Wordのセクション区切りは、1つの文書内でページごとにレイアウトや書式を変えられる機能です。挿入は「レイアウト→区切り→セクション区切り」の3クリックで完了します。この記事では挿入・表示・削除から横向きページ・ページ番号の実務応用まで一括解説します。
この記事でわかること
Wordセクション区切りの挿入は3クリック・30秒で完了します。改ページとの違いを把握することで、途中ページだけ横向きにしたりページ番号を1から振り直したりといった実務的な書式操作を、文書全体のレイアウトを崩さずに実現できます。編集記号を表示して区切り位置を確認する習慣を身につけると、削除時の書式崩れも防げます。
この記事の結論
Wordのセクション区切りは、変えたい範囲の直前にカーソルを置き、「レイアウト→区切り」から種類を選ぶ手順で挿入できます。改ページと違い、セクション区切りはページごとにレイアウトや書式を独立させます。途中ページを横向きにしたりページ番号を振り直したりする操作も、この機能で実現します。操作がうまくいかない場合は、編集記号を表示して区切り位置を確認してから削除・再挿入するのが最短の解決策です。
今日やるべき1つ
Wordの「ホーム」タブにある「編集記号の表示/非表示」ボタン(¶マーク)をクリックし、文書内のセクション区切りの位置を今すぐ確認してください(所要時間:30秒)。
状況別ショートカット
| 状況 | 読むべきセクション | 所要時間 |
| セクション区切りを初めて使う | Wordセクション区切りは3クリックで挿入 | 2分 |
| 改ページとの違いが分からない | セクション区切りと改ページは目的で使い分け | 2分 |
| 途中ページだけ横向きにしたい | 横向きページは2つのセクション区切りで実現 | 3分 |
| ページ番号を途中から振り直したい | ページ番号はセクションごとに設定で独立 | 3分 |
| ヘッダー・フッターをページで分けたい | ヘッダー・フッターは「前と同じ」解除が鍵 | 3分 |
| 区切りが見つからず削除できない | セクション区切りは編集記号表示で確認して削除 | 2分 |
Wordセクション区切りは3クリックで挿入
実際の挿入操作は3クリックで完結します。まず機能の全体像を把握してから操作に入ることで、迷わずに使いこなせるようになります。
セクション区切りの役割は書式の独立
Wordのセクション区切りは、1つの文書を複数の独立したブロックに分割する機能です(Microsoft Support: セクション区切りを使用してレイアウトや書式設定を変更する)。セクションごとに余白・用紙の向き・ヘッダー・フッター・ページ番号を個別に設定できるため、1つの文書の中で「表紙は縦向き・図面ページは横向き・本文は別のヘッダー」といった構成が可能になります。セクション区切りがなければ、こうしたレイアウトを1つの文書内で実現することは事実上できません。フリーランスが扱う提案書・報告書・マニュアルのように複数の体裁が混在する文書では、セクション区切りの理解が文書の完成度を決定づけます。

セクション区切りの種類は4つ
Wordのセクション区切りには4種類あり、用途によって使い分けます(Microsoft Support: セクション区切りを挿入する)。「次のページから開始」は最も頻繁に使われ、新しいセクションを次のページの先頭から開始します。「現在の位置から開始」は改ページを伴わず、同一ページの途中から新しいセクションを始めるため、段組みの一部だけを変える場面に向いています。「偶数ページから開始」と「奇数ページから開始」は、製本を前提にした資料で左右ページを揃える際に使います。フリーランスの実務文書では「次のページから開始」と「現在の位置から開始」の2種類を押さえておけば、9割のケースに対応できます。
セクション区切りの挿入手順は3ステップ
挿入の操作は次の手順で完了します(Microsoft Support: セクション区切りの挿入・削除・変更)。まずカーソルを「書式を変えたい範囲の直前の行末または段落先頭」に置きます。次に画面上部の「レイアウト」タブをクリックし、「区切り」ボタンを選択します。最後に表示されるメニューから「セクション区切り」の中にある目的の種類を選びます。「カーソル位置は区切りを入れた時点から後のセクションに影響する」という原則を覚えておくと、どこに挿入すればよいか迷わなくなります。最初から正確な位置を決める必要はなく、編集記号を表示しながら確認と調整を繰り返すほうが結果的に速く仕上がります。
CHECK
▶ 今すぐやること: 提案書や報告書など手元の実務ファイルを開き、レイアウトを変えたいページの直前にカーソルを置いて「レイアウト→区切り→次のページから開始」を選択し、セクション区切りを1つ挿入してください(所要時間:2分)
Q: セクション区切りはWordのどのバージョンから使えますか?
A: Word 2003以降のすべてのバージョンで使用できます。「レイアウト」タブからの操作経路はWord 2007以降のリボンインターフェース導入とともに標準化されており、Microsoft 365でも同一の手順で操作できます(Microsoft Support)。
Q: セクション区切りを挿入しても見た目が変わりません。正しく入れられていますか?
A: セクション区切り自体は印刷されない制御文字のため、通常の表示では見えません。「ホーム」タブの「¶(編集記号の表示/非表示)」をクリックすると、「セクション区切り(次のページから)」などの文字が文書内に表示され、挿入を確認できます。
セクション区切りと改ページは目的で使い分け
書式を変える必要がないなら改ページで十分で、書式を変えるならセクション区切りが必須です。この一線を把握するだけで、どちらを使うべきか迷わなくなります。
改ページは単純な「次のページへの移動」
改ページは、カーソル以降の内容を次のページの先頭に送るだけの機能です。レイアウトや書式には一切影響せず、「この段落を次のページで始めたい」という場合に使います。挿入は「レイアウト→区切り→ページ区切り」または「Ctrl+Enter」で行います。書式を変える予定がない文書ならば改ページのほうがシンプルで管理しやすく、セクション区切りを使いすぎると削除時の管理が煩雑になります。改ページで済むケースにセクション区切りを使うのは避けてください。
セクション区切りは「書式の境界線」
セクション区切りは改ページの機能に加えて、「ここから後は別の書式設定が適用される」という境界線を文書内に作ります。余白・用紙の向き・ヘッダー・フッター・段組みをページ単位で独立させたい場合にだけ使うものです。「見た目の区切り」が目的なら改ページ、「書式の区切り」が目的ならセクション区切りと判断すれば間違いありません。議事録テンプレートや報告書など複数の体裁が混在する文書を作成する際は、この使い分けを最初に意識することで作業効率が上がります。

用途別の使い分け早見表
| 目的 | 使うべき機能 | 操作 |
| 次のページで段落を始めたい | 改ページ | Ctrl+Enter |
| 途中ページだけ横向きにしたい | セクション区切り(次のページから) | レイアウト→区切り |
| ページ番号を途中からリセットしたい | セクション区切り(次のページから) | レイアウト→区切り |
| ヘッダー・フッターをページで分けたい | セクション区切り(次のページから) | レイアウト→区切り |
| 同一ページで段組みを変えたい | セクション区切り(現在の位置から) | レイアウト→区切り |
CHECK
▶ 今すぐやること: 手元の文書でCtrl+Enterで入れた改ページを確認し、そこで書式変更が必要かどうかを判断してください。書式変更が不要なら改ページのままでOKです(所要時間:1分)
Q: 改ページをセクション区切りに変換できますか?
A: 直接変換はできません。改ページをDeleteで削除した後、同じ位置にセクション区切りを挿入し直す手順を取ります。削除前に編集記号を表示して区切りの位置を正確に確認するとスムーズです。
Q: 「ページ区切り」と「セクション区切り(次のページから)」は同じですか?
A: 異なります。ページ区切りは書式への影響がなく、セクション区切り(次のページから)は以降のセクションで書式を独立して設定できる点が決定的に違います。
セクション区切りの使い方を3分で診断
自分がどのセクション区切り機能を使うべきか、次の質問で絞り込めます。
Q1: 文書の中でページごとに書式(向き・余白・ヘッダー)を変えたいですか?
Yesの場合 → Q2へ進んでください。
Noの場合 → 改ページ(Ctrl+Enter)で十分です。セクション区切りは不要です。
Q2: 変えたいのは用紙の向き(横向き)や余白だけですか?それともページ番号・ヘッダー・フッターも変えますか?
用紙の向きや余白だけの場合 → 「次のページから開始」を使い、対象ページの前後にセクション区切りを入れてください。
ページ番号・ヘッダー・フッターも変える場合 → Q3へ進んでください。
Q3: ページ番号は途中から「1」に戻したいですか?それともヘッダーだけ別の文字にしたいですか?
ページ番号を「1」から振り直したい場合 → 「次のページから開始」を挿入後、ページ番号の書式設定で「開始番号」を指定してください。
ヘッダーの文字だけ変えたい場合 → 「次のページから開始」を挿入後、ヘッダー編集画面で「前と同じヘッダー/フッター」を解除してください。
Result A(改ページで十分なケース): 書式変更の予定がなければ改ページを使い続けてください。セクション区切りを追加する必要はありません。
Result B(セクション区切りが必要なケース): 「次のページから開始」を基本に、変えたい範囲の前後にセクション区切りを挿入し、各セクションで個別に書式を設定してください。
CHECK
▶ 今すぐやること: 上の質問に沿って自分の文書に必要な機能を特定し、該当する操作手順のセクションに進んでください(所要時間:3分)
Q: セクション区切りを入れたら文書全体のレイアウトが崩れました。どうすればいいですか?
A: セクション区切りを削除すると、削除した区切りより前のセクションの書式設定が失われる場合があります。Ctrl+Zで操作を取り消してから、編集記号を表示して区切りの位置を確認し、意図した場所に正しく入っているかを確かめてください。
Q: 1つの文書にセクション区切りはいくつまで入れられますか?
A: 技術的な上限はありませんが、セクションが増えるほど管理が複雑になります。フリーランスの実務文書では3〜5セクションで収めると管理しやすくなります。
Wordセクション区切りは5つの仕組みで使いこなす

ハック1: 横向きページは2つのセクション区切りで実現
【対象】: 提案書や報告書の途中ページだけを横向きにしたいフリーランス
【手順】:
横向きにしたいページの直前の行末にカーソルを置き、「レイアウト→区切り→次のページから開始」を選択します(所要時間:30秒)。次に横向きにしたいページの最後の行末にカーソルを移し、同じ手順でもう1つセクション区切りを挿入します(30秒)。最後に横向きページ内(2つの区切りの間)にカーソルを置いた状態で「レイアウト→印刷の向き→横」を選択します(10秒)。
【コツと理由】:
「前後にセクション区切りを置いて対象ページを挟む」ことで、他のページに影響を与えずに横向きを適用できます。Wordの書式設定はセクション単位で適用されるため、対象ページを独立したセクションにしない限り、向きの変更が文書全体に波及します。横向きページの前後に区切りを置く手順を覚えておくと、向きに限らず余白変更にも同じ考え方を応用できます。
【注意点】:
横向きページへの変更後に「前後のページも横向きになった」と感じた場合は、セクション区切りの位置がずれている可能性があります。編集記号を表示して2つの区切りが正しいページの境界に入っているか確認してください。横向きにしたいページが連続していない場合は、ページごとに前後に区切りを入れる必要があります。「文書全体を横向きにしてから縦に戻す」操作は余分な区切りが増えるため、使わない手順です。
ハック2: ページ番号はセクションごとに設定で独立
【対象】: 提案書の本文部分だけページ番号を1から振り直したいフリーランス
【手順】:
ページ番号を振り直したいページの直前にカーソルを置き、「レイアウト→区切り→次のページから開始」でセクション区切りを挿入します(所要時間:30秒)。次に新しいセクションのページのフッターまたはヘッダーをダブルクリックして編集状態にし、「ヘッダーとフッター」タブの「ページ番号→ページ番号の書式設定」を選択します(30秒)。最後に「連続番号」ではなく「開始番号:1」を選択してOKを押し、「ページ番号の挿入」でページ番号フィールドを追加します(30秒)(ページ番号の詳細設定)。
【コツと理由】:
実務では「表紙・目次は番号なし、本文は1から」という構成が多く、セクションごとに独立して設定するほうがうまくいきます。「開始番号」の指定が鍵で、これを設定しないと前のセクションからの連番が引き継がれます。表紙のセクションではフッターのページ番号フィールドを削除するか、「先頭ページのみ別指定」を使うと番号を非表示にできます。フリーランスの見積書や請求書と同様、提案書でもページ番号の体裁はクライアントへの印象に直結します。

【注意点】:
「開始番号を設定したのにページ番号が変わらない」場合は、前のセクションとヘッダー・フッターがリンクしている可能性があります。ヘッダー・フッターの編集画面で「前と同じヘッダー/フッター」ボタンがオンになっていないかを確認し、オンなら解除してから再設定してください。
ハック3: ヘッダー・フッターは「前と同じ」解除が鍵
【対象】: 章ごとにヘッダーのタイトルを変えたいフリーランス向けマニュアル作成者
【手順】:
まずセクション区切りを挿入し、変更したいセクションのヘッダー部分をダブルクリックして編集状態にします(所要時間:30秒)。「ヘッダーとフッター」タブに表示される「前と同じヘッダー/フッター」ボタンを確認し、強調表示(オン)になっている場合はクリックして解除します(10秒)。解除後にヘッダーの内容を書き換えると、このセクションだけに独立したヘッダーが適用されます(30秒)(ヘッダー・フッターとセクション区切りの関係)。
【コツと理由】:
「前と同じヘッダー/フッター」機能がオンになっている限り、どれだけセクション区切りを挿入しても前のセクションのヘッダーが引き継がれます。これはWordのデフォルト設定のため、見落としがちな落とし穴です。解除をしてから編集するという順序を必ず守ってください。逆に言えば、「前と同じ」を解除しなければ文書全体でヘッダーが統一されるため、章ごとに変えたい場合だけ解除すれば管理がシンプルになります。
【注意点】:
ヘッダーとフッターは独立してリンク設定を持っています。ヘッダーだけ解除してフッターはリンクを維持する、またはその逆も可能です。両方を変えたい場合はヘッダー・フッターそれぞれで「前と同じ」を解除する必要があります。ヘッダーのリンクを解除したからといってフッターも自動で解除されるわけではない点に注意してください。
ハック4: セクション区切りは編集記号表示で確認して削除
【対象】: セクション区切りを削除したいが、場所が分からないフリーランス
【手順】:
「ホーム」タブの「¶(編集記号の表示/非表示)」ボタンをクリックして編集記号を表示します(所要時間:10秒)。文書内に「セクション区切り(次のページから)」などの文字が二重線とともに表示されるので、その行をクリックして選択します(20秒)。選択後にDeleteキーを押すと区切りが削除されます。削除後は書式が変わっていないかを確認し、意図しない変化があればCtrl+Zで取り消してください(10秒)。WordのPDF変換前にこの手順で不要な区切りを整理しておくと、レイアウト崩れを未然に防げます。

【コツと理由】:
セクション区切りを削除すると、削除した区切りより前のセクションの書式が後ろのセクションの書式に上書きされます。前のページのレイアウトが崩れる可能性があるため、削除前に「どちらのセクションの書式が残るか」を把握しておくことが重要です。編集記号を表示せずに区切りを探すのは効率が悪いため、最初から表示する習慣をつけてください。
【注意点】:
「削除したら書式が崩れた」という場合は直ちにCtrl+Zで取り消してください。崩れた後に複数の操作を重ねると取り消しが難しくなります。また、区切りの「上の行末」をクリックして選択するよりも、「区切りの行そのものを行単位で選択してDelete」するほうが確実です。Backspaceキーは意図しない文字削除につながる場合があるため、Deleteキーを使ってください。
ハック5: 挿入前に「何を変えたいか」を決めると迷わない
【対象】: セクション区切りをどこに入れればよいか毎回迷うフリーランス
【手順】:
まず文書を印刷プレビューで確認し、書式を変えたいページを特定します(所要時間:1分)。次に「変えたい範囲の最初のページの直前」と「変えたい範囲の最後のページの直後」の2箇所にセクション区切りを入れる場所をメモします(30秒)。その後、前後の2箇所にセクション区切りを挿入し、内側のセクション(変えたい部分)だけ書式を変更します(1分)。最終確認として印刷プレビューで意図した通りになっているかを確かめます(30秒)。
【コツと理由】:
「変えたい書式を先に決めてからセクション区切りの位置を逆算する」ことで、セクション区切りを入れてから何をするかを考えるより速く正確に仕上がります。Wordのセクション区切りは「変えたい範囲を挟む」設計になっているため、目的が明確なほど挿入位置が自動的に決まります。文書の要件を整理してから操作を始めると、区切りの数が最小限で済み、後の管理も楽になります。企画書の書き方と同様、事前に構成を固めてから作業を始めることで完成度が上がります。

【注意点】:
「とりあえず区切りを入れてから調整する」進め方は、セクションが増えすぎて管理が煩雑になる原因です。特に共同編集の文書では、区切りが多いと修正者が混乱するリスクが上がります。1つの目的に対して原則2つのセクション区切り(範囲の前後)を超えて入れる必要はないと覚えておくと、過剰な挿入を防げます。
CHECK
▶ 今すぐやること: 上の5つのハックのうち、自分の文書の課題に最も近いハック1つを選び、今日中に実際の文書で試してください(所要時間:5分以内)
Q: セクション区切りを使うとファイルサイズが大きくなりますか?
A: セクション区切り自体はごく小さなデータのため、通常の利用範囲ではファイルサイズへの影響はほぼありません。ファイルサイズが大きくなる主な原因は画像や埋め込みオブジェクトです。
Q: セクション区切りはスマートフォンのWordアプリでも使えますか?
A: 閲覧と基本編集は可能ですが、スマートフォン版Wordアプリではセクション区切りの挿入や細かい書式設定の操作が制限される場合があります。実務文書の編集はPC版Wordで行うことをおすすめします。
セクション区切りは編集記号表示で確認して削除
区切りが見えないまま削除しようとして「どこを消せばよいか分からない」という状況は珍しくありません。この操作は一度体験すると確実に身につきます。
編集記号を表示する手順
「ホーム」タブのリボンにある「¶」ボタンをクリックすると、文書内のすべての編集記号が表示されます。セクション区切りは「セクション区切り(次のページから)」または「セクション区切り(現在の位置から)」という文字が二重の点線とともに表示されます。この表示を出した状態でないと区切りの正確な位置を特定できないため、編集作業では常に編集記号を表示した状態で作業してください。
セクション区切りの選択と削除
区切りを削除するには、表示されたセクション区切りの行にカーソルを移動し、行単位で選択してからDeleteキーを押します(セクション区切りの削除方法詳細)。削除直後に前後のセクションが意図せずマージされ書式が変わることがあるため、削除後は必ず印刷プレビューまたはスクロールで全体を確認してください。意図しない変化があれば即座にCtrl+Zで取り消します。削除後の書式確認は省略せず、必ず実行する工程です。Googleスプレッドシートの操作と同様、編集記号の表示というシンプルな設定一つで、作業効率が大きく変わります。

削除後に書式が崩れた場合の対処
削除後に書式が崩れた場合、原因は「削除した区切りの前後のセクションで書式設定が異なっていたこと」にあります。対処法は2つあります。1つ目はCtrl+Zで操作を元に戻し、削除せずに区切りを維持する判断をすることです。2つ目は削除後に崩れたセクションの書式を手動で設定し直すことです。どちらが速いかは文書の複雑さによりますが、Ctrl+Zで戻れる間は取り消しを優先するほうが確実です(書式崩れへの対処法)。
CHECK
▶ 今すぐやること: 「¶」ボタンをクリックして編集記号を表示し、文書内にセクション区切りが意図しない場所に入っていないかを確認してください(所要時間:1分)
Q: 削除したセクション区切りを元に戻せますか?
A: Ctrl+Zで直前の操作を取り消せます。複数の操作を重ねた後でも、Wordの「元に戻す」履歴が残っている範囲であれば復元可能です。削除後すぐに気づいた場合はCtrl+Zを優先してください。
Q: セクション区切りをすべて一括削除する方法はありますか?
A: 「ホーム→検索と置換→オプション→特殊文字→セクション区切り」で文書内のセクション区切りを検索し、一括削除できます。ただし一括削除は書式の大幅な崩れを引き起こす可能性があるため、複雑な書式設定が施された文書では1つずつ削除する方法を選んでください。
まとめ:Wordセクション区切りは目的から逆算
Wordのセクション区切りは「書式を変えたい範囲の前後に区切りを挟む」という原則で機能します。改ページは単純なページ送りに、セクション区切りは書式変更に目的を分けて使い分けることが、複雑な文書を効率よく仕上げる最短経路です。編集記号を常に表示した状態で作業し、「¶マーク→区切り位置を確認→必要な箇所にだけ挿入」という順序を習慣にすれば、操作の迷いが大幅に減ります。
フリーランスが扱う提案書・報告書・マニュアルは、体裁の完成度が信頼に直結します。セクション区切りを一度マスターすると、複数の体裁が混在する文書を追加コストゼロで仕上げられるようになります。今日から実際の文書で小さく試し、「挿入→確認→必要なら削除」のサイクルを繰り返すことで、確実に使いこなせるようになります。作業効率化のための時間管理と同様、Wordの操作も仕組み化することで迷いなく継続できるようになります。

| 状況 | 次の一歩 | 所要時間 |
| 初めてセクション区切りを使う | 手元の文書で「次のページから開始」を1つ挿入して効果を確認する | 2分 |
| 横向きページを作りたい | 対象ページの前後に区切りを2つ挿入し「印刷の向き→横」を適用する | 3分 |
| ページ番号を振り直したい | セクション区切り挿入後、ページ番号の書式設定で「開始番号:1」を指定する | 3分 |
| ヘッダーを章ごとに変えたい | セクション挿入後、ヘッダー編集で「前と同じ」を解除して内容を書き換える | 3分 |
| 区切りを削除したい | 編集記号を表示してセクション区切り行を選択しDeleteする | 2分 |
Wordセクション区切りに関するよくある質問
Q: セクション区切りを入れたら前のページのヘッダーも変わってしまいました。なぜですか?
A: 「前と同じヘッダー/フッター」機能がオンのままだと、セクション区切りを挿入しても前後のヘッダーが連動します。変更したいセクションのヘッダーを編集する前に、「ヘッダーとフッター」タブの「前と同じヘッダー/フッター」ボタンをクリックして解除してください(Microsoft Support)。
Q: 「現在の位置から開始」はどんな場面で使いますか?
A: 同一ページの途中で段組みの列数を変えたい場合や、ページを改めずに書式境界を作りたい場合に使います。改ページを伴わないため、「次のページから開始」とは使いどころが明確に異なります。
Q: 共同編集の文書でセクション区切りが増えすぎた場合、整理する方法はありますか?
A: 編集記号を表示して不要なセクション区切りを1つずつ確認し、書式変更の目的がない区切りから順に削除してください。一括削除は書式崩れのリスクが高いため、複数人が編集した文書では個別確認と削除を選んでください。
【出典・参照元】
Microsoft Support: セクション区切りを使用してレイアウトや書式設定を変更する – Wordドキュメントのセクション書式変更について
Microsoft Support: セクション区切りの挿入・削除・変更 – 挿入・削除・変更の詳細手順および種類の説明
ページ区切りとセクション区切りの違い – 改ページとセクション区切りの使い分け解説
ページ番号の詳細設定 – セクション区切りとページ番号設定の補足
ヘッダー・フッターとセクション区切りの関係 – ヘッダー・フッターの「前と同じ」解除の解説
セクション区切りの削除方法詳細 – 削除手順の詳細
書式崩れへの対処法 – 削除後の書式崩れ対処の実体験ベース解説