この記事でわかること
FigmaのAI機能(Figma Make)を使うと、テキスト入力だけでワイヤーフレームの初稿が5分で完成します。コンポーネント事前準備とアノテーション追加の組み合わせで、開発チームへの引き渡しまでFigma内で完結します。Relume連携を使えば、サイトマップからワイヤーフレームまでを10分で自動化できます。
FigmaのAI機能(Figma Make)を使うと、自然言語プロンプトを入力するだけでインタラクティブなワイヤーフレームを自動生成できます。Figma公式が提供するこの機能は、手動作業と比べて初稿作成時間を大幅に短縮し、クライアントへの複数案提示を同日中に実現します。この記事ではプロンプト設計から実務活用、Relume連携まで7つのノウハウを解説します。
この記事の結論
FigmaのAIワイヤーフレームジェネレーター(Figma Make)は、自然言語でプロンプトを入力するだけでレイアウト・フロー・ダッシュボードを自動生成できます。フリーランスが手作業で1〜2時間かけていた初稿作成を大幅に短縮でき、空いた時間を他案件の受注や提案品質の向上に充てられます。コンポーネント事前準備とアノテーション追加を組み合わせれば、開発チームへの引き渡しまでをFigma内で完結させられます。
▶ 今すぐやること: Figma Makeを開き、「ロゴ・メニュー・CTAボタンがある横並びヘッダーと3カラムのサービス紹介セクション」というプロンプトを入力してワイヤーフレームを1枚生成してみてください。(5分)
状況別ショートカット
| 状況 | 読むべきセクション | 所要時間 |
| AIで初めてワイヤーフレームを作りたい | FigmaAIワイヤーフレームは3ステップで完成 | 5分 |
| プロンプトの書き方がわからない | FigmaAIは具体プロンプトで精度が向上 | 5分 |
| Relumeとの連携手順を知りたい | Relume連携でサイトマップから10分でワイヤーフレーム完成 | 7分 |
| 自分の状況に合うAI活用パターンを診断したい | FigmaAIワイヤーフレームの活用パターンを3分で診断 | 3分 |
| 実務テクニックをすぐ使いたい | FigmaAIワイヤーフレームは7つの仕組みで効率化 | 10分 |
FigmaAIワイヤーフレームは3ステップで完成
Figma MakeのAI機能を使えば、基本的なワイヤーフレームは3ステップで完成します。手作業でゼロから図形を並べる時間が不要になり、アイデアを出す時間に集中できます。
FigmaAIワイヤーフレームジェネレーターの仕組みは自然言語入力
FigmaのAIワイヤーフレームジェネレーターは、テキストで入力した指示(プロンプト)を解析し、レイアウト・フロー・ダッシュボードなどのインタラクティブなワイヤーフレームを自動生成します(Figma公式:AIワイヤーフレームジェネレーター)。「何をどこに配置するか」を文章で伝えるだけで、Figmaが構造を構築します。デザインの発想力を持つフリーランスが、アイデアを形にする時間に集中できる環境が整います。
ワイヤーフレームの定義はレイアウトと配置の設計図
ワイヤーフレームとは、WebサイトやアプリのUI設計における「構造の骨格」です(Figma公式:ワイヤーフレーム作成とは)。1ページ単位でどのコンテンツをどの位置に置くかを定めたもので、色やフォントなどの視覚的なデザインを加える前段階に位置します。この段階でクライアントと合意形成できれば、後のデザイン修正回数を減らせるため、フリーランスの実働時間に直接影響します。Figma AIデザイン完全ガイドでは、AI機能全体の概要と各機能の活用法をあわせて確認できます。

FigmaAIワイヤーフレームの3ステップ手順
Figma MakeでAIワイヤーフレームを完成させる基本手順は3段階です。まず、Figmaを開いてFigma MakeのAI機能を起動し、生成したいページの構成をテキストで入力します(所要時間:2分)。次に、生成されたワイヤーフレームの各要素を確認し、プロンプトを調整して再生成するかフレーム上で直接編集します(所要時間:5〜10分)。最後に、プレビューモード(右上のプレイボタン)でクライアント目線の確認を行い、共有リンクを発行します(所要時間:2分)。合計15分以内で初稿が完成するため、同日中に複数案をクライアントへ提示できます。
CHECK
▶ 今すぐやること: Figma Makeを起動し、作成したいページのコンテンツ要素をテキストでメモしてからプロンプトを入力する(5分)
Q: Figma MakeのAI機能は無料プランで使えますか?
A: 基本的なワイヤーフレーム作成機能はFigmaの無料プランでも利用できます。AIジェネレーター機能の詳細な利用条件はFigma公式サイトでご確認ください。
Q: AIが生成したワイヤーフレームは後から編集できますか?
A: 生成後のワイヤーフレームはFigma上で通常のオブジェクトとして扱われるため、フレームのサイズ変更・要素の追加・テキスト編集など、すべての編集操作が可能です。
FigmaAIは具体プロンプトで精度が向上する
AIに「ランディングページを作って」と入力するだけでは、クライアントの要件から外れたワイヤーフレームが生成されることも珍しくありません。プロンプトの具体性が生成品質を決定します。
曖昧プロンプトと具体プロンプトの差は出力品質に直結
「ヘッダーを作って」というプロンプトと「ロゴ(左)、ナビゲーションメニュー5項目(中央)、問い合わせボタン(右)がある横並びヘッダー」というプロンプトでは、生成されるワイヤーフレームの実用性に大きな差が出ます。前者は汎用的なヘッダーが生成されますが、後者はクライアントの要件に近いレイアウトが初回から出力されます。プロンプトに「要素名・位置・数量」の3情報を含めることが、再生成回数を減らす最短ルートです。
コンテンツの優先順位をプロンプトに組み込む手法
AI生成の前に「何を最も目立たせたいか」を決めてからプロンプトを書くことで、ファーストビューの完成度が上がります。たとえばSaaS系のランディングページであれば「キャッチコピーとCTAボタンを最上部に、その下にサービス特徴3点を横並びで」という順序情報を含めます。
しばデザイン:Figmaを使ったワイヤーフレームの作り方で、フリーランスデザイナーがこう述べています。「コンテンツをテキストで配置したらレイアウトを作っていきます。ワイヤーフレームを作る段階では細かいサイズや余白、ボタンのデザインなどを気にせずそれが何であるか、どんなコンテンツをレイアウトで配置するかが分かればOK」。この考え方はAI生成時のプロンプト設計に直接応用できます。細部のデザインではなく「何がどこにあるか」の情報構造を優先してプロンプトを書くことで、AIの生成精度が安定します。
プロンプトテンプレートの標準化で再現性を確保
毎回プロンプトをゼロから書くのは非効率です。「ページ種別(LP/管理画面/フォームページ)+主要コンテンツ要素+配置指示(横並び/縦並び/グリッド数)」という構造のプロンプトテンプレートを自分用に作成し、案件ごとに流用することで初稿生成の時間を一定に保てます。プロンプトテンプレートを整備することで、1案件あたりのワイヤーフレーム初稿作成時間を大幅に短縮できます。なお、フリーランスのポートフォリオをFigmaでまとめる方法も参考にすると、Figmaを使った成果物整理のノウハウをあわせて習得できます。

CHECK
▶ 今すぐやること: 直近のクライアント案件のページ構成をテキストでリストアップし、「要素名・位置・数量」の3情報を含む具体プロンプトを1枚分作成する(10分)
Q: プロンプトを何回修正しても望むレイアウトにならない場合はどうすれば良いですか?
A: プロンプトが漠然としている場合は、生成後のフレームを直接編集する方が効率的です。AI生成はあくまで「8割完成の初稿を得る手段」と割り切り、残り2割は手動調整で仕上げるアプローチが実務では安定します。
Q: 日本語プロンプトと英語プロンプトで生成品質は変わりますか?
A: Figma Makeは日本語入力にも対応していますが、英語プロンプトの方がより細かいレイアウト指示を認識しやすい傾向があります。まずは日本語で試し、精度が不十分であれば英語に切り替えてください。
Relume連携でサイトマップから10分でワイヤーフレーム完成
FigmaのAI機能だけでなく、外部ツール「Relume」との連携を使うと、サイト全体のページ構成(サイトマップ)からワイヤーフレームまでを一気通貫で自動化できます。連携フローの全体像を把握した上で、自分の案件規模に合うかを判断してください。
RelumeとFigmaの連携フローは3段階で構成
Relume-Figma連携の基本フローは3段階で構成されます。まずRelumeでサイトの目的とページ一覧を入力し、AIがサイトマップを自動生成します。次に生成されたサイトマップに対し、各ページのセクション構成をRelumeで指定します。最後に「Export to Figma」機能でワイヤーフレームをFigmaに直接インポートします(Figma公式:チーム向けワイヤーフレームツール)。この連携により、ページ数が多いサイトのワイヤーフレームを効率的に作成できます。
RelumeはFigmaと独立したサービスで導入コストが発生
Relumeは月額料金が発生する有料SaaSです(料金・プランの詳細はRelume公式サイトでご確認ください)。「無料でAIワイヤーフレームを試したい」というフリーランスには、まずFigma Make単体から始めるのが合理的な判断です。Relumeが有効なのは、月5件以上のWebサイト案件を扱い、サイトマップ設計の工数削減効果がサブスクリプション費用を上回る場合に限ります。
Relume連携の実務的なメリットとリスク
Relume連携の最大のメリットは「サイトマップとワイヤーフレームの整合性を自動で保てる点」です。ページ構成を変更した際に、手動でワイヤーフレームを修正する作業がなくなります。一方でデメリットとして、Relumeが生成するコンポーネントはRelumeのデザインシステムに依存するため、クライアント固有のデザイン規約がある場合は大幅な修正が必要になります。Figma Make単体と比較して「導入効果が出るまでの学習コストが高い」点も考慮が必要です。フリーランスとして複数の案件を同時進行する際の作業効率を上げる方法を組み合わせれば、ツール習熟にかかる時間を短縮できます。

CHECK
▶ 今すぐやること: Relumeの無料トライアルページにアクセスし、5ページ以下のシンプルなサイトでサイトマップ自動生成を1回試す(15分)
Q: RelumeとFigmaの連携は有料プランが必要ですか?
A: Relumeへの登録と一部機能の試用は無料ですが、継続的なFigmaエクスポート機能は有料プランが必要です。Figma Makeとの使い分けを検討した上で導入を判断してください。
Q: Relumeで生成したワイヤーフレームをFigmaで編集できますか?
A: Figmaにインポートされたワイヤーフレームは通常のFigmaオブジェクトとして扱われるため、フレームの修正・コンポーネントの置き換え・テキスト変更はすべて可能です。
FigmaAIワイヤーフレームの活用パターンを3分で診断
自分のフリーランス案件にFigmaのAI機能をどう組み合わせると最も効果的か、以下の3問に答えることで最適な活用パターンを3分で特定できます。
Q1: 月に何件のワイヤーフレーム案件を担当していますか?
3件以上 → Q2へ進んでください
2件以下 → Q2へ進んでください(結果が変わります)
Q2: クライアントからサイト全体のページ構成(サイトマップ)の設計も依頼されますか?
はい → Q3へ進んでください
いいえ → Result Aへ進んでください
Q3: 月5件以上の案件でRelume費用が回収できますか?
はい → Result Bへ進んでください
いいえ → Result Cへ進んでください
Result A: Figma Make単体活用(月2件以下・ページ単位案件)
Figma MakeのAI生成機能を使い、各ページの初稿を短時間で生成する運用が最適です。具体プロンプトテンプレートを5種類(LP・管理画面・フォーム・一覧ページ・詳細ページ)用意し、案件ごとにカスタマイズするアプローチを採用してください。
Result B: Relume+Figma Make連携活用(月5件以上・サイト設計込み案件)
Relumeでサイトマップを生成してFigmaにエクスポートし、Figma Makeで個別ページを調整する2段階フローが最も費用対効果が高くなります。月1件あたりの節約工数がRelume利用料を上回る場合に有効です。
Result C: Figma Make+コンポーネント事前準備(月3〜4件・費用抑制重視)
Relumeは導入せず、Figma Makeで生成した後に再利用可能なコンポーネントライブラリを自分で整備する方針が費用対効果で優れています。初回の整備に2〜3時間かかりますが、その後は1案件あたりの短縮効果が継続します。
CHECK
▶ 今すぐやること: 自分の月間案件数と受注内容を確認し、Result A〜Cのどれに該当するかを判定する(3分)
Q: 今は案件数が少ないですが、将来的にRelume連携に移行するタイミングはいつですか?
A: 月5件以上の安定受注が3ヶ月続いたタイミングが移行の目安の一つです。それ以前の段階ではFigma Make単体でスキルを高める方が、Relume学習コストを負わずに済むため実務的です。
Q: 診断結果が複数の条件に当てはまる場合はどうすれば良いですか?
A: まずResult Aから始めてください。Figma Make単体の活用に慣れることで、Relumeを導入した際の学習コストも下がります。
FigmaAIワイヤーフレームは7つの仕組みで効率化
手動作業の延長線上でFigmaを使っている限り、AI機能の真価は引き出せません。以下の7つのノウハウを組み合わせることで、ワイヤーフレーム作成の全工程を体系的に効率化できます。
ハック1: コンポーネント事前準備で1案件の作業時間を短縮する
【対象】: 複数案件でFigmaを使うフリーランスデザイナー・開発者
【手順】:
第1ステップとして、プライマリーボタン・セカンダリーボタン・非アクティブボタンの3バリアントをコンポーネントとして作成します(所要時間:30分)。第2ステップとして、ヘッダー・フッター・カード・フォームフィールドなど頻出UIパターンをコンポーネントライブラリに追加します(所要時間:60分)。第3ステップとして、AI生成後のワイヤーフレームで生成された要素をライブラリコンポーネントに置き換え、デザイン一貫性を保ちながら仕上げます(所要時間:案件ごとに5〜10分)。
【コツと理由】: 「先にライブラリを整備してからAI生成を使う」順序が効率を高めます。AI生成物はあくまでレイアウトの骨格であり、一貫したコンポーネントを当てはめることで初めて実用的なワイヤーフレームが完成します。コンポーネントのインスタンス変更は全フレームに一括反映されるため、クライアントからの修正要求に対して1か所の変更で全ページを更新できる構造が成立します。
【注意点】: コンポーネントを過剰に細分化する必要はありません。「アイコンのサイズ違いを全部コンポーネント化する」作業は時間対効果が低く、ヘッダー・ボタン・カードの3カテゴリから始めれば実務の多くをカバーできます。
ハック2: ページIDとアノテーションで開発チームの認識齟齬をゼロにする
【対象】: 開発チームへのワイヤーフレーム引き渡しを行うフリーランス
【手順】:
第1ステップとして、各ページフレームに「P001・P002」形式のページIDをテキスト要素で付与します(所要時間:5分)。第2ステップとして、インタラクション矢印(遷移)を青色、仕様説明矢印(アノテーション)を赤色に色分けし、視覚的に区別します(所要時間:10分)。第3ステップとして、各画面の特記事項(バリデーション条件・API連携有無・状態の分岐)をアノテーション形式で記載し、ファイルを共有します(所要時間:案件によって15〜30分)。
【コツと理由】: 「ワイヤーフレームファイルだけで開発チームが理解できる状態」が後工程の手戻りを減らします。ページIDがあることでバックログのチケット番号とワイヤーフレームが1対1で対応し、「どのページのどの仕様か」という確認コストが下がります。仕様変更が発生した場合も、ページIDを参照することで変更箇所の特定が速やかに完了します。
Xtone Design & Tech:Figmaでワイヤーフレームを作るテクニックでも、「いくつかのコンポーネントを事前に準備しておくと便利です。これらのコンポーネントは他のワイヤーフレーム作成時にも再利用できるため、最初に準備しておくと便利です」と述べられています。
【注意点】: アノテーションをすべての要素に付ける必要はありません。「開発者が判断に迷う箇所のみ」に絞ることで、ファイルの可読性が保たれます。全要素にアノテーションを付けると、かえって重要な仕様が埋もれます。
ハック3: プレビューモード活用でクライアント修正回数を抑制する
【対象】: クライアントへのワイヤーフレーム提出前に品質確認が必要なフリーランス
【手順】:
第1ステップとして、ワイヤーフレーム完成後に右上のプレイボタンからプレビューモードを起動します(所要時間:1分)。第2ステップとして、スマートフォン・タブレット・デスクトップの3画面幅でレイアウト崩れがないかを確認します(所要時間:5分)。第3ステップとして、発見した崩れを修正し、クライアントには「プレビューリンク」で共有することでブラウザ上での確認体験を提供します(所要時間:修正に5〜15分)。
【コツと理由】: Figmaのプレビューリンクを使う方がクライアントの確認精度が上がります。PDFでは画面遷移の確認ができませんが、プレビューリンクではインタラクションを実際に体験できるため、クライアントが「実際の操作感」をイメージした上でフィードバックを出せます。その結果、「認識のズレによる修正」ではなく「本質的な改善提案」が集まりやすくなります。
【注意点】: プレビューモードはFigmaアカウントがなくてもリンクを通じて閲覧できますが、コメント機能を使うにはアカウントが必要です。コメントを受け付ける場合はクライアントに事前にアカウント登録を依頼するか、フィードバックシートを別途用意する方が実務的です。
ハック4: インタラクティブフローのテストで仕様漏れを事前に発見
【対象】: 複数ページ間の遷移があるアプリ・SaaSのワイヤーフレームを作るフリーランス
【手順】:
第1ステップとして、AI生成後のフレーム間に遷移矢印を設定し、ページ間の接続を定義します(所要時間:10〜20分)。第2ステップとして、プロトタイプモードでフロー全体を実際にクリック操作しながらテストします(所要時間:5〜10分)。第3ステップとして、「到達できないページ」や「戻れない画面」を発見した場合は遷移を修正し、仕様書(アノテーション)を更新して再テストします(所要時間:10分)。
【コツと理由】: 矢印を描くだけでなく実際にクリックしてテストすることで、仕様漏れの発見率が上がります。開発チームへ引き渡した後に「このページへの戻るボタンがない」という指摘を受けると、修正と再確認に時間がかかります。Figma内でプロトタイプテストを先に行えば、この種の手戻りを事前に防げます。
【注意点】: すべての遷移パターンをテストすることにこだわる必要はありません。「メインフロー(登録→利用→完了)」と「エラーフロー(入力ミス→エラー表示→修正)」の2軸を優先してテストすれば、実務上の重大な仕様漏れの多くを発見できます。
ハック5: デザインカンプへの段階的転用で追加受注を獲得
【対象】: ワイヤーフレームからデザインカンプまでを一貫して受注したいフリーランス
【手順】:
第1ステップとして、ワイヤーフレームで合意を得た後、クライアントのブランドカラーと実際の写真素材をフレームに適用します(所要時間:30〜60分)。第2ステップとして、ワイヤーフレームで仮置きしていた「画像エリア」「テキストエリア」に実コンテンツを流し込みます(所要時間:案件規模による)。第3ステップとして、「同一ファイルの延長上でデザインカンプが完成する」点をクライアントに説明し、追加発注の提案を行います(所要時間:15分)。このような単価交渉の進め方をあらかじめ整理しておくと、追加受注の打診がスムーズになります。

【コツと理由】: 同一Figmaファイル内でワイヤーフレームからデザインカンプへ段階的に仕上げる方が、クライアントとの認識共有がスムーズになります。ワイヤーフレーム段階で合意した構造がそのまま活用されるため、「デザインが変わって構造も変わる」という手戻りが発生しにくくなります。フリーランスとしては、「ワイヤーフレームの次の工程」を自然な流れで提案できるため、追加受注につながりやすくなります。
【注意点】: ワイヤーフレームをデザインカンプに転用する際、「カンプ作成の工数をワイヤーフレーム料金に含めてしまう」間違いが起こりがちです。ワイヤーフレームとデザインカンプは別工程として見積もりを分けて提示することで、適正な対価を確保できます。
CHECK
▶ 今すぐやること: 現在担当中の案件でコンポーネントライブラリを1時間で整備し、ヘッダー・ボタン・カードの3種を作成する(60分)
Q: AI生成後のワイヤーフレームはクライアントへの提出物として品質は十分ですか?
A: AI生成物はあくまで初稿であり、コンポーネント置き換え・アノテーション追加・プレビューテストの3工程を経ることで提出物としての品質に達します。AI生成のみで提出することは避けてください。
Q: ハックを全部同時に実践するのは難しいですか?
A: ハック1(コンポーネント準備)とハック3(プレビューモード活用)の2つから始めてください。この2つだけでも1案件あたりの作業時間を削減する効果が見込めます。
FigmaAIワイヤーフレームは実務チェックリスト7項目で品質担保
AI生成後のワイヤーフレームをクライアントへ提出する前に、以下の7項目を確認することで手戻りを最小化できます。
提出前チェック7項目の内容と判定基準
提出前に確認すべき7項目を順に説明します。まず、ページIDがすべてのフレームに付与されているかを確認してください(未付与の場合は開発チームとの連携時にトラブルが発生します)。次に、遷移矢印とアノテーション矢印が色分けされているかを確認してください(混在すると開発者が仕様を誤読する原因になります)。3つ目に、コンポーネントが再利用可能な状態でライブラリに登録されているかを確認してください。4つ目に、プレビューモードで3画面幅(SP・タブレット・PC)のレイアウト確認が完了しているかを確認してください。5つ目に、フロー上で到達できないページがないかプロトタイプテストで確認してください。6つ目に、コンテンツの優先順位がファーストビューに正しく反映されているかを確認してください。7つ目に、クライアントへの共有設定(閲覧権限・コメント権限)が適切に設定されているかを確認してください。なお、納品完了メールの書き方をあわせて準備しておくと、ワイヤーフレームの引き渡しがスムーズに完了します。
チェックリストの活用タイミングは提出48時間前が最適
このチェックリストは提出直前ではなく、提出48時間前に実施してください。不備を発見した場合に修正時間を確保できるためです。48時間前のチェックで発見された修正は平均して1〜2時間で対応できますが、提出直前に発見した場合は「時間がないため修正が甘くなる」リスクがあります。
よくある見落としポイントと対処法
7項目の中で見落とされやすいのは「共有設定」です。コメント権限を付与し忘れた場合、クライアントがフィードバックをFigmaファイル上に残せず、メールやチャットで口頭フィードバックを受ける非効率なサイクルが発生します。共有リンクを発行する際には「コメントできる」に権限を設定することを忘れないようにしてください。
CHECK
▶ 今すぐやること: 上記7項目をFigmaのコメント機能を使ってチェックリストとしてファイルに貼り付け、提出前の確認フローに組み込む(5分)
Q: このチェックリストはどのような案件規模に適用できますか?
A: 1ページ単位の小規模案件から、20ページ以上の大規模サイトまで適用できます。大規模案件では7項目に加えて「ページIDの採番ルールの統一」「コンポーネントライブラリのバージョン管理」を追加してください。
Q: チェックリストを使っても修正が発生した場合の対応は?
A: 修正は発生することを前提として、修正対応の工数を見積もりに含めておいてください。チェックリストの目的は「修正ゼロ」ではなく「致命的な手戻りの防止」です。
FigmaAIワイヤーフレームで初稿を5分で完成させる
FigmaのAIワイヤーフレームジェネレーター(Figma Make)を使えば、自然言語プロンプトを入力するだけで短時間に初稿を生成できます。コンポーネント事前準備・ページID付与・アノテーション追加・プレビューテストの4工程を加えることで、AI生成物が実務的な提出物へと完成します。今日1枚目のプロンプト入力から始めてください。
AI生成ツールは「初稿を短時間で作る仕組み」です。生成後の品質担保の手順を自分の中で標準化できれば、FigmaのAI機能はフリーランスの武器として安定的に機能します。まずはFigma Makeを開いて1枚のプロンプト入力を今日中に試してください。
| 状況 | 次の一歩 | 所要時間 |
| AI機能を1度も使ったことがない | Figma Makeでプロンプトを1回入力して生成を試す | 5分 |
| AI生成は試したが実務に活かせていない | コンポーネントライブラリをヘッダー・ボタン・カードの3種から整備 | 60分 |
| 複数案件でワイヤーフレームを担当している | プロンプトテンプレートを5種類作成して案件別に流用 | 30分 |
| サイト設計全体を効率化したい | Relumeの無料トライアルでサイトマップ生成を1回試す | 15分 |
FigmaAIワイヤーフレームに関するよくある質問
Q: FigmaのAIワイヤーフレームジェネレーターは無料で使えますか?
A: Figmaの基本的なワイヤーフレーム作成機能は無料プランで利用できます。Figma MakeのAI生成機能の詳細な利用条件と最新のプラン情報はFigma公式サイトでご確認ください。
Q: AIで生成したワイヤーフレームはクライアントへの提出物として使えますか?
A: AI生成物はあくまで初稿です。コンポーネント置き換え・アノテーション追加・プレビューテストの3工程を経てから提出することで、提出物としての品質が担保されます。生成のみで提出することは品質リスクがあるため避けてください。
Q: FigmaとRelumeの使い分けはどう判断すれば良いですか?
A: 月5件以上のWebサイト案件を担当し、サイトマップ設計を含む案件が多い場合はRelume連携が有効です。ページ単位の案件が主体で案件数が少ない場合は、Figma Make単体で十分な効率化が実現できます。まずはFigma Make単体から始めてください。
【出典・参照元】
Figma公式:AIワイヤーフレームジェネレーター – Figma MakeのAI機能詳細
Figma公式:チーム向けワイヤーフレームツール – Figmaワイヤーフレームツールの機能概要
Figma公式:ワイヤーフレーム作成とは – ワイヤーフレームの定義と活用方法
しばデザイン:Figmaを使ったワイヤーフレームの作り方 – フリーランスデザイナーによるFigmaワイヤーフレーム体験談
Xtone Design & Tech:Figmaでワイヤーフレームを作るテクニック – Figmaを使った実務ノウハウ