フリーランスUIデザイナーの月額単価は、経験年数や対応範囲によって月40万〜120万円超の幅があります。UIのみ対応とUI/UX両対応では月30万〜60万円以上の開きが生じることもあり、見積もり前に自分の現在地を整理することが先決です。この記事では経験年数・対応範囲・稼働形態ごとの相場と、単価を引き上げるための具体的なアプローチを解説します。
この記事でわかること
自分の現在地(経験年数・対応範囲別の月額単価目安)を3分で特定できます。週5・週3〜4・副業という稼働形態ごとの適正単価の考え方を把握できます。ポートフォリオ改善・UXリサーチ参入・継続案件の値上げ交渉という具体的なアプローチを5つ確認できます。
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Q1. 今のデザインの仕事で、一番近い悩みは?
この記事の結論
フリーランスUIデザイナーの月額単価は、経験1〜2年で月40万〜60万円前後、3〜5年で月60万〜90万円前後、5年以上で月80万〜120万円超が目安です。UIのみ対応であれば月60万〜90万円の中心帯が基準で、UI/UXリサーチや情報設計まで担う場合は月90万〜120万円以上に届く案件が増えます。単価交渉では作業量ではなく、成果と責任範囲を根拠として提示することで交渉が進みやすくなります。
最初に確認すること
現在の自分の対応範囲(UIのみ / UI+UXリサーチ / 戦略・PM支援まで)を1つ確定させてください。対応範囲が明確でないと、相場の中でも低いレンジに収まりやすく、見積もり時の根拠も薄くなります。確認所要時間は約5分です。
状況別ショートカット
| 状況 | 読むべきセクション | 所要時間 |
| 自分の単価が相場に合っているか知りたい | UIデザイナーの月額単価は経験年数・対応範囲で決まる | 約3分 |
| 稼働日数別の適正単価を確認したい | 週5・週3〜4・副業の稼働形態別単価を整理 | 約3分 |
| 見積もりや単価交渉の準備をしたい | 単価を引き上げる5つのアプローチ | 約5分 |
| 画面単価・時間単価の考え方を知りたい | 月額・時間・画面単価の3軸で案件を比較する方法 | 約3分 |
| 高単価案件に必要なスキルを把握したい | 高単価化に必要な対応範囲とスキルセット | 約4分 |
UIデザイナーの月額単価は経験年数・対応範囲で決まる

経験年数別の月額単価の目安
経験1〜2年のフリーランスUIデザイナーの月額単価は月40万〜60万円前後が目安です。この段階では画面制作・ビジュアル調整が主な業務で、案件の主役というより補助的な役割での参画が多くなります。単価が相場より低く感じる場合でも、まずはポートフォリオで制作物の質を可視化することが先決です。
経験3〜5年になると月60万〜90万円前後のレンジに入る案件が中心になります。要件定義への参加、画面仕様書の作成、複数ページの情報設計まで担えるかどうかがこのレンジの境界です。「デザインを作るだけ」から「設計まで担う」へシフトするタイミングで、単価交渉の余地が広がります。
経験5年以上では月80万〜120万円超が視野に入ります。UXリサーチの設計・実行、数値ログを使った課題特定、PdMや開発チームとの折衝まで担える場合は月120万〜150万円超の案件にも届きます。このレンジは対応範囲の広さと、過去の改善実績の具体性で単価が変動します(フリーランスUIデザイナーの月額単価相場)。
「1〜2年でも月60万は受けてよいのか」と悩む場合、案件ごとに求める対応範囲を確認してから判断する方が、断られた後の修正よりも時間を節約できます。
Q: 経験1年でフリーランス転向は早いですか?
A: 経験年数より対応できる業務範囲が重要です。画面制作・ガイドライン適用・基本的な仕様書作成ができれば月40万〜50万円の補助的な案件から参入するケースがあります。最初は週3〜4稼働の案件で実績を積む方法が有効です。
Q: 経験年数はどこから数えますか?
A: 社員としてのUIデザイン実務期間が目安です。案件によって「フリーランス歴」を問われる場合があるため、エージェントに確認してから応募することを勧めます。
UIのみ・UI+UX・戦略支援ごとの単価差
対応範囲と月額単価の目安は以下のとおりです(UI/UXデザインの案件単価)。
| 対応範囲 | 月額単価の目安 |
| UIのみ(画面制作・ビジュアル調整) | 月60万〜90万円 |
| UI+UX(情報設計・UXリサーチ含む) | 月90万〜120万円 |
| 戦略支援・PM支援まで含む | 月120万〜150万円超 |
業界・プロジェクト規模・稼働日数によって変動します。
フリーランスとして活動するUIデザイナーの仕事内容や独立ステップについては、フリーランスUIデザイナーの仕事内容や独立に必要なステップも参考になります。

Q: UIのみでも月90万円を超えることはありますか?
A: あります。金融・医療・SaaSなど難易度の高い領域で、品質基準が厳しい案件ではUI専業でも月90万円超の案件が出ることがあります。業界と要件を確認して判断してください。
Q: UXリサーチの経験がなくてもUI+UXの案件に応募できますか?
A: インタビュー設計や分析補助の実績があれば応募できる案件があります。「UXリサーチ必須」と明記された案件には、実績なしでの応募は避けた方が双方の手間を省けます。
CHECK
▶ 今すぐやること: 自分の対応範囲(UIのみ / UI+UX / 戦略支援)を1つ確定し、上の表と照合する(5分)
週5・週3〜4・副業の稼働形態別単価を整理

稼働形態別の月額単価の目安
稼働形態と月額単価の目安は以下のとおりです(週5/週3/副業の単価相場)。
| 稼働形態 | 月額単価の目安 |
| 週5常駐 | 月70万〜110万円 |
| 週3〜4稼働 | 月40万〜80万円 |
| 副業・週1〜2稼働 | 月10万〜35万円 |
週3〜4稼働の案件は、本業フリーランスが複数案件を並行する際の調整弁として活用されることが多いです。副業・週1〜2稼働の案件では、フルタイムの月額単価をそのまま適用して提示すると先方との認識ズレが生じやすいため、稼働時間ベースで計算し直してから提示することを勧めます。
稼働時間が少なくても専門性への対価は正当ですが、案件ごとの期待値を事前に言語化して合意しておくと、後から修正回数で実質単価が削られるリスクを下げられます。副業としてUIデザインを始める場合の自宅副業のおすすめジャンルと月3万円の始め方も参考にしてください。

CHECK
▶ 今すぐやること: 自分の現在の稼働日数と月額単価を書き出し、上の表と照合して乖離がどこにあるかを確認する(5分)
Q: 週3案件を2本並行する場合、単価の考え方はどうなりますか?
A: 案件Aで週3、案件Bで週3という形で月実質6〜7日超の稼働になるケースがあります。それぞれの案件に週3相当の単価を設定するのが基本で、合算すると月60万〜120万円の組み合わせになることがあります。両案件に対する責任が分散するため、各案件の成果物の範囲を事前に明確化しておくことを勧めます。
A: フルリモートの方が地理的な制約が少なく応募が集まりやすいため、常駐案件よりやや単価が低く設定される傾向があります。専門性が高い案件ではリモートでも常駐相当の単価が提示される場合があります。
自分の単価を5段階で診断する

Q1: フリーランスUIデザイナーとしての実務経験は何年ですか?
1〜2年未満の場合はQ2へ、2〜5年未満の場合はQ3へ、5年以上の場合はResult Dへ進んでください。
Q2: 主な対応業務はどちらですか?
画面制作・ビジュアル調整が中心の場合はResult A、仕様書作成・情報設計まで担う場合はResult Bです。
Q3: UXリサーチや数値ログを使った課題分析を担えますか?
担える場合はResult C、担えない場合はResult Bです。
Result A: 月40万〜55万円が現在地の目安
経験1〜2年・画面制作中心の段階です。ポートフォリオに成果物の背景と意図を明記し、補助的な役割の案件で実績を積むことが次の一歩になります。
Result B: 月55万〜80万円が現在地の目安
情報設計・仕様書作成まで担える段階です。UXリサーチの補助経験を加えることでResult Cへのステップアップが見込めます。
Result C: 月80万〜110万円が現在地の目安
UI/UX両対応ができる段階です。業界特化(SaaS / FinTech / 医療)や、CV改善・数値成果の実績を追加することで単価交渉の根拠が厚くなります。
Result D: 月100万〜150万円超が現在地の目安
戦略支援・PM折衝まで担える段階です。エージェント経由より直請けや、複数企業との長期継続契約を軸にする方が単価を安定させやすくなります。
Q: 診断結果より低い単価で現在受けている場合、すぐに値上げ交渉すべきですか?
A: 継続案件であれば更新タイミング(3か月〜6か月後)が交渉しやすい時期です。いきなり大幅な値上げより、対応範囲の拡張実績を示してから提示する方が合意を得やすくなります。
Q: 診断結果より高い単価を請求してもよいですか?
A: 応募案件の予算幅を先に確認してから提示することを勧めます。エージェント経由の案件であれば担当者に相場感を確認すると、断られるリスクを下げながら上限を探れます。
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月額・時間・画面単価の3軸で案件を比較する方法

月額・時間・画面単価の換算方法
月額単価70万円を基準に各軸へ換算すると以下のようになります。
| 換算軸 | 計算方法 | 金額目安 |
| 時間単価 | 月70万円 ÷ 140時間(週5×4週) | 時間5,000円 |
| 1画面単価(モバイル) | 案件により1万〜5万円の幅 | 条件次第で8万〜15万円 |
| LP制作(1本) | 5万〜15万円が目安 | 要件による |
| アプリ画面設計(一式) | 30万〜80万円程度 | スコープによる |
画面単価案件は単価が明示されやすく、クラウドソーシング上でも参考値が確認できます(Lancers UXデザイン画面単価例)。修正回数・納品形式・素材準備の有無が条件に含まれるかで実質単価が変わるため、受注前に範囲を明記した合意書を交わしてください。
業務委託の長期継続案件は月額固定が計算しやすく、単発や成果物ベースの案件は画面単価・プロジェクト単価の方が交渉しやすい傾向があります。
Q: 時間単価と月額単価、どちらで交渉するのが有利ですか?
A: 案件の性質によります。要件が曖昧で仕様変更が頻繁に起きやすいプロジェクトでは時間単価の方が追加費用を請求しやすく、要件が固まっている案件では月額固定の方がトラブルが少なくなる傾向があります。
Q: クラウドソーシングの画面単価は市場相場より低いですか?
A: Lancersなどのクラウドソーシングでは、エージェント経由の案件より単価が低めになる傾向があります。実績を積む段階での参入窓口として活用し、直請けや高単価案件への移行の足がかりにする使い方が合います。
単価を引き上げる5つのアプローチ

アプローチ1: ポートフォリオに数値成果を追加する

【対象】 ポートフォリオが制作物の見た目のみで完結している、経験2〜5年のフリーランスUIデザイナー。
【手順】 まず過去に携わった案件から「リリース前後でユーザーの操作ステップが減った」「特定の画面の離脱率が改善した」など、比較できる変化を洗い出してください(20分)。具体的な数値が出せない場合は「クライアントからのフィードバックの内容」と「自分が担った設計の意図」を記述形式で追記します(30分)。最後に各案件へ「担当範囲」「期間」「チーム構成」の3項目を追加し、単価提示の根拠として使えるように整理してください(15分)。
【ポイント】 採用側が確認しているのは「見栄えの良い画面」ではなく、「この人が参加して何が変わったか」です。数値がなくても「なぜその設計にしたか」を言語化するだけで、同じ制作物でも評価の重みが変わります。作業の証拠ではなく意思決定への参加の証拠として整理することが、単価交渉の土台になります。
【注意点】 守秘義務のある案件の数値をそのまま記載しないことが前提です。クライアントへの確認なしに成果数値を掲載すると、後から問題になる場合があります。数値が出せない場合は定性的な記述で代替できるため、「数値がないから書けない」という前提は不要です。
アプローチ2: 対応範囲を1段階広げてUXリサーチに参入する
【対象】 UI制作は問題なくこなせるが、UXリサーチや情報設計に踏み込んでいない、経験3年以上のフリーランスUIデザイナー。
【手順】 まず現在の案件のクライアントや担当PdMに「ユーザーインタビューの分析補助を担えます」と一言提示し、小さな範囲から関与を広げてください(5分の申し出)。インタビューの場に参加してメモを取り、Affinity Diagramなどのツールで整理する実績を1件作ります(1〜2週間)。その実績をポートフォリオに追記し、「情報設計・UXリサーチ補助可能」という一文を自己紹介に追加してください(30分)。
【ポイント】 「UXリサーチができる人材」と名乗るためにスクールやコースの修了が必要だと考えがちですが、実務ではインタビューの場に参加してアウトプットを出した経験の方が評価されます。現在進行中の案件での小さな貢献が、次の案件での「UXリサーチ込み」という提示の根拠になります。スキルが先ではなく実績が先という順序が、フリーランスの場合は特に機能します。
【注意点】 「UXリサーチ担当」という肩書きで応募して、実際の業務範囲が想定より広かったというケースがあります。案件応募時に「補助として参加できる」と範囲を明示する方が、後から調整するより双方の手間を減らせます。
アプローチ3: 受注前に修正回数と納品範囲を書面で合意する
【対象】 見積もり後に修正が増えて実質時間単価が下がった経験がある、すべての稼働形態のフリーランスUIデザイナー。
【手順】 まず見積もり書に「修正回数: 〇回まで(以降は追加費用)」「納品形式: Figmaファイル / PDF / 書き出し画像」「素材準備: クライアント側で用意」の3項目を明記してください(10分)。受注前の口頭合意をメールやチャットで文面化し、相手の確認を得ます(5分)。変更が発生した際は、追加費用が発生する範囲をその都度テキストで送信する習慣をつけてください(都度3〜5分)。
【ポイント】 「善意で修正に応じているうちに10回を超えていた」という経験は多くのフリーランスに共通します。「細かいことを最初に言うのは気まずい」という気持ちは理解できますが、受注後に範囲の話を持ち出すと関係が悪化するリスクが高く、受注前に書面化する方が双方にとって負担が少なくなります。プロとして範囲を明示することは、クライアントからの信頼を上げる行為として機能します。
【注意点】 「修正2回まで」と明示するより「2回の修正を含む」という表現で設定する方が受け取りやすくなります。範囲が曖昧な方がクライアント側も追加依頼しにくくなる場合があるため、明示することが双方にとって有利に働きます。
アプローチ4: 業界特化の実績を1つ積む
【対象】 業界を問わずデザイン対応してきたが、特定分野の案件で単価が伸び悩んでいる、経験3年以上のフリーランスUIデザイナー。
【手順】 まずSaaS・FinTech・医療・教育のいずれか、現在参加している案件の業界を1つ特定してください(5分)。その業界特有の制約(FinTechであれば法令対応・リスク表示の設計、医療であればアクセシビリティ要件など)を学んで案件に適用します(1〜4週間)。ポートフォリオに業界名と「この業界特有の要件への対応経験あり」という記述を追加してください(15分)。
【ポイント】 業界特化の経験がない一般的なUIデザイナーは多数いるため、特定業界の要件に精通しているという実績が単価交渉の根拠として機能します。「どの業界でも対応できます」という打ち出し方は専門性が見えにくく、単価交渉で不利になります。1つの業界で深い実績を持つ方が、「この業界ならこの人」という紹介経路が生まれやすくなります(高単価案件の例と単価帯)。
【注意点】 実際に担当していない案件の業界を「専門領域」として掲載するのは避けてください。選考や案件参画の段階で具体的な質問が来た際に対応できず、信頼を損なうリスクがあります。「経験あり」と「業界専門」は明確に書き分けてください。
アプローチ5: 継続案件の更新タイミングで単価を改定する
【対象】 継続案件を複数持っているが、当初の単価のまま1年以上経過しているフリーランスUIデザイナー。
【手順】 まず現在の継続案件のうち、契約更新が3か月以内に予定されているものをリストアップしてください(10分)。更新前の1か月前を目安に、「担当範囲の拡張」または「市場相場の変動」を理由として単価改定の提案をメールで行います(20分)。改定後の単価を新しい契約書または覚書に反映して締結してください(契約ごとに異なる)。
単価交渉メールの書き方では、クライアント関係を維持しながら単価アップを実現するテンプレートを紹介しています。

【ポイント】 更新タイミングを使わずにいると「この単価で問題ない」というシグナルとして解釈されます。成果ではなく継続への義理感から値上げを遠慮するパターンが多いですが、対応範囲が広がっていれば単価の改定は合理的な提案です。「更新のたびに関係を見直す機会として使う」という前提で案件を管理すると、長期で見た収入の安定性が変わります。
【注意点】 毎回の更新で値上げを提案するとクライアントが予算計画を立てにくくなります。1年〜1年半に1回程度の頻度で、根拠を伴って提示するのが長期的な関係維持の観点から有効です。
CHECK
▶ 今すぐやること: 現在の継続案件の契約更新日を確認し、3か月以内なら単価改定の提案メールの下書きを作成する(10分)
Q: 単価交渉で断られた場合、どうするのが得策ですか?
A: 断られた理由を確認してください。「予算がない」のか「単価に見合う実績が見えない」のかで対応が異なります。後者なら追加できる実績を明示することで再交渉できる余地があります。条件を一度確認してから判断する方が機会損失を減らせます。
Q: エージェント経由の案件で直接値上げ交渉できますか?
A: エージェントが仲介する案件では、直接クライアントと交渉するのではなくエージェントの担当者に相場比較を提示して交渉するのが基本です。エージェントによって手数料率も異なるため、値上げ交渉の前に現在の取り分を把握しておいてください。
高単価化に必要な対応範囲とスキルセット

月100万円超の案件に求められる対応の特徴
月100万〜150万円超の案件では、デザインの制作物を納品するだけでなく、以下の対応領域を担える場合が多くなります。
UXリサーチの設計・実行(インタビュー設計、アンケート設計、ユーザーテスト設計)ができることが1つの要件として見られます。もう1つは情報設計とサービス構造への関与で、画面単位ではなくサービス全体の導線設計や機能優先度の議論に参加できることが挙げられます。さらにGA4・Mixpanel・Amplitudeなどの分析ツールを使った課題特定と設計の接続ができるかどうかが、月100万円超と月80万円台の案件を分けることがあります(高単価案件の例と単価帯)。
「分析まで担えないとUI/UXと名乗れない」と感じて案件応募を迷う方も少なくありません。ただし、すべてのスキルを同時に揃える必要はなく、現在の案件で1つ担当範囲を広げた実績があれば次の案件のプロフィールに追記できます。
フリーランスのUXデザイナーとしての仕事内容や独立ステップについては、フリーランスUXデザイナーの仕事内容や独立に必要なステップで詳しく解説しています。

AIツール活用による業務範囲の変化
2025年時点では、FigmaのAIアシスト機能やCursor・v0などのデザイン生成ツールが普及し始めており、画面素材の生成や繰り返し作業の一部が自動化できる環境になっています。ただしこれはUI制作の工数を削る方向に働くため、「制作が速くなる」という点がそのまま単価上昇につながるわけではありません。ユーザー課題の特定・情報設計・ビジネス要件とUXの接続という、ツールで代替しにくい部分の価値が相対的に上がっています。
Q: Figmaの経験がない場合でも高単価案件に応募できますか?
A: Figmaは現在の実務標準ツールになっているため、基本操作は習得していることが前提とされる案件が大半です。月額80万〜100万円以上の案件では、Figmaの操作スキルより情報設計と課題特定の能力が重視される傾向があります。現在のツールスキルを確認したうえで判断してください。
Q: プログラミングができると単価は上がりますか?
A: デザインエンジニア的な役割ではReactやCSSの実装スキルが求められる案件があり、月100万〜120万円以上の案件が出ることがあります。「デザインもコードも両方できる必要がある」という案件はまだ限定的で、どちらかに特化した方が案件の選択肢は安定しています。
UIデザイナーの単価は対応範囲と実績で変わる

自分の対応範囲を整理し、現在の単価が経験年数・稼働形態のレンジと合っているかを確認することが出発点です。単価交渉では「何時間かかったか」ではなく「何を改善し、どの範囲を担ったか」を根拠として提示することで、交渉が進みやすくなります。
| 状況 | 次の一歩 | 所要時間 |
| 単価が相場より低い | ポートフォリオに担当範囲と意図を追記する | 30〜60分 |
| UX対応に踏み出したい | 現在の案件でインタビュー補助を申し出る | 5分の申し出 |
| 継続案件の単価を上げたい | 更新タイミングまでの期間を確認し提案メールを下書きする | 10〜20分 |
| 副業案件の単価設定を見直したい | 稼働時間ベースで月額換算し直してから提示する | 15分 |
CHECK
▶ 今すぐやること: 現在の月額単価と稼働日数を書き出し、診断(Result A〜D)と照合して自分の現在地を確認する(5分)
UIデザイナー フリーランス単価に関するよくある質問
Q: 月額単価60万円は高いですか?低いですか?
A: 経験3〜5年でUI+UX両対応であれば標準〜やや低めの位置になります。経験1〜2年でUIのみ対応であれば標準的な水準です。案件の業界・稼働形態・要求スコープによって変わるため、同条件の案件の公開単価と比較することを勧めます(平均単価と年収換算)。
Q: 年収1000万円はフリーランスUIデザイナーで現実的ですか?
A: 月額83万円超を安定的に受注できれば年収1,000万円に届きます。案件データベースでは最高単価が165万〜170万円の案件も確認されており、月100万円超の案件は存在します。継続的に受注するには、UXリサーチ・情報設計・数値分析の実績を積んだうえで業界特化の案件を狙う必要があります(平均・最高・最低単価)。
Q: エージェント経由と直請けで単価差はどのくらいですか?
A: エージェントは手数料として案件単価の10〜30%程度を取る場合が多く、同じ企業案件でも直請けの方がフリーランス側の取り分が増えます。エージェントは案件紹介・契約手続き・支払い保証という機能を提供するため、案件発掘コストや未払いリスクを自分で管理できる段階になってから直請けへ移行することを勧めます(フリーランスUIデザイナーの月額単価相場)。
Q: 副業でUIデザインを始める場合、最初の単価はどう設定すればいいですか?
A: 稼働時間を先に確定させ(週あたり何時間か)、実務経験を踏まえた時間単価(3,000〜5,000円程度)で掛け算して月額を算出する方法が混乱が少なくなります。最初の1〜2案件は実績を作ることを優先し、3案件目以降から相場に近い水準へ引き上げていくという段階的な設計が現実的です。フリーランスとして稼ぐうえで必要な開業資金の目安と調達方法も事前に確認しておくと役立ちます。
