▶ 3日で初案件PR
この記事でわかること
Webデザインの練習は模写から始めると、センス不要で初日から着手できます。バナー制作・架空案件・ポートフォリオ化まで5段階で進めると、フリーランス案件に通用するスキルが体系的に身につきます。最短で案件受注に近づく練習設計の全手順を解説します。
Webデザイン初心者は、模写→分析→バナー制作→オリジナル制作→ポートフォリオの5段階で練習すると、フリーランス案件に通用するスキルが身につきます。各ステップの具体的な手順とつまずきを防ぐポイントを解説します。
今のデザインの仕事で、一番近い悩みは?
この記事の結論
Webデザイン初心者の練習は、参考サイトの模写を起点に、分析・バナー制作・架空案件制作・ポートフォリオ化の5段階で進めると、スキルが体系的に積み上がります。模写はセンスではなく観察と再現の作業なので、初日から始められます。フリーランスを目指すなら、練習の設計段階から「ポートフォリオに載せられるか」という視点を持つことで、遠回りを減らせます。
最初に確認すること
Figmaの無料プランで構いません。まず1つ参考サイトを選び、そのファーストビュー(画面に最初に表示される領域)だけを模写してください。完成度は問わず、「どこから手をつければよいか」を体感することが目的です(所要時間:30〜60分)。
状況別ショートカット
| 状況 | 読むべきセクション | 所要時間 |
| 何から始めるか分からない | Webデザイン初心者が模写で始める4ステップ | 5分 |
| 模写の次が分からない | バナー制作と分析で練習精度を上げる3つの方法 | 5分 |
| ポートフォリオに何を載せるか迷っている | 架空案件からポートフォリオへつなげる練習設計 | 4分 |
| 独学で案件受注できるか不安 | フリーランス案件につながる練習の仕組みを作る5つのハック | 6分 |
Webデザイン初心者が模写で始める4ステップ
参考サイトを1つ選び、4ステップで模写を完了させると、最初の壁を超えやすくなります。「何から手をつければいいか分からない」という状態が続く場合、手順の細かさより「最初の1本を終わらせること」を優先してください。
ステップ1:参考サイトを1つだけ選んで画面を固定する
参考にするサイトを複数選ぶと、方向性が定まらないまま時間が過ぎます。まず1サイトに絞り、スクリーンショットで画面を固定することが先決です。選ぶ基準はシンプルで構いません。「見ていて気持ちいい」と感じたサイトで十分です。
固定した画面をFigmaやPhotoshopで開き、横に並べながら作業します。スクリーンショットを撮らずにブラウザを参照しながら進めると、ページをスクロールするたびに視点が動き、寸法の把握が難しくなります。最初に1画面分のスクリーンショットを撮って固定することで、集中できる環境が整います。
ステップ2:構成要素を分解してメモする
スクリーンショットを見ながら、画面を構成する要素を言葉で書き出します。「ナビゲーションバーがある」「見出しが左揃え」「背景は白、文字は濃いグレー」「ボタンの角が丸い」のように、観察した事実をそのまま書く形で進めます。
この分解メモが後のステップで「自分の再現がどこでズレたか」を確認する基準になります。書き出す項目は、レイアウト・配色・文字サイズ・余白の4種類に絞ると整理しやすいです。最初から細かくしようとすると時間がかかり過ぎるため、大項目の把握を優先します。
ステップ3:再現して差分を確認する
分解メモを手元に置き、ツール上で実際に再現します。完璧に一致させることよりも、「どこが違うか」を見つけることが目的です。再現が終わったら、元のスクリーンショットと自分の制作物を並べて比較します。
差分を確認するとき、よく気づくのが余白の感覚のズレです。「なんとなく余白を入れた」つもりでも、元サイトと比べると狭すぎる・広すぎるということが頻繁に起こります。このズレの発見こそが、模写の本来の目的です。差分を1つだけ記録し、次の模写で意識する点として持ち越します。
ステップ4:「なぜこの配色・余白・文字サイズなのか」を言語化する
再現と差分確認が終わったら、「なぜ元のデザインがこの設計になっているのか」を自分の言葉で書き出します。「背景を白にしているのは、商品写真を目立たせるため」「余白が広いのは、テキスト量が多くても読みやすく見せるため」のように、設計意図を推測することが、ただ手を動かすだけの模写との大きな違いです。
言語化に慣れていないうちは、「このデザインの目的は何か」という1点だけを考えれば十分です。1点の言語化が積み重なると、初めてオリジナル制作に取りかかるときに「どこから考え始めるか」が分かるようになります。ポートフォリオ作成の段階で制作意図を説明できるかどうかは、この言語化の習慣が支えています。

CHECK
▶ 今すぐやること: 気に入ったWebサイトを1つ選び、ファーストビューのスクリーンショットを撮って保存する(5分)
Q: 模写はどのツールで始めるのがよいですか?
A: Figmaの無料プランが多く使われています。インストール不要でブラウザから使え、スクリーンショットを貼り付けて横に参照しながら作業できます。Photoshopと比べて起動が軽く、最初のハードルが低い点から始めやすいです。
Q: 参考にするサイトはどこで探せばよいですか?
A: Webデザインのギャラリーサイトとして、SANKOU!やMdN Design Interactiveに掲載されているサイトを参考にする方法があります。作りたいサイトのジャンル(コーポレート・ポートフォリオ・飲食等)に近いものを選ぶと、模写後の活用につながりやすいです。
Q: 1回の模写にどのくらい時間をかけるべきですか?
A: ファーストビュー1画面を対象にするなら、最初は2〜3時間かかることが多くあります。慣れてくると1時間前後になります。最初から1ページ全体を模写しようとすると途中で断念しやすいため、1画面の完成を優先します。
バナー制作と分析で練習精度を上げる3つの方法
模写でWebサイト全体の構造を把握したら、次はバナー制作を加えます。バナーはサイズが小さく、要素数が少ないため、短時間で1本を完成させられます。繰り返しやすいという点が、練習の素材として向いている理由です。
方法1:同じバナーを配色違いで3パターン作る
バナーの模写が1本できたら、配色だけを変えて同じ構成のバナーをさらに2本作ります。背景色・文字色・アクセントカラーの3つを変えるだけで、印象がどう変わるかを体験として理解できます。
この作業でよく起こるのが、3パターン目に手が止まることです。「もう色のアイデアが浮かばない」という状態になりますが、それ自体が収穫です。配色を思いつくのが難しい理由は、参考にできる配色の組み合わせを見てきた数が少ないためです。手が止まったときは、Coolorsのようなカラーパレット生成ツールをもとに選ぶ方法が実用的です。Webデザインの配色は3色・70:25:5比率で決めると初心者でも安定した仕上がりになります。

方法2:他業種のデザインを観察してレイアウトの引き出しを増やす
雑誌の表紙・交通広告・パッケージデザインなど、Webデザイン以外のデザインを観察することで、レイアウトの引き出しが増えます。「この配置はWebバナーに使えそう」という視点で観察するだけで、インプットが実践と結びつきやすくなります。
スマートフォンで見かけたデザインをスクリーンショットで保存する習慣を作ると、素材が自然と増えます。1週間で10枚保存し、「なぜこれを選んだか」を一言だけメモすると、自分がどういうデザインに反応しているかのパターンが見えてきます。
方法3:分析メモを1本ごとに蓄積する
バナーを1本模写するごとに、「学んだことを1つだけ書く」メモを作ります。「余白を広く取ると高級感が出る」「文字サイズに強弱をつけると視線が誘導される」のような粒度で十分です。蓄積されたメモは、オリジナル制作に取りかかったときの設計の根拠になります。
メモは完成度の高い文章でなくてよいです。「余白→高級感」という形の短いメモでも機能します。毎回書く習慣を作るかどうかが肝心です。メモがないまま模写を10本重ねても使える言語化が増えないため、オリジナル制作の段階で同じ迷いが繰り返されます。
CHECK
▶ 今すぐやること: 手元にあるバナー広告のスクリーンショットを1枚撮り、使われている色を3色書き出す(10分)
Q: バナーとWebサイトの模写、どちらを先にやるべきですか?
A: 並行して進めるのが現実的です。Webサイトの模写はレイアウトの理解に適し、バナーの模写は短時間で完成させる練習に適しています。サイトの模写で疲れたときにバナーを1本仕上げるという形で切り替えながら続ける方法が続けやすいです。
Q: センスがないと感じてしまい、練習が続かない場合はどうすればよいですか?
A: 「センスがない」と感じる状態は、観察の量が少ない段階では自然に起こります。模写は観察と再現の作業であり、センスではなく手を動かした回数に比例して精度が上がります。「今日の模写で1つだけ差分を見つける」という目標に絞ると、完成度よりも発見に集中できます。
Q: バナー制作の練習素材はどこで探せますか?
A: Pinterestでバナーデザインを検索すると、業種・サイズ・配色別に参考になるものが多く見つかります。模写する素材に迷ったときは、将来受けたい案件のジャンルに近いバナーを選ぶと、ポートフォリオへの流用もしやすくなります。
Webデザインは独学でどこまで通用するかを判断する診断
独学で案件が取れるようになるかどうかは、現在地によって異なります。以下の質問で自分の現在地を確認してください。
Q1: 模写を3本以上完了して、差分の言語化を行いましたか?
Yesの場合はQ2へ進みます。Noの場合は、まず模写3本の完了を目標にします。ここが「体験として理解した」か「知識として知っている」かの境目です。
Q2: バナーまたはWebサイトで、自分で設計した(指示なしの)制作物が1本以上ありますか?
Yesの場合はQ3へ進みます。Noの場合は、架空案件の設定を自分で作り、要件ありの制作に移ります。この段階の練習が、実案件との近さを決めます。
Q3: 制作した成果物に対して、他者(SNS・デザインコミュニティ・知人)からフィードバックを受けたことがありますか?
Yesの場合はResult A、Noの場合はResult Bを確認してください。
Result A: 案件受注に向けた準備段階に入れています
模写・オリジナル制作・フィードバックの3つを経験している状態は、ポートフォリオを整える段階に移れる基準に達しています。次の一手は、架空案件の成果物を3〜5点選んでポートフォリオページを作ることです。
Result B: フィードバックを受ける環境を先に整えます
自己判断だけで練習を続けると、気づかないズレが固定されます。SNSで進捗を公開する・デザイン系Discordコミュニティに参加する・知人に見せるなど、外部の視点を取り込む手段を1つ決めます。フィードバックの質より、受ける経験自体が先です。
Q: 独学とスクールはどちらが上達しやすいですか?
A: 独学は自分でペースと教材を管理する必要があり、スクールはフィードバックと課題が構造化されています。独学でも、フィードバックを受ける環境を意識して作れば、スクールと近い学習効果を得られる場合があります。学習習慣の有無と予算で判断してください。
Q: コーディング(HTML/CSS)はデザインと並行して学ぶ必要がありますか?
A: フリーランスでWebデザインのみを受注する場合、コーディングは必須ではありません。ただし、コーディングの基礎を知っていると実装できるデザインの範囲が把握でき、コーダーとのやり取りが円滑になります。まずデザインの模写・制作サイクルを確立させてから、HTML/CSSの基礎を学ぶ順番が取り組みやすいです。
Q: 何本くらい練習すれば案件を受注できますか?
A: バナー・Webサイト合わせて10〜15点程度の成果物をポートフォリオにまとめ、フィードバックを経て修正したものを揃えている状態が、最初の案件受注の参考にされることが多くあります。点数よりも「設計の意図を説明できるか」が重要です。
PR提供: 日本デザインスクール(デザスク)
架空案件からポートフォリオへつなげる練習設計
練習とポートフォリオを別々に考えると、「ポートフォリオに載せる作品がない」という状態に陥りやすいです。最初から「この練習はポートフォリオの1点になる」という設計で進めると、無駄な遠回りが減ります。
架空案件とは何か、どう設定するか
架空案件とは、自分で依頼主・ターゲット・要件を設定して制作する練習です。「地元の個人経営カフェのWebサイトをリニューアルする想定」「ハンドメイド作家のポートフォリオサイトを作る想定」のように、実在しない依頼を自分で作ります。
要件を設定することで、「何を作るか」ではなく「なぜこう作るか」を考える習慣が生まれます。模写では元デザインが正解の基準になりますが、架空案件では自分の設計に根拠が必要になります。この根拠を言語化する経験が、実案件で「なぜこのデザインにしたか」をクライアントに説明する力につながります。
Webデザインを学んで最初の案件を受注したデザイナーは、「デザインの基礎→ツール→模写→ポートフォリオ→案件受注という順で学んだことで、最初の案件で制作意図を説明できた」と語っています(Webデザイン独学体験談)。
ポートフォリオに載せる成果物の選び方
ポートフォリオには、「制作の過程と意図を説明できる作品」を選びます。見た目が良くても制作意図が説明できない作品は、クライアントへの提案時に弱くなります。架空案件は、要件→デザイン案→完成品の流れを説明しやすいため、ポートフォリオ向きです。
成果物を選ぶ際は、業種・サイズ・テイストを3点分散させると実用的です。コーポレート1点・個人店舗1点・サービス系1点のように異なる分野を揃えると、受注できる案件の幅が見た目で伝わりやすくなります。フリーランスのポートフォリオは5項目で受注率が2倍になるという設計原則を参考に、各作品に問い合わせ動線を意識して組み込むことが大切です。

自分のプロフィールページを最初の1点にする方法
最初の架空案件として、自分のプロフィールページを作る方法があります。依頼主が自分自身なので要件のすり合わせが不要であり、フリーランスとして仕事を探すクライアントに直接届けられる成果物にもなります。
プロフィールページには、自分の得意ジャンル・過去の学習経緯・制作可能な範囲を書きます。制作しながら「自分が提供できる価値は何か」を整理する機会にもなるため、練習と自己PRの準備を同時に進められます。
Q: 架空案件はポートフォリオに載せてよいのですか?
A: 架空案件であることを明記したうえで掲載することは、多くのフリーランスが実践しています。「想定クライアント:地元カフェ(架空)」「課題:認知拡大を目的としたトップページ制作」のように要件と制作意図を添えると、実案件と近い評価基準で見てもらいやすくなります。
Q: ポートフォリオはどこで公開すればよいですか?
A: BehanceやnoteなどのWebサービスで公開するほか、Figmaで作ったデザインを共有リンクで見せる方法もあります。最初は完成度にこだわり過ぎず、早めに公開して改善を重ねる方が、フィードバックを受ける機会が増えます。
Q: 練習成果をSNSで発信することは意味がありますか?
A: 意味があります。発信することで、同じ段階の学習者や先行して案件を受注しているフリーランスからフィードバックをもらえる機会が増えます。発信の積み重ねがポートフォリオとは別の実績として機能することもあります。
フリーランス案件につながる練習の仕組みを作る5つのハック

ハック1:模写前の言語化で「何を学ぶか」を決める
【対象】: 模写を始めたが「なんとなく手を動かしているだけ」で上達を感じられない初心者
【手順】: 参考サイトのスクリーンショットを開いたら、まず「今日はこの模写で何を学ぶか」を1文書きます(例:「余白の使い方を学ぶ」、5分)。その観点でだけ集中して分解メモを作ります(余白の量・箇所・効果を書き出す、15分)。模写を完成させた後、最初に書いた「学ぶこと」が達成できたか確認し、改善点を1つ記録します(10分)。
【コツと理由】: 「全要素を同時に意識しながら作る」状態になると、学習の密度が下がります。「今日は余白だけ」と観点を1つに絞ると、その観点について深く観察・再現・検証するサイクルが成立します。観点が絞られているほど、次の模写で同じ観点を意識しやすくなり、学習が積み上がります。
【注意点】: 「学ぶことを1文書く」作業を省いて本番に入らないようにしてください。「とりあえず始める」模写は5本やっても改善の根拠が残らないため、10本目で「何ができるようになったか分からない」という状態になりやすいです。
ハック2:バナーの複数パターン制作で配色の判断基準を作る
【対象】: 配色を「なんとなく決めている」ため、なぜこの色にしたか説明できない初心者
【手順】: バナー1本を模写で完成させます(40〜60分)。配色だけを変えた同一構成のバナーをさらに2本作ります(各30分)。3パターンを並べて「どれが目的に合っているか」を1文で判断し、その理由を書き留めます(10分)。
【コツと理由】: 同じ構成で配色違いを作ると、「色を変えると印象がどう変わるか」を同一条件で比較できます。3パターン作ると、3つ目のアイデアが出なくなる経験ができます。この「手詰まり」は、自分の配色の引き出しの量を把握するうえで必要な体験です。3パターン目が難しいなら、Coolorsなどのカラーパレットを参照して補完してください。
【注意点】: 3パターンのうち1つが「明らかに失敗」に見えても、削除しないでください。失敗パターンを残しておくと、「なぜ失敗したか」を説明する材料になり、ポートフォリオでデザインの判断プロセスを示す際に使えます。
ハック3:架空案件に要件書を作る
【対象】: 模写は続けているが、オリジナル制作に移ると「何を作ればいいか」で止まってしまう初心者
【手順】: 想定クライアント・目的・ターゲット・ページ構成をA4の1枚にまとめた要件書を作ります(例:「地元カフェ/新規来店者の獲得/30代女性/トップページのみ」、20分)。要件書に沿ってデザインを進め、各設計判断に「なぜか」を1行メモで添えます(例:「背景を白にした理由:食材写真を引き立てるため」、制作全体で並行して実施)。完成後、要件書と照らして「目的を達成できているか」を確認し、改善点を書きます(15分)。
【コツと理由】: 実案件ではクライアントの目的が先にあり、そこからデザインを逆算します。要件書を作ることで、制作中に「この色はターゲットに合っているか」「このレイアウトは目的を達成できるか」という問いを立てられるようになります。この問いに答える習慣が、実案件でのヒアリングと設計判断の基礎になります。
【注意点】: 要件書を「完璧に書こう」として1時間以上かけないようにしてください。要件書の目的は「制作中に迷ったときに立ち返る基準を作る」ことであり、制作物の質を最初から完璧に規定するものではありません。
ハック4:差分記録を蓄積してフィードバックを「比較できる形」で受ける
【対象】: 添削やフィードバックを受けたいが、何をどう聞けばいいか分からない初心者
【手順】: 模写または制作後に、「意図したこと」と「自分が気になる点」をセットでメモに書きます(10分)。SNSやデザインコミュニティへ投稿する際、「○○を意図しました。○○が気になっています」という形で説明を添えます(5分)。もらったフィードバックを「意図の達成度」「気になっていた点への回答」「新たに気づいたこと」の3列で整理し、次の制作に反映します(15分)。
【コツと理由】: 作品だけを提示して「どうですか?」と聞く方法は、指摘内容が散漫になりやすいです。「意図と疑問点を先に提示する」と、フィードバックを返す側も「意図に対して届いているか」という観点で見やすくなります。結果として、「自分では気づかないズレ」に特化したフィードバックが返ってきやすくなります。
【注意点】: フィードバックのすべてを次の制作に反映しようとしないでください。フィードバックの中には、見る人の好みや前提の違いによるものが含まれます。「今回のテーマに関係するか」という基準で取捨選択し、反映する1点を決める方が次の制作に進みやすくなります。
ハック5:練習サイクルを「模写→バリエーション→架空案件→発信」で回す
【対象】: 模写を続けているが、次のステップに進めず同じ種類の練習が繰り返されている初心者
【手順】: 模写1本で「学ぶ観点」を1つ決めて完成させます(ハック1の手順を適用)。その観点をテーマに、バリエーション制作またはバナー複数パターン制作を行います(ハック2の手順を適用)。その観点を意識した架空案件を1件設定して制作します(ハック3の手順を適用)。3点をまとめてSNSまたはポートフォリオに発信し、フィードバックを受けます(ハック4の手順を適用)。
【コツと理由】: 模写だけを積み重ねる練習では、観察力は上がるが自分で設計する力が育ちにくい状態が続きます。「模写→バリエーション→架空案件→発信」のサイクルを1観点(例:余白・配色・タイポグラフィ)でひとまとまりとして回すと、観察・再現・設計・説明の4つが1サイクルで経験できます。この4段階を経験した1サイクルは、模写10本よりもポートフォリオ1点として説明しやすい成果になります。フリーランスとして初回提案の採用率を上げるためにも、制作意図を言語化できる作品を積み上げることが最短ルートです。

【注意点】: このサイクルを「1週間で完了させなければ」という期限で追わないでください。1観点を1〜2週間かけて丁寧に回す方が、「なんとなく急いで終わらせた」練習より内容が積み上がります。途中で別の気になる観点が出てきて脱線することが多くありますが、メモだけ取って今のサイクルを先に終わらせる方が、学習の整合性が保ちやすいです。
CHECK
▶ 今すぐやること: 今日取り組む模写の「学ぶ観点」を1文書いてから、ツールを開く(3分)
Q: Figmaは無料で始められますか?
A: Figmaは無料プランがあり、個人での使用であれば機能の範囲内でWebデザインの練習が十分に行えます。ファイル数に上限がありますが、練習段階では問題になりにくいです。
Q: 練習はどのくらいの頻度で続ければよいですか?
A: 「1回あたりに何を学ぶかを決めて始める」ことが継続の鍵になることが多くあります。毎日の短時間練習と週数回のまとまった練習のどちらが合うかは個人差があるため、自分の生活リズムに合わせて継続しやすい頻度を選んでください。
Q: 独学とスクールでは、案件受注までの期間に差がありますか?
A: 個人の練習量と学習の設計次第で大きく変わります。スクールは課題と添削が構造化されているため、フィードバックを受けやすい環境が整っています。独学の場合も、コミュニティやSNSで積極的にフィードバックを求める設計をすれば、案件受注に必要な水準に到達できる場合があります。
Webデザイン初心者の練習を模写から5段階で設計する:今日から動くための全手順
模写・分析・バナー制作・架空案件・ポートフォリオ化の5段階を設計して進めることが、フリーランス案件につながる練習の基本的な構造です。模写はセンスではなく観察と再現の作業であり、最初の1本は「ファーストビュー1画面だけ」から始めれば十分です。
練習を続けていると、「自分だけでは気づかないズレ」が蓄積されやすいです。早い段階でフィードバックを受ける環境を作ることが、練習の質を高めるうえで有効です。「ポートフォリオに載せられる成果物を作るつもりで練習する」という設計を最初から持つことで、無駄な遠回りが減ります。フリーランスのWebデザイナーとして案件を受注するための全体像については、フリーランスのWebデザイナーの仕事内容や独立に必要なステップも参考にしてください。

| 状況 | 次の一歩 | 所要時間 |
| 模写を1本もやったことがない | 参考サイト1つを選び、ファーストビューのスクリーンショットを撮って保存する | 5分 |
| 模写は経験があるが上達を感じられない | 次の模写で「今日学ぶ観点」を1文決めてから始める | 3分 |
| バナー制作を始めたい | バナー1本を模写し、配色違いで2パターン追加で作る | 2〜3時間 |
| 架空案件に取りかかりたい | 想定クライアント・目的・ターゲットをA4の1枚にまとめた要件書を作る | 20分 |
| ポートフォリオを作り始めたい | 過去の制作物から、制作意図を説明できる3点を選ぶ | 30分 |
Webデザイン初心者の練習方法に関するよくある質問
Q: Webデザインの独学に向いているのはどういう人ですか?
A: 自分でスケジュールを組んで学習を進められる人、フィードバックを自分から取りに行ける人に向いています。独学は自由度が高い分、学習の方向性を自分で設計する必要があります。まず模写1本を完成させてみて、自分に合った学習ペースを把握することから始めると判断しやすくなります。
Q: 練習していてもなかなか上達を感じられません。何が問題ですか?
A: 「差分の言語化をしているか」を確認してください。模写を重ねても、元デザインとの違いを言葉にしていないと、次の制作に観察結果が持ち越されません。差分を1つだけでも書き出す習慣を作ることで、上達の感覚が生まれやすくなります。
Q: Photoshopを先に学ぶか、Figmaを先に学ぶか、どちらがよいですか?
A: Webデザインを主な目的にするなら、Figmaは現場での使用頻度が高く、無料で使えるため先に習得する人が多くいます。Photoshopは写真加工やバナー制作での需要があります。まず1つのツールで制作サイクルを確立させてから、もう一方を学ぶ順番が取り組みやすいです。
Q: 練習期間中に受注できる案件はありますか?
A: 練習段階でも、知人への格安制作・ランサーズなどのクラウドソーシングでの低単価案件などを通じて実案件を経験する方法があります。完成物を提出する以上はクライアントへの説明責任が発生するため、制作意図を言語化できる状態になってから受けてください。
Q: 模写に使う参考サイトは有名サイトでなくてもよいですか?
A: 有名かどうかより、「なぜこのデザインか」を考えられる余地のあるサイトが練習に向いています。デザインの意図が読みやすいシンプルなサイトを最初は選ぶと、分析が進めやすいです。
【出典・参照元】
初心者におすすめのWebデザイン練習方法(note: nana_webdesign0)