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この記事でわかること
作品ゼロから3点のポートフォリオを作る具体的な手順がわかる。架空案件・自主制作・既存サイト改善案の使い分けと、各作品に添える5つの掲載項目の書き方を解説する。フリーランスの営業資料として機能するポートフォリオの設計方法も紹介する。
作品がゼロの状態でも、架空案件・自主制作・既存サイト改善案の3種類でポートフォリオは作れます。未経験者に求められるのは実案件の量ではなく、制作意図と設計の説明力です。この記事では、何を作るかのテーマ選定から掲載項目の書き方、フリーランスとして営業に使える見せ方まで順に解説します。
今のデザインの仕事で、一番近い悩みは?
この記事の結論
作品がない未経験Webデザイナーは、架空案件・自主制作・既存サイトの改善提案という3つの方法でポートフォリオを作れます。掲載点数より重要なのは、各作品に「誰向けに、どんな意図で、何を工夫したか」を添えることで、閲覧者がスキルと思考を読み取れる状態にすることです。完成した作品を公開し、フィードバックを受けながら更新し続ける構造が、フリーランスとしての信頼につながります。
最初に確認すること
ポートフォリオを作る前に「応募先または想定クライアントの業種・デザイントーン」を1つ決めてください。テーマが決まると、架空案件のターゲット設定・使用する素材・文章トーンがすべてそこから逆算できます(確認所要時間:15分)。
状況別ショートカット
| 状況 | 読むべきセクション | 所要時間 |
| 作品が1点もなく、何から作るか迷っている | Webデザイナー未経験でも作れる3つの作品タイプ | 5分 |
| 架空案件を作りたいが業種・テーマが決まらない | 架空案件は業種テーマと企業設定で実案件に近づく | 4分 |
| 制作意図の書き方がわからない | ポートフォリオに載せる5つの掲載項目 | 4分 |
| フリーランスとして営業に使える構成を知りたい | フリーランスのポートフォリオは営業資料として設計する | 5分 |
| 作品数が少ないことへの不安を解消したい | 作品がないときに陥りやすい3つの誤解 | 3分 |
Webデザイナー未経験でも作れる3つの作品タイプ
実案件の経験がなくても評価対象になる制作物のルートは複数あります。架空案件・既存サイト改善案・自主制作の3つを状況に応じて組み合わせることで、ポートフォリオを構築できます。
架空案件:業種を決めてゼロから設計する
架空案件とは、実在しない企業やサービスを対象に、実際の仕事と同じ流れでサイトやバナーを制作する方法です。「カフェのWebサイト」「整体院のランディングページ」「士業事務所のコーポレートサイト」など業種を自分で選び、ターゲット・課題・制作範囲を自分で設定します(未経験でもポートフォリオを作れる具体的な方法|note)。
架空案件の価値は、「何のために、誰向けに作ったか」を自分で言語化できる点にあります。実案件では発注者が要件を決めますが、架空では設計の意思決定をすべて自分で行います。その過程を記録しておくことが、のちの説明材料になります。ポートフォリオの仕上げ方についてはフリーランスの仕事につながるポートフォリオの作り方も参考になります。

CHECK
▶ 今すぐやること: 架空案件の業種を1つ選び、「ターゲット」「サイトの目的」「デザインの方向性」をメモする(15分)
Q: 架空案件の業種はどれを選ぶのがよいですか?
A: 飲食・美容・整体・士業・コーポレートサイトが使いやすい題材です。応募先の業種に近いテーマを選ぶと、提案時に「この業種を意識して作りました」と伝えやすくなります。
Q: 架空案件はクライアントに不誠実に映りませんか?
A: 未経験段階での架空案件制作は業界内で広く行われており、「自主制作」と明記したうえで掲載する形が一般的です(実績ゼロからのポートフォリオ実務観点|note)。制作意図の説明が充実していれば、評価の対象になります。
既存サイト改善案:ビフォーアフターで課題解決力を示す
既存サイトの改善案とは、実在するWebサイトを題材に「現状の問題点」と「改善後のデザイン」を並べて示す制作物です。ビフォーアフターの形式にすることで、課題発見力と解決力を同時に示せます。
実在サイトをそのまま模写・改変して公開することには著作権上の問題が生じる場合があります。一般的な対応としては、「元のサイトはポートフォリオ内で参照元として記載するに留め、改善提案はオリジナルのデザインデータとして制作する」方法が取られます(未経験向けポートフォリオの作成例|note)。改善理由を「なぜその変更をしたか」の言葉で補足することが評価のポイントになります。なお、著作権とは何かをわかりやすく整理した記事も合わせて確認しておくと安心です。

Q: 改善案を作る場合、どのサイトを選べばよいですか?
A: 自分がよく利用するサービスや、応募先と同業他社のサイトが選びやすいです。「この部分が使いにくかった」という実感がある対象を選ぶと、改善理由の説明に説得力が増します。
自主制作:身近な人の協力で実案件に近づける
知人・友人・家族が関わる個人ブログや小規模な店舗を題材にして、許可を得て制作する方法です。完全な架空案件と比べると、実在するヒアリング対象がいるため「要件の聞き取り」「修正対応」「納品」という実務の流れを体験できます。
報酬が発生しなくても、この流れを経た制作物は「実務に近い体験」としてポートフォリオに記載できます。知人から感想や要望をもらい、それに応えた記録を残すと、のちに「制作プロセスを説明できる案件」として機能します。
知人への依頼に気が引ける場合は、「練習で作らせてください」と伝え、報酬は不要な旨を先に伝えると相手の心理的なハードルが下がります。
Q: 知人への依頼が難しい場合はどうしますか?
A: 架空案件と既存サイト改善案の組み合わせで代替できます。クラウドソーシングの小額案件に応募することも実務接点を作る方法の一つです。
架空案件は業種テーマと企業設定で実案件に近づく
架空案件の完成度を上げるうえで、業種の選択よりも「企業設定の解像度」が大きく影響します。設定が曖昧なまま制作を始めると、デザインの方向性がぼやけて「何を伝えたいのかわからない作品」になります。
企業設定の4要素を事前に決める
架空案件を実案件に近づけるには、業種と屋号・ターゲット・課題・制作物の目的という4つを先に決めてから制作を始めます。
業種と屋号は「テーマがひと目でわかる名前」にします。「都内の小規模カフェ」ではなく、「台東区上野にある一人運営の昼営業専門カフェ:Roast & Calm」のように固有感を持たせると、ターゲットとデザインの方向性が自然と決まります。
ターゲットは「年齢・性別・利用シーン」の3点で絞ります。「30代女性の仕事帰りのリフレッシュ利用」のように具体化すると、フォントの選択・余白感・配色の根拠が説明できるようになります。
課題は「現状このビジネスが抱える問題」を1つに絞ります。「新規集客ができていない」「店舗の雰囲気がオンラインで伝わらない」のように、サイト制作で解決できる課題に設定します。
制作物の目的は「このサイトで何を達成するか」です。「来店予約数の増加」「ブランドイメージの統一」のように、デザインの評価軸になる目的を定めます。この4要素が揃うと、作品を見せる相手に「なぜこのデザインにしたか」を説明するときの骨格になります。
デザインのコンセプトを1文で言語化する
4要素が決まったら、「このサイトを見た人に感じてほしいこと」を1文で書きます。「静かで丁寧な時間が流れるカフェを、落ち着いたベージュと細身のセリフ体で表現する」のような文です。1文あるだけで、配色・フォント・レイアウト選択の一貫性が生まれます。
制作を始めてから「なんか違う」と感じて何度も作り直す経験は、多くの未経験者がしています。コンセプトを先に書いておくと、迷ったときの判断基準に戻れます。Webデザイン配色の基本も参考にすると、コンセプトに合った色選びがしやすくなります。

CHECK
▶ 今すぐやること: 架空案件の業種・屋号・ターゲット・課題・目的をドキュメントに書き出し、デザインコンセプトを1文で添える(30分)
Q: 業種は何が取り組みやすいですか?
A: カフェ・美容室・整体院・士業事務所・コーポレートサイトの5種類が題材として使われることが多いです。自分がよく利用するサービスの業種を選ぶと、ターゲット設定がしやすくなります。
Q: 制作する前に企業設定を全部決めないといけませんか?
A: 業種・ターゲット・課題の3点が決まれば制作を始められます。制作しながら設定を補足していく方法も実務でよく取られます。決めすぎて動けなくなるより、動きながら修正する方が完成に近づきます。
未経験ポートフォリオは3問答で自己評価する
自分のポートフォリオが応募先に通用するかどうか、事前に判定できる観点があります。以下の3問に答えられる状態になっているかを確認します。
Q1: この作品は、誰のために作りましたか?
ターゲットを明示できるか確認します。「Webサイトを作りました」だけで止まる場合はResult B。「30代女性の新規来店獲得を目的に、落ち着いたトーンで制作しました」と答えられる場合はQ2へ。
Q2: なぜそのデザインにしましたか?
制作意図を言語化できるか確認します。「なんとなく良さそうだから」で止まる場合はResult B。「ターゲットがリラックスを求めるため、余白を広くとりアースカラーで統一しました」と答えられる場合はQ3へ。
Q3: 制作で工夫した点と、やって失敗したことを1つずつ言えますか?
実務的な思考の痕跡があるか確認します。どちらも思い出せない場合はResult B。両方答えられる場合はResult A。
Result A: 掲載項目の充実度を上げる段階です。次のセクション「ポートフォリオに載せる5つの掲載項目」で各作品の説明文を整えると、評価の精度が上がります。
Result B: 制作意図の整理が先決です。作品のビジュアルより、「誰のために・なぜ・どう工夫したか」をドキュメントにまとめる作業を先に行います。作品の数より説明の深さの方が評価対象になります。
Q: 作品が未完成の場合はどうしますか?
A: 未完成の作品を複数掲載するより、1点を完成させて説明文を添える方が評価されやすいです。完成度より説明の有無の方が、スキルの可視化という意味で影響が大きくなります。
Q: 自己評価と他者評価がずれる場合はどうすればよいですか?
A: ポートフォリオの完成後、知人のデザイナーやSNS上のコミュニティにフィードバックを求めてください。自分が気づいていない「説明が省略されている箇所」を指摘してもらうことで、掲載項目の抜けが見えやすくなります。
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ポートフォリオに載せる5つの掲載項目
ポートフォリオの作品欄に何を書けばいいかわからない場合、評価に使われる情報は「完成物の見た目」だけでなく、以下の5項目です。
掲載項目1:制作物のタイトルと概要
作品のタイトルと「何のために作ったか」を2〜3文で書きます。「架空のオーガニックカフェ向けWebサイト。新規来店を増やすことを目的に、30代女性をターゲットに設計しました」のような形です。タイトルと概要があるだけで、閲覧者が作品の意図をつかむまでの時間が短くなります(実績ゼロからのポートフォリオ実務観点|note)。
掲載項目2:ターゲットと課題
「誰向けで、何を解決しようとしたか」を1〜2文で明記します。ターゲットと課題を書くことで、デザインの選択理由が「感覚ではなく意図がある」と読み取られます。応募先の担当者が自社のターゲットと近いと感じれば、より具体的な評価の場につながりやすくなります。
掲載項目3:使用ツールと制作期間
FigmaやAdobe XD、Photoshopなどのツール、HTML/CSSを使用した場合はその旨、制作に要した期間(例:2週間)を記載します。ツールがわかると、即戦力として使えるかどうかの判断材料になります。制作期間は正確でなくても「約○週間」で構いません。
掲載項目4:工夫した点と判断の根拠
「このデザインにした理由」を1〜3点書きます。「フォントをセリフ体にした理由は、カフェの落ち着きを視覚的に表現するためです」のような形です。工夫の説明は、技術力より思考力を示す箇所であるため、言葉が荒削りでも省略しないことが重要です。
工夫点を書こうとして「何も思いつかない」という状況になった場合、制作中に意識的な判断をしていなかったサインです。次の作品からは、制作中に「なぜこう決めたか」をメモしておくと、完成後に書きやすくなります。
掲載項目5:制作後の気づきと次に改善したい点
「この作品を作って気づいたこと」と「今なら変えたい箇所」を1〜2文で書きます。ここが最も省略されやすい項目ですが、採用担当者や発注者には「この人は振り返りができる」という印象を与えます。失敗や迷いを正直に書いても評価が下がることはなく、むしろ成長しているかどうかの判断材料になります。
「フォントの種類を最後まで迷い、3回変えました。次回は最初にコンセプトシートを作ってから制作を始めます」のような内容で十分です。
Q: 掲載項目をすべて書くと文章量が増えて読みにくくなりませんか?
A: 各項目を短文で書くと読みやすくなります。ラベル(「ターゲット:」「工夫点:」)をつけて視覚的に区切ると、閲覧者が必要な情報をすぐ見つけられます。作品1点あたりの文章量は200〜400文字程度が目安です。
Q: 掲載項目はすべての作品に統一して入れますか?
A: 統一することで、閲覧者が比較しやすくなります。掲載項目がばらばらだと「この人はどう整理しているか」がわかりにくく、ポートフォリオ全体の評価が下がりやすくなります。
フリーランスのポートフォリオは営業資料として設計する
フリーランスとして営業するポートフォリオは、「作品集」ではなく「一緒に仕事をするとどんな価値があるか」を伝える資料として設計します。クライアントが最初に確認したい情報は、作品の見た目よりも「何ができる人か」「どう仕事を進める人か」の2点です。フリーランスが最初の案件を獲得するための営業にも、ポートフォリオの役割について詳しく書かれています。

プロフィールと対応業務の範囲を先頭に置く
フリーランス向けポートフォリオの先頭ページには、名前(ハンドルネームでも可)・対応可能な業務範囲・得意な業種・使用ツール・連絡先を置きます。作品の前にこの情報がないと、閲覧者が「この人に頼めるかどうか」を判断する前に離脱するケースが生じます(未経験Webデザイナーのポートフォリオ作成体験|note)。
ポートフォリオを営業ツールとして機能させるには「この人はどんな案件を受けているか」がひと目でわかる導線が必要です。トップページかプロフィール欄に「LP制作・バナー制作・コーポレートサイト制作が対応範囲です」のように書くだけで、問い合わせの精度が上がります。
制作プロセスのページを1枚追加する
「どうやって仕事を進めますか」という問いに答えるページとして、ヒアリング・構成設計・デザイン・修正・納品の流れを1枚のフローで示すと、初めて依頼を検討しているクライアントの不安が減ります。
フリーランスへの発注経験が少ないクライアントほど、「依頼してから完成まで何がどう進むか」がわからないことを不安に感じています。プロセスを書いておくことで、「ちゃんと進行を管理してくれそう」という判断材料になります。
プロセスに「修正は○回まで」「確認はメールで行う」のような実務上の取り決めを加えておくと、想定外の修正回数増加や認識ずれといったトラブルの芽を事前に摘めます。
応募・提案の場面ごとにポートフォリオを切り替える
同じポートフォリオを全案件に使い回すより、先頭に並べる作品を案件のニーズに合わせて変える方が提案の精度が上がります(未経験向けポートフォリオの作成例|note)。飲食店の案件には飲食業種の架空作品を先頭に、LPの制作依頼にはLP形式の作品を先頭に配置します。
NotionやSTUDIOなどのポートフォリオ専用サービスを使うと、掲載順の変更が数分でできます。印刷物を渡す商談でなければ、毎回URLを差し替えることで対応できます。
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▶ 今すぐやること: ポートフォリオのトップページに「対応可能業務」「使用ツール」「連絡先」の3つが記載されているか確認する(5分)
Q: 実績がゼロの段階でフリーランスとして営業して問題ありませんか?
A: 実績ゼロであることを隠す必要はありません。「現在ポートフォリオを構築中です」「小規模案件から受け付けています」と明記して営業する方法が取られています。低単価でも実務の接点を作ることが、次の実績につながります。
Q: ポートフォリオはどのツールで作るのが適していますか?
A: Notion・STUDIO・Wixなどのノーコードツールか、自作のHTMLサイトが使われることが多いです。HTML/CSSが扱える場合は自作サイトがスキルの証明にもなります。Notionは更新の手軽さと共有のしやすさが利点で、提案資料代わりにも使えます。
作品がないときに陥りやすい3つの誤解
作品ゼロの状態でポートフォリオ作りに詰まっている人の多くは、以下の3つの誤解のいずれかを抱えています。
誤解1:作品数が多いほど評価される
完成度の低い作品を量産することは避けてください。閲覧者が見る時間は限られており、出来の揃わない作品が並ぶポートフォリオは「このデザインはどれが本当の実力か」という印象を与えます。
掲載点数は、説明項目が揃った完成度の高いものを3点前後から始め、実力が上がった段階で差し替えていく方が長期的に機能します。点数ではなく「説明できる作品が何点あるか」を基準にしてください。
なお、掲載点数の目安については情報源によって1〜3点・3〜5点・4〜10点と幅があります。業種・応募先・フリーランスか求職かの違いによるものであり、一律の正解はありません。
誤解2:自主制作や架空案件は実績として認められない
未経験者の段階で実案件の作品を求める評価者は、応募先や案件の性質によって異なります。自主制作であることを明記し、制作意図と工夫を説明できる状態にしておけば、スキルの可視化という目的は果たせます。重要なのは「架空か実案件か」より「何を考えて作ったか」を説明できるかどうかです。ポートフォリオとフリーランス営業の関係についても参考にしてみてください。

誤解3:完璧な作品ができてから公開する
公開を後回しにして作品の完成を待ち続けることは、フィードバックを受ける機会を遅らせることになります。荒削りでも公開してフィードバックを受け、修正を加えていく過程自体が成長の記録になります。
現時点での完成物を出してフィードバックを得るサイクルを回す方が、実力の向上につながります。
Q: 掲載作品の更新はどのくらいの頻度で行うべきですか?
A: 新しい作品が完成したタイミングと、既存作品の改善ができたタイミングが更新の目安です。半年から1年に1度は全体を見直し、古い作品を差し替えることで、ポートフォリオ全体のレベルが一定以上に保たれます。
Q: スクールに通わないと未経験者のポートフォリオは難しいですか?
A: スクールを利用する・しないにかかわらず、重要なのは完成した作品と説明できる制作意図があるかどうかです。独学でも、架空案件の制作・掲載項目の整理・公開という流れは実行できます。スクールを選ぶ場合は、ポートフォリオの制作・添削サポートが含まれるかを確認することが判断基準の一つになります。
Webデザイナー未経験ポートフォリオに関するよくある質問
Q: 作品が1点しかない状態で応募してもよいですか?
A: 作品1点でも、掲載項目(ターゲット・課題・工夫・制作期間・使用ツール)が揃っていれば提出できます。1点だけ掲載する場合は、プロフィールや制作プロセスのページを充実させて、作品以外の情報でスキルと姿勢を補います。
Q: バナー制作はポートフォリオに入れてもよいですか?
A: バナーはWebデザインの基礎スキルを示す制作物として掲載できます。複数枚まとめて掲載するとページが重くなりにくく、同一テーマで複数パターンを作ると「比較と選択ができる」という説明が加えやすくなります。
Q: 模写作品はポートフォリオに入れてよいですか?
A: 模写は技術習得のための練習として有効ですが、他者の著作物を転用した制作物をポートフォリオに掲載することには著作権上の問題が生じる場合があります。模写で学んだ技術を活かして架空案件を制作し、そちらを掲載する方法が安全です。
Q: ポートフォリオはSNSやnoteで公開してもよいですか?
A: 専用サイトと並行してnote・SNSを活用することで、ポートフォリオへの流入経路が増えます。制作過程の記録をnoteに投稿し、完成物はポートフォリオサイトに集約する構成が、閲覧者に対して情報の整理が行き届いた印象を与えます。
Webデザイナー未経験ポートフォリオは説明できる作品3点から始める
作品がゼロの状態でも、架空案件・自主制作・既存サイト改善案の3つのルートでポートフォリオを構築できます。掲載点数より重要なのは、各作品に「誰のために・なぜ・どう工夫したか」を添えて説明できる状態にすることです。
フリーランスとして営業するポートフォリオは、「作品集」ではなく「一緒に仕事をしたときのイメージを伝える資料」として設計することで、問い合わせの精度が上がります。まず架空案件を1点完成させ、5つの掲載項目を添えて公開し、フィードバックを受けながら更新するサイクルを回すことが、実績を積み重ねる出発点になります。フリーランスとして独立する準備の全体像も合わせて確認すると、営業活動とポートフォリオの位置づけがより明確になります。

| 状況 | 次の一歩 | 所要時間 |
| 何を作るか決まっていない | 架空案件の業種・ターゲット・課題を書き出す | 15〜30分 |
| テーマは決まったが制作が止まっている | 1ページだけ完成させて公開する | 数時間〜1日 |
| 作品はあるが説明文がない | 5つの掲載項目を各作品に追記する | 30〜60分/作品 |
| ポートフォリオはあるが営業に使えていない | トップに対応業務・ツール・連絡先を追加する | 15〜30分 |