Webデザインを独学でフリーランスレベルまで引き上げるには、デザイン基礎→Figma→HTML/CSS→模写→ポートフォリオ→案件獲得の6ステップが実務に直結します。本記事ではステップごとの学習内容と、案件獲得まで迷わず進む順番を解説します。
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この記事でわかること
6ステップの学習順で最短3ヶ月でポートフォリオを完成できること、架空案件3本で実績ゼロから応募を始められること、Figma・HTML/CSSの習得順を目的別に判断する基準を身につけられること、の3点を解説します。
今のデザインの仕事で、一番近い悩みは?
この記事の結論
Webデザイン独学でフリーランスを目指す場合、まずデザインの基礎原則を身につけてからFigmaで手を動かし、その後HTML/CSSに進むのが実務への最短ルートです。模写とオリジナル制作を経てポートフォリオを整えるまでが目安として3〜6ヶ月、そこから案件獲得の準備に入るのが現実的な流れです。ツールや教材の乗り換えを減らし、制作時間を多く取ることが、独学で実力をつける上で特に意識したい点です。
最初に確認すること
「どんな仕事を受けたいか」を決めてから学習を始めます。バナー制作メインなのか、Webサイト1本丸ごとなのかによって、優先するスキルと学習期間の見積もりが変わります。この確認に5分かけるだけで、学習開始後に「何を勉強すればいいか分からない」という状態になるリスクが大きく減ります。
状況別ショートカット
| 状況 | 読むべきセクション | 所要時間 |
| 何から始めればいいか分からない | Webデザイン独学は6ステップで進む | 5分 |
| デザインとコーディングどちらを先にすべきか | デザイン基礎とコーディングの学習順は目的で決まる | 3分 |
| ポートフォリオに載せる作品がない | 実績は架空案件3本で作れる | 4分 |
| 勉強と案件獲得の接続方法が分からない | 案件獲得は準備が8割、応募が2割 | 4分 |
| 独学で通用するか不安 | 独学フリーランスの現実を5問で自己診断 | 3分 |
Webデザイン独学は6ステップで進む
独学を始める人が最初に感じる困惑は「どこから手をつけるか」という点に集中しています。デザイン系の教材もコーディング系の教材も、それぞれ「まずこれをやれ」と書いてあるため、比較しているだけで時間が経ってしまう人が出てきます。
ステップ1: ゴール設定と全体像の把握に1週間かける
学習を始める前に「どんな案件を受けたいか」を1文で書き出します。「コーポレートサイトを1本丸ごと受けたい」「バナー制作を月10本受けたい」のように具体化すると、6ステップのどこに重点を置くかが見えてきます。
Webデザインの仕事は大きく分けると、デザインのみ・コーディングのみ・両方を担当する3パターンがあります。フリーランスのWebデザイナーの仕事内容や独立に必要なステップで詳しく解説していますが、案件の幅を広げたい場合は最終的に両方を習得する方向で考えつつ、最初の3ヶ月はどちらか一方に集中するのが現実的です。

全体像を把握する手段として、競合サイトのソースコードをブラウザの開発者ツールで表示し、どのような構造になっているか眺めることが有効です。コードの意味が分からなくても、「ページはこういう部品で成り立っているのか」という感覚を持つことが、その後の学習速度に影響します。
Q: 学習を始める前にゴール設定は必須ですか?
A: 必須ではありませんが、ゴールがないまま進むと「何でも少しずつ学んだが、実際に案件を取れる状態になっていない」という結果になりやすいです。受けたい案件タイプを1つに絞るだけで、学習の優先順位がかなり明確になります。
Q: 全体像の把握にどんな教材を使えばいいですか?
A: 特定の教材に費用をかけるより、実在するWebサイトをブラウザで観察する方法が手軽です。デザインが整っているサービス系サイトやポートフォリオサイトを10〜20件見て、「どんな配色か」「余白の使い方はどうか」をメモするだけで、デザインを見る眼が養われます。
ステップ2: デザイン基礎は4原則から入る
デザイン基礎として押さえるのは、近接・整列・反復・コントラストの4原則です。書籍『ノンデザイナーズ・デザインブック』(ロビン・ウィリアムズ著)がこの4原則を体系的に解説しており、Webデザイン独学の初期段階で参照する人が多くいます。
配色については、まず「色を使いすぎない」という感覚を持つことが先です。メインカラー1色・サブカラー1色・テキストカラーという3色構成から始め、参考サイトの配色を真似ることを優先します。Webデザイン配色は3色70-25-5%で決まるで詳しく解説していますが、配色理論は後から必要に応じて補う順番で問題ありません。

余白と視線誘導は理屈を読んで覚えるより、良いデザインを見て「なぜこのレイアウトは読みやすいか」を言語化する練習が実力に直結します。1日15分でも、デザインが整った企業サイトやサービスページを観察してメモをとる習慣が、ツールを触る以上に基礎力を底上げします。
Q: デザイン基礎を学ぶ書籍は何を選べばいいですか?
A: 4原則の解説があり実例の図版が豊富な書籍から始めると、概念が視覚的に理解しやすいです。公立図書館で複数冊を比べてから購入するのが現実的な方法です。
Q: デザイン基礎はどのくらいの期間で一通り理解できますか?
A: 概念の理解自体は2〜4週間で一通り触れることができますが、実際のデザイン作業に活かせるようになるまでには制作量が必要です。基礎を学びながら同時にFigmaで手を動かす並行学習の方が、頭で理解するだけより定着が早いです。
ステップ3: Figmaを最初のデザインツールに選ぶ理由
FigmaはWebデザインの現場で広く使われているデザインツールで、ブラウザ上で動作するためOSを問わず使えます。個人利用の範囲内であれば基本的な機能を無償で使えることも、独学開始時に選ばれやすい理由の1つです(利用条件はFigma公式サイトで確認してください)。
PhotoshopやIllustratorと比較したとき、Figmaはコンポーネントやフレームの概念がWebのUI設計と対応しているため、デザインの修正や共有がWebデザインの実務フローに合いやすいです。PhotoshopやIllustratorが必要になる場面は、写真補正・イラスト制作など特定の用途に限られるため、Webデザインの入り口としてはFigmaを先に習熟する方が案件に直結しやすいです。
Figmaでの最初の課題として、実在するシンプルなWebページを1ページ再現することを目安にします。フレーム・テキスト・色・整列の操作を一通り使うことになるため、チュートリアルを見るより手を動かす時間を多く取る方が上達が早いです。
Q: FigmaとAdobe XDのどちらを使うべきですか?
A: 現在のWebデザイン案件ではFigmaが使われることが多くなっています。Adobe XDは2023年以降、新機能の開発が事実上停止されたため、新規で習得するツールとしてはFigmaを選ぶと案件獲得時の摩擦が少ないです。
Q: Figmaの操作習得にどのくらいかかりますか?
A: 基本操作(フレーム・テキスト・色・整列・コンポーネント)を一通り使えるようになるまでの目安は2〜4週間です。最初の2週間は操作に戸惑うことが多いですが、実在するページを1つ再現しきることで操作の流れが身につきます。
デザイン基礎とコーディングの学習順は目的で決まる
独学でよくある迷いの1つが「デザインとコーディングのどちらを先に学ぶか」という問題です。受けたい案件タイプと学習のゴールによって判断が変わります。
デザインを先に学ぶ場合の流れ
デザインツールでビジュアルを作ることを先に習得し、後からHTML/CSSでそのデザインを実装する流れです。バナー制作やSNS向けグラフィックなど、コーディングを伴わない案件から始めたい場合はこの順番が合いやすいです。
Figmaで作ったデザインを自分でコーディングして実装できるようになると、クライアントへの提案の幅が広がります。デザインのみを納品するより、HTMLで動くページとして納品できる方が単価の面でも選択肢が増えます。この理由から、最終的にはコーディングも習得する方向で考えておくことが、フリーランスとしては現実的です。
コーディングを先に学ぶ場合の流れ
HTML/CSSを先に学び、既存サイトの模写からデザインの感覚を身につける流れです。テキストエディタとブラウザだけで始められるため、ツールの初期設定に戸惑う時間が少ないという特徴があります。
コーディングを先にすることで、「このデザインはどうコードに落とすか」という実装視点でデザインを見る習慣がつきやすいです。ただし、デザインの基礎原則(近接・整列・反復・コントラスト)を意識せずにコーディングだけ続けると、実装はできるが見た目の完成度が上がらないという状態になりやすいです。
迷ったときの判断基準
フリーランスとして月10〜20万円の案件収入を目指す場合、コーディングを伴うサイト制作案件の方が受注単価が高くなりやすい傾向があります(案件の規模や内容によって大きく変わります)。そのため、学習期間が6ヶ月以上取れる場合は、デザイン基礎を2〜4週間で学んでからHTML/CSSに進む流れが、フリーランスの実務に近い経験を積みやすいです。
Q: HTML/CSSを学ぶのに独学で使いやすい教材はありますか?
A: MDN Web DocsはHTML/CSSのリファレンスとして無償で利用でき、日本語対応しています。書籍より更新頻度が高く、実装時に調べながら使う用途に向いています。
Q: JavaScriptはWebデザインの独学段階で必要ですか?
A: Webデザインのポートフォリオ作成や初期の案件獲得のみを目的とするなら、HTML/CSSの習熟を優先してください。JavaScriptは動的な表現やインタラクション実装に必要になるため、HTML/CSSで静的なページを問題なく作れるようになってから取り組む順番が迷いの少ない進め方です。
Q: CSSフレームワーク(TailwindやBootstrap)は先に学ぶべきですか?
A: 素のCSS(バニラCSS)でボックスモデル・フレックスボックス・グリッドを理解してからフレームワークに進む方が、フレームワーク特有のクラスの意味を理解しながら使えるようになります。フレームワークを先に覚えると、素のCSSで実装できない場面で詰まりやすいです。
独学フリーランスの現実を5問で自己診断
学習を続けているが「本当に独学で通用するレベルになれるのか」という不安を持つ人は多くいます。この診断は、今の学習状況から次のアクションを絞り込むためのものです。
Q1: 制作物をポートフォリオとして人に見せられる状態にありますか?
ある → Q2へ。ない → 今の最優先事項は1本でも完成させた作品を持つことです。「架空案件3本で実績を作る」セクションへ進んでください。
Q2: Figmaで1ページのデザインカンプを作った経験がありますか?
ある → Q3へ。ない → デザインカンプを作る前に案件を取ろうとすると、納品後の修正対応で消耗します。Figmaでの制作を先に進めてください。
Q3: HTML/CSSで静的なWebページを1本コーディングした経験がありますか?
ある → Q4へ。ない → デザインのみの案件から始める場合はQ4へ。コーディング込みの案件を受けたい場合は、まずHTML/CSSで既存サイトの模写を1本完成させてください。
Q4: クラウドソーシングのプロフィールを作成済みですか?
ある → Q5へ。ない → ポートフォリオが1本でもあればプロフィールは作れます。後で整備するつもりで後回しにすると、「準備が整ったら登録しよう」という状態が続きやすいです。今日中に登録だけ済ませることを目安にしてください。
Q5: 過去1ヶ月以内に何らかの制作物を完成させましたか?
ある → 学習と制作のサイクルが回っています。次のステップは実績を増やすことと、ポートフォリオの説明文を整えることです。ない → インプットの割合が高くなっています。教材を1つに絞り、今週中に小さな制作物(バナー1枚でも)を完成させてください。
CHECK
▶ 今すぐやること: 上の5問に答え、「ない」と答えた最初の質問に対応するアクションを1つ決める(10分)
Q: 独学でどのくらいの人がフリーランスとして仕事を取れていますか?
A: 独学でフリーランスを目指す人の中で案件を継続的に取れる割合を示す公的な統計は現時点では確認できていません。ポートフォリオを整備し、クラウドソーシングで実績を積んでいる人が継続的に案件を受けているという体験談は複数確認されています。
Q: 独学かスクールかはどちらがよいですか?
A: 独学は費用を抑えながら自分のペースで進められますが、フィードバックを受ける機会が少ないという点が制作の質に影響することがあります。スクールは費用がかかりますが、制作物へのレビューや案件獲得サポートが含まれる場合があります。どちらが合うかは学習環境と予算によって判断してください。
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実績は架空案件3本で作れる
ポートフォリオに載せる作品がないという問題は、独学の中盤で多くの人が直面します。「実案件の経験がない→ポートフォリオが作れない→案件が取れない」という状態は、架空案件を制作することで抜け出せます。
架空案件の作り方と選び方
架空案件とは、実在しないクライアントを想定して制作した成果物です。「近所の小さなカフェのWebサイトを制作した」「地元の整体院のバナーを作った」という設定でデザインカンプを作り、それをポートフォリオに掲載します。
架空案件を選ぶときに意識する点は2つです。まず、自分が将来受けたい案件タイプに近い業種を選ぶことです。カフェや美容室・整体院・士業事務所など、Webサイトのニーズが実際にある業種を選ぶと、ポートフォリオを見たクライアントに「この業種の仕事もできそう」と思ってもらいやすいです。もう1つは、制作意図を言語化できるものを選ぶことです。「ターゲットは30〜40代女性、落ち着いた配色で信頼感を出した」「スマートフォンからの閲覧が多い業態なので、スクロールしやすいレイアウトを優先した」という説明ができる作品は、ポートフォリオとしての説得力が大きく変わります。
架空案件でも、制作意図と工夫点をしっかり書いたことで想定以上の評価を得たという声も確認されています(独学で0からWEBデザインを学ぶ学習ステップの体験談・実践メモ)。
3本作る意味と作品の組み合わせ
1本目は模写や参考サイトを元にした再現作品でも構いません。2本目以降で、自分なりのデザイン判断を加えたオリジナル要素を入れることを意識します。3本並べたときに「バナー・LP・コーポレートサイト」のように異なる形式の作品が揃うと、対応できる案件の幅が見えやすくなります。
実際に作り始めると、「イメージと実装の間のギャップが想像以上に大きかった」という感覚に出会うことがほとんどです。この感覚自体が実力の向上に必要なプロセスなので、完璧に仕上げることより完成させることを優先します。
CHECK
▶ 今すぐやること: 受けたい案件タイプに近い業種を1つ選び、参考にしたいサイトを3件ブックマークする(15分)
また、フリーランスの仕事につながるポートフォリオの作り方では、クライアントに刺さるポートフォリオの構成方法を詳しく解説しています。架空案件の掲載方法についても参考になります。

Q: 架空案件はポートフォリオに掲載していいですか?
A: 架空案件であることを明記した上での掲載は問題ありません。「想定クライアント」「ターゲット設定」「制作の意図」を記載すると、架空でも制作者の思考プロセスが伝わるポートフォリオになります。
Q: ポートフォリオはどのツールで作ればいいですか?
A: 初期段階ではNotionやBehanceなど、制作に時間をかけずに作品を並べられるツールで始め、HTML/CSSが習熟してから自作に移行する方法が現実的です。ポートフォリオ自体の完成度を上げることに時間をかけすぎると、作品数を増やす時間が減ります。
Q: ポートフォリオに載せる作品数の目安はどのくらいですか?
A: 最初の案件獲得を目指す段階では3〜5本を目安にしている人が多いです。数より、各作品に制作意図と工夫点の説明があることの方が、クライアントへの伝わり方に影響します。
フリーランス向けWebデザイン学習の実践ハック5選

ハック1: 模写は「再現できた」で終わらず「なぜこの構造か」を言語化する
【対象】: 模写をしたことがあるが、実力が上がっている感覚が薄い独学者
【手順】: 参考サイトを1つ選び、まずデザインカンプをFigmaで再現します(目安60〜90分)。コーディングで同じページを再現した後、参考サイトと自分の実装を並べてデザインの差分をメモします(目安30分)。差分が出た箇所について「なぜ参考サイトはこのレイアウトにしているか」を1〜3文で言語化し、次回の制作時に意識するポイントとして記録します(目安15分)。
【コツと理由】: 多くの人は「再現すること」を模写の目的にしがちですが、「なぜそのデザインか」を言語化するプロセスが、次の制作物の質に影響します。余白の量・フォントサイズの比率・色の使い方に「意図がある」と気づくことで、自分の制作時にも根拠を持った判断ができるようになります。分析を加えることで1回の模写から得られる学習量が増えます。
【注意点】: 完成度が100%になるまで1つの模写に時間をかけすぎないでください。「ピクセル単位での完全一致」を目指して数日かけるより、8割の再現度で完成とし、次の模写に進む方が制作量が増えます。
ハック2: バナー制作を週3本のペースで継続して出力量を確保する
【対象】: デザインの引き出しが少なく、実際に手を動かす機会が足りないと感じている人
【手順】: 週の初めに「今週作るバナーのテーマ」を3つ決めます(例:飲食店・美容室・ITサービス。目安10分)。参考になるバナーをPinterest等で5〜10件収集し、使いたい配色・レイアウトのパターンをメモしてからFigmaで制作を始めます(各バナー目安45〜60分)。完成したバナーを過去の制作物と並べて見比べ、改善点を1点だけ次のバナーに反映します(目安10分)。
【コツと理由】: 教材を読む時間と実際に手を動かす時間の比率は、独学者の場合インプット過多になりやすいです。バナーは1点あたりの制作時間が短いため、週3本というペースで続けると月に12〜15点の制作実績が積まれます。出力量が増えると、配色の決め方やレイアウトの組み方が徐々に「考えなくてもできる」状態に近づきます。この状態になって初めて、応用の判断が速くなります。
【注意点】: 参考画像をそのまま模倣するだけでは、著作権の観点からポートフォリオへの掲載に注意が必要です。参考にするのはレイアウトや配色の構成であり、テキストや画像素材は商用利用可能なフリー素材を使います。バナーを「量産するだけで振り返りをしない」状態も避けてください。
ハック3: HTML/CSSの学習は「1ページ完成」を繰り返すことで定着する
【対象】: HTML/CSSの教材を一通り読んだが、実際にページを作ると手が止まってしまう人
【手順】: 目標とするシンプルなWebページを1つ選びます(ランディングページやサービス紹介ページが目安)。まずHTMLだけでページの骨格を作り、テキストと見出しの構造を完成させます(目安60〜90分)。CSSでスタイリングを加え、スマートフォン表示でもレイアウトが崩れない状態まで仕上げます(目安90〜120分)。
【コツと理由】: 教材を進めるたびに別のページを作るのではなく、「シンプルなページを1本完成させる」ことを何度か繰り返す方が、HTML/CSSの構造への理解が深まります。ボックスモデル・フレックスボックス・レスポンシブ対応という3つは、1ページ完成させるたびに必ず出てくるテーマなので、教材で読んだだけの状態と比べて定着速度が大きく変わります。
【注意点】: コーディング中に調べ物を始めると「調べている時間が学習時間」という状態になりやすいです。MDN Web Docsで調べる時間は学習の一部ですが、「なぜそのプロパティが必要か」を手を動かしながら理解することとセットにしないと、同じことを何度も調べる状態が続きます。
ハック4: ポートフォリオには「制作意図・担当範囲・工夫点」の3点セットを必ず添える
【対象】: 制作物はあるが、ポートフォリオを見せても反応が薄いと感じている人
【手順】: 掲載する作品ごとに「誰向けに作ったか(ターゲット)」「どんな課題を解決しようとしたか」「工夫した点は何か」の3点を書き出します(目安15〜20分/1作品)。書き出した内容を3〜5文の説明文に整え、作品画像の隣またはキャプションとして配置します。別の人に見せて、説明を読まなくても「何のための制作物か」が伝わるかを確認します(目安5分)。
【コツと理由】: 制作物の画像だけ並べているポートフォリオは、クライアントから見ると「デザインの好みは分かるが、仕事を任せられるかが分からない」という印象になることがあります。制作意図を言語化することで、発注者が「この人はなぜこのデザインにしたか説明できる」と判断できるようになり、架空案件であっても評価につながりやすくなります。
【注意点】: 説明文が長すぎると読まれません。3〜5文を目安にし、専門用語の多用も避けます。「UIの視認性を高めるためにコントラスト比4.5:1を確保しました」より「テキストが読みやすいよう、文字色と背景色のコントラストを意識しました」の方が、デザイン未経験のクライアントには伝わりやすいです。
ハック5: 案件獲得の準備は「プロフィール→応募文テンプレ→応募」の順に整える
【対象】: ポートフォリオはあるが、案件応募をなかなか始められずにいる人
【手順】: クラウドソーシング(ランサーズやクラウドワークス等)にプロフィールを作成し、ポートフォリオのリンクを記載します(目安30〜45分)。応募文のテンプレートを1つ作っておきます。「自分の経験・できること」「その案件に応募する理由」「制作物の例(ポートフォリオへのリンク)」の3要素が含まれる構成を用意します(目安30分)。1日1件を目安に案件へ応募し、初期は小規模・低単価の案件から実績を積みます。
【コツと理由】: 準備が完璧になるまで応募しないという判断は、「ポートフォリオをもう少し増やしてから」という状態が数ヶ月続くことにつながります。初期の案件応募で大切なのは、クライアントとのやりとりや納品フローを1度経験することです。この経験は制作の練習だけでは得られないため、ポートフォリオが3本揃った時点で応募を始めることを目安にしてください。
【注意点】: 最初の応募で採択されないことは多くあります。「応募して採択されなかった」という結果は、ポートフォリオの問題か応募文の問題か案件の競争倍率の問題かで対策が変わるため、採択されなかった場合は「どの要素が原因か」を1つ仮定して改善する方向で進めてください。「応募しても返事がない」という状態が2〜3週間続いても、応募件数を増やすことと応募文を調整することを並行してください。
CHECK
▶ 今すぐやること: ランサーズまたはクラウドワークスに今日中に登録し、プロフィール画像とポートフォリオのリンクを追加する(30分)
Q: 最初の案件はどのくらいの単価から始めるのが現実的ですか?
A: 初期実績を積む目的で受ける最初の1〜3件については、相場より低めの単価になることが多いです。バナー制作であれば数百円〜数千円、シンプルなLPであれば数千円〜数万円という幅があります。単価よりも「納品→フィードバック→改善」のサイクルを経験することを優先する期間と割り切る考え方が、その後の単価交渉の根拠を作ることにつながります。
Q: 案件を受け始めたら学習はやめていいですか?
A: 案件対応の中で出てくる課題(クライアントが求めるデザインを実現するための技術的な調査など)が、実質的な学習になることが多いです。教材を進める学習時間は減ってよいですが、制作物の振り返りと改善は継続することが実力の向上に直結します。
Webデザイン独学はゴール設定から案件獲得まで6ステップ
Webデザインの独学でフリーランスを目指す場合、学習順よりも「ゴールを明確にしてから動く」という姿勢が、迷いの少ない進め方に直結します。デザイン基礎→Figma→HTML/CSS→制作→ポートフォリオ→案件獲得の6ステップは、それぞれをこなすことより、各ステップをつなぐ目的意識が実力の蓄積に影響します。架空案件で実績を作り、ポートフォリオに制作意図を添え、ポートフォリオが3本揃った段階で応募を始めるという流れが、独学で案件獲得まで到達する現実的な道筋です。
教材を選ぶことに時間をかけすぎず、手を動かす時間を確保することが、独学での成長の中心になります。「今日何かを1つ完成させる」という積み重ねが、6ヶ月後のポートフォリオと案件応募の準備につながります。また、フリーランスの案件獲得は5ルートで安定するでは、クラウドソーシング以外の案件獲得経路についても解説しているので、応募を始めた後の参考にしてください。

| 状況 | 次の一歩 | 所要時間 |
| まだ何も始めていない | 受けたい案件タイプを1文で書く | 5分 |
| Figmaを触ったことがない | 実在するシンプルなページを1ページ再現する | 60〜90分 |
| HTML/CSSが止まっている | 1ページ完成を目標にコーディングを再開する | 90〜120分 |
| ポートフォリオがない | 架空案件のテーマを1つ決めて制作を開始する | 15分(テーマ決め) |
| 応募をまだしていない | クラウドソーシングへの登録とプロフィール作成 | 30〜45分 |
Webデザイン独学の勉強順に関するよくある質問
Q: 独学でフリーランスのWebデザイナーとして通用するレベルになれますか?
A: 独学でフリーランスとして案件を継続的に受けている人はいます。独学では制作物へのフィードバックを受ける機会が少ないため、完成した制作物を見てもらえる環境(デザイナーコミュニティやオンラインのレビュー交換等)を自分で作ることが、独学の限界を補う手段になります。
Q: 学習期間の目安はどのくらいですか?
A: 基礎から模写・ポートフォリオ作成まで完了する目安として3〜6ヶ月、そこから案件獲得の初実績を得るまでを含めると6〜12ヶ月という記述が複数の解説記事で確認されています。1日の学習時間や学習の質によって差が大きく、この数字はあくまで参考値です。
Q: WordPressの学習はいつ始めればいいですか?
A: HTML/CSSで静的なページを問題なく作れるようになってから取り組むことを目安にしている人が多いです。WordPressはHTMLの構造・CSSのスタイリング・PHPの基本的な読み方がある程度分かっていると、テーマカスタマイズの理解が進みやすいです。フリーランスとして案件の幅を広げたい場合に優先度が上がるスキルです。
Q: 独学中に詰まったとき、どこに相談すればいいですか?
A: 技術的な問題はMDN Web Docsや検索での解決が基本です。それでも解決しない場合はデザイナーやエンジニアが集まるDiscordコミュニティやConnpassの勉強会が相談の場として使われることが多いです。Yahoo!知恵袋にも同様の疑問が投稿されており、参考になる回答が見つかる場合があります(独学でwebデザインのフリーランスになる難易度に関する相談と回答)。
【出典・参照元】
独学で0からWEBデザインを学ぶ学習ステップの体験談・実践メモ