参照元】

Wordに改ページを挿入する – Microsoft サポート

改行と改ページ – Microsoft サポート

Word(ワード)で改ページを挿入するには? – moneyforward biz

Wordのページ設定・区切り・番号の使い方 – moneyforward biz

Word ページの途中から改ページして次ページの先頭に移動 – NEC LAVIEサポート

wordで改ページの正しい使い方と挿入・解除方法完全ガイド – lifestyle.assist-all.co.jp

Wordの「ページ区切り」と「改ページ」は違うものだった – blog.curio-shiki.com

Word文書でセクション区切りを活用する – findjoyinlearning.com