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ゲームUIデザイナー フリーランス単価の相場は52〜70万円|経験年数・担当範囲別に比較

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ゲームUIデザイナー フリーランス単価の相場は52〜70万円|経験年数・担当範囲別に比較
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ゲームUIデザイナーのフリーランス月額単価は、経験・担当範囲により45万円台から120万円超まで幅があります。この記事では、経験年数・UIのみかUX込みかの担当範囲・稼働条件別の相場レンジと、単価交渉で使える比較基準を解説します。

目次

この記事の結論

ゲームUIデザイナーのフリーランス月額単価の中心帯は52〜70万円で、下位25%が45万円台、上位25%が60万円以上という分布です。担当範囲をUIのみからUI+UX設計まで広げると単価レンジが60〜90万円から90〜120万円へ移行し、UX戦略やPM支援まで含むと120〜150万円超の案件も出てきます。経験年数・担当範囲・稼働条件の3軸を整理してから相場と照合すると、交渉の根拠として使いやすくなります。

最初に確認すること

自分の現在地を把握するために、「経験年数・担当できる範囲(UIのみ/UI+UX)・希望稼働日数」の3点をメモしてください。この3点が決まると、この記事の相場レンジのどこに自分が位置するか5分程度で見当がつきます。

状況別ショートカット

状況読むべきセクション所要時間
月額相場の数字をすぐ確認したいゲームUIデザイナー フリーランス単価は52〜70万円が中心帯3分
経験年数で自分の相場を知りたい経験年数別の単価は1〜2年で46〜51万円、5年超で61万円以上3分
UIのみかUX込みで単価差を知りたい担当範囲別の単価差はUIのみ60万円・UX込み90万円が目安3分
常駐かリモートかで比べたい稼働条件別の単価差は常駐とリモートで5〜10万円前後の開き3分
単価を上げる手段を知りたい単価を上げる5つの実務ノウハウ5分
低単価案件を避ける基準を知りたい案件を選ぶときに確認する3つの条件3分

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ゲームUIデザイナー フリーランス単価は52〜70万円が中心帯

ゲームUIデザイナーのフリーランス案件は、経験や担当範囲の幅が大きいため、単一の「相場」ではなく分布で把握するほうが実態に近くなります。

平均・中央値・上下レンジの数値を3つのデータで照合

ゲームUIデザイナー案件を集計した調査では、平均単価は52.4万円、下位25%が45.4万円、上位25%が60万円というレンジが示されています(ゲームUIデザイナーの単価相場 | furi-ten)。この数字は常駐・週5稼働が前提の集計が多く、リモートや週3〜4稼働の案件とは条件が異なります。

UI/UXデザイナー全体の集計に目を広げると、平均単価68.7万円、中央値70万円、最高単価170万円という別のデータもあります(UI/UXデザイナー案件相場 | freelance-start.com)。ゲーム特化の案件数は一般のUI/UX案件より少ないため、この差は「ゲーム特化か否か」ではなく「担当範囲とシニアリティの違い」が主な要因と考えられます。

ゲーム業界のデザイナー全般としては、40〜75万円という別集計もあります(ゲーム業界デザイナー相場 | freelance.confidence-pro.jp)。3つのデータを並べると、実務で使いやすい基準値は52万円前後(中堅、UIのみ、週5常駐)、上限の目安は70万円前後(UI+UX対応、経験3年以上)という見方ができます。

年収換算の目安と会社員との比較

月額52万円をベースにすると、12カ月稼働で年間624万円です。フリーランスは社会保険料・国民健康保険所得税消費税の申告などを自分で負担するため、手取りベースでは会社員の同額年収より手元に残る割合が低くなる場合があります。月額60万円で年間720万円、月額70万円で年間840万円という計算が交渉の際の参照点になります。

手取りを大まかに確認したい場合は、月額から経費・社会保険料・税金の合計として月額の20〜30%を引いた数字を目安にする実務上の慣習があります。この割合は個人の所得や経費構成によって変わるため、税理士への確認が望ましいです。

相場を見る際に混同しやすい2つの落とし穴

1つ目は、「ゲームUIデザイナー」と「UI/UXデザイナー全般」のデータを混在させてしまうことです。ゲーム特化の案件は案件サイト上でも母数が少なく、UI/UX全般の平均に引っ張られると自分の実態より高い期待値を持ちやすくなります。

2つ目は、稼働条件の前提を確認せずに月額だけで比べることです。週5常駐・月160時間前提の月額70万円と、週3稼働・月60時間前提の月額40万円を並べると、時給換算では後者のほうが高くなります。相場の数字を見るときは、稼働時間の前提を確認してから比較する習慣が役立ちます。

CHECK

▶ 今すぐやること: 現在参考にしている相場データの稼働時間前提(週5常駐か週3リモートか)を確認し、時給換算で比べ直す(10分)

Q: ゲームUIデザイナーの月額単価はUI/UXデザイナー全般と比べて低いですか?

A: ゲーム特化の案件集計では平均52.4万円という数字があり、UI/UX全般の平均68〜70万円より低めに見えます(UI/UXデザイナー案件相場 | freelance-start.com)。ただしこの差は「ゲーム案件は安い」ということではなく、集計母数と担当範囲の差が影響している面があります。UI+UX対応や経験3年以上であれば、ゲーム案件でも65万円以上の案件は珍しくありません。

Q: 月額単価に消費税は含まれますか?

A: 案件の契約形態によって異なります。フリーランスが課税事業者の場合、消費税を別途請求できるケースがあります。案件の公表単価が税込み表示か税別表示かを、契約前に確認してください。インボイス制度適格請求書等保存方式)の導入により、登録番号の有無が取引条件に影響する場合があるため、国税庁のウェブサイトで最新情報を確認してください。

経験年数別の単価は1〜2年で46〜51万円、5年超で61万円以上

経験年数は単価を決める要素のなかで最もシンプルに参照しやすい指標です。ただし経験年数だけでは説明できない差が担当範囲とポートフォリオの中身で生まれます。

1〜2年目:46〜51万円前後が目安

経験1〜2年目は、社内で実装されたUIの画面制作・素材制作を担当してきたケースが多い段階です。案件市場では46〜51万円前後の案件が中心帯になります(ゲームUIデザイナーの単価相場 | furi-ten)。この帯の案件はFigmaAdobe XDでの画面作成が主な要件で、Unityへの素材受け渡し経験があると要件に合いやすくなります。

迷いやすいのは「1年の実務経験」の中身です。1プロジェクトのUI制作を通じて学んだ場合と、複数タイトルを経験した場合では、ポートフォリオで説明できる幅が違います。単価交渉では経験年数より「何を決定してきたか」を整理したほうが説得力が出ます。

3〜5年目:59〜61万円前後が目安

実務3〜5年になると、情報設計の整理や改善提案を自分で起案した経験が積まれ始めます。案件市場では59〜61万円前後の案件が目安になります(ゲームUIデザイナーの単価相場 | furi-ten)。この帯では、要件定義段階からの参加・設計書の作成・プランナーやエンジニアとの仕様調整経験を問われる案件が増えます。

実際に案件を探すと「3年以上歓迎」と書かれていても、求められている仕事の具体的な内容は案件によって大きく異なります。「必須スキル」と「歓迎スキル」を分けて読む習慣で、案件の実態を判断しやすくなります。

5年以上:61万円以上、担当範囲次第で80万円超も

経験5年以上になると、担当範囲と実績の組み合わせによって単価の差が大きくなります。UIのみでも61万円以上の案件は出てきますが、UX改善提案・ユーザビリティ評価・複数プロジェクトの並行管理まで対応できる場合は80万円超の案件も視野に入ります(フリーランスUIデザイナー単価相場 | xdesigner.jp)。

「年数が上がっても単価が上がらない」と感じる人は、担当範囲がUIの画面制作にとどまっていてUXや設計の工程に関わってこなかったケースが多くあります。ポートフォリオで「作ったもの」だけでなく「決定プロセス」を見せることが、この段階での単価の分かれ目になります。なお、単価交渉メール例文を活用することで、交渉の起点を作りやすくなります。

CHECK

▶ 今すぐやること: 自分の直近3案件について「制作担当か、設計・提案まで担当したか」を書き出し、担当範囲の広さを言語化する(15分)

Q: ゲームUIが未経験でもフリーランス案件は取れますか?

A: ゲームUIの実務経験がない場合でも、アプリUI・WebUIの実績をポートフォリオとして整理すると補助材料になります。案件要件の「必須スキル」にゲームUI実績が明記されている場合は難しくなりますが、「歓迎」の場合はアプリUIとゲームUIの近い部分(情報設計・HUD設計)を補足説明すると通過率が上がる場合があります。

Q: フリーランス初年度は単価を下げるべきですか?

A: 会社員時代の実績がポートフォリオで説明できる状態であれば、相場の下位25%である45万円台から始める必要はありません。ただし案件実績がゼロの段階では、まず1案件取得して実績を作ることを優先し、単価よりも条件の合う案件を選ぶ判断も合理的です。

担当範囲別の単価差はUIのみ60万円・UX込み90万円が目安

担当範囲は、経験年数と並んで単価を大きく左右します。同じ「UIデザイナー」という肩書きでも、画面制作だけを担当するのか、UX設計・ユーザビリティ改善・分析まで関わるのかで単価帯が明確に変わります。

UIのみ対応:60〜90万円が中心帯

UI制作(画面設計・ビジュアルデザイン・素材作成)を主担当とする案件の単価は60〜90万円が目安です(UI/UXデザイン案件単価 | jooi-design.io)。ゲーム向けでは、HUD(ヘッドアップディスプレイ)設計・メニュー画面・アイテム図鑑などの制作が典型的な業務内容です。

この帯の案件は要件が比較的明確で、制作物の完成基準がディレクターやプランナーから指定されているケースが多くあります。フリーランスとして稼働する際のコミュニケーションコストが抑えやすい反面、単価の上限が見えやすく、長期的に単価を上げていくためには担当範囲の拡張が必要になります。

UI+UX対応:90〜120万円が目安

ユーザビリティの評価・導線改善の提案・プロトタイプを用いたテストまで対応できる場合、単価は90〜120万円の帯になります(UI/UXデザイン案件単価 | jooi-design.io)。ゲーム向けでは、チュートリアルの改善・離脱率の高い画面の特定と改善提案・A/Bテストの設計補助などが該当します。

案件説明文を読むときに「UI設計」と「UX設計」が並記されているか、要件として「ユーザビリティ評価」「改善提案」が入っているかが、この帯に属するかどうかの目安になります。

UX戦略・PM支援まで含む:120〜150万円超

UXリサーチの設計・競合分析・KPIの設定支援・チームのデザインプロセス構築まで関わる場合、120〜150万円超の案件が対象になります(UI/UXデザイン案件単価 | jooi-design.io)。この水準の案件はゲーム業界よりもアプリ・SaaS領域のほうが案件数が多く、ゲーム向けでは大手パブリッシャーのタイトルや新規IPの立ち上げに関わる案件が中心になります。

担当範囲を広げようとする際に起こりやすい失敗は、自分が「できる」と思っていることと、案件側が「できる根拠」として求めているものが一致していない場合です。UX改善提案の経験をポートフォリオで示す際は、「提案した内容」だけでなく「実装後に変化した数値や指標」を一緒に見せると説得力が変わります。なお、フリーランスUIデザイナーの仕事内容や独立のステップも参考になります。

Q: ゲームUIとUXの境界はどこで判断しますか?

A: 案件説明文では「画面制作」「素材制作」「実装対応」のみが要件のものはUI中心です。「ユーザビリティ評価」「フロー設計」「改善提案」「データ分析」が要件に含まれるものはUX領域が入ります。どちらの要件が自分に当てはまるかを確認してから応募すると、入案後のミスマッチが起きにくくなります。

Q: UXができなくてもUIのみで長期稼働できますか?

A: UIのみでも長期案件は存在しますが、同じ案件で単価を上げ続けるには限界が出やすい傾向があります。1つの案件で長く稼働しながら、担当範囲を少しずつ広げる交渉をする方法が、実務上よく選ばれます。

稼働条件別の単価差は常駐とリモートで5〜10万円前後の開き

稼働条件(常駐・一部リモート・フルリモート)も単価に影響します。単価差の方向は想像と逆になる場合もあるため、仕組みを理解してから選ぶことが大切です。

常駐と一部リモートの単価比較

週5常駐・月140〜180時間の前提で提示される案件の単価は60〜80万円が目安です(UI/UXデザイナー案件相場 | freelance-start.com)。常駐案件はクライアントの作業環境で稼働するため、コミュニケーションのリードタイムが短く、案件側にとっては指示しやすい条件です。そのため単価が高めに設定される傾向があります。

一方、フルリモートの案件はコミュニケーション設計が必要で、案件側の管理コストが上がります。フルリモート案件の単価は51〜62万円前後と、常駐より低めに設定される傾向があります(ゲームUIデザイナーの単価相場 | furi-ten)。ただし、フルリモートの案件は通勤費・移動時間を考慮すると実質的な差は小さくなります。フルリモートでUX対応まで含む案件であれば、常駐のUIのみ案件と同等以上になるケースもあります。

週3・週4稼働案件の特徴

週3〜4稼働の案件は、月額が40〜55万円前後と常駐より低めになりますが、別の案件と組み合わせることで月額合計を高めにできる場合があります(UI/UXデザイン案件単価 | jooi-design.io)。週3案件を2件掛け持ちするパターンは、体力的・コミュニケーション的に負荷が高く、「週3×2件は実質週7の密度になった」という声もあります。掛け持ちを検討する場合は、案件ごとのMTG頻度・成果物の納期サイクルを事前に確認してから判断してください。

稼働条件の選択基準

稼働条件を選ぶ際に迷いやすいのは、「高単価の常駐案件を取るべきか、リモートで複数案件を組み合わせるべきか」という選択です。経験年数3年未満でゲームUI実績が少ない段階では、常駐案件のほうが現場でのコミュニケーション経験を積みやすく、ポートフォリオに載せられる実績が増えやすい傾向があります。経験が積まれた段階でフルリモートに移行すると、条件交渉の選択肢が広がります。

CHECK

▶ 今すぐやること: 現在検討中の案件について、月額を稼働時間で割り、時給換算して複数案件を比べる(5分)

Q: フルリモート案件は常駐より単価が低いのですか?

A: 傾向としてはフルリモートが51〜62万円前後と常駐より低めですが(ゲームUIデザイナーの単価相場 | furi-ten)、通勤費・移動時間を考慮すると実質的な差は小さくなります。フルリモートでUX対応まで含む案件であれば、常駐のUIのみ案件と同等以上になるケースもあります。

Q: 週3稼働でフリーランスとして生活できますか?

A: 週3稼働の案件単価が40〜50万円台の場合、週3×1件だと月額が生活水準を下回ると感じる人は多くいます。週3×2件か、週3×1件+受託単発という組み合わせが現実的ですが、各案件の稼働密度を過小評価しないことが大切です。

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案件を選ぶときに確認する3つの条件

単価の相場を把握した次のステップは、低単価案件を避けるための選定基準を持つことです。案件を比較するときに見るべきポイントは3つに絞れます。

確認条件1:商流の段数

商流とは、エンドクライアントとフリーランスの間に何社入っているかです。エンドクライアント→エージェント→フリーランスの2段階であれば中間マージンは1社分ですが、エンドクライアント→一次請け→二次請け→フリーランスと3段階になるとその分だけ手元に届く単価が低くなります(UI/UXデザイナー案件相場 | freelance-start.com)。案件説明文に「商流」「プライム案件」「直受け」といった表現がある場合は確認材料になります。

確認条件2:要件定義の有無

要件定義から参加できる案件は、設計上流での意思決定に関われるため単価が高くなりやすく、経験としても蓄積されやすいです(デザイナー業務委託料金相場 | levtech.jp)。一方、仕様書が固まった状態での制作のみという案件は単価の上限が低くなりやすい傾向があります。案件説明文の「業務内容」で「要件定義から参加」「仕様検討から関わる」という記述があるかを確認してください。

確認条件3:単価の前提(稼働時間)

月額単価の比較は稼働時間の前提を揃えないと意味をなしません。同じ60万円でも、月140時間前提と月80時間前提では時給に倍近い差が出ます。案件説明文の「稼働時間」欄または「月額単価の前提」を確認し、時給換算で比較することで実質的な高単価案件を見分けやすくなります。

Q: 案件エージェントを使うべきか、直接応募すべきか?

A: エージェントを利用すると案件探しの時間が減り、単価交渉のサポートを受けられる場合があります。直接応募はエージェントの中間マージンがない分、交渉次第で高単価になる可能性がある反面、交渉・契約・支払い管理を自分で行う必要があります。最初の1〜2案件はエージェント経由で仕組みを学び、実績ができた後に直接案件を並行して探すパターンが実務上よく選ばれます。

Q: 低単価案件を断ることが難しいです。どう考えればいいですか?

A: 「今のポートフォリオでは相場の下位25%(45万円台)を下回る案件を受けることのメリットが実績以外にない」と整理すると判断しやすくなります。単価より条件(稼働日数・担当範囲・チーム規模)が自分のキャリアの次のステップに合っているかを基準にすると、断る・受けるの判断軸が持ちやすくなります。

自分の相場を3ステップで診断する

ここでは、自分の現状がどの相場帯に当たるかを3つの質問で確認します。

Q1: UIデザインの実務経験は3年以上ありますか?

Yesの場合はQ2へ進んでください。Noの場合(1〜2年)は目安帯が46〜51万円です。担当範囲がUIのみの場合、この帯の案件から始めると要件と合いやすくなります。

Q2: UI制作に加え、ユーザビリティ評価や導線改善の提案経験がありますか?

Yesの場合はQ3へ進んでください。Noの場合(UIのみ)は目安帯が59〜70万円です。経験5年以上でUIのみであれば、61〜70万円の案件が現実的な交渉目安になります。

Q3: UXリサーチの設計・競合分析・KPI設定への関与経験がありますか?

Yesの場合は目安帯が90〜120万円です。ゲーム向け案件では大手パブリッシャーのタイトルが中心になるため、該当実績をポートフォリオで示せるかが分かれ目です。Noの場合(UX改善提案まで)は目安帯が70〜90万円です。UI+UX対応の経験を整理して提示すると、交渉の根拠になります。

Q: 診断の目安帯より低い単価しか提示されない場合、交渉できますか?

A: 交渉は可能です。相場のレンジを示しながら「私の経験年数・担当範囲ではこのレンジが市場相場です」と伝えることが交渉の起点になります。エージェント経由の場合はエージェントに相場データを共有し、交渉窓口になってもらう方法もあります。

Q: 相場データはどの程度信頼できますか?

A: 案件サイトが集計している単価データは、実際に掲載された案件の公示単価を集計したものが多く、成約単価や交渉後の単価とは異なる場合があります。参照したデータの集計対象(案件数・期間・稼働条件の前提)を確認してから使ってください。

単価を上げる5つの実務ノウハウ

相場の把握と案件選定の基準ができたら、次は単価を上げるための実務的なアプローチです。成果につながりやすい5つを選びました。

ノウハウ1:担当範囲をUIのみからUX改善提案まで広げる

【対象】 UIのみ対応で案件単価が59〜65万円前後で頭打ちになっていると感じているゲームUIデザイナー

【手順】 現在携わっているゲーム案件の中で、改善余地のある画面を1つ選び、ユーザビリティ上の問題点を自分なりに整理します(30分)。次に問題点と改善案をA4一枚程度の提案資料にまとめ、ディレクターまたはプランナーに共有します(1時間)。提案が採用・否定いずれの結果になっても、その過程をポートフォリオの「設計・提案」セクションに追記してください。

【コツと理由】 UIデザイナーが改善提案を起案して採用されるケースは現場で珍しくありません。提案実績が1件あるだけで次の案件交渉で「UX改善対応可能」と説明できる根拠になり、単価帯が70〜90万円の案件に応募しやすくなります。案件側は課題発見も自走できる人を求めており、その証拠がポートフォリオ上の差分になるためです。

【注意点】 提案は最初の1件で相手の反応を見てから頻度を判断してください。ゲームプランナーが詳細仕様を持っている場合に設計領域を侵食するような形で提案すると関係悪化につながります。「改善案として共有します」という前置きで共有する形が、現場での摩擦を減らしやすいです。

ノウハウ2:ポートフォリオに「完成画面」だけでなく「決定プロセス」を追加する

【対象】 ポートフォリオが完成スクリーンショットの掲載のみになっており、書類選考の通過率が低いと感じているデザイナー

【手順】 直近の案件から1本を選び、「情報設計の検討過程」「複数案の比較」「変更前後の比較」のうち見せられるものを洗い出します(30分)。各素材に「なぜこの設計にしたか」「何を改善したか」を1〜2文追記してSlideまたはNotionにまとめます(2時間)。ポートフォリオに「制作ページ」と「プロセスページ」を分けて掲載し、書類応募時にプロセスページのリンクを添付してください。

【コツと理由】 採用現場では「この人はどう考えて設計したのか」が判断の重点になっています。完成画面だけのポートフォリオは他のデザイナーと差別化しにくく、案件担当者が見分けにくいという問題があります。決定プロセスを見せることで設計の思考経路が伝わり、単価交渉で「この人はここまで任せられる」という判断を引き出しやすくなります。

【注意点】 NDA秘密保持契約)がある案件の画面や設計書は、クライアントの許可なしにポートフォリオに掲載できません。掲載前に契約内容を確認するか、モザイク・グレースケール・一部マスクの処理が必要かをクライアントに確認することが先決です。「確認してから出す」を習慣化することが、後からのトラブルを防ぎます。

ノウハウ3:Unityへの素材受け渡し経験を、案件要件に対応させて整理する

【対象】 Unityの使用経験があるが、ポートフォリオや自己紹介でその旨をうまく伝えられていないゲームUIデザイナー

【手順】 自分がUnityを使って対応した業務(スライス・nPatch・アトラス設定・プレハブ配置など)をリストアップします(30分)。案件の求人要件に頻出する表現(「Unityでの実装補助」「エンジニアへの素材受け渡し」)と自分の経験を対応表にまとめます(30分)。対応表をもとに自己紹介文の「スキル」欄に具体的な対応業務として記載し、案件エージェントの経歴書にも反映してください。

【コツと理由】 「Unityが使える」という記述は一般的すぎて伝わりにくく、「Unityで何をやったか」を言語化せずに終わっているデザイナーが多くいます。案件担当者はスキルシートを先に見ることが多く、「Unityでのスライス・nPatch対応経験」という具体記述があるだけで、エンジニアとの連携工数が読めると判断されやすくなります。この差が書類選考の通過率を変えることは実務上よく見られます。

【注意点】 Unityのバージョン依存の機能や廃止予定の機能を「得意」として記載しないでください。案件で使われているバージョンと自分の経験バージョンが大きくかけ離れている場合は、「バージョン○○での経験あり、最新バージョンは要キャッチアップ」と正直に記載するほうが入案後のミスマッチを防ぎやすいです。

ノウハウ4:相場の数値を3軸で整理してから交渉に臨む

【対象】 単価交渉の場で「相場は知っているが、根拠を言語化できない」と感じているフリーランスのゲームUIデザイナー

【手順】 経験年数帯・担当範囲(UIのみ/UI+UX)・稼働条件(常駐/リモート)の3軸で、自分の条件に近い相場レンジを確認し、メモに書き出します(15分)。3軸の組み合わせで導き出した相場レンジの中央値を「交渉の起点」として設定します。案件担当者への交渉時に「○○年の経験・UI+UX対応・リモート稼働で市場相場は○〜○万円です」と言語化して伝えてください。

【コツと理由】 「希望単価はいくらですか?」という質問に数字だけで答えると、先方が判断しにくく、相場より低い数字で合意してしまうリスクがあります。3軸で整理した根拠を添えることで、交渉が「値引き交渉」ではなく「条件確認の対話」に変わりやすくなります。

【注意点】 参照する相場データは、自分の条件(ゲームUI特化か一般UIかを含む)に近い集計を使ってください。UI/UX全般の平均70万円を根拠に、ゲームUI案件で同額を要求すると担当者との認識が合わない場合があります。相場データの公表日が古い場合は、最新の案件掲載を5〜10件確認して補足することで説得力が増します。

ノウハウ5:時給換算で案件を比べ、実質単価の低い案件を候補から外す

【対象】 月額単価だけを比較して案件を選んでいるため、稼働量に対して報酬が合わないと感じているゲームUIデザイナー

【手順】 比較したい案件の月額単価と、月間稼働時間の前提(案件説明文から読み取るか、担当者に確認する)をメモします。月額単価÷月間稼働時間=時給換算額を計算し、複数案件を同じ基準で並べます。時給換算で下位の案件は、担当範囲・チーム規模・実績価値で補完できる理由がなければ優先度を下げてください。

【コツと理由】 月額65万円・月200時間稼働の案件より、月額50万円・月100時間稼働の案件のほうが時給換算で高く、かつ別案件を並行しやすい場合があります。比較の基準を時給に統一することで、見かけ上の月額に引きずられた損をしにくくなります。フリーランス案件の掲示が月額表示で統一されており、稼働時間の前提が読みにくい形式になっているため、この視点が見落とされやすいのです。

【注意点】 稼働時間の前提が案件説明文に明記されていない場合が多くあります。「月額○○万円」しか書かれていない案件に応募する前に、「稼働時間の前提を教えてください」と担当者に確認する習慣が、実質単価の管理につながります。

ゲームUIデザイナーの単価は3軸で把握する:まとめ

ゲームUIデザイナーのフリーランス月額単価は、経験1〜2年で46〜51万円、3〜5年で59〜61万円、5年以上でUIのみなら61万円以上、UI+UX対応なら70〜90万円が実態に近い目安です(ゲームUIデザイナーの単価相場 | furi-ten)。担当範囲・稼働条件を整理してから相場と照合することで、交渉の根拠として使いやすくなります。相場データは稼働時間の前提を確認したうえで、時給換算で比べることが実質単価を見誤らないための基本です。

単価を上げるうえで大切なのは、担当範囲の言語化とポートフォリオの更新を先に行うことです。相場の数字は交渉の起点であり、自分の条件に合ったレンジを根拠として持つことが、交渉を「値引きの場」ではなく「条件確認の場」に変える第一歩になります。フリーランスとして安定した収入を得るには、フリーランスの売上安定化の仕組みを整えることも重要です。

状況次の一歩所要時間
自分の相場レンジを確認したい経験年数・担当範囲・稼働条件の3軸でメモを作る15分
ポートフォリオを改善したい直近案件のプロセスをNotionにまとめる2時間
単価交渉に臨みたい3軸の相場レンジを言語化して担当者に伝える30分
低単価案件を避けたい商流・要件定義の有無・稼働時間前提を確認する10分

ゲームUIデザイナー フリーランス単価に関するよくある質問

Q: ゲームUIデザイナーのフリーランス単価は今後上がりますか?

A: ゲームUI市場の動向として、スマートフォンゲーム・コンソールゲームともにUI品質への要求が高まっており、ゲームUI対応経験者への需要は継続しています。相場の推移は案件の供給量・競合デザイナーの数・担当範囲の広がりで変わるため、直近の案件掲載を定期的に確認して自分の条件と照合してください。

Q: 複数エージェントに登録すべきですか?

A: 案件の重複や情報の管理が煩雑になるデメリットはありますが、エージェントごとに保有案件が異なるため、複数登録することで選択肢が広がります。UI/UXデザイナー向けの案件を扱うエージェントと、ゲーム業界特化の案件を扱うエージェントをそれぞれ1社以上登録し、案件の傾向を比較することが実務上よく選ばれる方法です。

Q: 年収1,000万円は現実的ですか?

A: 月額84万円以上を12カ月継続すると年収1,000万円になります。UX戦略・PM支援まで対応できる経験5年以上のデザイナーで、大手パブリッシャーやSaaS企業の案件に継続的に入れる状態であれば、現実的な範囲に入ります。フリーランスは稼働が途切れる月もあるため、月額84万円の案件を取り続けることと、年収ベースで1,000万円になることは別で考える必要があります。

【出典・参照元】

ゲームUIデザイナーの単価相場 | furi-ten

UI/UXデザイナー案件相場 | freelance-start.com

UI/UXデザイン案件単価 | jooi-design.io

ゲーム業界デザイナー相場 | freelance.confidence-pro.jp

フリーランスUIデザイナー単価相場 | xdesigner.jp

デザイナー業務委託料金相場 | levtech.jp

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