目次

この記事でわかること

Wordの見出しはスタイル設定で完了し、フォントサイズ変更だけでは目次が作れない理由が分かる。Ctrl+Alt+1〜3のショートカットで見出し設定が3秒に短縮できる。見出し1〜3の階層設計と目次自動生成を合わせて習得できる。

Wordの見出し設定はスタイル機能で完了する。テキストを選択してホームタブから「見出し1〜3」を選ぶだけで、目次の自動作成にも対応できる。基本操作からショートカット、スタイル変更まで5つのノウハウで解説する。

この記事の結論

Wordの見出し設定は、見出しにしたいテキストを選択し、ホームタブのスタイルギャラリーで「見出し1〜3」をクリックする3ステップで完了する。フォントサイズを変えるだけでは目次自動作成に使えないため、必ずスタイル機能で設定してほしい。ショートカット(Ctrl+Alt+1〜3)を覚えると作業時間をさらに短縮できる。

今日やるべき1つ

まず手元のWord文書を開き、章タイトルとして使いたい行を1か所選択して、ホームタブのスタイルギャラリーから「見出し1」をクリックしてみてほしい。操作の流れを体で覚えるのが最短ルートだ(所要時間:2分)。

状況別ショートカット

状況読むべきセクション所要時間
見出しを初めて設定したいWord見出し設定は3ステップで完了3分
見出し1〜3の使い分けを知りたいWord見出し階層は3段階で設計3分
目次を自動作成したいWord目次は見出しスタイルで自動生成4分
見出しのデザインを変えたいWord見出しデザインは3操作で変更4分
見出しを素早く設定したいWord見出し設定は5つの仕組みで効率化5分

Word見出し設定は3ステップで完了

見出し設定の基本は「テキストを選択してスタイルを適用する」この一点に尽きる。3ステップの手順を整理しておくと、初回の操作で迷わずに済む。

テキスト選択からスタイル適用まで

見出しを設定するには、見出しにしたいテキスト(段落)を選択し、ホームタブのスタイルギャラリーから「見出し1」「見出し2」「見出し3」のいずれかをクリックする。これだけでWordが「この行は見出しである」と認識し、ナビゲーションや目次作成に使える状態になる。Microsoft Supportの公式ガイドでも「スタイルを使って見出しを設定する方法」として案内されている。Wordにとって「見出し」とはデザインの問題ではなく、文書の構造を定義する情報だ。この設定が後の目次・ナビゲーション・印刷レイアウトすべての基盤になる。

フォントサイズ変更だけでは目次に使えない理由

WordはスタイルIDを見て見出しかどうかを判断するため、フォントサイズや太字だけを変えた段落は「標準」スタイルのまま扱われる。結果として、目次の自動作成機能で見出しとして認識されず、ナビゲーションウィンドウにも表示されない。「見た目を変える」操作と「スタイルを設定する」操作は完全に別物だ。この違いを最初に押さえておくと、後の操作で混乱しなくなる。なお、WordのPDF変換時にも見出しスタイルが正しく設定されていると、ブックマークやしおりが自動生成され、受け取った相手が閲覧しやすくなる。

設定後の確認:ナビゲーションウィンドウで確認

見出しを設定したら、表示タブから「ナビゲーションウィンドウ」を開いて確認してほしい。左側に見出し一覧が表示されれば、正しく設定できている。表示されない場合は、スタイルが正しく適用されていない可能性があるため、再度テキストを選択してスタイルギャラリーを確認する。ナビゲーションウィンドウを確認する習慣をつけると、設定ミスを即座に発見できる。

CHECK

▶ 今すぐやること: 手元のWord文書で1行選択し、ホームタブの「見出し1」をクリックする。その後ナビゲーションウィンドウを開いて表示を確認する(3分)

Q: 見出し設定後に元の書式に戻したいときはどうしますか?

A: 該当テキストを選択してスタイルギャラリーから「標準」をクリックする。Ctrl+Zで直前の操作を取り消すことも可能だ。

Q: スタイルギャラリーに「見出し1」が表示されない場合はどうしますか?

A: スタイルギャラリーの右端にある「その他」ボタン(▼マーク)をクリックするとすべてのスタイルが表示される。「見出し1〜3」を探してクリックしてほしい。

Word見出し階層は3段階で設計

階層設計のルールを先に決めてしまうと、文書全体の整理が格段に楽になる。見出し1〜3の役割を把握してから設定を始めるのが正しい順序だ。

見出し1〜3の使い分け基準

見出し1は文書全体の章レベル(例:「第1章 調査結果」)、見出し2は章内の節レベル(例:「1-1 調査概要」)、見出し3は節内の項レベル(例:「1-1-1 対象者」)に使う。レポートや提案書では、大半の文書で見出し1〜2があれば十分だ。見出し3は内容が特に細分化される場合のみ使うと読みやすくなる。これを守るだけで、目次に表示される階層も自動的に整理される。

階層を先に設計してから本文を書く手順

文書を書きながら見出しを付けていくと後から階層が崩れやすくなる。先に見出し1〜3の構成をアウトライン表示(表示タブ→「アウトライン」)で確認・設計してから本文を埋める順序が効果的だ。アンテナハウスの解説でも「アウトライン機能を使った文書構造の整理」が推奨されている。構造を先に固めることで、後から「見出しを入れ替えたい」という手戻りが減り、長文文書でも編集作業が短縮される。報告書の作成では、議事録テンプレートと同様に構成を先に決めてから内容を埋める手順が品質安定につながる。

見出し3より深い階層が必要な場合の対処

見出し4以降もWordに存在するが、日常業務の文書で見出し4まで使う必要があるケースは限定的だ。もし階層が深くなりすぎると感じた場合は、文書全体の構成を見直すタイミングと考えてほしい。必要な場合はスタイルギャラリーの「その他」から「見出し4」を選択できる。目次に表示する階層は「参考資料タブ→目次の設定→レベル」で絞り込むことを推奨する。

CHECK

▶ 今すぐやること: 今作っている文書の章立てを紙またはメモ帳に書き出し、見出し1〜2に該当する箇所を色分けしてから設定を始める(5分)

Q: 見出し2を設定したのに見出し1と同じ見た目になるのはなぜですか?

A: スタイルが正しく適用されているか確認してほしい。見出し2の文字が見出し1と同じに見える場合、スタイルではなく直接書式が適用されている可能性がある。一度「標準」に戻してから再度「見出し2」を適用してみてほしい。

Q: 見出し1〜3以外のスタイルで階層を表現することはできますか?

A: 可能だが、目次の自動作成や後工程での管理が複雑になるため、見出し1〜3を基本として使うことを推奨する。

Word目次は見出しスタイルで自動生成

見出しスタイルの設定が正しければ、目次は3クリックで完成する。仕組みを理解しておくと、目次が正しく生成されないときの原因を素早く特定できる。

目次の自動作成に必要な前提条件

目次の自動作成には、文書内の見出しすべてにスタイルギャラリーの「見出し1〜3」が適用されていることが前提だ。「参考資料」タブ→「目次」→「自動作成の目次」を選ぶと、Wordが見出しスタイルを検索してページ番号付きの目次を自動生成する。Microsoft Supportの公式ガイドでも「見出しスタイルを基準に目次が作成される」と明示されている。見出し設定が1か所でも抜けていると、その項目が目次から漏れるため、設定の網羅性が品質に直結する。

目次を更新するタイミングと操作

文書の編集後に見出しを追加・変更した場合は、目次フィールドを右クリックして「フィールドの更新」→「目次全体を更新する」を選択する。ページ番号のみ更新する場合は「ページ番号だけを更新する」でも対応できる。印刷前や提出前に必ずこの更新操作を実行する習慣をつけてほしい。完成したWord文書をExcelのPDF変換と同様の手順でPDF化する場合も、目次更新後に変換することで正確なページ番号が保たれる。

目次に表示する階層レベルの調整

デフォルトでは見出し1〜3がすべて目次に表示されるが、「参考資料タブ→目次→ユーザー設定の目次」から表示レベルを変更できる。報告書のように見出し1〜2のみ表示したい場合はレベルを「2」に設定すると、すっきりとした目次になる。表示レベルを適切に設定するだけで目次の可読性が大きく変わる。

CHECK

▶ 今すぐやること: 参考資料タブを開き、「目次」ボタンをクリックして「自動作成の目次1」を選んで目次が正しく生成されるか確認する(3分)

Q: 目次に表示したくない見出しがある場合はどうしますか?

A: 該当の見出しを選択し、段落の書式設定で「アウトラインレベル」を「本文テキスト」に変更すると目次から除外できる。見出しスタイルを使わず、書式のみを手動で設定する方法もある。

Q: 目次のデザイン(フォントや点線)を変更することはできますか?

A: ユーザー設定の目次から「変更」ボタンをクリックすると、目次1〜3のスタイルを個別に編集できる。フォント・サイズ・インデントをカスタマイズできる。

Word見出し設定を3分で診断

現在の文書が正しく見出し設定できているか、以下の手順で3分以内に確認できる。

Q1: ナビゲーションウィンドウを開いたとき、左側に見出し一覧が表示されますか?

表示される場合はQ2へ進む。表示されない場合は、見出しスタイルが適用されていない可能性がある。ホームタブのスタイルギャラリーを確認し、見出し行に「見出し1〜3」のいずれかが適用されているか確認してほしい。

Q2: 目次を自動作成したとき、想定した見出しがすべて表示されましたか?

すべて表示された場合はResult Aへ進む。一部表示されない場合はQ3へ進む。

Q3: 表示されなかった見出しを選択したとき、スタイルギャラリーに「見出し1」「見出し2」等が反転(選択状態)で表示されますか?

反転している場合は目次レベル設定の問題だ。参考資料タブ→ユーザー設定の目次でレベル数を確認してほしい。反転していない場合はスタイルが未適用だ。再度テキストを選択してスタイルギャラリーから見出しを選択してほしい。

Result A: 見出し設定は正しく完了している。

次のステップとして、見出しスタイルのデザインをカスタマイズして文書の見栄えを整えてほしい。

Result B: 見出しスタイルの再設定が必要だ。

問題のある行を1行ずつ選択し、スタイルギャラリーで「見出し1〜3」を適用してほしい。設定後にナビゲーションウィンドウで再確認する。

CHECK

▶ 今すぐやること: ナビゲーションウィンドウ(表示タブ→ナビゲーションウィンドウ)を開き、見出し一覧が正しく表示されているか1分で確認する(1分)

Q: ナビゲーションウィンドウに一部の見出しが表示されないのはなぜですか?

A: その見出し行にスタイルではなく直接書式が適用されている可能性がある。テキストを選択してスタイルギャラリーを確認し、「見出し1〜3」のいずれかが選択状態になっているか確認してほしい。

Q: ナビゲーションウィンドウ自体が表示されない場合はどうしますか?

A: 表示タブ→「表示」グループ内の「ナビゲーションウィンドウ」にチェックを入れてほしい。チェックが入っていない場合は表示されない。

Word見出しデザインは3操作で変更

スタイルの変更は本文には影響しないため、安心して操作できる。デザイン変更を個別に行うより、スタイル編集を使う方が圧倒的に速い。

スタイル編集でフォントと色を統一変更

見出しのデザインを変えるときは、テキストを直接書式変更するのではなく、スタイル自体を編集する。操作はホームタブのスタイルギャラリーで「見出し1」を右クリック→「変更」を選択し、フォント・サイズ・色・太字などを設定する。スタイルを変更すると、文書内の同じスタイルが適用されたすべての箇所に変更が反映されるため、100か所の見出し1を一括で変更できる。個別にフォントを変えていくと、後から全体デザインを統一するために膨大な時間がかかる。スタイル編集の習慣を最初からつけてほしい。

note「見出しとスタイル番号にお悩みの方へ」でも、スタイルを変更するとすべての見出しに一括で反映される点が紹介されている。

変更前に行うべき確認:フォント・サイズ・色

スタイル変更前に、現在の見出し1のフォント(游明朝、游ゴシック等)・サイズ(14pt、16pt等)・色(青、黒等)を確認しておくと、意図しない変更を防げる。スタイルの「変更」ダイアログ内の「書式」ボタンから「フォント」を選ぶと詳細設定が可能だ。変更後は「このドキュメントのみ」を選択するか、「このテンプレートを使用しているすべての文書」を選択するかを判断してほしい。デフォルト設定を変えたくない場合は「このドキュメントのみ」を選ぶのが安全だ。

アウトライン番号で章立てを自動ナンバリング

見出しにアウトライン番号を設定すると「1.」「1.1」「1.1.1」といった番号が自動的に付与される。ホームタブの「アウトライン番号」ボタンから設定できる。Microsoft Supportの章番号ガイドでも「リスト ライブラリに含まれるリスト スタイルを使用して章番号を設定する方法」として案内されている。見出し番号を手動管理すると章の挿入・削除のたびに全体の番号を修正する必要があるが、自動ナンバリングを設定すれば章を追加・削除しても番号が自動更新される。論文・報告書・技術文書で特に効果を発揮する。

CHECK

▶ 今すぐやること: スタイルギャラリーの「見出し1」を右クリック→「変更」を開き、現在のフォント設定を確認する(2分)

Q: スタイルを変更したら意図しない箇所のデザインまで変わってしまいました。どうすればいいですか?

A: 意図しない箇所に同じスタイルが適用されていた可能性がある。変更前に「Ctrl+Z」で操作を取り消し、対象範囲だけに別のスタイルを割り当ててから再変更してほしい。

Q: 変更したスタイルを元のデフォルトデザインに戻すことはできますか?

A: スタイルの「変更」ダイアログを再度開き、「書式」→「フォント」や「段落」を元の値に設定してほしい。完全にリセットしたい場合は、スタイルギャラリーで右クリック→「スタイルをデフォルトに戻す」が表示されるバージョンもある。

Word見出しのケーススタディは2パターンで比較

見出し設定の成否を分けるのは、操作の順序よりも「スタイル設定の考え方」を最初に理解しているかどうかだ。

ケース1(成功パターン):論文・レポートで見出し設定を先に設計したケース

フリーランスのライターが、クライアントから20ページの報告書作成を依頼された。本文を書き始める前に、ナビゲーションウィンドウを表示しながら「見出し1→章、見出し2→節」の構成を先に設計し、見出し行に順番にスタイルを適用していった。本文完成後に参考資料タブから目次を自動生成したところ、修正ゼロで目次が完成し、クライアントへの提出が予定より早く完了した。

note「Wordで論文やレポートを書くときの見出しの設定の仕方」でも「見出し設定を先にやっておくとあとから目次が自動生成できて本当に楽でした」という声が紹介されている。

見出し設定をせずに本文を書き終えていた場合、後から全行を確認しながら見出しを設定する作業が発生し、追加作業が必要になっていた。なお、企画書の書き方でも同様に「構成を先に固めてから文章を書く」順序が効率化のカギと説明されている。

ケース2(失敗パターン):フォントサイズ変更で見出しを代用したケース

別のフリーランスが、急ぎの資料作成でフォントを大きく・太字にして見出し代わりに使い続けた。最後に目次を自動作成しようとしたところ、目次が全く生成されず、ナビゲーションウィンドウにも見出しが表示されない状態に気づいた。結果として全ページを見直してスタイルを再適用する作業が発生し、大幅な手戻りが生じた。

Yahoo知恵袋「Word文書の見出し設定(レベル設定)はどの段階で行います…」でも「ずっとフォントサイズを変えるだけで見出し設定をしていたが、目次が作れなくて困った」という報告がある。

最初の1行目から見出しスタイルを適用していれば、目次の手戻りはゼロで済んでいた。

CHECK

▶ 今すぐやること: 現在作業中の文書を開き、フォントサイズ変更のみで「見出し風」にしている行がないかをナビゲーションウィンドウで確認する(2分)

Q: 既に完成した文書にあとから見出しスタイルを設定する効率的な方法はありますか?

A: 見出し候補の行を1行ずつ選択してショートカット(Ctrl+Alt+1〜3)を使うと、マウス操作より速く設定できる。ナビゲーションウィンドウを表示しながら操作すると設定漏れを即確認できる。

Q: 見出しスタイルを設定したら目次ページ番号がずれてしまいました。どうしますか?

A: 目次を右クリック→「フィールドの更新」→「目次全体を更新する」を選択してほしい。見出しの追加・削除後は必ずこの更新操作を実行することでページ番号が正確になる。

Word見出し設定は5つの仕組みで効率化

ショートカットを覚えると見出し設定のストレスが消える。実務ですぐに使える5つのノウハウを整理した。

ハック1:Ctrl+Alt+1〜3で見出し設定を3秒で完了

【対象】:Wordで文書作成を日常的に行うフリーランスで、スタイルギャラリーをマウスで探すのが手間に感じている方

【手順】:見出しにしたい行にカーソルを置く(選択は不要、カーソルを置くだけで段落全体に適用される)(10秒)。Windows版はCtrl+Alt+1で見出し1、Ctrl+Alt+2で見出し2、Ctrl+Alt+3で見出し3を入力する(3秒)。ナビゲーションウィンドウで設定が反映されたことを確認する(5秒)。

【コツと理由】:「カーソルを置いてショートカットキーを押す」だけで完結する。Wordがカーソルのある段落に即時スタイルIDを書き込む仕組みのため、行頭・行末どこにカーソルがあっても結果が変わらない設計になっている。

【注意点】:Mac版Wordではこのショートカットが動作しない場合がある。Mac版はCommand+Option+1〜3が対応する場合があるが、バージョンによって異なるため、キーボードショートカットの設定から確認してほしい。「Ctrl+Alt+1を押しても何も変わらない」場合は、他のソフトウェアがこのショートカットを使っている可能性がある。

ハック2:スタイルの一括変更で100か所の見出しを3秒で統一

【対象】:文書内に複数の見出し1〜2が設定されており、後からデザインを統一変更したいと考えているフリーランスの方

【手順】:スタイルギャラリーで変更したい見出し(例:見出し1)を右クリックする(3秒)。「変更」を選択し、フォント・サイズ・色を設定する(30秒)。「このドキュメントのみ」または「このテンプレートに基づくすべての文書」のどちらかを選択してOKをクリックする(5秒)。

【コツと理由】:スタイルの一括変更を使えば文書内すべての同スタイル箇所に瞬時に反映される。WordがスタイルIDを紐付けており、スタイル定義を変えると参照先が全件更新される仕組みによるものだ。デザインの実体はスタイル定義に格納されており、個別の段落はそれを参照しているだけになっている。

【注意点】:「このテンプレートに基づくすべての文書」を選択すると、他のWord文書にも変更が適用される場合がある。特定の文書だけ変更したい場合は必ず「このドキュメントのみ」を選択してほしい。一括変更は取り消しにくいため、事前にファイルを別名保存してバックアップを取ることを推奨する。

ハック3:アウトライン表示で文書構造を5分で全体最適化

【対象】:20ページ以上の長文文書で、見出し構成が正しく設定されているか一覧で確認したいフリーランスの方

【手順】:表示タブ→「アウトライン」をクリックしてアウトライン表示に切り替える(5秒)。見出し行の左側の「+」「−」をドラッグして見出しの順序を変更する(1〜3分)。表示タブ→「印刷レイアウト」に戻して通常表示に切り替える(5秒)。

【コツと理由】:アウトライン表示では見出しだけが一覧表示され、本文は非表示にできるため、文書全体の論理構造をひとめで把握できる。章の順序入れ替えもドラッグ操作で完結し、個別の本文をカット&ペーストする必要がない。「アウトライン表示で見出し構造を確認・整理してから本文を書く」順序が長文文書の品質を安定させる。報告書の書き方でも構成設計を先に行う重要性が解説されており、アウトライン表示はその実践に最適なツールだ。

【注意点】:アウトライン表示での編集中に本文のフォントや画像が崩れることがまれにある。アウトライン表示はあくまで構造確認に使い、本文の細かい書式調整は印刷レイアウト表示で行ってほしい。

ハック4:見出し設定前の構成表で手戻りをゼロにする

【対象】:報告書・提案書を頻繁に作成するフリーランスで、途中から見出し構成を変更する手戻りが多い方

【手順】:文書作成前にメモ帳またはExcelで「章タイトル(見出し1)/節タイトル(見出し2)」の一覧表を5分で作成する(5分)。一覧表に沿ってWordで見出し行を先に入力し、スタイルを適用する(5分)。各見出し下に本文を書き足していく(本文執筆時間)。

【コツと理由】:先に構成を決めることで、書き進めるうちに「章の順序がおかしい」「節が重複している」と気づいて大幅に書き直す事態を防げる。「見出し構成を先に確定させてから本文を書く」順序が品質の安定した文書を短時間で仕上げる最短ルートだ。

【注意点】:構成表を詳細に作り込みすぎる必要はない。「見出し1が何個、見出し2が各章に何個」という大枠だけ決まれば十分だ。構成表の作成に10分以上かける必要はない。

ハック5:見出しスタイルを再利用してテンプレート化する

【対象】:同じフォーマットの文書を定期的に作成するフリーランスで、毎回見出しのデザイン設定をやり直している方

【手順】:完成した文書の見出しスタイルを確認し、再利用したいスタイル設定が揃っているテンプレートとして保存する(名前を付けて保存→ファイルの種類「Wordテンプレート(.dotx)」を選択)(2分)。次回の文書作成時にテンプレートを開き、見出しスタイルを流用して本文を書く(1分)。必要に応じてスタイルを微調整する(1〜5分)。

【コツと理由】:テンプレートには見出し1〜3のフォント・色・サイズ設定が保存されるため、新しい文書を開いた時点で既にスタイル設定が完了した状態から作業を始められる。同じフォーマットの文書を複数作る場合、「テンプレートに見出しスタイルを定義して再利用する」方が設定時間をゼロにできる。覚書の書き方テンプレートのように定型書類をテンプレート化する考え方は、Wordの見出し設定でも同様に応用できる。

【注意点】:テンプレートファイルを誤って上書き保存すると、以降の文書作成に影響する可能性がある。テンプレートはローカルの専用フォルダに保存し、別名での上書き保存を防ぐ運用を徹底してほしい。

CHECK

▶ 今すぐやること: Ctrl+Alt+1〜3のショートカットを実際に1回試し、ナビゲーションウィンドウで反映を確認する。習慣化できれば1週間で見出し設定のストレスがなくなる(3分)

Q: Macでも見出し設定のショートカットはありますか?

A: Mac版WordではCommand+Option+1〜3が対応する場合がある。動作しない場合はWordのキーボードショートカット設定から確認・変更してほしい。

Q: 見出し設定を解除して「標準」スタイルに戻す方法は何ですか?

A: 見出しを解除したい行を選択し、スタイルギャラリーから「標準」をクリックする。ショートカットではCtrl+Shift+Nで「標準」スタイルに戻すことができる。

Word見出し設定を完了させる:3ステップと5つの効率化

Wordの見出し設定は「テキスト選択→スタイルギャラリーで見出し1〜3を選択」という3ステップで完了し、フォントサイズ変更と異なり目次の自動作成にも対応できる。見出し1〜3の階層を先に設計し、アウトライン表示で構造を確認する習慣をつけると、長文文書でも手戻りなく仕上げられる。ショートカット(Ctrl+Alt+1〜3)とスタイルの一括変更を組み合わせれば、見出し設定にかかる時間を大幅に削減できる。

今日中にナビゲーションウィンドウを開いて見出し設定を1か所試してほしい。1回操作を体験するだけで、スタイル機能の理解が大きく変わる。

状況次の一歩所要時間
初めて見出しを設定したいホームタブのスタイルギャラリーで「見出し1」を1か所クリックする2分
目次を今すぐ作りたい参考資料タブ→「目次」→「自動作成の目次1」を選択する3分
見出しデザインを変えたいスタイルギャラリーの「見出し1」を右クリック→「変更」を開く2分
効率化を今日から始めたいCtrl+Alt+1〜3のショートカットを1回試してみる1分

Word見出し設定に関するよくある質問

Q: 見出し設定をするとなぜ自動で目次が作れるのですか?

A: Wordの目次機能は「見出し1〜3」のスタイルが設定された段落を自動的に検索し、その文字列とページ番号を一覧化する仕組みだ。スタイルが設定されていない段落は目次に含まれないため、見出しスタイルの適用が目次自動作成の前提となっている(Microsoft Support「Word 文書に見出しを追加する」)。

Q: 見出し設定はWordのどのバージョンでも同じ手順ですか?

A: Word 2013以降のバージョンであれば、ホームタブのスタイルギャラリーから見出しを設定する基本手順は共通だ。Microsoft 365サブスクリプション版)でも同様に操作できる。UIの細部はバージョンによって異なる場合がある。

Q: 見出し設定した行のテキストを後から変更してもスタイルは維持されますか?

A: テキストを編集してもスタイルは維持される。段落にスタイルが紐付いているため、文字を打ち替えても見出し1〜3の設定は保持される。ただし、DeleteキーやBackspaceで段落を隣の段落と結合した場合は、スタイルが引き継がれない場合があるため確認してほしい。

【出典・参照元】

Microsoft Support「Word 文書に見出しを追加する」

Microsoft Support「章番号を追加する」

アンテナハウス「Microsoft Wordのアウトラインと見出しスタイルを活用する方法」

note「Wordで論文やレポートを書くときの見出しの設定の仕方」

note「見出しとスタイル番号にお悩みの方へ」

Yahoo知恵袋「Word文書の見出し設定(レベル設定)はどの段階で行います…」