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iOSエンジニア フリーランス単価の相場|経験年数別に3段階で整理

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iOSエンジニア フリーランス単価の相場|経験年数別に3段階で整理
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iOSエンジニアのフリーランス月額単価は、複数の案件データを参照すると平均73万〜82万円の範囲に収まります。経験年数・スキルセット・商流の3要素で単価は大きく変動します。この記事では、経験年数別の相場、単価を上げるスキル、案件選びの実務ポイントを整理します。

目次

この記事でわかること

経験年数別の単価相場(1〜2年目40万〜60万円、5年以上80万〜120万円)を把握できます。SwiftUI・設計参画CI/CDの3条件が単価の差を生む仕組みを理解できます。職務経歴書の記述を変えることで次の案件交渉の提案金額を5〜10万円引き上げる方法がわかります。

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この記事の結論

iOSエンジニアのフリーランス単価は、経験1〜2年目で40万〜60万円、3〜5年目で60万〜80万円、5年以上で80万〜120万円が実態的な目安です。複数の媒体が公開する案件データの平均は73万〜82万円台に収まり、週5稼働・SwiftUI実装・設計工程参画の3条件がそろうと100万円超も現実的な選択肢になります。単価の差は経験年数そのものより、設計力・CI/CD構築経験・リード経験の有無で生まれるケースが多く、職務経歴書でこの3点を数値と実績で示すことが応募時の交渉に直接つながります。

最初に確認すること

自分の現在の月額単価を「週5稼働・フルリモート・直商流」の条件で換算し直す作業を5分で行います。現在の実単価と基準値のズレを把握することが、次の案件交渉の出発点になります。

状況別ショートカット

状況読むべきセクション所要時間
自分の単価相場を確認したいiOSエンジニアのフリーランス単価は経験年数で3段階に分かれる3分
単価を左右する要素を知りたい単価に差をつける3つのスキル条件3分
高単価案件の探し方を知りたい高単価案件を見分ける4つの判断基準3分
年収換算で把握したいiOSフリーランスの年収換算は稼働形態で変わる2分
今の単価が妥当か診断したい自分の単価は適正か3分で判定する3分
単価アップの実務ハックを知りたい月額単価を上げる5つの実務アプローチ5分

iOSエンジニアのフリーランス単価は経験年数で3段階に分かれる

iOSエンジニアの案件を扱う複数の媒体が公開するデータを比較すると、平均単価は73万〜82万円の範囲に分布しています(フリーランススタートのiOS案件データテクフリのiOS案件データ)。ただし、この平均値は週5稼働・実装メイン・準委任契約の案件を中心に集計されたものです。週3稼働や副業案件が混在する媒体では平均値がより低く出る傾向があるため、自分の稼働条件と照らし合わせて参照してください。

経験1〜2年目の目安は月40万〜60万円

フリーランス転向から1〜2年の時点では、Swift実装が中心で設計工程への参画経験がない段階です。月額40万〜60万円帯の案件が現実的な応募先になります。この帯域の案件は、既存アプリへの機能追加・不具合修正・UI実装が主な業務内容で、実装速度と品質の安定感が評価基準になります。

40万円を下回る案件は、週2〜3稼働か商流が深い(発注元から3次以降)ケースが多く、同じ稼働量で60万円台の案件を並行して探す価値はあります。「最初だから相場より低くても仕方ない」という感覚で条件を下げすぎると、次の案件でも同じ帯域の提案が続きやすい点は覚えておくと役立ちます。なお、フリーランスの開業資金の目安と合わせて、転向時の資金計画を立てておくことも重要です。

CHECK

▶ 今すぐやること: 現在の案件の月額・稼働日数・商流(直or何次)を確認し、週5・直商流換算の金額を計算する(5分)

Q: 未経験に近い状態からフリーランスを始めると月額はどの程度になりますか?

A: 実務経験1年未満でフリーランス転向を試みると、30万〜40万円帯の案件が現実的な応募ラインになります。この帯域は商流が深い・週3以下・スキル要件が限定的な案件が中心です。実務経験2年を超えてから転向すると、週5・月50万円以上の案件を交渉しやすくなります。

Q: 週3稼働だと単価はどうなりますか?

A: 週3稼働の場合、週5前提の案件を日割り換算した金額より1〜2割低くなるのが一般的な傾向です。週5の案件が月80万円であれば、同じスキルで週3稼働なら40万〜50万円程度が交渉の基準になります。

経験3〜5年目の目安は月60万〜80万円

実装経験に加えてSwiftUI・Combine・アーキテクチャパターン(MVVM・Clean Architectureなど)の実務適用経験がある段階では、月60万〜80万円帯の案件が射程に入ります。この帯域では、コードレビュー担当・チーム内の方針決め・技術選定への関与が求められる案件が増えます。

「SwiftUIの実装経験はあるが、設計方針の決定に関わったことがない」という状態で80万円以上の案件に応募すると、面談で設計方針に関する質問が来た際に詰まりやすく、単価交渉で後退するケースがあります。職務経歴書に「チームの設計方針策定に関わった」という記述を加えられるかどうかが、この帯域の上限を突破できるかに影響します。個人事業主の職務経歴書の書き方も参考にしながら、設計参画の実績を効果的に記述することを検討してください。

Q: Objective-Cの経験は単価に影響しますか?

A: 既存アプリのメンテナンス案件ではObjective-Cの経験が評価される場合があります。ただし、Swift・SwiftUIの経験がない場合、応募できる案件の幅が狭くなります。Objective-CからSwiftへのリファクタリング経験として整理できる場合は、単価交渉の材料になります。

経験5年以上の目安は月80万〜120万円

設計工程から参画できるシニアエンジニアの帯域です。SwiftUI・Swift Concurrency・TestFlightを用いた配布フロー・CI/CD構築の実務経験がそろうと、80万〜120万円の案件に現実的に応募できます。週5稼働・リード経験あり・設計から参画可の3条件がそろった提案ができる場合、100万円超の案件も複数の媒体で確認できます(フリーランススタートのiOS案件データ)。

120万円を超える案件は、PMO寄りの動きや技術採用の意思決定への関与が条件になることが多く、エンジニアとしての実装比率が下がる場合があります。年収規模を最大化したい場合は有効ですが、実装中心でキャリアを組みたい場合は100万〜120万円帯に絞る選択も実務上は合理的です。

Q: AndroidやFlutterの経験は単価上乗せになりますか?

A: iOS案件においてAndroidやFlutter経験を主軸に交渉すると、iOS専門エンジニアとしての評価が下がる場合があります。iOS専門として単価を上げたい時期は、iOS領域を深める方向で職務経歴書を整理するのが実務上有効です。

単価に差をつける3つのスキル条件

公開されている相場データの「平均」は、同じ経験年数でも20万〜30万円の幅を持ちます。この差は経験年数そのものではなく、スキルの組み合わせと職務経歴書での見せ方で生まれます。単価の高い案件に絞って応募できているエンジニアには、SwiftUI実装力・設計工程参画経験・CI/CD構築経験の3条件がそろっている傾向があります(テクフリのiOS案件データ)。

SwiftUI実装力は最低限の入場資格

2025年時点の新規案件では、UIKitのみの経験ではなくSwiftUIの実務経験が選考の最低ラインになっているケースが増えています。「UIKitからSwiftUIへの移行対応をした」という経験を職務経歴書に具体的に記述できると、同一帯域での応募選考で優位になります。

SwiftUIが書けるだけでは60万円台の上限を突破しにくく、「どのような設計方針でSwiftUIを導入したか」という判断の根拠まで説明できる状態が次の帯域への入り口になります。

設計工程参画の経験が60万〜80万円の壁を破る

設計工程(要件定義基本設計・アーキテクチャ選定)への参画経験は、単価に直接影響する条件です。「実装は速いが設計はPMやリードに任せていた」という状態では、企業側が80万円以上を提示しにくくなります。

設計工程への関与経験は、チームに1人でも設計を主導するエンジニアがいれば隣接する立場から経験を積めます。「設計レビューに参加してコメントした」「アーキテクチャの採用理由を文書化した」という実績でも、職務経歴書に記述可能な経験として整理できます。「自分は設計をやっていない」と判断しているエンジニアが実際は関わっているのに記述していないケースは少なくありません。

CI/CD構築経験は差別化要素になりやすい

Fastlane・GitHub Actions・Bitrise等を使ったCI/CD環境の構築経験は、持っているエンジニアがまだ少なく、差別化要素になりやすいスキルです。特に「TestFlightを用いた配布フローを自分で整備した」「CIでテスト自動化を組んだ」という経験は、高単価案件の要件欄に明記されることが増えています。

構築経験がない場合でも、既存のCI/CD環境を読み解いてトラブルシュートした経験や、設定ファイルを変更した経験は「CI/CDの運用経験あり」として記述できます。ゼロから構築した経験とは説明の重みが異なりますが、「構築経験なし」と空白にするより実態に即した記述になります。

CHECK

▶ 今すぐやること: 自分の職務経歴書に「SwiftUI・設計参画・CI/CD」の3項目が記述されているか5分で確認する

Q: AndroidやFlutter経験を持つiOSエンジニアは単価交渉で有利ですか?

A: iOS案件において、AndroidやFlutterの経験をiOSの延長線上のスキルとして整理できる場合は評価されます。ただしiOS専門として単価を上げる段階では、クロスプラットフォーム対応より設計力・CI/CD経験・リード実績を前面に出す方が交渉結果に影響します。

自分の単価は適正か3分で判定する

「自分の単価が相場の上限に近いのか、下限なのか」を把握するには、稼働条件・スキルセット・商流の3軸で現状を整理する必要があります。以下の3つの質問に答えると、現在の単価がどの帯域に位置するか判断できます。

Q1: 週5稼働・直商流の案件に参画していますか?

週5稼働かつ直商流の案件に参画している場合はQ2に進んでください。週3以下、または2次以降の商流の場合、同じスキルで週5・直商流の案件では現在単価より20〜30%高い提案が可能です。稼働条件を調整できないか確認することが先決になります。

Q2: 設計工程(要件定義・アーキテクチャ選定)に関与していますか?

設計工程に関与している場合はQ3に進んでください。実装中心の役割にとどまっている場合、同経験年数の平均より10〜20万円低い帯域に入りやすい状態です。設計工程への関与実績を1件でも作ることが次の帯域への移行条件になります。

Q3: CI/CD構築またはリード経験が職務経歴書に明記されていますか?

明記されている場合、相場の上限帯域(経験年数別の上限から10万円以内)にいる可能性があります。現在単価から5〜10万円の上乗せ交渉が現実的です。明記されていない場合、CI/CD運用実績またはコードレビュー担当実績を職務経歴書に追加することで、上限帯域に近づく準備ができます。

CHECK

▶ 今すぐやること: Q1〜Q3を確認し、「週5・直商流・設計参画・CI/CD記載」の何が不足しているかをメモに書き出す(3分)

Q: 地方在住でリモート案件に応募する場合、単価は下がりますか?

A: フルリモートで稼働できる場合、勤務地による単価差はほぼ生じません。ただし「週1〜2回の出社可能者優遇」という条件の案件では、関東在住者より提案力が弱くなる場合があります。フルリモート条件を明示した案件に絞って応募するのが実務上の対応です。

Q: 同じ経験年数でも媒体によって相場が大きく違うのはなぜですか?

A: 案件の商流・稼働条件・業種が媒体ごとに異なるためです。直商流・週5・大手クライアント案件を多く扱う媒体では平均単価が高く出ます。複数の媒体に登録して案件の実態を比較することが、相場の実感を掴む近道になります。

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高単価案件を見分ける4つの判断基準

月額100万円以上の案件を狙う場合、案件票の読み方が重要です。高単価案件には共通した記述の特徴があり、その特徴を読み取れると、応募前に面談での確認ポイントを絞れます。以下の4つの判断基準は、実際の案件票を見比べる際の確認軸になります。

判断基準1: 要件定義・設計工程への参画が明記されているか

「実装のみ」と記載された案件は、単価の上限が80万円前後になりやすい傾向があります。要件定義・基本設計・技術選定への参画が記載された案件は、上限が100万円以上になる可能性が高くなります。案件票に「上流工程参画可」「技術選定あり」の記述があるかを最初に確認します(RemoguのiOS案件解説)。

判断基準2: リードまたはテックリードの肩書きが記載されているか

リード・テックリード・シニアエンジニアの肩書きが明示された案件は、応募者に設計の意思決定や後輩エンジニアへのレビューを期待しています。この役割を担える実績がある場合、単価交渉で100万円以上を提示しやすくなります。

判断基準3: 商流が直接か1次かを確認する

案件票に「元請」「直商流」「エンドクライアント直」という記載がある場合、中間マージンが少ないため同スキルでも単価が高くなりやすい傾向があります。「SESの弊社経由」「複数ベンダー管理」という記載がある場合は、2次以降の商流になる可能性があるため、面談で確認してください。

判断基準4: 週5稼働が前提かどうかを確認する

週5・160時間/月前提の案件は、単純な時間単価で換算すると週3案件より割安になる場合があります。月額を稼働時間で割った時間単価で比較すると、案件の実質的な報酬水準がわかります。週3で月60万円の案件は、週5換算で月100万円に相当します。

Q: エージェント経由と直接契約では単価はどのくらい違いますか?

A: 直接契約が可能な場合、エージェントのマージン分を上乗せした形で交渉できます。ただし契約管理・請求管理・次案件の探索をすべて自分で行う必要があるため、稼働負荷も含めてエージェント利用と比較して判断してください。

Q: iOS案件でリモートと常駐の単価差はどの程度ですか?

A: リモートと常駐で単価に差が生じるかは案件・クライアントによります。セキュリティ要件の高い金融・医療系案件では常駐必須のケースが多く、その分単価が高めに設定される傾向があります。リモート可の案件は応募者が多くなるため、スキルの差別化が重要になります。

iOSフリーランスの年収換算は稼働形態で変わる

月額単価を年収に換算する際は、稼働月数・経費社会保険料を考慮する必要があります。単純に月額×12ヶ月で計算すると実態より高く見積もりやすい点に注意が必要です。

月額70万〜80万円帯の年収換算

月額70万円・週5稼働・稼働11ヶ月(1ヶ月分を案件切り替え・有給相当として差し引く)で計算すると、売上ベースで年間770万円になります。ここから国民健康保険国民年金所得税住民税(目安として売上の25〜30%)を引いた手取り試算は540万〜580万円前後になります。月額80万円の場合、売上880万円・手取り試算は620万〜660万円前後が目安です。

「年収換算約840万〜960万円」という数字が相場記事に登場することがありますが、これは月額70万〜80万円×12ヶ月の単純計算値です。案件の空白期間・経費・税負担を考慮した実態とは異なるため、手取りベースで把握した方が資金計画を立てやすくなります。フリーランスの手取りと年収換算の実態については、別記事でより詳しく解説しています。

月額100万円以上の年収換算

月額100万円・稼働11ヶ月で売上1,100万円になります。法人化している場合、役員報酬設定や経費計上の仕方で手取りは変わりますが、個人事業主として試算すると税・保険負担後の手取りは700万〜800万円前後が一般的な目安です。年間売上が1,000万円を超えると翌々年から消費税の申告・納税義務が発生する点も資金計画に含める必要があります(消費税法第9条)。

稼働月数と単価の組み合わせ試算

月額単価稼働月数売上試算
60万円11ヶ月660万円
70万円11ヶ月770万円
80万円11ヶ月880万円
100万円11ヶ月1,100万円
120万円11ヶ月1,320万円

Q: 消費税の納税義務が発生するタイミングを教えてください。

A: 課税売上高が1,000万円を超えた年度の翌々年から、消費税の課税事業者となり申告・納税義務が生じます(消費税法第9条)。月額単価が83.4万円以上で12ヶ月稼働すると年間1,000万円超になります。インボイス制度適格請求書等保存方式)の導入により、課税事業者の選択が取引条件に影響する場合もあるため、税理士に確認することをお勧めします。

Q: 法人化するタイミングはいつが目安ですか?

A: 売上が1,000万〜1,200万円を超える時期に法人化を検討するエンジニアが多い傾向があります。法人化により役員報酬の設定・経費範囲の拡大・社会保険の選択肢が変わるため、税理士に試算してもらった上で判断してください。

月額単価を上げる5つの実務アプローチ

アプローチ1: 職務経歴書の設計参画実績を具体化して面談通過率を上げる

【対象】: 経験3〜5年目で60万〜80万円帯に留まっているエンジニア

【手順】: 直近2〜3案件で自分が関与した設計判断(アーキテクチャ選定・コードレビュー・技術選定への意見出し)をリストアップします(20分)。「設計方針の策定に参画した」「アーキテクチャ選定にコメントした」という動詞で職務経歴書に記述します(20分)。記述した実績を面談で説明する想定で、「なぜその設計方針にしたか」を30秒で答えられる形に整理します(10分)。

【ポイント】: 実務では「設計レビューに参加してコメントを残した」「技術選定の議論に加わった」という経験も設計工程への参画として記述できます。高単価案件の面談官が確認したいのは「設計の意思決定に関わる素地があるか」であり、主導した経験か補佐した経験かよりも、設計の議論に入れるかどうかが評価の焦点です。

【注意点】: 設計参画の記述を加える際に「アーキテクチャを一人で設計しました」という事実と異なる記述にしないよう注意します。面談で詳細を聞かれた際に説明が詰まると、逆に評価が下がります。記述は「参画した」「コメントした」「議論に加わった」という範囲に留めることが実務上の安全な対応です。

アプローチ2: 複数エージェントの案件データを比較して商流と単価の関係を把握する

【対象】: 現在1つのエージェントに依存しており、相場の全体感が掴めていないエンジニア

【手順】: 自分のスキルセット(Swift・SwiftUI・経験年数・稼働条件)を整理した1枚のメモを用意します(10分)。フリーランススタート・テクフリ・Remoguなど複数の媒体で同条件の案件を10件以上検索し、単価と商流(元請/1次/不明)を記録します(30分)。同じ稼働条件・同じスキル要件の案件で単価に差がある場合、商流の違いが原因かを確認します(10分)。

【ポイント】: 同スキルでも媒体によって20万〜30万円の差が出る場合があります。この差の多くは商流の深さ(直商流vs2次3次)から生まれます。複数の媒体を比較すると「自分のスキルで商流が直なら80万円、2次なら60万円」という感覚が数字として確認でき、次の交渉の根拠になります。フリーランスのエージェント比較の記事も参考に、複数エージェントを効率的に活用してください。

【注意点】: エージェントを複数掛け持ちする場合、同じ案件に複数の経路から応募すると先に応募した側の条件が優先される商慣習があります。興味を持った案件は応募前にエージェントに確認してください。

アプローチ3: CI/CD構築の実績を1件作りエージェント面談での差別化ポイントを増やす

【対象】: CI/CDの運用経験があるが、構築経験がないため職務経歴書に書けていないエンジニア

【手順】: 現在の案件または個人プロジェクトでGitHub Actionsを使ったビルド自動化を1つ設定します(2〜4時間)。設定した内容と「なぜその構成にしたか」を200字以内で文書化します(30分)。職務経歴書の技術スキル欄に「GitHub Actionsを用いたiOSビルド自動化の設定経験」として追記します(10分)。

【ポイント】: 面談では「CIの設定を自分で書いたことがあるか、ない場合は既存のCIをトラブルシュートした経験はあるか」という粒度で確認されます。個人プロジェクトでの設定経験でも、「なぜその構成にしたか」まで説明できれば実務に近い経験として評価されます。

【注意点】: 個人プロジェクトでの経験を「業務で構築しました」という表現にすると事実と異なります。「個人プロジェクトでGitHub Actionsを設定した」という記述は問題ありませんが、「業務用の本番パイプラインを構築した」という記述は業務実績がある場合にのみ使います。

アプローチ4: 月額報酬を年収・手取りベースで把握して交渉の下限を設定する

【対象】: 月額の数字だけで案件を選んでおり、稼働条件や税負担を含めた比較ができていないエンジニア

【手順】: 検討している案件の月額単価を「月額×稼働月数(空白期間を1〜2ヶ月見込む)」で売上試算します(5分)。売上試算額の25〜30%を税・保険の概算として差し引き、手取り試算を計算します(5分)。手取り試算が自分の生活費・貯蓄目標を上回るかを確認し、下回る案件は単価交渉または見送りの判断をします(5分)。

【ポイント】: 月額90万円で週4稼働の案件と、月額75万円で週5稼働で空白期間が少ない案件を比較すると、後者の方が年間手取りが高くなるケースがあります。月額の数字だけでなく、稼働形態込みの年収で比較することが実態に即した選択になります。

【注意点】: 税・保険の概算は25〜30%としましたが、売上規模・経費・法人化の有無によって実際の負担率は異なります。売上が1,000万円前後の場合、消費税の納税義務の判定を含めて税理士に確認することをお勧めします。

アプローチ5: 面談前に自分のスキルを「単価に直結する言葉」に変換する

【対象】: 技術的な実績はあるが、面談で単価交渉に至る前に評価が下がっていると感じているエンジニア

【手順】: 直近の案件で行った作業を「機能追加・不具合修正・UI実装」などの作業レベルの言葉でリストアップします(15分)。各作業について「その作業によってプロダクト・チームにどんな変化が起きたか」を書き加えます(20分)。「SwiftUIで画面を実装した」→「SwiftUIでDiffableDataSourceを用いた一覧画面を新規実装し、チームのUI実装の標準パターンとして採用された」のように記述を変換して職務経歴書を更新します(30分)。

【ポイント】: 単価が高い帯域の案件では「その実績によってチーム・プロダクトに何が変わったか」という影響の記述が評価に影響します。面談官は「このエンジニアを入れると何が改善するか」を判断材料として見ているため、作業の記述だけでなくその作業の意味・影響まで書かれた職務経歴書は面談通過率が変わります。また、単価交渉メールのテンプレートを用意しておくと、交渉局面での対応がスムーズになります。

【注意点】: 影響の記述を誇張する必要はなく、「チームの標準パターンとして採用された」「コードレビューで承認された」「本番リリースまで安定稼働した」という事実レベルの記述で十分です。「〇〇を改善して売上〇%増加」のような数値は計測していない場合は書かず、「〇〇の品質改善に貢献した」という範囲に留めてください。

iOSフリーランス単価は3条件で決まる

iOSエンジニアのフリーランス月額単価は、経験年数を基準にすると1〜2年目40万〜60万円・3〜5年目60万〜80万円・5年以上80万〜120万円が実態の目安です。この帯域の上限に近いかどうかは、SwiftUI実装力・設計工程参画経験・CI/CD構築経験の3条件の有無で変わります。複数の媒体データでは平均73万〜82万円に収まっており、週5・直商流・設計参画の3条件がそろうと100万円超も現実的な選択肢になります。

単価の差は経験年数より職務経歴書の記述と面談での説明の解像度で生まれるケースが多くあります。「設計に関わっていない」「CI/CDは触ったことがない」と判断しているエンジニアの中に、実態は関わっているのに記述していないという状況は珍しくありません。現在の職務経歴書を見直して、単価に直結する3条件が記述されているかを確認するところから始めると、次の案件交渉での提案内容が変わります。

状況次の一歩所要時間
経験1〜2年目で40万円台週5稼働・直商流案件に絞って応募し、60万円の案件を1件獲得する案件検索2時間
経験3〜5年目で60万〜70万円台設計参画実績を職務経歴書に追記して80万円帯に応募する職務経歴書更新1時間
経験5年以上で80万〜90万円台CI/CD・リード経験を職務経歴書に追記して100万円帯に応募する職務経歴書更新1時間
現状の相場感が掴めない複数媒体で同条件の案件10件を比較する案件検索1時間

iOSエンジニアのフリーランス単価に関するよくある質問

Q: iOSエンジニアのフリーランス月額単価の平均はいくらですか?

A: 複数の案件媒体が公開するデータでは、平均単価は73万〜82万円の範囲に分布しています(フリーランススタートのiOS案件データテクフリのiOS案件データ)。この平均値は週5稼働・実装中心の案件を中心に集計されたものです。週3稼働や商流が深い案件が混在する媒体では平均値が低く出る傾向があるため、自分の稼働条件と照らして参照してください。

Q: Swift・SwiftUI以外に何を身につけると単価が上がりますか?

A: 設計工程参画経験(要件定義・アーキテクチャ選定)とCI/CD構築経験が、単価に直接影響する条件として複数の案件票に記載されています。加えて、コードレビューを担当したリード経験が職務経歴書に明記されているかどうかも、80万円超の案件の通過率に影響します。

Q: 高単価案件はどの媒体で探すのが有効ですか?

A: 直商流・週5・大手クライアント案件を扱う専門エージェントに複数登録して比較するのが実務上の一般的な方法です(RemoguのiOS案件解説)。1媒体だけでは案件の偏りがあるため、少なくとも2〜3社を並行して利用して条件を比較してください。

【出典・参照元】

フリーランススタートのiOS案件データ

テクフリのiOS案件データ

RemoguのiOS案件解説

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