Webデザインの練習は「何を作るか」で上達の速さが変わります。初心者がポートフォリオとして使える制作物を作るには、バナー・LP・架空サイトの3段階で難易度を上げる順序が有効です。この記事では、フリーランス案件に直結するお題15選と、作品の見せ方まで解説します。
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この記事でわかること
この記事を読むと、フリーランス案件に直結する練習お題の選び方と進め方が分かります。バナー5種類・LP模写・架空サイト5選の具体的な作り方を段階順に解説します。10〜15点のポートフォリオ構成と、クラウドソーシングで初案件を取るまでの手順も確認できます。
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この記事の結論
フリーランスのWebデザイン案件につながる練習お題は、バナー制作から始めてLPへ移り、架空サイトへと難易度を上げる3段階の順序で取り組むのが実務に近い方法です。各作品には目的・課題・工夫点・使用ツールを書き添えると、ポートフォリオとして機能する制作物になります。ポートフォリオに載せる作品数は10〜15点が目安で、量よりも「誰向けの案件に対応できるか」が伝わる構成にすることがポイントです。
最初に確認すること
まず自分が目指す案件の種類を1つ決めてください。バナー案件を取りたいのか、LP制作を受けたいのか、ホームページ制作を目指すのかで、優先して練習すべきお題が変わります。方向性を決めてからお題を選ぶと、練習時間が無駄になりません(確認所要時間:5分)。
状況別ショートカット
| 状況 | 読むべきセクション | 所要時間 |
| 何から始めるか決まっていない | Webデザイン初心者お題は3段階で難易度を上げる | 5分 |
| バナー・SNS画像を最初に作りたい | バナーとSNS画像は5種類のお題で練習する | 5分 |
| LPや模写に取り組みたい | LP模写と架空サイトで実案件レベルに近づく | 7分 |
| ポートフォリオをまとめたい | ポートフォリオは10〜15点の作品構成で整える | 5分 |
| 案件獲得の手順を知りたい | フリーランス案件獲得は3つの入口で始める | 5分 |
Webデザイン初心者お題は3段階で難易度を上げる
Webデザインの練習で「何を作れば実力がつくのか分からない」まま、とりあえず模写を繰り返して1か月が過ぎてしまう状況はよくあります。お題の選び方に順序を設けると、詰まる回数が大幅に減ります。
お題を3段階に分ける理由は技術の積み上げ順にある
いきなり複数ページのWebサイトを作ろうとすると、レイアウト・配色・タイポグラフィ・余白の扱いをすべて同時に判断しなければならず、どこが問題なのか分からなくなります。最初は判断する要素を絞り込んだ小さいお題に取り組み、徐々に複雑さを増やしていく順序が技術の積み上げに合っています。
フリーランス案件の種類も同じ構造になっています。クラウドソーシングで実際に掲載されている案件を見ると、バナー制作(1点・1,000〜3,000円前後)、LP修正(1案件・3,000〜10,000円前後)、ホームページ制作(1件・5万〜30万円前後)という形で、制作物の規模と報酬が対応しています(ランサーズ Web制作・Webデザイン案件)。練習の3段階はそのまま案件の難易度順と一致するため、段階に沿って練習することは案件獲得の準備にもなります。報酬額は時期や案件内容によって変動するため、実際の案件ページで最新の相場を確認してください。
3段階のお題マップ
| 段階 | お題の種類 | 判断する要素数 | 案件との対応 |
| 第1段階 | バナー・SNS画像 | 少ない(サイズ・配色・文字組み) | バナー案件・SNS運用代行 |
| 第2段階 | LP・1ページサイト | 中程度(構成・導線・写真選定) | LP制作・ランディングページ修正 |
| 第3段階 | 架空サイト(複数ページ) | 多い(全体設計・ナビゲーション・統一感) | ホームページ制作・リニューアル |
この3段階は学習の順番であると同時に、ポートフォリオに載せる作品の種類でもあります。第3段階まで揃えると、複数の案件種別に対応できるポートフォリオになります。
段階ごとに使うツールを決める
段階によって使うツールを固定することで、ツール習得と制作練習を同時に進めやすくなります。第1段階はFigmaまたはAdobe Photoshopで静止画バナーを作り、第2段階はFigmaでデザインカンプを作成してからコーディングまたはWordPress実装へ進む流れが、実案件の制作フローに近い練習になります。第3段階では、Figmaで複数ページのワイヤーフレームとデザインカンプを作り、納品データの形式まで意識すると実務感覚が身につきます。
ツールの優先順位として、FigmaはWebデザインの設計に特化しており、ブラウザ上で動作するため環境を選ばずに使えます(Figma 公式サイト)。Adobe PhotoshopとIllustratorはバナー制作や印刷物を含む幅広い用途に対応していますが、月額費用が発生します。まずFigmaで基礎を作ってから必要に応じて追加する順序が現実的です(Adobe 公式サイト)。
CHECK
▶ 今すぐやること: 自分が最初に受けたい案件の種類を1つ書き出し、対応する段階を確認する(5分)
Q: 初心者はまず何のお題から始めれば良いですか?
A: バナー制作から始めてください。判断する要素が少なく、1点あたりの制作時間が2〜4時間程度に収まるため、短期間で複数本の練習ができます。バナーを10本ほど作り終えたら、LPのお題へ進む流れが実力の積み上げに合っています。
Q: ツールは最初から複数覚えないといけませんか?
A: 最初は1つに絞ってください。Figmaから始めてバナーとLP制作を一通り経験してから、必要に応じてPhotoshopやIllustratorを加えていく順序が、習得コストを抑えながら練習量を確保できる方法です。
バナーとSNS画像は5種類のお題で練習する
バナーとSNS画像には用途ごとにサイズと求められる表現が異なるため、種類を分けて練習すると案件対応の幅が広がります。「バナーと言っても種類が多くて、どれから作ればいいか迷う」という状況は自然です。以下の5種類を順番に取り組んでください。
バナー練習お題の5種類と作り方
バナーお題1: 広告バナー(横長・728×90px)
WebサイトやメルマガのPC向け広告枠に使われるサイズです。テキスト量を最小限に抑え、キャッチコピーとCTA(ボタン)の2要素で構成します。お題の設定例として「架空のオンラインスクールの無料体験申し込みバナー」を作ると、訴求文とCTAボタンの配置を集中して練習できます。このサイズは横幅が広い分、情報の優先順位付けが課題になるため、何を一番目立たせるかを決める判断力が鍛えられます。
バナーお題2: ディスプレイ広告バナー(正方形・600×600px)
SNS広告やGoogleディスプレイ広告で使われる汎用サイズです。正方形のため縦横のバランスを取る練習になります。お題例として「架空の美容サロンのキャンペーン告知バナー」を作ると、写真の配置・テキストの視認性・ブランドカラーの使い方をまとめて練習できます。同じお題でバリエーションを3案作り比較すると、配色と文字組みの選択肢が広がります。
バナーお題3: SNS投稿画像(正方形・1080×1080px)
Instagram・FacebookのフィードやX(旧Twitter)のカード画像として使われるサイズです。SNS運用代行の案件では、毎月10〜20枚程度の投稿画像を制作するケースがあるため、量を作る練習になります。お題例として「架空のコーヒーショップのInstagram投稿画像を10枚シリーズで作る」と、シリーズとしての統一感を保ちながら1枚ごとに変化をつける練習になります。
バナーお題4: ストーリーズ画像(縦型・1080×1920px)
InstagramストーリーズやTikTokのサムネイルで使われる縦型フォーマットです。縦長の画面に収まる情報量と、スワイプで止めてもらうための視覚的な引きつけ力を意識する練習になります。お題例として「架空のフィットネスジムの体験コースの告知ストーリーズ」を作ると、縦型レイアウトの構成を集中して練習できます。
バナーお題5: OGP画像(1200×630px)
WebページをSNSでシェアしたときに表示されるサムネイル画像です。ポートフォリオサイト自体のOGP画像を自分で作ることで、自分のブランディングを兼ねた練習ができます。お題として「自分のポートフォリオサイトのOGP画像を3パターン作る」と、実際に使える制作物として残せます。
バナー5種類を練習したあとの確認点
同じお題で複数案を作り比較することで、配色・フォント・レイアウトの選択肢が広がります。作った作品を見直したとき、「なぜこのレイアウトにしたか」を自分で説明できると、後でポートフォリオに制作意図を書き添えやすくなります。「なぜそう決めたか分からない」という状態を自覚することが、次の練習の課題設定になります。
CHECK
▶ 今すぐやること: バナーお題1「広告バナー728×90px」を1本作り、キャッチコピーとCTAボタンの配置案を2パターン並べて比較する(2〜4時間)
Q: バナーと実際の案件の難易度の差はどれくらいですか?
A: 架空設定のバナーと実案件のバナーの技術的な差はほとんどありません。実案件では、クライアントから「ターゲット年齢」「使用できる写真素材」「ブランドガイドラインの有無」などの条件が加わるため、制約の中でデザインを決める判断力が求められます。練習では架空のブランドガイドライン(メインカラー・サブカラー・使用フォント)を自分で設定してから作ると、その判断力の練習になります。
Q: バナーはどのくらいの数を作ればポートフォリオに使えますか?
A: 種類の異なるバナーを5〜10点揃えることを目安にしてください。同じサイズばかりを10点揃えるより、用途の異なるサイズを5〜6点揃えた方が、「複数のサイズに対応できる」ことが伝わりやすいポートフォリオになります。
Q: バナー制作に向いている業種のお題はありますか?
A: 美容・飲食・フィットネス・オンラインスクール・コーチングなどの業種は、クラウドソーシングでも継続的に案件が出やすい分野です。これらの業種を想定してお題を作ると、実際の案件と近い条件での練習になります。
LP模写と架空サイトで実案件レベルに近づく
架空サイトで実案件レベルに近づくためには、テーマの設定の仕方と、制作後の振り返りの方法に工夫が必要です。「架空サイトと本物の案件では何が違うのか」という疑問は、この2点を押さえると自然と解消されます。
LP制作お題の取り組み方
LPはバナーより情報量が多く、ファーストビュー・課題提示・解決策・信頼情報・CTAという構成要素の配置が問われます。最初のLP練習として有効なのが「模写+改善提案」の組み合わせです。
まず実在するLPを1ページ選び、見た目を忠実に再現する模写を行います。再現できたら、そのLPに対して「ファーストビューのキャッチコピーが弱い」「CTAボタンの色が背景色に埋まっている」などの課題を自分で特定し、改善案を別バージョンとして作ります。模写と改善案の2点をセットでポートフォリオに掲載すると、「問題を発見して改善する」という実案件に近い思考プロセスを示すことができます。
架空サイト制作のお題例5選
架空サイトのお題を設定するとき、業種と目的を具体的に決めることがポイントです。「カフェのサイト」という曖昧な設定より、「30代女性向けのオーガニックカフェの予約受付サイト・3ページ構成(トップ・メニュー・アクセス)」という設定の方が、デザインの判断基準が明確になります。以下に業種別の架空サイトお題例を示します。
架空サイトお題1: 美容サロンのホームページ(4ページ構成)
トップ・メニュー・スタッフ紹介・予約・お問い合わせを含む構成です。美容系は女性向けのやわらかいトーン・配色が求められることが多く、フォントの選択と余白の使い方を集中して練習できます。美容サロンのホームページ制作はクラウドソーシングでも依頼が多く、練習が実案件に直結しやすい業種です。
架空サイトお題2: コーチングサービスのLP(1ページ完結)
ファーストビュー・悩みの共感・サービス内容・実績・料金・FAQ・CTAという構成で、LPの基本構成を一通り練習できます。コーチング・コンサルティング系のLPは文字量が多いため、テキスト主体のレイアウト設計の練習になります。
架空サイトお題3: 飲食店のテイクアウト注文サイト(3ページ構成)
トップ・メニュー・注文フォームの3ページ構成です。飲食の写真を目立たせながらテキスト情報を整理するバランスの練習になります。食品系の写真素材はフリー素材サイトでも種類が豊富なため、素材選びの練習も兼ねられます。
架空サイトお題4: オンラインスクールの受講生向けポータルサイト(2ページ構成)
トップと講師一覧の2ページ構成です。複数の情報カードを整然と並べるグリッドレイアウトの練習になり、情報設計の基礎が身につきます。
架空サイトお題5: フリーランス個人向けのポートフォリオサイト(4ページ構成)
自分のポートフォリオサイト自体をお題にする方法です。トップ・作品一覧・プロフィール・お問い合わせの4ページを作ることで、練習と実際に使えるサイト制作を兼ねられます。お問い合わせページを機能させておくと、SNSや営業での問い合わせ窓口になります。ポートフォリオは7項目・5ステップで完成することを意識しながら制作に取り組むと、よりクライアントに伝わる構成に整えやすくなります。

架空サイト制作で見落としがちな「お問い合わせページ」
架空サイトの練習で後回しにされがちなのがお問い合わせページです。フォームの入力欄の配置・エラー表示・送信後のサンクスページという一連の流れを設計する練習は、実案件でも必ず必要になります。お問い合わせページを含む架空サイトを1本作っておくと、自分のポートフォリオサイトへそのまま転用できます。
Q: 模写するLPはどうやって選べばよいですか?
A: クラウドソーシングで「LP制作」と検索して出てくる案件の依頼内容を確認し、その業種のLPを検索して選ぶ方法が実践的です。依頼が多い業種(美容・コーチング・教育系)のLPを選ぶと、練習が案件獲得に直結しやすくなります。
Q: 架空サイトの素材はどこで調達できますか?
A: 無料で商用利用できるフリー素材サイトとして、Unsplash・Pexels・Pixabayがあります。架空の店名やサービス名は自分で設定し、ダミーテキストはLorem Ipsumジェネレーターや日本語ダミーテキストツールで生成できます。素材の権利関係を確認してから使う習慣をつけておくと、実案件でそのまま流用できます。
Q: 架空サイトで「完成」と判断する基準はありますか?
A: 「目的・ターゲット・課題・工夫点・使用ツール」の5項目を自分で言語化できたときが、ポートフォリオに載せられる完成の目安です。見た目が綺麗でも説明できない状態は、クライアントへの提案で使えない作品になります。言語化が難しい場合は、詳細な設定を加えてから再度作り直すことで、判断の根拠が明確になります。
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Webデザインお題の難易度を自分で診断する
自分が取り組んでいるお題が現在の実力に合っているかどうかは、3つの問いで確認できます。
Q1: 制作物の「目的」を1文で説明できますか?
Yesの場合はQ2へ進んでください。Noの場合は、お題の設定をより具体的に絞り込んでください(例:「サイトを作る」→「30代向け美容サロンの予約受付サイトを作る」)。設定が漠然としているほど、判断の軸がなくなります。
Q2: 完成したとき、どこが上手くできてどこが失敗したか分かりますか?
Yesの場合はQ3へ進んでください。Noの場合は、参考にしているデザインのどこが良いかを言語化する練習を先に行うことで、自分の制作物の評価ができるようになります。
Q3: 次の作品でどこを改善したいかが1つ挙げられますか?
Yesの場合、難易度は現在の実力に合っています。改善点を次の作品で試してください。Noの場合は、同じテーマでバリエーションを作るか、制作した作品の何をどう変えると印象が変わるかを意識的に試す段階に移ると実力の積み上げになります。
Q: お題が簡単すぎると感じるときの対処法は?
A: 同じお題に制約を加えることで難易度を上げられます。「カラーを2色のみ使う」「Webフォントを使わずシステムフォントのみで整える」「PCとスマートフォンの両方のレイアウトを作る」などの制約を設けると、同じテーマでも判断の難易度が上がります。実案件でもクライアントから制約が設けられることが多いため、制約内でデザインする練習は直接役立ちます。
Q: お題が難しすぎて進められないときの対処法は?
A: 制作物を小さい単位に分解してください。「サイト全体が作れない」なら「まずヘッダーのデザインだけ作る」「ファーストビューだけ作る」という分解をすると、詰まらずに前に進めます。全体を完成させようとしてゼロから作り直す繰り返しは、実力の積み上げになりません。
ポートフォリオは10〜15点の作品構成で整える
作品数よりも「誰向けの案件に対応できるか」が伝わる構成にすることが、仕事につながるポートフォリオになります。「作品数が足りないのか、多すぎるのかが分からない」という状態で更新が止まっている場合は、以下の考え方を参考にしてください。
作品の選び方と掲載数の考え方
ポートフォリオに載せる作品数は10〜15点が目安です(フリーランスWebデザイナーとして成功するためのガイド)。すべての作品を並列に並べる必要はなく、目指す案件の種類に対応した作品を優先的に掲載し、残りを補足的に載せる構成が、依頼者にとって分かりやすいポートフォリオになります。以下の比率を目安にしてください。
| 作品の種類 | 掲載点数の目安 | 目的 |
| 目指す案件の種類に直結する作品 | 5〜7点 | 専門性を示す |
| 補足的な作品(別業種・別フォーマット) | 3〜5点 | 対応幅を示す |
| 自分のポートフォリオサイト自体 | 1点 | デザイン力と営業窓口を兼ねる |
各作品に添える情報の書き方
作品に制作意図を書き添えることで、同じ作品でも伝わり方が大きく変わります。各作品には以下の5項目を書き添えてください。
目的: この作品は何のために作ったか(例:30代女性向けの美容サロンのホームページ)
課題設定: 制作前に設定した課題(例:予約率を上げるために、ファーストビューでサービスの特徴を3秒で伝える)
工夫点: 課題に対してどう対応したか(例:キャッチコピーをサービス名でなくお客様の変化で表現した)
苦戦した点: うまくいかなかった部分(例:フォントの大きさのバランスが最後まで定まらなかった)
使用ツール: FigmaやPhotoshopなど
苦戦した点を書き添えることで、作品の実在感が増します。すべてが完璧に整理された作品説明より、「ここで迷って、こう判断した」という記述がある方が、実際の制作プロセスが伝わります。
副業でWebデザインを始めたデザイナーは、「制作の背景や意図を添えたら、問い合わせの反応が変わった気がします。作品だけ見せていた頃とは違う」と語っています(副業でWebデザインを始めた体験談)。
ポートフォリオサイト自体の作り方
ポートフォリオサイトは、Figmaでデザインを作ってからコーディングする方法と、WordPressやSTUDIO・Webflowなどのノーコードツールで構築する方法があります。コーディングまでを練習範囲に含める場合はHTML/CSSでの実装が実力証明になりますが、フリーランスのWebデザイン案件ではデザインのみを担当するケースも多いため、コーディングが完成していなくてもデザインカンプ(Figmaファイル)をポートフォリオとして掲載することは可能です。まずデザインカンプをポートフォリオに掲載しつつ、並行してコーディングを学ぶ方が、ポートフォリオ公開を先に進められます。ポートフォリオサイトは2週間で作成して公開できることを踏まえ、完璧を目指すより早期公開を優先しましょう。

Q: ポートフォリオは架空の作品だけでも問題ありませんか?
A: 架空の作品だけで問題ありません。多くの初心者Webデザイナーが架空作品でポートフォリオを始めています。実績がゼロの段階では架空の作品で対応し、初案件を受注してから実績として加えていく流れが現実的です。架空作品であることを隠す必要はなく、「架空サイト制作」として明記した上で掲載してください。
Q: ポートフォリオに作品を追加するタイミングはいつですか?
A: 新しい作品を作るたびに随時更新してください。まとめて更新しようとすると後回しになりがちです。1点追加するたびに更新する習慣をつけると、ポートフォリオが常に最新の状態に保たれます。
フリーランス案件獲得は3つの入口で始める
案件獲得の入口は3つあり、それぞれ必要な準備と特徴が異なります。練習だけ続けて案件獲得に踏み出せない場合は、どの入口から始めるかを先に決めてください。
入口1: クラウドソーシング
ランサーズやクラウドワークスは、案件が常時掲載されており、初心者が最初の案件を受けやすいプラットフォームです。初心者向けの低単価案件から始めて、実績と評価を積み上げることで、徐々に単価の高い案件を受けられるようになります。登録は無料で始められますが、手数料が売上から引かれる仕組みになっているため、最終的な報酬額を確認してから受注してください。
最初に受けやすい案件の種類として、バナー制作(1点単位)・SNS投稿画像制作(まとめ発注)・既存サイトのバナー差し替えがあります。これらは1案件あたりの制作物量が少なく、修正回数の上限が明示されている案件が多いため、初心者でも工数の見通しを立てやすいです。
初案件を受けた初心者Webデザイナーは、「最初は低単価でも、とにかく受けてみることが大事だと実感した。受けるまでが一番不安だった」と語っています(初心者Webデザイナーがフリーランスで成功する方法)。
入口2: SNS発信経由
X(旧Twitter)やInstagramで制作実績を投稿し続けることで、フォロワーから直接依頼が来るケースがあります。SNS発信の強みは手数料がかからない直接取引になる点と、フォロワーとの接触を重ねることで信頼関係が築けることです。発信内容として有効なのは、制作物の画像だけでなく「制作中の過程」「こだわった点」「失敗したこと」を合わせて投稿することです。制作プロセスを見せることで、デザイン力だけでなくコミュニケーションのしやすさが伝わります。
SNS発信で案件につなげるまでには時間がかかる場合が多く、初月から依頼が来るケースは多くありません。クラウドソーシングで最初の実績を作りながら、並行してSNS発信を続ける方が、案件獲得の入口を複数持てます。
入口3: 直接営業
知人や地元の中小企業に直接アプローチする方法です。手数料なしで取引でき、単価交渉を直接行えるのが利点です。一方で、クライアントとの関係管理・契約書の作成・料金交渉を自分で行う必要があるため、初案件としての難易度はクラウドソーシングより高い面があります。知り合いからの紹介で始めるケースが多く、すでに面識がある相手に対して「こんなことができます」とポートフォリオを見せる形から始めるのが現実的です。
独学からフリーランスを目指したデザイナーは、「独学では何が足りないのか分からないまま進んでしまいがちで、最初の案件を取るまでが一番大変だった」と語っています(独学でフリーランスになる難易度に関する相談)。
初案件を受ける準備として、ポートフォリオの整備と合わせて、料金の設定・見積書の作成・契約書のひな形を用意しておくと、案件が来たときにスムーズに対応できます。フリーランスとして初めて案件を獲得するステップについてはフリーランスが初営業で挫折しないためのガイドも参考になります。

Q: 未経験でも受注できる案件の種類はありますか?
A: バナー制作・SNS投稿画像制作・既存サイトのバナー差し替えは、制作物の範囲が明確なため初心者でも受けやすい案件です。「Webサイト全体のリニューアル」「コーディングを含むLP制作」は判断する要素が多く、初案件としての難易度は高くなります。まず単品の制作物から始めて実績を積む順序をおすすめします。
Q: ポートフォリオが完成していない段階で案件を受けても良いですか?
A: 作品が2〜3点あればクラウドソーシングへの登録と応募を始めて問題ありません。ポートフォリオが完全に揃う前に応募を始めることで、案件獲得と制作練習を並行して進められます。応募文に「現在制作練習中で随時作品を追加しています」と書き添えると、状況を正直に伝えた上で応募できます。
Q: 最初の案件はどのくらいの金額から始めればよいですか?
A: 最初の案件では制作物の種類と修正回数の上限を明確にすることを優先し、金額よりも作業範囲の合意を重視してください。クラウドソーシングの相場として、バナー1点あたり1,000〜3,000円前後から設定されている案件が多くあります(ランサーズ Web制作・Webデザイン案件)。相場は時期や案件条件によって変動するため、実際の掲載案件で最新の価格帯を確認してください。最初は実績と評価を積む目的で受けると、次の案件への足がかりになります。
Webデザイン初心者お題はバナー→LP→架空サイトで進める
フリーランスのWebデザイン案件に直結する練習お題は、バナー・SNS画像から始め、LP・模写を経て架空サイトへと段階的に進む順序が、実案件の難易度構造と一致しています。各作品には目的・課題・工夫点・苦戦した点・使用ツールの5項目を書き添えることで、ポートフォリオとして機能する制作物になります。案件獲得はポートフォリオが完全に揃う前から、クラウドソーシングへの登録と応募を始めることで、練習と実績作りを並行して進められます。
練習を続けているのに案件が取れない場合は、作品の数より「誰向けの案件に対応できるか」が伝わっているかを確認してください。お題の設定が漠然としていると、作品の説明も漠然とします。業種・ターゲット・目的を1つ決めてから作ることで、制作意図が明確な作品になります。
| 状況 | 次の一歩 | 所要時間 |
| まだバナーを1本も作ったことがない | 広告バナー(728×90px)を1本、架空のオンラインスクール設定で作る | 2〜4時間 |
| バナーは作ったがLPがない | 実在するLPを1ページ選んで模写し、改善案を1バージョン作る | 1〜2日 |
| 作品はあるがポートフォリオサイトがない | Figmaでポートフォリオサイトのデザインカンプを作成する(4ページ構成) | 3〜5日 |
| ポートフォリオはあるが案件が取れていない | クラウドソーシングに登録し、バナー案件5件に応募してみる | 1〜2時間 |
Webデザイン初心者お題に関するよくある質問
Q: 独学でもフリーランスとして仕事を取れますか?
A: 独学でフリーランスになっているWebデザイナーは実際にいます。ただし、独学では自分の制作物の何が不足しているかを把握しにくく、案件を取るまでに時間がかかる場合があります。スクールやオンラインコミュニティでフィードバックをもらう機会を作ると、独学のまま進むよりも課題を早く特定できます。
Q: Webデザインの練習期間はどのくらい必要ですか?
A: 練習の量と質によって変わります。クラウドソーシングで最初の案件を受けるまでを目安にすると、バナーを10本・LPを2〜3本・架空サイトを1本作り終えた段階で応募を始めている方が多くいます。この量をこなすのに、毎日2〜3時間練習する場合で2〜3か月程度かかることが多いです。
Q: 練習で作った作品の著作権はどうなりますか?
A: 自分で作った作品の著作権は制作者である自分に帰属します。模写作品については、デザインの学習目的で制作したことを明示し、商用利用しない形でポートフォリオに掲載している方が多くいます。著作権や知的財産の詳細については、弁理士や法律の専門家に確認することをおすすめします。