FigmaでPDFを書き出す方法は3つあり、用途に応じて使い分けると作業時間を短縮できます。右パネルのエクスポート機能、ファイルメニュー、プラグインのそれぞれで対応できる場面が異なるため、この記事で最適な手順を把握してください。
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この記事でわかること
FigmaのPDF書き出し3ルート(右パネル・ファイルメニュー・プラグイン)の使い分けを習得できます。全フレームの一括PDF化をファイルメニューで1分で完了する手順がわかります。重いPDFを3手順で軽量化し、納品後の差し替え依頼をゼロにする確認方法を身につけられます。
今の働き方で、一番近いものは?
この記事の結論
FigmaのPDF書き出しは「右パネルエクスポート・ファイルメニュー・プラグイン」の3ルートで完結します。単一フレームなら右パネル、全フレーム一括ならファイルメニューが最速です。容量問題はJPG経由の画像化で対応でき、プラグインを使えば圧縮と結合を同時に処理できます。
今日やるべき1つ
Figmaを開き、対象フレームを選択して右パネル下部の「エクスポート」セクションから「+」ボタンを押し、形式をPDFに変更してエクスポートボタンを押してください(所要時間:2分)。
状況別ショートカット
| 状況 | 読むべきセクション | 所要時間 |
| 1枚だけPDFにしたい | Figma PDF書き出しは3ルートで使い分け | 3分 |
| 全フレームをまとめて1つのPDFにしたい | 全フレームを1つのPDFにまとめる方法 | 5分 |
| 書き出したPDFが重すぎて困っている | Figma PDFが重い場合は3手順で軽量化 | 10分 |
| 文字化けや見た目の崩れを解決したい | Figma PDFの文字・レイアウト崩れは4項目で防止 | 7分 |
| プラグインで効率化したい | Figma PDF書き出しは5つの実務ハックで効率化 | 5分 |
Figma PDF書き出しは3ルートで使い分け
Figmaには書き出しの経路が3つあり、目的によって最適なルートが異なります。右パネル・ファイルメニュー・プラグインの役割を把握することで、毎回の書き出し判断が自動的に決まります。
右パネルエクスポートは単一フレームに最速
右パネルのエクスポートは、1枚または少数のフレームをPDF化する場面で最も素早く操作できます。対象フレームをキャンバス上でクリックして選択し、右側パネルの最下部にある「エクスポート」セクションを開きます。「+」ボタンを押すと書き出し設定が追加されるため、形式のドロップダウンから「PDF」を選択して「エクスポート」ボタンを押すと、ダウンロードが始まります。この操作はフレーム単体だけでなく、複数フレームを同時選択した状態でも機能します。複数選択した場合は各フレームが個別のPDFファイルとして書き出されるため、クライアントに個別ページを渡す際に便利です。単一フレームで完結する納品物や確認用の中間ファイルを出す際は、このルートが最速の選択肢です。
ファイルメニューは全フレーム一括処理に対応
ファイルメニューの「フレームをPDFにエクスポート」は、デザインファイル内のすべてのフレームを一度に処理してまとまった1つのPDFを生成する際に使います。Figmaの画面左上にある「ファイル」メニューを開き、「フレームをPDFにエクスポート」を選択するだけで全フレームが順番通りに1つのPDFにまとまります。右パネルの個別エクスポートと異なり、フレームを選択しなくてもファイル内の全フレームが対象になる点が特徴です。提案資料やプレゼンデッキを一括で渡す場合や、全ページを通しで印刷したい場合にこのルートを選んでください。ページ順序はFigmaキャンバス上のフレームの左上から右下への並び順に依存するため、出力前に並び順を確認することで意図しないページ順を防げます。
プラグインは圧縮・結合を同時処理
FigmaコミュニティにはPDF書き出し専用のプラグインが複数公開されており、標準機能では対応しにくい圧縮や結合を自動化できます。PDF結合&圧縮プラグインは書き出しと圧縮を同一の操作でまとめて処理でき、複数フレームをPDF書き出しプラグインは特定のフレームだけを選んで結合する柔軟性があります。標準機能で容量や結合に課題が生じた場合に導入を検討すると、反復作業の時間を削減できます。プラグインはFigmaのアップデートによって動作が変わる場合があるため、導入前にコミュニティページのレビューと更新日を確認してください。
なお、Figmaで作成したPDFをクライアントに送付する際にファイルが大きすぎる場合は、まだ重いまま送ってるの!? PDF圧縮でサイズ縮小|5つの時短ワザで紹介している圧縮手順も参考になります。

CHECK
▶ 今すぐやること:対象フレームを選択し、右パネル下部の「エクスポート」→「+」→「PDF」でエクスポートボタンを押してください(2分)
Q:右パネルに「エクスポート」が表示されません。なぜですか?
A:フレームやオブジェクトが何も選択されていない状態ではエクスポートセクションが表示されません。キャンバス上でフレームをクリックして選択してから確認してください。
Q:複数フレームを選択して右パネルからPDFを出すと、ファイルは1つになりますか?
A:いいえ、右パネルからの書き出しは各フレームが個別のPDFファイルになります。1つのPDFにまとめたい場合はファイルメニューの「フレームをPDFにエクスポート」を使ってください。
全フレームを1つのPDFにまとめる方法
ファイルメニューのルートと事前準備の2点を理解するだけで、全フレームを1つのPDFにまとめる作業を完結できます。手順そのものはシンプルで、準備の質が仕上がりを左右します。
ファイルメニューから3ステップで完結
ファイルメニューを使った一括書き出しは、操作そのものはシンプルです。まずFigmaの左上にある「ファイル」をクリックし、次に「フレームをPDFにエクスポート」を選択してダウンロードボタンを押すだけで、ファイル内のすべてのフレームが1つのPDFに結合されます。この方法は追加の設定が不要で、デザイン知識のないクライアントに手順を共有する際にも説明しやすい点が実務上の利点です。特定のフレームだけを除外したり選択したりする機能がないため、不要なフレームが含まれる場合は事前にフレームを非表示にするか削除してから実行してください。
ページ順序はキャンバス配置で決まる
全フレームを1つのPDFに出力した際のページ順序は、Figmaキャンバス上のフレームの配置に連動します。フレームは左上から右へ、次に下の段へという読み取り順で並び、その順序がPDFのページ順になります。プレゼン資料や提案書では順序の間違いがクライアントへの印象に直結するため、書き出し前に左パネルのレイヤーパネルを開いてフレームの並び順を確認することを習慣にしてください。意図した順序にするには、キャンバス上でフレームを整列させるか、レイヤーパネルのドラッグで順序を入れ替えてから書き出します。
特定ページだけを選んで結合する場合の対処法
ファイルメニューの一括書き出しは全フレームが対象になるため、特定のページだけを1つのPDFにまとめたい場合は2つの方法があります。対象フレームだけを新規ファイルにコピーしてからファイルメニューで書き出す方法は、追加ツールなしで完結します。複数フレームをPDF書き出しプラグインを使う方法は、フレームを選択した状態でプラグインを実行すると選択分だけが1つのPDFに結合されます。納品物の内容によって使い分けてください。
複数のPDFを後から結合したい場合は、PDFって簡単にまとめられるの!? 環境別6つの結合方法を5分で完全マスターも参考にしてください。

CHECK
▶ 今すぐやること:Figmaの「ファイル」メニューを開き「フレームをPDFにエクスポート」が表示されることを確認してください(1分)
Q:「フレームをPDFにエクスポート」が表示されません。
A:Figmaのデスクトップアプリとブラウザ版でメニューの表示が異なる場合があります。ブラウザ版ではメニューの位置がキャンバス左上の「≡」ハンバーガーメニュー内にある場合もあるため、両方を確認してください。
Q:出力したPDFのページ順が意図した順序になりませんでした。
A:フレームの並び順はキャンバス上の配置(左上から右下)が基準になります。レイヤーパネルでフレームの順序を確認し、必要に応じてキャンバス上で再配置してから書き出してください。
Figma PDFが重い場合は3手順で軽量化
書き出したPDFが重くてメールやファイル送信で困るのは、フリーランスの実務でよく起きる問題です。原因を特定してから対処することで、最短の手順で軽量化を完結できます。
JPG経由の画像化で容量を削減する手順
Figmaから直接書き出したPDFが重くなる主な原因は、内部にベクターデータや高解像度の埋め込み画像が含まれているためです。これを解決するためにJPG経由で画像化する手順が有効です。まず対象フレームを選択し、右パネルのエクスポートからJPGを選択して書き出します。次に書き出したJPGをFigmaの新規フレームにドラッグして配置し、そのフレームをPDF形式でエクスポートします。この手順を踏むとベクターデータがラスター化され、ファイルサイズを削減できます。ただし、この方法ではテキストが画像に変換されるため、PDF内の文字はコピーも検索もできなくなります。クライアントがPDF内のテキストを編集・コピーする必要がある場合はこの方法を使わないでください。
プラグインによる圧縮で編集性を保つ
テキストの検索可能性を維持しながら容量を下げたい場合は、PDF結合&圧縮プラグインを使うとJPG経由より高い品質でファイルサイズを抑えられます。プラグインをコミュニティからインストールし、フレームを選択した状態で実行すると圧縮率を選択するパネルが表示されます。圧縮率を上げるほどファイルサイズは小さくなりますが、画像の品質が低下するため、印刷用と画面表示用で圧縮率を変えることで用途ごとに最適な出力を得られます。
Figma以外のツールでPDFを圧縮する場合は、PDFにパスワードって2種類あるの!?|5分で完了する設定方法と合わせて、無料でこんなに!?PDF編集ツール5選|透かしなし・登録不要も参照すると選択肢が広がります。

書き出し前に画像を最適化して根本から容量を抑える
JPG経由やプラグインによる後処理で容量を下げる前に、デザインファイル内の画像を最適化しておくと根本的な容量削減になります。Figmaのキャンバスに配置している画像の解像度が必要以上に高い場合、書き出すPDFも必然的に大きくなります。画像を右クリックして「画像の置き換え」から最適化済みの画像に差し替えるか、書き出し設定の倍率を1x(等倍)に設定することで出力サイズを抑えられます。画面確認用の資料であれば1x、印刷用であれば2xを基準にすると、用途に対して過剰な容量になることを避けられます。
CHECK
▶ 今すぐやること:書き出しが重い場合、まず右パネルのエクスポート倍率が2xや3xになっていないか確認し、1xに変更してから再書き出してください(3分)
Q:JPGで書き出してPDFに変換すると画質は下がりますか?
A:はい、画質は低下します。JPG自体がロッシー圧縮形式のため、特に細い文字やグラデーション部分での劣化が起きやすいです。印刷用途には直接PDF書き出しを推奨し、画面確認用の軽量版にJPG経由を使い分けてください。
Q:プラグインの圧縮とJPG経由では何が違いますか?
A:JPG経由はテキストを含むすべての要素が画像化されます。プラグインによる圧縮は画像部分だけを圧縮し、テキストレイヤーを保持できる場合があります。用途に応じて使い分けてください。
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Figma PDFの文字・レイアウト崩れは4項目で防止
PDF化すると見た目が変わってしまう問題は、事前チェックを4項目実施することで大半を解消できます。書き出し前の確認を習慣にすることが、納品後のやり直しを防ぐ最短の方法です。
フレームのバウンディングボックスを内容に合わせる
Figmaで書き出したPDFに余白が多すぎたり内容が欠けたりする場合、フレームのサイズが内容と合っていない可能性があります。フレームを選択して右パネルの「コンテンツに合わせてリサイズ」を実行するか、フレームの端をドラッグして内容に合わせることで余白の問題を解消できます。余白が意図的なデザイン要素であれば変更不要ですが、印刷物として出す場合はA4などの規定サイズに合わせてフレームサイズを設定してから書き出すと、受け取り側がそのまま印刷できる状態で渡せます。
テキストのアウトライン化は用途を選ぶ
PDFのテキスト処理について、Redditのデザインコミュニティでは次のような指摘が共有されています。
「right sidebar export doesn’t embed fonts, use file menu instead」
右パネルのエクスポートよりもファイルメニューの「フレームをPDFにエクスポート」の方がフォントの埋め込みに関して安定した結果が得られるという報告があります(PSA for exporting Figma files to PDF)。テキストをアウトライン化するとフォントへの依存がなくなり文字化けを完全に防止できますが、テキストのコピーや検索機能が失われます。履歴書や契約書など、受け取り側がテキストを選択する必要があるドキュメントではアウトライン化を避け、ファイルメニュー経由での書き出しを優先してください。
印刷とディスプレイでカラープロファイルが異なる
FigmaはデフォルトでsRGBカラープロファイルを使用していますが、Display P3に設定されている場合は書き出しの色味がブラウザやアプリでの表示と異なることがあります。Figma Designの設定でカラープロファイルを確認し、書き出し先の環境(印刷機・プロジェクタ・スクリーン)に合わせてください。sRGBであれば多くの環境で意図した色に近い表示が得られます。印刷所への入稿ではカラープロファイルの指定を事前に確認してください。
書き出し後のPDFを必ずビューアーで確認する
書き出し直後にFigmaで確認するだけでなく、Adobe Acrobat、macOSプレビュー、Chromeなど実際の受け取り手が使うビューアーでファイルを開いて確認してください。
ビューアーによってレンダリングが異なるという問題は実際に報告されています(Figmaのエクスポート体験記事)。クライアントが使うビューアーを事前に確認して同じ環境で最終チェックを実施することで、納品後のやり直しを防げます。
CHECK
▶ 今すぐやること:書き出したPDFをChromeとAdobe Acrobatの両方で開き、表示の差がないか確認してください(5分)
Q:PDF化すると文字が画像になってしまいます。なぜですか?
A:エクスポート方法によってはテキストが画像化される場合があります。ファイルメニューの「フレームをPDFにエクスポート」を使うとテキストがより適切に保持される傾向があります。
Q:書き出したPDFの色が画面で見る色と違います。
A:Figmaのカラープロファイル(sRGB/Display P3)と出力先の色設定が一致していない可能性があります。Figmaの編集設定でカラープロファイルを確認し、sRGBに統一することで多くの環境での色再現性が向上します。
Figma PDF書き出しを3分で診断|用途別の最適ルート選択
以下の質問に順番に答えると、自分のケースに最適な書き出しルートを3分で特定できます。
Q1:書き出すフレームは1枚ですか、それとも複数ですか?
単一フレームの場合はQ2へ進んでください。複数フレームの場合はQ3へ進んでください。
Q2:そのPDFをクライアントやチームに共有しますか?
はい → Result A(右パネルエクスポート、PDF形式で書き出し)
いいえ(自分だけが使う確認用)→ Result A(同様に右パネルで問題なし)
Q3:複数フレームを1つのPDFファイルにまとめたいですか?
はい → Q4へ進んでください。
いいえ(個別ファイルでよい)→ Result B(右パネルで複数選択してPDF書き出し)
Q4:ファイル内のすべてのフレームを出力しますか?
はい → Result C(ファイルメニューの「フレームをPDFにエクスポート」)
いいえ(特定のフレームだけ)→ Result D(プラグインまたは新規ファイルにコピーしてファイルメニュー)
Result A:右パネルエクスポート
対象フレームを選択→右パネル「エクスポート」→「+」→PDF→エクスポートボタン
Result B:複数選択して右パネルエクスポート
Shiftキーを押しながら対象フレームを複数選択→右パネル「エクスポート」→PDF→エクスポートボタン(個別ファイルで書き出されます)
Result C:ファイルメニュー一括出力
ファイルメニュー→「フレームをPDFにエクスポート」→ダウンロード(全フレームが1つのPDFになります)
Result D:プラグインまたはコピー方式
対象フレームだけを新規ファイルにコピー→ファイルメニューで書き出し、または複数フレームをPDF書き出しプラグインを使用
CHECK
▶ 今すぐやること:Q1から順に答えて自分のResultを確認し、対応するルートを実行してください(3分)
Q:複数フレームを選択して右パネルからPDFを出した場合、ファイルはどうなりますか?
A:フレームごとに個別のPDFファイルが書き出されます。まとめて1つのPDFにするにはResult CまたはResult Dを選んでください。
Figma PDF書き出しは5つの実務ハックで効率化
基本手順を覚えた後は、反復作業を減らすための実務ハックを取り入れることで納品品質と作業速度を同時に上げられます。各ハックは独立しているため、自分の作業フローに合うものから実践してください。
ハック1:書き出し設定を複数プリセットして1クリックで切り替える
【対象】:複数のクライアントや異なる用途(印刷用・画面確認用)で書き出し設定を毎回変えている方
【手順】:右パネルの「エクスポート」セクションで「+」を複数回押し、PDF・JPGなど用途別の設定を同時に追加します(1分)。各設定に倍率(1x・2x)を指定して保存し、書き出し時に必要な形式だけをチェックします。次回以降は同じフレームを選択するだけで複数形式を一括書き出しできる状態になっているため、設定変更なしで実行できます(30秒)。
【コツ】:Figmaはエクスポート設定をフレームに紐づけて保存するため、一度設定すれば次回以降は設定変更が不要になります。「書き出すたびに設定を変える」ではなく「設定を複数追加して常時待機させる」アプローチが効率的です。
【注意点】:複数の書き出し設定を追加しているとすべての形式が同時に書き出されるため、不要な形式のチェックは外してから実行してください。PDFのみ必要な場合にJPGも書き出されるとファイル管理が複雑になります。
ハック2:書き出し前チェックリストを自分専用テンプレートにして崩れをゼロにする
【対象】:書き出し後に見た目の崩れやページ順の間違いを発見してやり直した経験がある方
【手順】:使用頻度の高いプロジェクトのFigmaファイル内に「書き出し前チェック」という名前のフレームを作成し、チェック項目をテキストで列挙します(10分:初回のみ)。書き出し前にそのフレームを開き、フレームサイズ・ページ順・不要フレームの有無・カラープロファイルを順番に確認します(3分)。チェックが完了したらそのフレームを非表示にしてから本番の書き出しを実行します(30秒)。
【コツ】:「書き出してから確認する」ではなく「書き出し前に確認リストを完了させる」アプローチを取ることで、PDF再書き出しだけなら数分で済む問題も、クライアントに渡した後の差し替えはメール往復を含めると1時間以上になるケースを防げます。
【注意点】:チェックフレームをそのまま書き出してしまわないよう、書き出し実行前に必ず非表示にするか別のページに移動させてください。
ハック3:クライアント提出用と印刷入稿用でフレームを分けてミスを防ぐ
【対象】:1つのFigmaファイルで画面表示用と印刷用の両方を管理しているフリーランスの方
【手順】:Figmaファイル内に「For Client(画面用)」と「For Print(印刷用)」の2つのページを作成します(2分)。画面用ページにはRGBカラーで設計したフレームを、印刷用ページには印刷所指定の用紙サイズ・カラープロファイルで設計したフレームを配置します(フレームをコピーして調整:15分)。書き出し時は目的のページを選択してファイルメニューで一括書き出しを実行します(1分)。
【コツ】:画面用と印刷用では解像度・カラーモード・ファイルサイズの要件が異なるため、1つのフレームで両方をまかなおうとすると必ずどちらかの品質が妥協点になります。用途別ページを設けることで書き出し時の判断が不要になり、ミスの頻度を下げられます。
【注意点】:印刷用フレームは用紙サイズ(A4なら210×297mm)を正確に設定してください。Figmaはデフォルトでピクセルベースのためdpi換算が必要です。72dpi換算ではA4は約595×842px相当ですが、印刷所の指定解像度に合わせて換算することを推奨します。フレームサイズを誤ったままで入稿すると裁断余白の問題が発生します。
ハック4:PDF化時の余白・配置を書き出し前に確認する手順
【対象】:PDF化すると余白が多すぎたり要素が欠けたりという経験がある方
【手順】:書き出し対象フレームを選択し、右パネルでフレームのW(幅)×H(高さ)を確認します(1分)。キャンバス上でフレームの外に要素がはみ出していないかを確認し、はみ出している場合はフレーム内に収めます(2〜5分)。フレームを右クリックして「コンテンツに合わせてリサイズ」を実行し、余白が意図通りかを確認してから書き出します(1分)。
FigmaでPDF変換した際の要素や空白の扱いについての疑問は実際にユーザーから多く寄せられています(Yahoo!知恵袋)。
【コツ】:Figmaはフレームの外に要素をドラッグして配置できるため、キャンバス上では正常に見えても書き出し後のPDFで要素が欠けることがあります。この確認を書き出し前のルーティンにすることで、PDF化後に要素が消えるというトラブルを防げます。
【注意点】:「コンテンツに合わせてリサイズ」はフレーム内のすべての要素を包含するサイズに変更するため、意図的に作った余白が削除されることがあります。余白がデザインの一部である場合はこの機能を使わず、フレームサイズを手動で確認してください。
ハック5:書き出し後の3点確認で納品品質を担保する
【対象】:書き出したPDFをクライアントに渡した後で表示崩れや容量問題の指摘を受けたことがある方
【手順】:書き出したPDFをOSのデフォルトビューアー(macOSプレビュー・Windowsフォトアプリ)で開き、全ページの表示を確認します(2分)。ファイルサイズを確認し、用途に対して過大な場合はJPG経由またはプラグインで軽量化を検討します(1分)。クライアントが使用するビューアー(Adobe Acrobat・Chrome・Edge等)で同様に開いて差異がないかを確認します(2分)。
【コツ】:書き出し後に実際のビューアーで確認してから送ることで、Figmaのプレビューと実際のPDFビューアーのレンダリング差異(特に細い文字・複雑なグラデーション・透明度の表現)による問題を事前に防げます。大容量PDFをクライアントに送付する際は、大容量ファイル送る無料|8つの方法で即日解決の方法を活用するとファイル送付の問題も解決できます。

【注意点】:Figmaのキャンバス上での確認だけで納品してよいケースはありません。書き出し済みのPDFファイルをビューアーで開いて確認する習慣を作ってください。PDFファイルのプレビューだけでなく、ファイルサイズとページ数が想定通りかも同時に確認してください。
CHECK
▶ 今すぐやること:次回のPDF書き出し時に「ファイルサイズ確認→ビューアー確認→ページ数確認」の3点チェックを実施してください(5分)
Q:プラグインは有料ですか?
A:Figmaコミュニティで公開されているプラグインの多くは無料で使用できます。プラグインによっては追加機能が有料プランになっている場合もあるため、インストール前にコミュニティページで確認してください。
Q:書き出した複数のPDFを後から1つにまとめることはできますか?
A:Figma外のツールで対応できます。Adobe Acrobatの「ファイルを結合」機能、またはmacOSプレビューのドラッグ&ドロップ結合が追加費用なしで使える方法です。Figmaに戻らなくても完結します。
Figma PDFを3ルートで書き出す:用途別に即決する最短手順
FigmaのPDF書き出しは右パネル・ファイルメニュー・プラグインの3ルートで用途に合わせて完結します。単一フレームは右パネルで2分、全フレームの一括出力はファイルメニューで1分、容量の重いPDFはJPG経由またはプラグインでファイルサイズを削減できます。書き出し後のビューアー確認と事前チェックを習慣にすることで、クライアントへの差し替え依頼を大幅に減らせます。
作業で迷ったときは、まず「何枚のフレームを、どんな状態で渡したいか」を決めてください。その答えがルート選択を自動的に決定します。今日から3ルートを使い分けてください。
| 状況 | 次の一歩 | 所要時間 |
| まだPDF書き出しを試していない | 右パネルエクスポートから1枚書き出してみる | 2分 |
| 全フレームを1つのPDFにまとめたい | ファイルメニューの「フレームをPDFにエクスポート」を実行する | 1分 |
| 書き出しが重くて困っている | エクスポート倍率を1xに変更して再書き出しする | 3分 |
| 品質確認を強化したい | 書き出し後に3点確認(サイズ・ビューアー・ページ数)を実施する | 5分 |
Figma PDF書き出しに関するよくある質問
Q:FigmaのブラウザとデスクトップアプリでPDF書き出しの手順は同じですか?
A:基本的な手順は同じですが、ファイルメニューの表示位置がブラウザ版とデスクトップアプリ版で異なる場合があります。ブラウザ版では画面左上の「≡」メニュー内にある場合があるため、見当たらない場合はハンバーガーメニューを確認してください。
Q:PDFを書き出すとフォントが変わって見えます。対処法はありますか?
A:フォントの埋め込み問題が起きやすい場合は、右パネルのエクスポートよりもファイルメニューの「フレームをPDFにエクスポート」を試してください。それでも解決しない場合は、対象テキストをアウトライン化(右クリック→「アウトラインを作成」)してから書き出すとフォントへの依存がなくなります。
Q:Figmaの無料プランでもPDF書き出しはできますか?
A:はい、Figmaの無料プラン(Starter)でもPDFエクスポートは利用できます。プランによる制限はファイル数やコラボレーター数であり、書き出し形式の種類は無料プランでも同様に使用できます。
【出典・参照元】
PDF結合&圧縮プラグイン – Figmaコミュニティ公開プラグイン
複数フレームをPDF書き出しプラグイン – Figmaコミュニティ公開プラグイン
PSA for exporting Figma files to PDF – PDFエクスポート時の注意点(Reddit FigmaDesignコミュニティ)
Yahoo!知恵袋 PDF変換時の要素・空白表示の悩み – 実務上の悩みと対処法
Figmaのエクスポート体験記事 – エクスポート機能の詳細解説(note)