フリーランスの職歴は「個人事業主」として正式に記載でき、ブランク扱いを避けられます。案件・成果・期間の3要素を整理すれば書類選考を通過しやすくなります。厚生労働省も業務委託歴をキャリアとして認めており、この記事では書き方の型・見本・よくある疑問を網羅します。

本記事の情報は2026年4月時点のものです。

目次

この記事の結論

フリーランス職歴は「個人事業主として業務委託に従事」と明記することで、正式な職歴として扱えます。案件単位で期間・業種・成果を整理し、数値や納品実績を添えることで採用担当者に実務力が伝わります。ブランクと誤解されないためには、活動開始月から終了月(または現在)を明記し、継続案件があれば在職期間として表現するのが有効です。

今日やるべき1つ

手元の案件リストを開き、期間・業務内容・成果数値の3列で整理する(30分)

状況別ショートカット

状況読むべきセクション所要時間
履歴書・職務経歴書に何を書くか迷っているフリーランス職歴は4要素で記載が基本5分
ブランク扱いされないか不安フリーランス職歴のブランク回避は3パターン3分
守秘義務で実績を出せないフリーランス職歴の対応を3分で診断3分
職務経歴書の書き方を今すぐ真似したいフリーランス職歴は5つの仕組みで書類通過7分
ケーススタディで成功・失敗例を知りたいフリーランス職歴の実例は2パターンで比較5分

フリーランス職歴は4要素で記載が基本

フリーランス経験をどう書けばいいのか迷う方も多くいます。答えは明確で、「個人事業主(業務委託)」として職歴欄に記載することが認められています。

フリーランス職歴は「個人事業主」表記が正式

履歴書の会社名欄には「フリーランス(個人事業主)」または「〇〇(屋号)代表」と記入します。雇用契約がない点は事実ですが、それは職歴がないことと同義ではありません。厚生労働省はフリーランス(業務委託)を多様な働き方の一形態として明示しており(ハローワーク インターネットサービス)、「正社員歴がないと不利」という前提自体を見直すべきです。

屋号がある場合は「山田デザイン事務所 代表」、屋号がない場合は「フリーランスデザイナーとして活動」と書けば、採用担当者に働き方の実態が伝わります。フリーランスの屋号の決め方を事前に整理しておくと、履歴書上での表記もスムーズになります。表現を曖昧にしたまま提出するよりも、明確に「個人事業主」と示すほうが信頼性が高まります。

職歴に含める4要素は期間・業種・業務・成果

職務経歴欄に記載する基本4要素は「①活動期間 ②クライアントの業種 ③業務内容 ④成果・数値」です。この4要素がすべて揃うと、採用担当者は「どんな仕事をどれだけやったか」を短時間で把握できます。

成果の書き方は「月平均3本のSEO記事を納品、担当ページのCV率を1.2%→2.8%に改善」のように数値化するのが基本です。数値が出せない場合でも「継続契約12ヶ月、納品総数48本」のように量と継続性で代替できます。成果のない案件を無理に誇張するよりも、小さくても継続した事実を淡々と記載するほうが採用担当者の信頼を得やすいです。

履歴書と職務経歴書で書く内容は異なる

履歴書の職歴欄は「フリーランス開始年月・終了年月・業種・一行概要」の簡潔な記述にとどめます。詳細な業務内容・スキル・成果は職務経歴書に集約するのが読み手への配慮として有効です。

両書類の役割分担を整理すると、履歴書は「いつ・どんな働き方をしていたか」の時系列確認用、職務経歴書は「何ができるか・何をやってきたか」のアピール用と理解できます。つまり履歴書でブランクを発生させず、職務経歴書で価値を伝えるという二段構えが書類選考通過の基本構造です(厚生労働省 働き方関連情報)。

フリーランスと正社員の違いを採用担当者目線で整理

フリーランスと正社員の大きな違いは「成果責任の所在」です。正社員は組織の指示のもとで動きますが、フリーランスは自分で案件を獲得し、納期・品質を自己管理します。この違いを「主体性・自己管理能力の証明」として伝えると、ネガティブな印象が逆転しやすくなります。

採用担当者が懸念するのは「組織への適応力があるか」という点です。したがって、職務経歴書では「複数クライアントと並行して対応した経験」や「チームとの連携が必要な案件」に触れると、組織適応への懸念を先回りして解消できます。フリーランスの直案件の営業経験がある場合は、クライアントとの折衝力として積極的にアピールしましょう。


CHECK

-> 職歴欄に「個人事業主(業務委託)」と記載されているかを確認し、4要素(期間・業種・業務・成果)をすべて埋める(20分)

よくある質問

Q: 履歴書の会社名欄に何と書けばいいですか?

A: 「フリーランス(個人事業主)」と記入するのが一般的です。屋号がある場合は「〇〇(屋号名)代表」と書くこともできます(ハローワーク インターネットサービス)。

Q: 案件が多すぎて全部書けない場合はどうすればいいですか?

A: 応募職種に関連性が高い案件を3〜5件に絞り込み、「その他多数の案件に従事」と補足するのが効果的です。量より質を優先した選定が書類選考の通過率を高めます。


フリーランス職歴のブランク回避は3パターン

「ブランクと思われるのでは」という不安は、整理の仕方を変えるだけで解消できます。自分の状況に合ったパターンを選んで表現することが大切です。

ブランクを発生させない期間の書き方

活動開始月から現在(または終了月)までを「〇年〇月〜現在(フリーランスとして活動中)」と記載することで、期間の空白が生まれません。雇用契約の有無に関わらず、業務実態があれば職歴期間として記載できます。

よく見られる誤りは「正社員を辞めた年月から次の転職先入社月」の間を空欄にしてしまうことです。フリーランス活動が1ヶ月でもあれば、その期間は職歴として埋めることができます。つまり「退職→即フリーランス→転職活動中」という流れを正直に書くことが、ブランクを減らすうえで現実的な選択肢です。副業からフリーランスを始めた経験がある場合も、その期間を適切に職歴として記載できます。

フリーランスとフリーターを混同させない表現

「フリーランス」と「フリーター」は明確に区別して記載する必要があります。フリーランスは「個人事業主として業務委託契約を締結し報酬を得ている状態」、フリーターは「雇用契約に基づくアルバイト・パート就労」です。この違いを書類上で明確にしないと、採用担当者が誤解するリスクがあります。

職歴欄に「フリーランス(業務委託・個人事業主)」と明記し、収入の種類が「給与」ではなく「報酬(事業収入)」であることが伝わる書き方をすることで、フリーター扱いを防げます。

継続案件がある場合は在職期間として表現

同じクライアントと継続的に取引している場合は、「〇年〇月〜〇年〇月 A社(EC業界)向けWebライティング業務委託・継続案件」と在職期間に準じた形式で書けます。継続案件があるということは、品質・信頼性が認められた証拠でもあります。

継続期間が1年以上ある案件は、正社員の職歴と同等の重みを持たせて記載して問題ありません。採用担当者は「どれだけ長く信頼を得られたか」を実績の一つとして評価します(Workship MAGAZINE フリーランス職歴)。


CHECK

-> 職歴欄の期間記載に空白がないかを確認し、フリーランス活動開始月を職歴開始日として追記する(10分)

よくある質問

Q: フリーランス活動が3ヶ月だけの場合でも書いていいですか?

A: 書いて問題ありません。3ヶ月でも業務委託契約があり報酬を得ていれば職歴です。むしろ空白にするほうが採用担当者に「この期間は何をしていたのか」という疑問を生みます。

Q: 副業でフリーランス活動をしていた場合は職歴に書けますか?

A: 書けます。ただし「在職中の副業活動として」と明記し、本業の職歴と重複する期間であることを示すことが誠実な表現です。


フリーランス職歴の対応を3分で診断

「自分の職歴はどう書けばいいか」と迷う方も多くいます。次の質問で適した書き方のパターンを判定できます。

Q1: フリーランス活動期間は1年以上ありますか?

Q2: 案件の成果を数値(PV・納品数・売上など)で示せますか?

Q3: 守秘義務のある案件が全体の50%以上を占めますか?

Result A: 案件単位・成果数値型で記載

活動期間1年以上+数値実績ありは評価されやすいパターンです。職務経歴書に「期間・業種・業務内容・成果数値」の4列で案件をまとめ、上位3〜5件を重点記述します。面接でも数字を根拠に話せるため、書類通過率が高まります。

Result B: 量・継続性・スキル型で記載

数値が出しづらい場合は「継続月数・納品総数・対応業種の幅広さ」で代替します。「36ヶ月継続・累計72本納品・IT/医療/ECの3業界対応」のような記載が有効です。スキルマップ型の職務経歴書と組み合わせると実務力が伝わりやすくなります。

Result C: 業種・規模・役割での記載

守秘義務案件が多い場合は「クライアント名・固有名詞を伏せ、業種・企業規模・担当役割・成果の傾向」で記載します。「上場IT企業(従業員500名規模)のWebマーケティング支援を担当」という書き方が実務では一般的です。

Result D: 活動期間・スキル強調型で記載

活動期間が短く守秘義務案件も多くない場合は、案件内容よりも「習得スキル・使用ツール・対応可能業務」を前面に出す構成が有効です。職歴の薄さをスキルの具体性で補う戦略です。

CHECK

-> 自分がどのResultに該当するかを確認し、対応する記載パターンで職務経歴書の草案を作成する(30分)

よくある質問

Q: 面接でフリーランス期間について深掘りされたらどう答えればいいですか?

A: 「自ら案件を獲得し、納期・品質・クライアント対応を一人で完結させてきた」という事実を軸に話すと主体性が伝わります。成功事例と失敗から学んだ改善点を組み合わせると、誠実さと成長性の両方をアピールできます。フリーランスの営業活動ロードマップを参考に、案件獲得の経緯を整理しておくと面接で説得力が増します。

Q: フリーランス期間のキャリアを職業相談窓口で整理してもらえますか?

A: ハローワークでは職業相談として職歴の書き方を無料でアドバイスしてもらえます(ハローワーク インターネットサービス)。必要に応じて活用してください。


フリーランス職歴の実例は2パターンで比較

実際の転職活動ではどのように職歴が評価されたのか、成功パターンと失敗パターンを比較します。

ケース1(成功パターン): ライターが「姿勢」を前面に出して採用された

フリーランスライターのAさんは、正社員歴ゼロのまま編集プロダクションへの転職活動を行いました。当初は「雇用実績がない」ことを弱点と捉えていましたが、キャリアアドバイザーのアドバイスにより方針を転換。クライアントとの折衝経験・修正対応・スケジュール管理を「主体的なクライアントワーク」として職務経歴書に整理しました。その結果、書類選考通過率が3割から7割に改善し、3社から内定を獲得しました。

「フリーランスという働き方を”自主的にクライアントと関わる姿勢”として強調したら採用担当に評価された」

と振り返っています(フリーランスの履歴書職歴は5ステップで整理)。

もし職歴の「会社名欄」を空白のまま提出していれば、書類選考で即落選が続いた可能性があります。

この事例から読者が学ぶべき点は「書き方より見せ方の転換」です。事実は変わらなくても、どの側面を前面に出すかで採用担当者の印象は大きく変わります。

ケース2(失敗パターン): エンジニアが案件の「羅列」で不採用が続いた

フリーランスエンジニアのBさんは、5年間の活動経歴を持ちながら書類選考で連続して落選していました。職務経歴書には案件名と使用技術スタックをひたすら並べる形式を採用しており、「何ができるか」よりも「何をやったか」の羅列になっていました。面接機会を得られないまま転職活動が長期化し、精神的な消耗が続きました。

「プロジェクト単位で成果を整理したことで”実務力が伝わる”と面接官に言われた」

と振り返っています(フリーランスの履歴書職歴は5ステップで整理)。

もし最初からプロジェクト単位・成果数値型の整理をしていれば、転職活動期間を3ヶ月以上短縮できた可能性があります。

この事例が示す教訓は「情報の量より構造」です。案件を多く持っていても、採用担当者が読みやすい形に整理されていなければ評価は届きません。フリーランスのキャリアプランを言語化しておくことで、職歴整理の軸が定まりやすくなります。

CHECK

-> ケース1・2の失敗要因(表現の弱さ・情報の羅列)が自分の職務経歴書に当てはまらないかを確認し、該当箇所を修正する(20分)

よくある質問

Q: ポートフォリオサイトを職務経歴書と一緒に提出してもいいですか?

A: 積極的に提出することをおすすめします。職務経歴書だけでは伝わりづらい制作物・コードの品質・デザインの実力を補完でき、書類選考通過率が高まります。URLを職務経歴書の末尾に明記するのが一般的な形式です。

Q: WantedlyやLinkedInのプロフィールは職歴の補完になりますか?

A: なります。採用担当者が書類選考と並行して確認するケースが増えており、職務経歴書と一貫したキャリアストーリーになっているか整合性を確認しておくことが重要です。


フリーランス職歴は5つの仕組みで書類通過

一般的には「実績さえあれば書類選考は通過できる」と思われがちですが、実際には「実績の整理方法と提示構造」が合否を分けます。以下の5つのハックで書類選考通過の仕組みを作ります。

ハック1: 案件単位の成果数値化で面接官の記憶に残す

[対象]: 職務経歴書に書く実績が曖昧で数値が出しにくいと感じているフリーランス

[効果]: 成果の数値化により面接官の記憶定着率が向上(定性評価から定量評価への転換)※具体的な向上率には個人差があります

[導入時間]: [中] 1〜2時間

[見込める効果]: [高]

[手順]:

  1. 主要案件を5件リストアップし、期間・業種・担当業務を1行で整理する(15分)
  2. 各案件で「何が変わったか」を問い、数値化できる指標(PV・件数・率・金額)を探す(20分)
  3. 数値が出ない案件は「継続月数・納品総数・対応クライアント数」で代替する(10分)
  4. 整理した情報を「期間|業種|業務概要|成果」の4列表に入力する(15分)
  5. 応募職種に関連が高い上位3件を「重点記述欄」として文章化する(20分)

[コツ]: 「採用担当者が30秒で判断できる数値密度」で整理することが書類通過率を上げます。「何をした」ではなく「何が変わったか」の視点に切り替えることが鍵です。

[なぜ効くのか]: 採用担当者は1枚の職務経歴書を平均30〜60秒で判断します。その短時間で印象に残るのは「数値」と「変化量」です。数値があると記憶に定着しやすい理由は、抽象的な文章より具体的な数字の方が脳の処理負荷が低いためです。さらに根本的には、採用担当者が最終的に評価するのは「この人を採用したら何が変わるか」であり、過去の変化量はその予測根拠になります。

[注意点]: 数値を盛ったり推測値を断定形で書く必要はありません。「約〇〇%改善」「推定〇〇件」のように範囲や推定を明示する方が信頼性が上がります。虚偽記載はリファレンスチェックで発覚するリスクがあります。

[最初の一歩]: 直近の案件1件について成果指標を1つ書き出す(5分)


ハック2: 守秘義務案件のぼかし記載で情報ゼロを防ぐ

[対象]: クライアント名・案件名を出せない守秘義務案件が職歴の半数以上を占めるフリーランス

[効果]: 「業種・規模・役割・成果傾向」の4要素記載により、情報量ゼロから相当量の情報開示が可能

[導入時間]: [低] 30〜60分

[見込める効果]: [中]

[手順]:

  1. 守秘義務の範囲を確認する(クライアント名・社名・金額のみが対象か、業務内容も含むかを契約書で確認)(10分)
  2. 開示可能な情報(業種・従業員規模・業務カテゴリ・担当役割)をリストアップする(15分)
  3. 「上場IT企業(従業員500名規模)向けコンテンツマーケティング支援を担当」の形式で文章化する(15分)
  4. 成果は「同種案件での平均改善率」など傾向値での表現に置き換える(10分)

[コツ]: 「開示可能な範囲で書く」アプローチを取ります。採用担当者は「何も書いていない欄」よりも「工夫して書いてある欄」に好印象を持ちます。

[なぜ効くのか]: 採用担当者が職歴欄に求めているのは「この人が何ができるか」の判断材料です。クライアント名がなくても、業種・規模・役割・成果傾向が揃えば判断材料として十分機能します。守秘義務を「書けない理由」にするのではなく「書き方を工夫する素材」に転換することで、情報開示量と誠実さを両立できます。

[注意点]: 守秘義務範囲を超えた開示は契約違反になります。不明な場合はクライアントに事前確認するか、「業務内容は守秘義務のため詳細非公開(〇〇業界・〇〇規模が対象)」と正直に書けば問題ありません。フリーランス新法で義務化された契約条件の明示も参照しながら、守秘義務の範囲を事前に契約書で明確にしておくことが重要です。

[最初の一歩]: 守秘義務案件の契約書を1件確認し、開示可能範囲をメモする(10分)


ハック3: スキルマップ型構成で技術力を一目で伝える

[対象]: 案件数は多いが経歴が多様すぎてまとまりがないと感じているフリーランス

[効果]: スキルマップ型に切り替えることで書類選考通過率が向上するケースが報告されている(エン転職 フリーランス職務経歴書の書き方)※向上幅は個人・応募先により異なります

[導入時間]: [中] 85分

[見込める効果]: [高]

[手順]:

  1. 自分のスキルを「技術/ツール/業務領域/コミュニケーション」の4カテゴリに分類する(20分)
  2. 各スキルに「習熟度(初級/中級/上級)」と「実務使用年数」を付記する(20分)
  3. 職務経歴書の冒頭に「スキルマップ表」として配置し、時系列の案件記述は後段に置く(30分)
  4. 採用職種に関連するスキルに★マークやボールド表記で視覚的な強調を加える(15分)

[コツ]: 「スキルファースト型」が多様な経歴を持つフリーランスに合っています。採用担当者が知りたいのは「何ができるか」であり、「いつ・どこで働いたか」は二次的な情報です。

[なぜ効くのか]: 時系列型は一つの会社・職種で経験を積んだ場合に有効ですが、複数業種・複数役割をこなすフリーランスには適しません。スキルマップ型は採用担当者の「判断コスト」を下げるため、短時間審査で埋もれにくくなります。根本的には、書類選考は「読む側の認知負荷を下げた者が有利」という構造があるためです。

[注意点]: スキルマップを作る際に「できないスキルを並べる」必要はありません。使えるツールだけを正直に記載すれば十分です。過剰な装飾や誇張は面接で発覚した時のリスクが高まります。

[最初の一歩]: 自分のスキルを付箋かメモに書き出し、4カテゴリに仕分けする(15分)


ハック4: Webポートフォリオ連携で書類の情報密度を補完する

[対象]: デザイナー・エンジニア・ライターなど成果物を示せる職種のフリーランス

[効果]: ポートフォリオURL掲載により書類通過率の向上が期待できる(マイナビ転職 職務経歴書の書き方)※向上幅は職種・応募先により異なります

[導入時間]: [高] 初回作成は6〜10時間(更新は30分/回)

[見込める効果]: [高]

[手順]:

  1. ポートフォリオ掲載候補の成果物を5〜10点選定する(30分)
  2. 各成果物に「制作背景・担当工程・使用ツール・成果」の説明を付記する(60〜120分)
  3. noteまたはWantedlyでポートフォリオページを作成し、URLを取得する(120〜180分)
  4. 職務経歴書の末尾に「ポートフォリオ: https://〇〇」と明記する(5分)
  5. 応募ごとに担当職種に合わせたポートフォリオのトップ作品を変更する(15分/社)

[コツ]: 「職務経歴書と一貫したキャリアストーリーになっているかを確認してから公開する」ことで採用担当者への訴求力が上がります。不整合があると書類全体の信頼性が下がります。

[なぜ効くのか]: 職務経歴書は文字情報のみのため、成果物の品質は伝わりません。ポートフォリオは「テキストでは表現できない実力の証拠」として機能します。採用担当者は書類選考と同時にURLを確認するケースが増えており、ポートフォリオがない候補者との差別化が直接的に書類通過率に影響します。

[注意点]: SNSアカウント(XやInstagram)をポートフォリオとして代用する必要はありません。投稿内容の一貫性管理が難しく、採用担当者が意図しない投稿を目にするリスクがあります。独立したポートフォリオページを用意する方が管理コストは低く済みます。フリーランスのSNS運用は案件獲得の補完として活用しつつ、書類選考用には専用のポートフォリオページを別途準備することが推奨されます。

[最初の一歩]: noteに無料アカウントを作成し、代表作1点のみのページを公開する(60分)


ハック5: キャリアアドバイザー添削で客観視点を入れる

[対象]: 自分の職歴整理に行き詰まっており、第三者の視点が必要なフリーランス

[効果]: キャリアアドバイザーの添削後、書類通過率が改善するという報告がある(doda キャリアアドバイス 職務経歴書の添削)※効果は個人・担当者・応募先により異なります

[導入時間]:  [中] 初回相談から修正完了まで3〜5時間

[見込める効果]: [高]

[手順]:

  1. ハローワークのキャリアカウンセリング予約またはdoda/マイナビの無料エージェント登録をする(15分)
  2. 現在の職務経歴書の草案を用意する(ない場合はメモ書き程度でよい)(30分)
  3. 初回相談でフリーランス経歴の整理方法と書類全体構成についてアドバイスをもらう(30〜60分)
  4. フィードバックをもとに職務経歴書を修正する(60〜120分)
  5. 修正版を提出前に再確認してもらう(任意・30分)

[コツ]: 「自分で書いた草案を持参してフィードバックをもらう」ことで最終的に面接での説明力が上がります。草案を自分で書くプロセスを経ることで、職歴の「自分ごと化」ができます。

[なぜ効くのか]: 自分の経歴は近すぎて客観的に見えません。キャリアアドバイザーは採用担当者側の視点を持っており、「何が評価されるか」を判断できます。根本的には、採用は「自己評価」ではなく「他者評価」で決まるため、他者視点を早期に取り込むことが書類通過につながる可能性があります。

[注意点]: キャリアエージェントは転職を成立させることが目的のため、必ずしも自分のペースに合わせてくれるとは限りません。焦らせられると感じたら複数のサービスを並行して利用するのが賢明です。1社に絞り込む必要はありません。フリーランスのキャリアプランを事前に言語化しておくと、アドバイザーへの説明がスムーズになり、的確なフィードバックを引き出しやすくなります。

[最初の一歩]: ハローワークのトップページから「職業相談」の予約枠を確認する(5分)(ハローワーク インターネットサービス


CHECK

-> 5つのハックから自分の状況に合うものを1つ選び、「最初の一歩」を今日中に実行する(目安:5〜30分)

よくある質問

Q: ハック1〜5のうち優先順位はありますか?

A: 効果インパクトが高いのはハック1(成果数値化)です。数値が出しにくい場合はハック2(ぼかし記載)と組み合わせ、第三者の視点が必要と感じたらハック5(添削依頼)を加えるのが推奨順です。

Q: キャリアアドバイザーへの相談は有料ですか?

A: ハローワークの職業相談は無料です。doda・マイナビ・エン転職のエージェントサービスも求職者は無料で利用できます(doda キャリアアドバイス 職務経歴書の添削)。


まとめ:フリーランス職歴は整理で評価が変わる

フリーランス職歴は「書けない」のではなく「整理できていないだけ」であることが、この記事を通じて伝わったはずです。個人事業主として業務委託に従事した期間は正式な職歴として記載でき、案件・成果・期間の3要素を揃えるだけで書類選考の通過率は大きく変わります。大切なのは「何をやったか」ではなく「採用担当者が30秒で理解できる形に整えられているか」という視点の転換です。


フリーランスとして積み上げてきた経験は、本来であれば正社員経歴に劣らない価値を持っています。書き方の型を一度身につければ、今後の転職活動でも繰り返し使えます。今日から「案件リスト→数値化→構造化」の3ステップを始めてみてください。フリーランスの始め方まるわかりガイドとあわせて確認すると、職歴整理と独立準備を同時に進められます。

状況次の一歩所要時間
職歴整理がまだできていない案件リストを期間・業種・成果の3列で作成する30分
書類の形式は整っているが通過しないキャリアアドバイザーに添削を依頼する60分(初回相談)
守秘義務案件が多くて書けない業種・規模・役割の3要素でぼかし記載を試す20分
ポートフォリオがないnoteで代表作1点のページを公開する60分

フリーランス職歴に関するよくある質問

Q: フリーランス歴が長くても正社員転職は不利になりますか?

A: 一概に不利ではありません。フリーランス歴が長いほど「自己管理能力・主体的な案件獲得・納期・品質管理」の経験が豊富であり、それを適切に表現できれば強みとして評価されます。重要なのは期間の長さよりも「その期間に何を成し遂げたか」を整理する作業です(Workship MAGAZINE フリーランス職歴)。

Q: 職務経歴書を書くための無料テンプレートはどこで入手できますか?

A: マイナビ転職・doda・エン転職が無料テンプレートを提供しています(マイナビ転職 職務経歴書の書き方)。フリーランス向けには「案件ベース記載欄」が設けられたテンプレートが使いやすく、スキルマップ型に対応した書式も提供されています。

Q: 職歴整理や書類作成で行き詰まった場合に無料で相談できる窓口はありますか?

A: ハローワークの職業相談窓口を利用できます(ハローワーク インターネットサービス)。フリーランス・個人事業主の経歴整理にも対応しており、予約不要で利用できる窓口もあります。

[出典・参照元]