Wordで表紙や目次を除いた本文だけにページ番号を振るには、セクション区切り・リンク解除・開始番号設定の3ステップが必要です。改ページだけでは前のページにも番号が出てしまうため、この記事では失敗しない手順と設定ミスの防ぎ方を解説します。

目次

この記事でわかること

3ステップで表紙・目次を除いた本文だけにページ番号を設定できる。リンク解除と改ページ混同という2大失敗の対処法がわかる。提出前3分で番号ミスを発見するセルフ診断ができる。

この記事の結論

セクション区切りで文書を2つのブロックに分け、後半のヘッダー/フッターで「前と同じ」リンクを解除してからページ番号を挿入し、開始番号を1に設定するのが正しい手順です。改ページを使った場合は前のセクションと番号がつながったままになるため、必ずセクション区切りを使ってください。フリーランスの提案書見積書でも、この3ステップを覚えておけば提出前の番号ミスを防げます。

今日やるべき1つ

番号を付けたいページの直前にカーソルを置き、「レイアウト→区切り→次のページから開始」を選ぶだけでセクション区切りが挿入できます(所要時間:1分)。

状況別ショートカット

状況読むべきセクション所要時間
表紙だけ除いて2ページ目から番号を付けたいWordページ番号は3ステップで途中から設定5分
表紙+目次を除いて3ページ目以降から付けたい3ページ目からの設定は区切り位置で決まる5分
番号が前のページにも出てしまって困っているよくある3つの失敗と対処法3分
セクション区切りと改ページの違いを知りたい改ページとセクション区切りは機能が別物3分
開始番号を1にする方法だけ確認したいWordページ番号は5つの仕組みで管理3分

Wordページ番号は3ステップで途中から設定

表紙や目次にページ番号を付けずに本文だけに番号を振りたい悩みは、提出書類を作るたびに出てきます。手順を知らないと何度やっても前のページに番号が出てしまいます。正しい順序で3ステップを踏めば確実に設定できます。フリーランスが作成する提案書の書き方でも、ページ番号の正確な設定は資料の完成度を左右します。

セクション区切りはページ番号の境界線

Wordのページ番号設定は「セクション」という単位で管理されています。セクション区切りを入れることで文書を独立した2つのブロックに分割でき、前半のセクションにはページ番号なし・後半のセクションにはページ番号ありという設定が可能になります。表紙や目次を前半セクション、本文を後半セクションとして切り分けるのがこの設定の核心です。

セクション区切りを挿入するには、ページ番号を付けたいページの先頭にカーソルを置いた状態で「レイアウト」タブの「区切り」をクリックし、「セクション区切り」の「次のページから開始」を選択します。Word 2010以降は「レイアウト」タブで操作します(Word 2007では「ページレイアウト」タブからの操作になります)(Microsoft Support)。

区切りを正しく挿入できているかは、「ホーム」タブの「編集記号の表示/非表示(¶)」ボタンをオンにして「=====セクション区切り(次のページから)=====」という表示が出ることで確認できます。この表示がなければセクション区切りではなく改ページが入っている可能性があります。

リンク解除が最大のつまずきポイント

セクション区切りを入れただけでは、前後のセクションのヘッダー/フッターは「前と同じ」設定でつながったままです。この状態でページ番号を挿入すると前半セクションにも番号が表示されてしまいます。最も多い失敗が、この「前と同じ」リンクを解除せずにページ番号を挿入してしまうケースです。

後半セクション(本文側)のヘッダーまたはフッターをダブルクリックして編集状態にすると、「ヘッダーとフッター」タブが表示されます。その中にある「前と同じヘッダー/フッター」ボタンがオン(グレー背景)になっていればクリックしてオフにします。ボタンがオフになると前半セクションとのリンクが切れ、独立した設定が適用できるようになります(NEC LAVIE FAQ)。

この操作を行う前に誤ってページ番号を挿入してしまった場合は、一度そのページ番号を削除し、リンク解除後に改めて挿入し直してください。

開始番号を1に設定して完成

リンクを解除した後半セクションのフッター(またはヘッダー)内にカーソルがある状態で、「ヘッダーとフッター」タブの「ページ番号」→「ページ番号の書式設定」を選択します。「ページ番号の書式設定」ダイアログが開いたら、「開始番号」のラジオボタンを選択して値を「1」に設定し、OKをクリックします。

この設定を行わない場合、Wordは文書全体のページ数をカウントしてページ番号を割り当てるため、表紙と目次が2ページあれば本文1ページ目の番号が「3」と表示されます。開始番号を1に設定することで、本文の最初のページに「1」と表示されます。

CHECK

▶ 今すぐやること: ページ番号を付けたいページの直前にカーソルを置き、「レイアウト→区切り→次のページから開始」でセクション区切りを挿入する(1分)

Q: セクション区切りを入れる位置はページの先頭でなければなりませんか?

A: 番号を付けたいページの先頭行にカーソルを置いてから挿入するのが確実です。文中に挿入すると段落の途中で区切れてしまい、意図しないレイアウト変更が起きることがあります。

Q: フッターではなくヘッダーにページ番号を入れたい場合も手順は同じですか?

A: 手順は同じです。「前と同じ」解除と開始番号設定はヘッダーとフッターでそれぞれ独立しているため、使う方(ヘッダーまたはフッター)の設定を変更してください。

押さえておきたい点

セクション区切りは「=====セクション区切り(次のページから)=====」と表示される。リンク解除は後半セクション側のフッター/ヘッダーで行う。開始番号は「ページ番号の書式設定」で1に設定する。

3ページ目からの設定は区切り位置で決まる

3ページ目以降から番号を付けたいケースは、表紙と目次の2ページを前半セクション、本文を後半セクションとして切り分けます。どのページから番号を始めるかは、セクション区切りを挿入する位置だけで決まります。

区切りは番号を付けたいページの先頭に入れる

3ページ目から番号を付けたい場合は3ページ目の先頭行にカーソルを置いてセクション区切りを挿入します。2ページ目から付けたい場合は2ページ目の先頭行に挿入します。「ページ番号を付けたいページの先頭」が区切りの挿入位置というルールは変わりません。表紙1枚だけ除外したいなら2ページ目先頭、表紙+目次の2枚を除外したいなら3ページ目先頭に挿入します。

挿入後は必ず前述のリンク解除(「前と同じ」をオフ)と開始番号1の設定を行います。この2つを行わないと正しく動作しません。

目次ページのページ番号をローマ数字にする方法

提出書類によっては、目次ページにローマ数字(ⅰ、ⅱ)を付けて本文からアラビア数字(1、2)に切り替える構成を求められることがあります。この場合は文書を3つのセクションに分けます。表紙(セクション1:番号なし)、目次(セクション2:ローマ数字)、本文(セクション3:アラビア数字)という構成です。

各セクションの境界でリンクを解除し、「ページ番号の書式設定」で番号形式をそれぞれ設定します。目次セクションでは「番号書式」のドロップダウンから「ⅰ、ⅱ、ⅲ」を選び、本文セクションでは「1、2、3」を選んで開始番号を1に設定します。

複数のセクション区切りを使う場合の注意点

セクション区切りを2か所に挿入して文書を3つに分ける場合、各セクションの境界でリンク解除を確認する必要があります。セクション2の先頭でセクション1とのリンクを解除し、セクション3の先頭でセクション2とのリンクを解除します。どちらか一方だけ解除すると番号が正しく表示されないことがあります。また、ヘッダーとフッターはそれぞれ独立しているため、フッターにページ番号を入れるならフッターのリンク解除を、ヘッダーに入れるならヘッダーのリンク解除を行ってください。

CHECK

▶ 今すぐやること: 3ページ目に番号を付けたい場合は3ページ目の先頭行をクリックしてから「レイアウト→区切り→次のページから開始」を選ぶ(1分)

Q: 目次が2ページにまたがっている場合、区切りはどこに入れますか?

A: 目次の最終ページの次のページ先頭、つまり本文が始まるページの先頭行にカーソルを置いてセクション区切りを挿入してください。

Q: セクション区切りを後から別の位置に移動できますか?

A: 編集記号を表示した状態で区切り記号を選択して削除し、新しい位置に挿入し直す方法で対応できます。移動後はリンク解除と開始番号の設定を再確認してください。

確認事項

本文が始まるページの先頭行にセクション区切りを挿入した。複数セクション構成では各境界でリンクを解除した。ローマ数字が必要なら3セクション構成にした。

よくある3つの失敗と対処法

何度やっても前のページに番号が出てしまう、または番号が1から始まらないという状況はよく起きます。ほとんどの失敗は以下の3つのパターンのどれかに当てはまります。WordのPDF変換など書類の最終仕上げ作業と同様に、こんなに簡単だったの!? WordのPDF変換3ステップ完全ガイドを参考に提出前の確認を徹底することをおすすめします。

失敗1:前のセクションにも番号が出る

原因は「前と同じ」リンクの解除忘れです。後半セクションのヘッダー/フッターを開いたとき、ツールバーに「前と同じヘッダー/フッター」というボタンがあり、これがオン(グレー背景)のままになっています。この状態でページ番号を挿入すると前半セクションにも番号が適用されます。対処法は後半セクションのヘッダー/フッターを開いてこのボタンをオフにし、その後でページ番号を挿入することです。

すでに番号が入っている場合は、前半セクションのフッターを開いて手動でページ番号フィールドを削除してください。ただし「前と同じ」がオンのまま削除すると後半セクションの番号も消えてしまうため、必ずリンクを解除してから前半だけを削除します。

失敗2:開始番号が1にならず文書全体の通し番号になる

開始番号の設定を行っていない場合に起きます。「ページ番号の書式設定」ダイアログで「前のセクションから継続」が選択されていると、文書の先頭からのページ数が反映されます。後半セクションのフッター内でページ番号フィールドを右クリックして「ページ番号の書式設定」を開き、「開始番号:1」に変更するだけで解決します。

失敗3:改ページを使ったためにセクションが分かれない

改ページ(Ctrl+Enter)はページを区切りますが、セクションは分けません。そのためページ番号の設定は1つのセクション全体に適用されたままになり、前半と後半を独立して設定できません。この失敗をした場合は改ページを削除してセクション区切りに置き換えます。編集記号を表示(ホームタブの¶ボタン)して改ページ記号を削除し、同じ位置にセクション区切りを挿入し直してください。文書の構造を区切りたい場合はセクション区切りに統一すると管理が楽になります。

CHECK

▶ 今すぐやること: ホームタブの¶ボタンで編集記号を表示し、文書内にセクション区切りが正しく入っているか確認する(2分)

Q: 前半セクションのページ番号を削除したら後半の番号も消えてしまいました。どうすればよいですか?

A: 「前と同じ」リンクがオンのまま削除したために起きています。後半セクションのフッターを開いてリンクを解除してから、後半セクションに改めてページ番号を挿入してください。

Q: セクション区切りを入れたのに編集記号に「改ページ」と表示されます。なぜですか?

A: 「区切り」メニューの「ページ区切り」を選んでしまった可能性があります。「セクション区切り」の「次のページから開始」を選択してください。「ページ区切り」と「セクション区切り(次のページから)」は見た目が似ていますが機能が異なります。

重要ポイント

失敗1の原因はリンク解除忘れ。後半セクションのフッターで「前と同じ」をオフにする。失敗2の原因は開始番号未設定。右クリックから「ページ番号の書式設定」を開いて1に変更する。失敗3の原因は改ページの使用。改ページを削除してセクション区切りに置き換える。

改ページとセクション区切りは機能が別物

「改ページでやろうとしたが番号がうまくいかなかった」という経験をした方は多いです。この2つは同じように見えて、ページ番号設定における役割がまったく異なります。

改ページは表示の区切り、セクション区切りは設定の区切り

改ページは画面と印刷上でページを分けるための機能で、ヘッダー/フッターやページ番号の設定には影響しません。同一セクション内に改ページがいくつあっても、ページ番号の設定はセクション単位で一括適用されます。改ページだけで前半にページ番号なし・後半にページ番号ありという設定は作れません。

セクション区切りは文書の設定ブロックを分ける機能で、ページ番号・ヘッダー/フッター・ページサイズ・段組みなどをセクションごとに独立して設定できます。ページ番号を途中から設定するには必ずセクション区切りが必要な理由はここにあります。

機能改ページセクション区切り
ページを分ける
ヘッダー/フッターを独立させる×
ページ番号を独立設定する×
ページサイズ・余白を変える×

セクション区切りの種類と使い分け

セクション区切りには「次のページから開始」と「現在の位置から開始(連続)」の2種類があります。ページ番号を途中から設定する場合は「次のページから開始」を使うのが原則です。「現在の位置から開始」は同一ページ内で段組みを変えたい場合などに使うもので、ページ番号設定の用途には向いていません。

「レイアウト→区切り」の中に両方が表示されますが、ページ番号設定目的では「次のページから開始」だけを使うと覚えておくと迷いません(愛知大学 情報教育関連ページ)。

既存の改ページをセクション区切りに置き換える手順

表紙と本文の間にすでに改ページが入っている文書の場合は、その改ページを削除してセクション区切りに置き換えます。ホームタブの¶ボタンで編集記号を表示し、改ページ記号(「—–改ページ—–」という表示)を選択してDeleteキーで削除します。次に同じ位置にカーソルを置き、「レイアウト→区切り→次のページから開始」でセクション区切りを挿入します。この置き換え後に、改めてリンク解除と開始番号設定を行ってください。

CHECK

▶ 今すぐやること: ホームタブの¶ボタンをクリックして編集記号を表示し、「—–改ページ—–」と「=====セクション区切り(次のページから)=====」のどちらが入っているかを確認する(1分)

Q: 「次のページから開始」と「奇数ページから開始」はどう違いますか?

A: 「奇数ページから開始」は両面印刷のレポートや製本向けに使う設定で、セクションが奇数ページから始まるよう自動で空白ページを挿入します。通常の提出書類では「次のページから開始」を使ってください。

Q: セクション区切りを入れたらページのレイアウトが崩れました。どうすればよいですか?

A: セクション区切りには各セクションのページ設定(余白・用紙サイズなど)が引き継がれる場合があります。崩れたセクションのページ設定を開いて「このセクション」に適用する設定を確認し、必要であれば調整してください。

押さえておきたい点

改ページはページを分けるだけでセクションを分けない。ページ番号を独立設定するにはセクション区切りが必須。既存の改ページはセクション区切りに置き換えてからリンク解除と開始番号設定を行う。

Wordページ番号は5つの仕組みで管理

実務でWordを使うフリーランスにとって、ページ番号の設定ミスは提出直前に発覚することが多く、そのたびに時間を取られます。設定の仕組みを5つ覚えておくと、どんな文書構成でも対応できます。議事録テンプレートや報告書など、提出書類の完成度を高めるためにも、ページ番号の設定スキルは欠かせません。

ハック1:セクション区切りで「前半は番号なし」設定を確実に作る

【対象】: 表紙や目次にページ番号を付けたくないフリーランス全員が対象です。

【手順】: まず番号を付けたいページの先頭行にカーソルを置きます(30秒)。次に「レイアウト→区切り→次のページから開始」を選択してセクション区切りを挿入します(30秒)。後半セクションのフッターをダブルクリックして編集モードに入り、「前と同じ」ボタンがオフになっていることを確認してからページ番号を挿入します(2分)。最後に「ページ番号の書式設定」で開始番号を1に設定します(1分)。

【コツと理由】: 「セクション区切り(次のページから)」を使って文書を独立したブロックに分けることが唯一の方法です。改ページはページを分割するだけでセクションを分けないため、ヘッダー/フッターの設定は全ページに一括適用されたままになります。セクション区切りを使うことで設定の独立性が生まれ、前半は番号なし・後半は番号ありという構成が実現します。

【注意点】: リンク解除を行う前にページ番号を挿入してはいけません。前のセクションと設定がつながったまま番号を入れると前半にも番号が出ます。リンク解除を先に行い、次にページ番号を挿入する順序を守れば問題は起きません。

ハック2:「前と同じ」解除は後半セクション側で必ず行う

【対象】: セクション区切りを入れたのに前のページにも番号が出てしまっているフリーランスが対象です。

【手順】: 後半セクション(本文側)のフッターをダブルクリックして編集状態にします(10秒)。「ヘッダーとフッター」タブが表示されたら「前と同じヘッダー/フッター」ボタンの背景色を確認します(10秒)。背景がグレーならクリックしてオフにします(10秒)。オフになったことを確認してからページ番号を挿入します(1分)。

【コツと理由】: 「前と同じ」ボタンはヘッダーとフッターで独立しています。フッターのリンクを解除してもヘッダーはリンクされたままなので、ページ番号を入れる場所(ヘッダーかフッターか)に合わせて解除してください。ページ番号を挿入する側のみ解除すればよく、両方を解除する必要はありません。

【注意点】: 前半セクションのフッターでリンク解除を行ってはいけません。解除は後半セクション側で行うのが正しい操作です。前半側で操作すると設定の流れが逆になります。

ハック3:開始番号の設定はページ番号フィールドを右クリックして開く

【対象】: ページ番号が「1」から始まらず文書全体の通し番号になってしまっているフリーランスが対象です。

【手順】: 後半セクションのフッターにあるページ番号フィールドを右クリックします(10秒)。表示されたメニューから「ページ番号の書式設定」を選択します(10秒)。ダイアログ内の「開始番号」ラジオボタンを選択して値を「1」に設定し、OKをクリックします(30秒)。

【コツと理由】: 「ページ番号フィールドを右クリックして直接開く」方法が実務では速く確実です。「ヘッダーとフッタータブのページ番号メニューから書式設定を開く」方法でも同じダイアログが開きますが、右クリック方式はフッター内のカーソル位置を気にせず操作できるため、設定の取りこぼしが起きにくくなっています。

【注意点】: ページ番号の書式設定は後半セクションのフッター内で開く必要があります。フッター外の通常編集モードで「挿入→ページ番号→ページ番号の書式設定」を開くと前半セクションに設定が適用される場合があるため、必ずフッターをダブルクリックして編集状態にしてから操作してください。

ハック4:編集記号の表示でセクション区切りの入り具合を目視確認

【対象】: 設定したはずなのに動作がおかしいと感じているフリーランスが対象です。

【手順】: ホームタブの「¶」ボタンをクリックして編集記号を表示します(10秒)。表紙と本文の境界に「=====セクション区切り(次のページから)=====」という表示があるか確認します(30秒)。「—–改ページ—–」しか表示されていない場合は、それを削除してセクション区切りを入れ直します(2分)。

【コツと理由】: 「セクション区切りを入れたつもりが改ページだった」という失敗は頻繁に起きます。操作メニューで「ページ区切り」と「セクション区切り(次のページから)」が隣接して表示されているため、誤選択が起きやすい状況になっています。編集記号を表示して目視確認する習慣をつけると、設定前に問題を発見できてやり直し作業を防げます。

【注意点】: 編集記号を表示した状態で印刷しても区切り記号は印刷されません。確認が終わっても非表示に戻す必要はありませんが、画面が見づらい場合は¶ボタンをクリックして非表示に戻してください。

ハック5:印刷前にナビゲーションウィンドウでページ番号の通し確認

【対象】: 提出直前に番号ミスを発覚したくないフリーランスが対象です。

【手順】: 「表示→ナビゲーションウィンドウ」を開き、各ページのサムネイルを確認します(1分)。前半セクションのページにページ番号が表示されていないこと、後半セクションが「1」から始まっていることを目視確認します(1分)。確認後、「ファイル→印刷」のプレビューで最終確認します(1分)。

【コツと理由】: Wordのページ番号設定後すぐに印刷に進むと、「前のセクションにも番号が残っていた」というミスが提出後に発覚するケースがあります。ナビゲーションウィンドウと印刷プレビューを組み合わせた二重確認を挟むことで、全ページのページ番号状態を俯瞰して確認でき、提出後のやり直しをなくせます。見積書や提案書など、フリーランスがクライアントに送る書類の品質は細部の正確さで決まります。

【注意点】: ナビゲーションウィンドウのサムネイルはヘッダー/フッターの番号が小さく表示されるため見づらい場合があります。拡大して確認したい場合は「表示→印刷レイアウト」でズームを100%以上にして各ページを直接確認してください。ナビゲーションウィンドウで確認できるのは現在の表示状態であり、設定の論理的な正しさは編集記号表示による確認と組み合わせてください。

CHECK

▶ 今すぐやること: 提出前に「表示→ナビゲーションウィンドウ」で全ページのページ番号を確認し、前半セクションに番号がないことと後半が1から始まることを目視確認する(3分)

Q: ページ番号の位置(ページ下部中央・右下など)はどこで変更できますか?

A: 「挿入→ページ番号」からページ番号の挿入場所を選べます。「ページの下部」「ページの上部」のほか、左右の位置もプリセットから選択できます。一度挿入した番号の位置を変えたい場合は既存の番号を削除してから挿入し直してください。

Q: ページ番号のフォントやサイズを変えるにはどうすればよいですか?

A: フッターをダブルクリックしてページ番号フィールドを選択し、通常の文字編集と同じようにホームタブからフォント・サイズを変更できます。番号フィールドを選択してから変更しないと他の文字にだけ適用されることがあるので注意してください。

ポイント

5つのハックの核心はセクション区切り→リンク解除→開始番号設定の順序を守ること。提出前はナビゲーションウィンドウと印刷プレビューの二重確認で番号ミスをゼロにできる。

Wordページ番号設定を3分でセルフ診断

自分の文書はどのパターンで設定すればよいか迷う場合、以下の診断で状況に合った手順を特定できます。

Q1: 番号なしにしたいページ(表紙・目次など)はありますか?

Yesの場合 → Q2へ進んでください。Noの場合 → 文書全体にページ番号を挿入するだけでよく、セクション区切りは不要です。「挿入→ページ番号」から挿入してください。

Q2: 番号なしにしたいページは何ページありますか?

1ページ(表紙のみ)の場合 → Result Aへ。2ページ以上(表紙+目次など)の場合 → Result Bへ。

Q3(Result A/Bの後に確認): 番号は「1」から始めたいですか?

Yesの場合 → 「ページ番号の書式設定」で開始番号を1に設定してください。Noの場合 → 「前のセクションから継続」を選択してください(一般的な提出書類では1始まりが標準です)。

Result A: 2ページ目先頭にセクション区切りを挿入する

2ページ目の先頭行にカーソルを置き、「レイアウト→区切り→次のページから開始」でセクション区切りを挿入します。後半セクションのフッターで「前と同じ」を解除してページ番号を挿入し、開始番号を1に設定します。

Result B: 本文が始まるページの先頭にセクション区切りを挿入する

本文(番号を付けたいページ)の先頭行にカーソルを置いてセクション区切りを挿入します。手順はResult Aと同じですが、前半セクションが複数ページある点だけが異なります。

CHECK

▶ 今すぐやること: 番号なしにしたいページ数を数えて、Result AまたはResult Bのどちらに該当するかを確認する(1分)

Q: 表紙にローマ数字を付けて本文からアラビア数字にしたい場合はResult A/Bとは別の手順ですか?

A: はい、その場合は文書を3つのセクションに分ける必要があります。「3ページ目からの設定は区切り位置で決まる」のセクションで解説した3セクション構成を参照してください。

Q: セクション区切りを入れた後でページの順番を入れ替えることはできますか?

A: テキストを切り取り・貼り付けで移動することは可能ですが、セクション区切りの位置が意図せずずれることがあります。移動後に編集記号を表示して区切りの位置を確認し、必要であれば入れ直してください。

確認事項

Q1でNoならセクション区切りは不要。Result AかBかは番号なしのページ数で決まる。Q3では開始番号1の設定を忘れない。

まとめ:Wordページ番号は3ステップで途中設定

セクション区切りの挿入・リンク解除・開始番号設定の3ステップを順番通りに行えば、表紙や目次を除いた本文だけにページ番号を設定できます。最も多い失敗はリンク解除の忘れと改ページとセクション区切りの混同で、この2点を押さえるだけで大半のトラブルを防げます。

フリーランスとして提出する提案書・見積書・報告書の見栄えは、細部の設定でクライアントへの印象が変わります。個人事業主の見積書の書き方と同様に、ページ番号の設定を一度マスターしておくと、毎回の提出前の確認作業が2分以内で完了します。

状況次の一歩所要時間
表紙だけ除外して2ページ目から番号を付けたい2ページ目先頭にカーソルを置き「レイアウト→区切り→次のページから開始」を実行する5分
設定したのに前のページに番号が出てしまう後半セクションのフッターをダブルクリックして「前と同じ」ボタンをオフにする3分
番号が1から始まらないフッター内のページ番号を右クリックして「ページ番号の書式設定」で開始番号を1に設定する2分

Word ページ番号 途中からに関するよくある質問

Q: Wordのバージョンによって操作手順は異なりますか?

A: 基本的な手順(セクション区切り挿入・リンク解除・開始番号設定)はWord 2010以降で共通です。主な違いは操作するタブの位置で、Word 2007では「ページレイアウト」タブからセクション区切りを挿入します。2010以降は「レイアウト」タブに統一されています。

Q: セクション区切りを削除するにはどうすればよいですか?

A: 編集記号を表示(ホームタブの¶ボタン)してセクション区切りの記号をクリックして選択し、Deleteキーで削除できます。削除するとセクションが結合されてページ番号設定もリセットされる場合があるため、削除後は番号の表示状態を確認してください。

Q: ページ番号を途中で非表示にすることはできますか?

A: 特定のページだけページ番号を非表示にする機能はありません。非表示にしたいページを別のセクションに分けて、そのセクションのフッターのページ番号を削除するか、白いテキストボックスで番号の上を覆う方法が使われています。後者は印刷時に見た目で隠しているだけで、データとしてはページ番号が残っている点に注意してください。

【出典・参照元】

Microsoft Support – Word でページ番号を後から挿入する方法

愛知大学 情報教育関連ページ – ページ番号を文書の途中から入れたい

NEC LAVIE FAQ – Word 2019で作成した文書の途中からページ番号を付ける方法