「まだもらってないお金」でピンチを脱出!?今すぐ知りたいファクタリング入門

フリーランスとして活動していると、「請求書を出したけれど、支払いまでに時間がかかって資金繰りが厳しい」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。そんな時に活用できるのが「ファクタリングサービス」です。ファクタリングは、まだ回収していない売掛金を専門会社に売却することで、支払期日前に現金化できる資金調達の手段です。本記事では、フリーランス初心者の方でも理解しやすいよう、ファクタリングの基本的な仕組みから具体的な活用方法まで、詳しく解説します。

ファクタリングは緊急時にのみ利用すべきです。手数料の安い完全オンライン型を優先し、必ず複数社で比較検討してください。頻繁な利用は収益を圧迫するため、根本的な資金繰り改善に取り組むことが不可欠です。一時的な救済策として賢く活用しましょう。

ファクタリングとは?基本的な仕組みを理解しよう

ファクタリングの基本概念

ファクタリングとは、企業やフリーランスが保有する売掛金(請求書)をファクタリング会社に売却し、手数料を差し引いた金額を早期に現金化するサービスです。

例えば、クライアントから「100万円の案件、支払いは3カ月後」という条件で仕事を受けた場合、通常であれば3カ月間は現金が手に入りません。

しかし、ファクタリングを利用すれば、手数料を支払うことで数日から即日で現金を受け取ることができます。

資金繰りの一つの手段としてのファクタリング

フリーランスにとって資金繰りは常に課題となります。特に大型案件を受注した際や、複数のプロジェクトが重なった際には、材料費や外注費などの先行投資が必要になることもあります。

ファクタリングは銀行融資とは異なり、借金ではなく売掛金の売却という性質を持つため、信用情報に影響を与えることなく資金調達が可能です。

ファクタリングの流れ

一般的なファクタリングの流れは以下の通りです。まず、フリーランスがクライアントに請求書を発行します。次に、その請求書をファクタリング会社に提出し、審査を受けます。審査に通れば、手数料を差し引いた金額がフリーランスの口座に振り込まれます。

その後、支払期日にクライアントがファクタリング会社に直接支払いを行うか、フリーランスが代理で回収してファクタリング会社に送金する仕組みとなっています。

ファクタリングを利用できる条件

ファクタリングを利用するためには、まず売掛金が存在することが前提となります。つまり、既にクライアントとの間で契約が成立し、請求書を発行済みである必要があります。

また、売掛先の信用度も重要な審査要素となるため、信頼できるクライアントとの取引であることが求められます。

CHECK

・ファクタリングは売掛金を早期に現金化できる
・借入とは異なり信用情報に影響を与えない
・利用には請求書の発行と取引先の信用が必要

ファクタリングの種類と手数料比較

完全オンラインファクタリング

完全オンラインファクタリングは、申込みから契約、資金調達まで全ての手続きをインターネット上で完結できるサービスです。手数料相場は3〜8%と比較的低く設定されており、手続きの簡便性と迅速性が大きな特徴です。書類の提出もオンラインで行えるため、地方在住のフリーランスの方にも利用しやすいサービスといえます。

ただし、対面での相談ができないため、初回利用時は不安を感じる方もいるかもしれません。

2社間ファクタリング

2社間ファクタリングは、フリーランス(売掛金保有者)とファクタリング会社の2社間で契約を行う方式です。手数料相場は10〜20%とやや高めですが、クライアントに知られることなくファクタリングを利用できるという大きなメリットがあります。継続的な取引関係を維持したいクライアントがいる場合には、この方式が適しています。

回収についてはフリーランスが代行し、ファクタリング会社に送金する形となります。

3社間ファクタリング

3社間ファクタリングは、フリーランス、ファクタリング会社、そしてクライアント(売掛先)の3社間で契約を行う方式です。手数料相場は2〜10%と最も低く設定されており、コスト面でのメリットが大きいのが特徴です。

クライアントが直接ファクタリング会社に支払いを行うため、回収リスクが低く、その分手数料も抑えられています。

ただし、クライアントにファクタリングの利用が知られてしまうため、関係性への影響を考慮する必要があります。

ファクタリング種類別比較表

以下の表で、3つのファクタリング方式の特徴を比較してご確認ください。

種類手数料相場主なメリット主なデメリット適用場面
完全オンライン3〜8%手続きが簡単・迅速対面相談不可急ぎの資金調達
2社間10〜20%クライアントに知られない手数料が高い関係維持重視
3社間2〜10%手数料が最安クライアントに知られるコスト重視

CHECK

・完全オンライン型は手軽で早く地方でも使いやすい
・2社間は手数料が高めだが取引先に知られずに済む
・3社間は手数料が低いが取引先に通知が必要になる

ファクタリング活用のメリット・デメリットと注意点

ファクタリングの主なメリット

ファクタリングの最大のメリットは、即日で資金調達が可能という点です。銀行融資の場合、審査に数週間から数か月かかることもありますが、ファクタリングなら最短即日で現金化できます。

また、「貸し倒れリスク」を防げることも重要なメリットです。万が一クライアントが倒産した場合でも、既にファクタリング会社に売掛金を売却しているため、損失を回避できます。

さらに、保証人や担保が必要ないことも、フリーランスにとって大きな利点です。銀行融資では保証人や担保の設定が求められることが多いですが、ファクタリングは売掛金の売却という性質上、これらは不要です。

加えて、信用情報が傷つかないという点も安心材料となります。借入ではないため、信用情報機関への登録はありません。

ファクタリングのデメリットと注意点

一方で、手数料が高くかかることは大きなデメリットです。特に2社間ファクタリングでは、手数料が売掛金額の10〜20%に達することもあり、頻繁に利用すると収益を圧迫する可能性があります。

また、取引先へ通知される場合もあることを理解しておく必要があります。3社間ファクタリングでは必ずクライアントに通知されますし、2社間であっても契約内容によっては通知される場合があります。

調達できる資金額に制限があることも考慮すべき点です。ファクタリングで調達できる金額は、保有している売掛金の範囲内に限られます。大型の設備投資などには向かない場合があります。

審査に落ちやすいケースと対策

ファクタリングの審査に落ちやすいケースとして、まず売掛先の信用度が低い場合が挙げられます。個人事業主や小規模企業がクライアントの場合、審査が厳しくなる傾向があります。

また、取引実績が少ない新規クライアントとの売掛金は、審査通過が困難になることがあります。

売掛金の支払サイトが長い場合も審査に不利になります。一般的に、支払期日まで3か月を超える売掛金は審査が厳しくなる傾向があります。緊急性が高く審査落ちの可能性があるなら、複数の会社から見積もりを取ることをおすすめします。

フリーランス特有の注意点

フリーランスは、債権譲渡登記を求める会社に注意する必要があります。債権譲渡登記が行われると、公的な記録として残り、他の金融機関からの融資に影響を与える可能性があります。

特に将来的に事業拡大を考えている場合は、登記不要のファクタリング会社を選ぶことが重要です。

長期的な影響への配慮

ファクタリングを利用する際は、キャッシュフローが長期的に悪くなる可能性があることを理解しておきましょう。手数料分だけ実質的な売上が減少するため、頻繁な利用は事業の収益性を低下させます。使うのは慎重に検討し、一時的な資金繰り改善の手段として活用することが大切です。

おすすめファクタリング会社一覧

フリーランス向けにおすすめのファクタリング会社を表にまとめました。

会社名タイプ主な特徴
ラボルオンライン特化型完全オンライン対応、最短60分で資金調達可能
フリーナンスオンライン特化型フリーランス専門、即日払いサービス提供
ペイトナーファクタリングオンライン特化型少額から利用可能、手続き簡単
PAYTODAYバランス型AI審査により迅速対応
OLTAバランス型完全オンライン、透明性の高い手数料設定
ベストファクターバランス型柔軟な審査、親身な対応
アクセルファクター専門サービス型建設業界に特化
GoodPlus専門サービス型中小企業・個人事業主向け
バイオン専門サービス型AI与信システム導入
えんナビ相談重視型24時間対応、丁寧なサポート
QuQuMo相談重視型オンライン完結、手数料の透明性

CHECK

・ファクタリングは即日資金化や信用情報に影響しない利点がある
・手数料の高さや通知リスク、審査条件の厳しさに注意が必要
・フリーランスは登記や収益性への影響も考慮して選ぶことが大切

ファクタリングは、フリーランスが売掛金を早期現金化できる資金調達手段です。即日対応や貸し倒れリスク回避といったメリットがある一方、手数料(完全オンライン3〜8%、2社間10〜20%、3社間2〜10%)が高く、長期的なキャッシュフロー悪化のリスクもあります。

緊急時の一時的解決策として慎重に利用し、複数社から見積もりを取って最適なサービスを選択することが重要です。

「フリーランスの“お金の悩み”に、30分で応える。」急な出費にもう困らない、labol!

毎月の資金繰りに、頭を悩ませるフリーランスは多いです。「大きな案件を受注したのに、入金が数か月先……」「急な支払いが重なり、生活が厳しい……」といったことは、誰しも一度は経験しているのではないでしょうか。

そこでおすすめしたいのが、ファクタリングサービスのlabol。請求書が最短30分でキャッシュに変わります。資金繰りの安定化や緊急時の支払いなど、ファクタリングサービスは様々なシーンで活用できます。

他のサービスと比較しても、審査から入金までの速さ、オンラインで完結する手軽さなど、非常に優れています。初めてファクタリングサービスを活用する方や今使っているファクタリングサービスに満足していない方は、ぜひlabolをご活用ください。

ファクタリングサービスとは

請求書買取サービス(ファクタリング)について解説します。

請求書が今日の資金になる、ファクタリングサービス

請求書買取サービス(ファクタリング)とは、請求書を第三者に売却することで、本来の振込日よりも早いタイミングでお金を入金してもらえるサービスです。フリーランスや個人事業主がよく利用しており、請求書に記載された金額から手数料を差し引いた額を受け取れます。

2社間・3社間ファクタリングの違いはスピードと秘匿性

ファクタリングには、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがあります。

2社間ファクタリングは、ファクタリング会社とユーザー(フリーランスなど)が取引をする仕組みです。利用者が審査をクリアすればすぐに契約成立となり、スピーディに現金化ができます。

あくまで2社間での契約となるため、クライアントにファクタリングを利用していることは知られません。「ファクタリングを使っていることは、クライアントに秘密にしたい」「とにかく早く現金化したい」という方に、非常におすすめです。

3社間ファクタリングは、ファクタリング会社とユーザーに加え、クライアントとも契約を結びます。ファクタリング会社にとってリスクが低く、サービス利用者は手数料を抑えられます。

ファクタリングの基本的な流れ

ファクタリングの流れは、2社間か3社間かによって若干異なります。2社間の場合、あくまでユーザーとファクタリング会社の契約になるので、ユーザーが作成した請求書が認められればすぐに手続きに進みます。一方、3社間ファクタリングはクライアントによる確認も必要です。

2社間ファクタリング

1.ユーザーが請求書を作成し、ファクタリング会社に申請する

2.ファクタリング会社が審査する

3.審査通過後、ファクタリング会社がユーザーに入金する

4.クライアントがユーザーに入金し、ユーザーはファクタリング会社に入金する

3社間のファクタリング

1.ユーザーが請求書を作成し、ファクタリング会社に申請する

2.ファクタリング会社が審査し、クライアントが同意する

3.3社間で契約する

4.審査通過後、ファクタリング会社がユーザーに入金する

5.クライアントがファクタリング会社に入金する

CHECK

・ファクタリングは、請求書を第三者に売却することで、より早く現金化できるサービス
・2社間ファクタリングは、3社間ファクタリングよりもスピーディに入金される
・2社間ファクタリングは、クライアントにファクタリングを使っていることを知られない

ファクタリングをサービスを選ぶポイント

ファクタリングサービスをどのように選べばよいかポイントを解説します。

スピード感を重視する

ファクタリングサービスを利用する最大のメリットは、通常よりも早く現金を手に入れられること。これにより資金繰りが安定します。

だからこそ、ファクタリングサービスを選ぶときも、申請から入金までスピーディに対応してもらえるところを選びましょう。あまり時間がかかるようでは、通常通りクライアントに請求するのとあまり変わらなくなります。

手数料が安いところを選ぶ

ファクタリングサービスは上手く使えば資金繰りが安定化しますが、使えば使うほど経営を圧迫するようでは、本末転倒です。一部のファクタリングサービスは手数料が高く、長期的に見て経営を圧迫することがあります。

利用を開始する前に、複数のファクタリングサービスをピックアップし手数料を比較検討してください。あまりに高いサービスは、なるべく避けましょう。

ユーザーの多さをチェックする

たくさんのユーザーが使っているファクタリングサービスは、信頼性が高いです。

また、ユーザーが少ないサービスに比べてノウハウがあり、よりスムーズにやり取りできます。

サービスサイトに「累計○人が利用」といったことが書いてあったり、複数の口コミが見られるサービスを選んでみてください。

CHECK

・審査から入金までのスピードが速いサービスを選ぶ
・なるべく手数料が安いところを選ぶ
・ユーザーが多いサービスを選ぶ

labolが他サービスよりもおすすめな理由

様々な企業がファクタリングサービスを提供していますが、中でも特におすすめなのがlabolです。

特徴内容
即日資金化最短30分〜60分で入金(24時間オンライン申込OK)
手数料一律10%(わかりやすい料金体系)
利用条件請求書金額は1万円からOK/法人への請求書のみ対応(個人への請求は不可)
提出書類本人確認書類、請求書、取引証明(メールやチャット履歴など)
秘密厳守クライアントに知られずに資金化(2者間ファクタリング)
追加サービスクレジットカードでの「後払い」(ラボルカードペイ)も可能/最長60日先払い可(手数料3〜3.5%)

即入金で緊急時に活用できる

labolは2社間ファクタリングであり審査スピードが速く、審査から最短30分で振り込まれます。例えば、「大きな仕事が入ったのに、必要な道具を買いそろえるお金がない」といった緊急事態でも、すぐに現金が手に入ります。

銀行の営業時間外にも入金されるため、曜日や時間を気にする必要はありません。

オンラインにて5分で申請

サービスを利用する際、面談は不要です。必要書類を提出すれば、すぐに審査に入ります。ファクタリングサービスによっては契約書や決算書などが必要なこともありますが、labolなら数分ですべての申請作業を完了できます。

手数料は一律10%

手数料は、請求書に書かれた金額の10%のみです。非常にリーズナブルなので、何度使っても経営を圧迫しません。

振込手数料など、他のコストがかからないこともポイントです。また、振込最低金額は1万円なので、少額から気軽に利用できます。

クライアントに知られない

labolを使ったことは、クライアントに知られません。ファクタリングについて詳しくないと「このサービスを使っているということは、資金繰りが危なくて信用できないのでは」と思われるケースもゼロではありません。そういったリスクを回避できるのは、大きなメリットです。

与信アップシステムで手数料が下がる

labolの手数料は一律10%ですが、利用する回数が増えるほど下がっていきます。一般的には手数料が下がることはないため、他社サービスと比べても嬉しいポイントです。

一度利用して、メリットを感じたらぜひリピートしてみましょう。

口コミで高評価を得ている

labolの口コミをリサーチすると、非常に高評価なものが多く見つけられます。「すべてオンラインで完結するし、書類も簡単に提出できる」「審査から振込までがとにかく速い」「フリーランスでも審査が通るからどんどん活用したい」など、どれも満足度が高いです。

もちろん、100%良い口コミというわけではなく、中には「クライアントとのやり取りが口頭ばかりで、エビデンスを出せず審査に落ちた」というものもあります。ただし、エビデンス不足による審査落ちに関しては、事前にどんな準備をすればよいか確認しておけば避けられるでしょう。

簡単・スピーディにlabolで資金を手に入れる

CHECK

・labolは申請が簡単で審査から30分で入金されることもある
・手数料が安く、経営を圧迫しにくい
・独立直後の方も利用でき、口コミでも評判が良い

labolがおすすめな人

labolは、特にこんな方におすすめです。

すぐに資金が必要なフリーランスや個人事業主

毎月の収入が安定している会社員とは違い、フリーランスや個人事業主は「今月は仕事が多く、いつもの倍の収入が入る」「大きな仕事を終えたが、翌々月末払いだから直近は収入がほとんどない」など、非常に不安定になりがちです。また、仕事の材料を購入したり、生活費にしたりと、直近で現金が必要になることもあります。

labolなら簡単な手続きでスピーディに請求書を現金に換えられ、フリーランスや個人事業主のみなさまをサポートします。もし、すぐに資金が必要な状況になったらぜひ活用してください。

請求書の金額が比較的小さい方

labolのサービスは、最低1万円からご利用いただけます。独立したてのフリーランスなど、まだ案件当たりの取引が小さい方でも問題ありません。他社サービスでは最低金額に届かないものの、すぐに現金が必要という方もぜひlabolをご活用ください。

法人企業と取引している

labolでは、フリーランスや個人事業主と企業の間で交わされる請求書を対象としています。個人間での取引はサービス対象外となるので、あらかじめご了承ください。

明確なエビデンスを提出できる

labolでは、ユーザーからのエビデンスをもとに審査を進めます。「本当に取引が発生しているか」「クライアントはユーザーに入金するのか」を確認できなければ、残念ですが審査をクリアすることができません。そのため、クライアントとの契約書や担当者とのやり取りなど明確なエビデンスをなるべく多くご提出ください。

売掛先に知られずに資金調達したい

labolは2社間ファクタリングのため、クライアントとコミュニケーションをすることはありません。labolとユーザーのやり取りしか発生しないため、クライアントに知られず資金を手に入れられます。

簡単・スピーディにlabolで資金を手に入れる

labol利用の注意点

labolをご利用の際は、3つのポイントにご注意ください。

クライアントが個人の場合は利用不可

labolでは、企業とフリーランスや個人事業主との取引をサービス対象としています。そのため、フリーランス同士やフリーランスと個人事業主との取引では、ご利用いただけません。企業との取引で現金を早めにほしい方は、ぜひご活用ください。

大口請求(数百万円以上)には向かない

labolは1万円からご利用いただけ、少額の取引が多い方にぴったりのサービスです。一方、大口取引の場合はあまりおすすめをしていません。数百万円を超えるような取引の場合は、別のファクタリングサービスの方が迅速に対応できる可能性があります。

エビデンスがが不十分だと審査に通らない可能性あり

labolではユーザーから提出されるエビデンスを調査し、実際に取引が発生しているかを審査します。そのため、こちらがお願いするエビデンスをご提出いただけない場合、残念ですが審査が通らないケースもあります。

labol利用は簡単

labolはオンラインで簡単に手続きが完了します。まずは会員登録のため、メールアドレスの入力や本人確認などを行います。次に請求書やエビデンスとなる資料をご提出いただき、社内でスタッフやAIによる審査を進めます。審査をクリアした後は、最短即日で入金されます。

labolを上手く使うコツ

labolを上手に使うには、どのようなコツがあるか解説します。

エビデンスをしっかり集める

labolではこれまで多くの方への入金実績がありますが、もちろん何でも審査を通しているわけではありません。クライアントから入金されるというエビデンスがなければ審査に落ちてしまうので、事前にしっかり準備しましょう。

過去3か月分の入出金履歴、クライアントからの入金履歴、Web請求書発行システム、担当者が請求内容を了承していることがわかるメッセージなどの資料を集めましょう。

labolカード払いを利用する

labolカード払いとは、支払先への入金をlabolが代行するサービスです。カードの引き落とし日まで支払いを先延ばしにできるため、緊急時にも使えます。

手元に現金が必要な時はlabolを、すぐにどこかに支払いをしたい場合はlabolカード払いを利用するといった使い分けをしましょう。

簡単・スピーディにlabolで資金を手に入れる

CHECK

・エビデンスを集めておくことで審査落ちを避ける
・請求書などだけでなく、担当者とのメッセージのやり取りもエビデンスに
・支払いが迫っている時にはlabolカード払いも利用する

今回は、ファクタリングサービスとlabolについて解説しました。資金繰りを安定させたいときや、急に現金が必要になったとき、ファクタリングサービスは非常におすすめです。特に、審査から最短30分で入金されるlabolは、他のサービスに比べ優れています。フリーランスの方は、ぜひlabolを活用してみましょう。

【無料DLあり】フリーランスの始め方まるわかり!開業手続き・準備リスト完全ガイド

フリーランスになるにあたって、自信をもって「どんな手続きをすればよいか理解している」と言い切ることはできますか?

なんとなくはわかっていても、「抜けれもがあるかも」「何か忘れていそう」と不安を感じる方も多いかもしれません。そこで今回は、フリーランスに必要な開業手続きについて解説します。

副業・複業フリーランスと独立フリーランスどちらを目指す?

これからフリーランスを目指す方にとって、まず考えるべきは「副業や複業としてフリーランスの案件を受けるか、完全に独立したフリーランスになるか」ということです。

副業や複業としてフリーランスをする場合、案件の発注元と雇用関係を結ぶため、会社員のように国民年金と厚生年金の加入対象となり、健康保険組合にも入れます。

独立したフリーランスになると、雇用関係は発生しません。個人事業主として働く場合は国民年金と国民健康保険に加入し、法人として働く場合は厚生年金の対象となり健康保険組合や協会けんぽに入ることになります。

働き方によって優劣があるわけではなく、様々な面で違いがあるので、それぞれの選択肢について「資料名:フリーランス開業の手続きカレンダー – これ1枚で独立準備は万全!【無料ホワイトペーパー】」を参考にしっかり理解しましょう。

どのようにフリーランスになるか悩んでいる方は、いきなり独立するよりもまずは副業や複業から始めてソフトランディングしていく方法をおすすめします。

フリーランスを始める際の今の会社との向き合い方

会社員として働いている方がフリーランスとして独立する場合、どのように今の会社とコミュニケーションを取ればよいのでしょうか。会社との向き合い方について、解説します。

独立・副業でも会社には必ず報告

近年は副業を認める会社が増えていますが、会社には副業を始めることを言いにくい方も多いでしょう。

しかし、会社に何も言わず始めても、確定申告を通じてバレたり、副業と本業の人脈が繋がったりしてバレたりするケースは多々あります。発覚してから「実は……」と切り出すより、事前に報告しておいたほうが信頼関係を損ねないため、前もって話しておきましょう。

他にも独立するためにリスクを抑える方法を「副業フリーランスの始め方。副業で始めるメリット・デメリットとおすすめ職種と案件探しのコツを紹介」で紹介しているので、ぜひご一読ください。

完全独立をする際にこそ円満退社

副業から始めて売上が軌道に乗ると、完全独立のタイミングとなります。この時は本業の会社を辞めることになりますが、円満に退社できるようにしましょう。

どのように会社に報告するべきかは「副業に関する就業規則別の会社に報告する具体的な流れ」にありますが、副業を始める段階で会社に報告したり、周りの人に応援してもらえるように工夫したりといったポイントがあります。

副業-会社報告

会社に所属している間にローンやクレジットカードを契約

残念ながら、日本ではフリーランスというだけで社会的信用が低いとみなされることが頻発するのが現状です。そのため、会社員という身分があるうちにやれることはやっておきましょう。特に大切なのは、ローンとクレジットカードの契約です。これらは、フリーランスになると審査落ちする確率が増えます。

フリーランスの方におすすめのカードについては「フリーランスの会計処理を効率化するクレジットカード。クレジットカードの選び方とおすすめのカードを紹介」で、ローンを組みたい方に耳よりの情報は「フリーランスの資金繰りをサポートするローン活用。ローンの種類と申し込みタイミングや融資による資金繰り方法を紹介」で解説しているので、退職前に必ずご一読ください。

また、引っ越しを考えている方は退職前に賃貸契約を結びましょう。フリーランスであるというだけで、会社員時代の倍の収入や、1年分の賃料が払えるだけの貯金の証明を見せても、入居を断られるケースは珍しくありません。

CHECK

・まずは副業や複業から始め、軌道にのってから独立したフリーランスになる
・副業を始めるときは会社にしっかり報告することで信頼関係を保てる
・会社員のうちにローンやクレジットカードの申し込み、賃貸契約を終わらせる

フリーランスは案件獲得やプライベートにも人脈は大切

フリーランスが最初にぶつかる壁は、仕事が見つからないということです。自分にスキルがあってもそれをアピールできる場は多くないですし、ポートフォリオが豊富でなければクライアントに自分の実力を示すことも難しいです。

だからこそ、人脈を広げて多くの方とつながりましょう。知り合い1人だけに営業しても仕事がもらえる確率は非常に低いですが、100人に営業すればそのうちの1人くらいは仕事をくれる可能性があります。

また、フリーランスの場合は基本的に一人で仕事をしますし、案件が終われば同じ人と関わることはありません。だからこそ、孤独を感じないようにたくさんの方と知り合いになりプライベートも充実させましょう。

具体的な人脈の広げ方は、「フリーランスにとって人脈は重要?人脈の作り方や継続的な仕事につなげるまでの道のり」で解説しています。

フリーランス開業手続きロードマップ

フリーランスとして開業するためどのような手続きが必要か、具体的な方法を知っておかなくてはうっかり何かを忘れてしまうかもしれません。何か月前からどういった書類を用意し、何を準備してどこに提出すればよいのかなど、「資料名:フリーランス開業の手続きカレンダー – これ1枚で独立準備は万全!【無料ホワイトペーパー】」で確認してください。

会社に退職願を提出し源泉徴収を受理

会社に退職届を出し、正式に辞めましょう。その際、源泉徴収の発行をお願いすることを忘れないでください。たいていの場合、最終出勤月の給与が確定した後、給与明細と一緒に受け取れます。

ハローワークで失業手当(再就職手当)を申請

退職後は、失業保険をもらいましょう。会社から離職票をもらったらハローワークに行き、申し込みします。一週間後に雇用保険説明会に参加して失業認定報告書を提出すると、4週間ごとに手当が振り込まれます。

社会保険料の手続きを申請

フリーランスは、国民健康保険と国民年金に入らなくてはなりません。会社員であれば会社が保険料の5割を負担してくれますが、フリーランスは全額自己負担となります。

役所にて必要な書類を提出すると申請できるため、「フリーランスが加入すべき社会保険は?加入条件や加入手続きや保険料を抑えるコツを解説」を参考に退職後早急に手続きを進めてください。

税務署に開業届・青色申告承認申請書の提出

フリーランスになったら、原則1か月以内に開業届を提出してください。その際、青色申告承認書も出しましょう。これにより最大65万円の特別控除が受けられるようになり、節税ができるようになります。

開業届を出すメリットは様々あるため、気になる方は「フリーランスの開業届。開業届の提出のスムーズに進めるに必要な準備をステップ式で解説。」をご一読ください。

事業用口座の開設申請をし独立

フリーランスになったら、事業用の口座を開きましょう。個人で使っている口座とわけることで、お金の動きをしっかり管理できるようになります。金融機関はどこでも良いですが、店舗のある銀行であれば窓口で色々と相談ができますし、ネット銀行であれば時間や場所を問わず安い手数料で利用できます。

フリーランスにおすすめの銀行については、「フリーランス向け屋号付き事業用口座の開設方法。会計を楽にするおすすめ口座や活用法を解説」にて解説しています。

営業活動は準備期間から常に並行して行い余裕を持つ

フリーランスになってからいきなり営業をするのではなく、準備段階からしっかり進めておきましょう。繰り返しますが、フリーランスにとって最初の壁は案件獲得です。営業活動はどんなにやってもやりすぎということはないので、スキルを磨いたりポートフォリオを作ったりするのと同時並行で、営業先を見つけてコミュニケーションをとっていってください。

具体的な営業方法については、「フリーランスが直案件を獲得する営業手法。案件獲得のチャネルの種類や直営業までのステップを解説」にまとめています。

CHECK

・退職届を出し源泉徴収発行を依頼したら、失業手当を申請する
・各種保険の申請と開業届の申請手続きを行う
・準備段階から営業活動を始め、案件確保に注力する

フリーランスの独立に必要な資金はいくらから?

フリーランスとして独立するためには、どのくらいの資金が必要でしょうか。「フリーランス独立に必要な初期費用。開業資金・運転資金の目安や資金調達の方法を解説」を参考に、コツコツお金を貯めておきましょう。

フリーランスとして効率的に仕事するために必要な準備

フリーランスとして働く中で、効率性を高めることが重要です。月給が決まっているわけではなく仕事をやればやるほど売上が上がるので、効率的に作業を進めて限られた時間でたくさんの案件をこなしましょう。

マイナンバーは開業届や確定申告の効率化のため事前に取得

マイナンバーを取得していない方は、早急に手続きしてください。開業届や確定申告の際、自分のマイナンバーを記入する機会があります。e-Taxを使って税務署への手続きも効率的に進められます。

他にどのようなメリットがあるかについては、「フリーランスのマイナンバー活用術。開業届から青色申告での確定申告と便利な活用方法を解説」にまとめています。

印鑑は事業用の丸印・角印・銀行印を準備

事業用として使う印鑑を準備しましょう。様々なリスクに備えること、いずれ法人化するかもしれないことを考えると、丸印・角印・銀行印の3つを買っておくことをおすすめします。

購入の際に絶対に気を付けたいポイントについては、「フリーランスが作るべき印鑑。印鑑の種類・用途・具体的な作成方法と電子印鑑の準備も解説」にて解説しています。

オフィスには投資を惜しまず作業環境を完備

初期投資を抑えることは重要ですが、作業環境を整えるためにはある程度のお金を使いましょう。コワーキングスペースに登録すると、仕事場と生活の場を分けられますし、フリーランス仲間も得やすいです。家で仕事をする場合は、長時間使っても疲れない椅子や机を買いましょう。

どうすれば生産性の高い環境を作れるかについては、「フリーランスの生産性とQOLを上げるオフィス環境作り。オフィスの選び方を中心に快適な働き方を実現する方法を紹介。」をご一読ください。

屋号は覚えやすく・事業内容がわかりやすいが基本

必須ではありませんが、フリーランスとして独立する際に屋号を作ることができます。もし作るのであれば、「何をやっているかがわかる」「複雑な名前ではなく覚えやすい」の2点がポイントです。

具体的な考え方については、「フリーランスと屋号。後から変更もできる屋号はこだわり過ぎず、まずは開業し手を動かして実績を積み上げる」を参考にしてください。

オンライン商談が多い時世でも営業ツールとして名刺は用意

「今の時代、名刺っているの?」と思うかもしれませんが、持っておいて損はないでしょう。対面での交流会に参加する際、名刺がないとなかなか新しい方と繋がれません。また、自分の事業内容をパッと伝えられる点も魅力です。

名刺を作る際は、どのような点に気を付ければよいか「フリーランスの名刺の作り方。営業ツールとして仕事につなげる名刺のポイントと発注方法・効果的な交換方法を解説」を参考にしながら考えてみてください。

確定申告のため会計ソフトを事業用口座と事前に連携

フリーランスとして働くなら、確定申告は必須です。効率的に作業ができるよう、事業用口座を会計ソフトと連携させておきましょう。確定申告については不安な点も多いと思うので、「フリーランスの確定申告。確定申告の流れや必要書類の書き方と会計ソフトを活用した効率化方法」を参考に勉強してみてください。

受発注管理のために契約書フォーマットと電子契約サービスを準備

案件が増えてくると、それぞれについてしっかり管理する必要性が高まります。受発注管理については、2024年11月から施行されているフリーランス新法に準じることが大切です。

「フリーランスの受発注管理。フリーランス新法対応の契約書フォーマットを無料ダウンロード」を参考に、契約書のフォーマットと電子契約のサービスを準備してください。

フリーランスになるためには、様々な準備が必要です。つい自分のスキルを高めることだけに集中してしまいがちですが、「手続きを滞りなく進める」「お金周りの準備を整える」といったことにも注意を払いましょう。

まだ何をしていいかわからないという方には、今回ご紹介した改行手続きのロードマップが役立つはずです。どのタイミングから、どのような書類を用意し、どのように提出すればよいか、しっかり確認してください。

フリーランスの資金繰り術|資金繰りの基本・調達手段・現金管理の実践法

フリーランスの収入は安定していないことが多いため、計画的な資金繰りが求められます。予測できない支出や収入の変動に柔軟に対応し、事業が滞ったり生活費が足りなくなったりしないように、お金をやりくりする必要があるのです。

フリーランスにとって必要な資金調達。お金に困らないようにするためには、もしお金に困ったときはどこから借りればよいのか、まとめました。

フリーランスの資金繰りの実態

資金繰りとは、事業を継続するために必要な資金の過不足を調整することです。フリーランスの場合ももちろん資金繰りが大切であり、お金の流れを管理し、日々の支払いに必要な現金や資金を確保して事業が滞りなく回るようにしなければなりません。

外部からの借り入れなどの資金調達をイメージすることが多いかもしれませんが、日々のキャッシュフローの管理、収入と支出(生活費も含む)のバランスを保つことも資金繰りに含まれます。

資金繰りが上手くいかないと事業が継続できなくなるだけでなく、生活そのものができなくなるリスクも発生しますので、特にフリーランスにとって重要であることを知っておきましょう。

資金繰りに困っているフリーランスの割合は約3割にも

フリーランスとしての働き方を始めてから資金調達が必要だと感じた経験があると回答した割合は約3割で、そのうち実際に資金調達した経験者は約8割であった。調達手段は、「補助金・助成金」が最多だった。引用:フリーランス白書2023年

フリーランスの悩みとして収入の不安定さは常に大きな悩みの種です。フリーランスは仕事の量やクライアントの状況に左右されるため、月ごとに大きく変動する収支のやりくりがとても重要になります。

資金調達の使用用途は生活費・事業運営のつなぎがメイン

フリーランスが資金調達を行う際の使用用途は「生活費を賄うため」と「事業運営資金」が最も多いものになっています。フリーランスが安定的に収益を上げて生活を続けていくためには、計画的な生活費の管理と安定的な事業収入のバランスが重要です。

資金繰りに陥る主な原因は収支管理の甘さ・無駄な経費・売上の急減

収入が不安定なフリーランスにとって、収支管理の徹底は必要不可欠。資金繰りをしっかりと計画し、適切に資金活用することが事業の安定につながります。

収支管理とは今月の売り上げがいくらでいつ振り込まれるのか、当月の支払いはいつまでにいくら準備しておかなければならないか、きちんと把握しておくことです。

これが上手くできないとキャッシュフローが悪化し、支払い遅延や生活費が足りなくなるなどの状況に陥ることになります。

融資は事業に関連する目的のみ。本来は生活費などの個人的支出には使用NG

融資による資金調達をフリーランスが行うことは可能ですが、フリーランスの場合、資金調達手段が限られることがあります。調達資金の利用目的も事業運営に限定されることが多いです。

事業運営費の主な用途

  • 事務所の賃料や光熱費
  • 機材やソフトウェア、ツールの購入費
  • 外注費や従業員への報酬
  • マーケティング・広告宣伝費
  • 税金(消費税や所得税など)

CHECK

・フリーランスの収入は不安定
・資金調達の使用用途は生活費と事業運営がメイン
・資金繰りに陥らないように収支管理の徹底が大切

資金繰りの種類ごとの優先度とメリット・デメリット

フリーランスが使える資金繰りにはさまざまな種類があります。資金を集める目的や、自身の事業の状況に合わせて適切な手段を選ぶことが重要です。急な支払いなどに対応する短期的な調達なのか、事業拡大などのための長期的な投資なのかによってお金の集め方は変わってきます。資金調達は計画的にかつ慎重に、メリットやデメリットを考えながら進めましょう。

国や自治体のフリーランス向け補助金・助成金の活用

フリーランスの資金調達手段として最も多いのが補助金や助成金の利用です。国や自治体などがフリーランス向けに行っている補助金や助成金の制度はこまめにチェックすると良いでしょう。

メリット

・融資とは異なり返済の必要がない

・補助金を受けることで社会的な信用が向上する

デメリット

・補助金の使用用途は限定されていることが多い

・申請から実際に資金が支給されるまでに時間がかかる

日本政策金融公庫による融資

日本政策金融公庫は政府が100%出資をする金融機関で、個人事業主や中小企業を対象に様々な融資制度を積極的に提供しています。開業時に使える融資や事業拡大のための融資など、業種や用途により使える制度がさまざまなので、ホームページで確認してみましょう。

メリット

  • 一般的な銀行や金融機関に比べて低金利
  • 担保や保証人が不要
  • 返済期間が長い

デメリット

  • 申請手続きが煩雑
  • 融資額や使用用途に制限がある

信用保証協会を活用した銀行借入

信用保証協会とはフリーランスや中小企業が融資を受ける際に、借入金の返済を保証する団体のことです。地方自治体や銀行が行う制度融資を受ける際に信用保証協会の保証を受けることで融資を受けやすくなります。

メリット

  • 低金利で融資を受けられる
  • 柔軟な返済条件
  • 創業支援としても使える

デメリット

  • 保証料がかかる
  • 返済義務がある

即日払いの案件獲得

経済状況が不安定な環境下では、即日払いは魅力的です。求人サイトで即日払いや単発払いの案件を探すか、SNSなどで直接仕事を受注し取引先と交渉することで案件を獲得できる可能性があります。

メリット

  • 即時に資金調達ができる

デメリット

  • 案件獲得に労力がかかる
  • 短時間で納品する必要がある
  • 報酬額は低い

ファクタリングの活用

ファクタリングとは、フリーランスがクライアントに対して発行した請求書(売掛金)を、ファクタリング会社に売却することで売掛金の支払期日前に現金化する金融サービスのことです。

取引先の企業はフリーランスに対してではなくファクタリング会社へ報酬支払を行い、ファクタリング会社は手数料を取るというシステムになっています。

メリット

  • 即時に資金調達ができる
  • 担保や保証人などが不要

デメリット

  • 手数料を取られる
  • 取引先からの信用低下のリスク

親族や知人からの利息が発生しない借り入れ

周囲の人から資金を集めるのも一つの手段です。借りる際には、資金が必要な理由と返済のスケジュールをきちんと伝え、信頼を損ねないように計画通りに返済を行いましょう。

メリット

  • 低金利、無利息で借りられる
  • 審査が不要

デメリット

  • 関係性が悪化するリスク
  • 精神的なプレッシャー

クレジットカードのリボ払いの活用

リボ払いとは「リボルビング払い」の略で、クレジットカードの利用金額に関わらず毎月の支払金額が一定になる仕組みのことです。

短期的には支払額を軽減できるシステムですが、長期的にみると全体の支払い額は増加します。利用する際には返済計画をしっかり立てておくことが大切です。

メリット

  • 月々の返済額が安定する
  • クレジットカードのポイントがたまる

デメリット

  • 金利が非常に高い
  • 返済が長期化する

ビジネスローンの活用

ビジネスローンとは、事業資金専用のローンのことで法人経営者や個人事業主が申し込むことができるものです。銀行のビジネスローンやノンバンクのローンなど様々な選択肢があります。

手軽に手続きができる反面、カードローンと同じように利率が高い傾向にあります。

メリット

  • 短期間で資金を調達できる
  • 担保や保証人が不要
  • 高額な融資を受けられる

デメリット

  • 金利が高い
  • 審査が厳しい場合がある

クライアントとの前払い交渉

ファクタリングは仲介会社を通して前払いを受け取るシステムでしたが、クライアントと直接交渉することで前払いにしてもらうことも可能です。

しかし、クライアントからの信頼を低下させないためにも、突然交渉をするのではなくて契約更新時など節目のタイミングで提案をし、前払いを希望する理由を明確に伝えましょう。

メリット

  • 資金繰りの安定化

デメリット

  • 取引先からの信頼低下のリスク

消費者金融での個人での借り入れ

消費者金融とは主に個人を対象として融資を行う貸金業者のことです。一般的に金利がとても高いため、長期間返済に追われたり滞納するリスクが高く、本当に必要な場合に限り、消費者金融を利用するのが良いでしょう。

メリット

  • 小額からの借入が可能
  • 手続きが簡単で即日融資が可能

デメリット

  • 金利が高い
  • 短期間で返済する必要がある
  • 返済能力を超えて借り入れてしまうリスクがある

ファクタリングは短期では頼りになるが対処療法に過ぎない

ファクタリングやリボ払いなど、さまざまなシステムのおかげで短期的に資金難から逃れる手段はたくさんありますが、最も重要なのは資金難に陥らないこと。資金が不足した場合は、その理由を洗い出し、資金繰りを立て直すことが最優先です。

支出を見直す、請求書を早めに送りきちんと売掛回収する、複数の収入源を確保するなど、リスクを最小限に抑えましょう。

CHECK

・資金繰りの手段は目的によってさまざま
・メリットやデメリットを考えて計画的に使う
・金利や支払い期限などで自分の首を絞めないように注意

返せる見込みがない・利率が高い資金繰りは身を滅ぼす

無計画な借り入れは資金繰りをさらに難しくするだけでなく、最悪の場合利息が膨れ上がって返済不可能な状況に陥るリスクがあります。

会社員のように給与をもらって生活するのではなく、自分の収入で生計を立てている場合は、キャッシュフローの悪化は命取りになります。

資金の返済が難しくなった場合は弁護士や税理士など専門知識のある人に相談して冷静に解決策を見つけましょう。

借入金の元本は資金を返済しているだけで経費化できない

借入金の元本とは、金融機関や貸金業者から借りたお金の「元々の金額」のことを指します。返済する際は、利息と元本の両方を支払うことになりますが、元本は実際に借りた金額そのもののことです。

フリーランスが借り入れを行う際、元本の返済自体は経費にはなりませんが、借入金に対する利息は経費として計上することができます。

フリーランスが資金調達の審査で本当に見られるポイント

資金を借入する際は、貸し手側が借り手に資金を返済する能力があるか信用審査を行います。審査でみられるポイントは以下の通りです。

自己資金

自己資金とは、資金調達で借入をする際に自己資産から出資する金額で、自己資金がきちんとある場合審査において信用が高まります。

自己資金は貯蓄や預金の金額だけでなく、不動産や株式などの資産も含まれ、銀行の残高証明書や不動産の登記簿謄本などの提出を求められることがあります。

自己資金を増やすために、経費節約だけでなく事業の収益性アップにも注力しましょう。

返済能力

返済能力とは、借り手がきちんと資金を返済できる能力があるか判断するものです。フリーランスや個人事業主の場合、返済能力が審査において重要視されます。

返済能力を判断するには、毎月の収入が過去にさかのぼって長期的に安定しているか、無理な負債はないかを見られます。また、事業計画書において収益見込みや事業の将来性があるかも確認されるため、事業計画書には将来におけるキャッシュフロー予測や利益予測を明確に盛り込んでおきましょう。

信用情報

過去のクレジットカード利用状況、ローン有無、これまでの借入履歴などをもとに信用スコアが算出されます、信用スコアとは、金融機関に対数信頼度を数値化したもので、日本ではCIC(シー・アイ・シー)のものがよく使われます。

信用スコアが高いほど、返済能力が高いと判断され、資金調達がしやすくなります。

担保の有無

担保とは、資金が返済不能などになった場合の保証とするものです。不動産や車、工場などの設備、株式や証券などが該当しますが、フリーランスで担保を提供することが難しい場合は保証人を立てるなどの手段を使うこともあります。

CHECK

・返せる見込みのない借入はやめよう
・借入金の元本は経費にできない
・フリーランスの資金調達の審査は厳しい

そもそも資金繰りを不要にすることが正義

フリーランスであっても借入は可能ですが、理想的には借入をせずに資金繰りをするのがベストです。きちんと計画を立て、お金の流れを予測を立てておくことが必要になります。

収支管理の徹底とCF表の作成で見通しを立てる

収入と支出のタイミングを明確にし、事業運営における資金の流れを把握するためにキャッシュフロー表(CF表)を作成しましょう。

本来のキャッシュフロー表は貸借対照表と損益計算書をもとに作成するものと言われていますが、月ごとの収入、支出、現金の残高を見える化できれば良く、会計ソフトで手軽に作成できます。キャッシュフローを把握して収支管理を徹底することで安定的に事業を運営することができます。

経費という魔法の言葉にとらわれて浪費をしない

「経費で落とすとお金が戻ってくる」とよく言われますが、なんでもかんでも経費で落とすことはできません。フリーランスの経費で認められるものはオフィス費用、光熱費、通信費、広告宣伝費など事業に必要な支出のみが対象となります。

事業に直接関係しないプライベートの支出が経費に含まれている場合、税務署から指摘されるリスクがあります。

売上が急減しないように取引先を複数社分散しておく

フリーランスになったら取引先は複数社に分けるというのは鉄則。1社のみに依存している場合、急に案件が減少したり、打ち切りになった場合に収入が急減します。

取引先を複数社持つことでリスクを分散させ、収入を安定させることができます。

無理のない正しい節税でとにかく手取りを残す

収入を増やして正しく管理するだけでなく、無駄な支出を抑えるのも大切な資金管理です。節税対策はその最たるもの。所得控除の申請、青色確定申告を利用する、経費を見直すなどできることは全て行いましょう。

CHECK

・資金繰りを不要とすることが理想の状態
・キャッシュフロー表で収支管理を行う
・収入源を複数持つ、節税をするなども大切

事業運営において最も重要なのは、資金繰りが必要な状況を避けることです。計画的な収支管理を行い、無駄な支出を避け、複数の収入源を確保することでリスクを最小限に抑えられます。計画的な収支管理で安定した事業運営を心がけましょう。

フリーランスの資金繰りをサポート|活用すべきローンの種類と審査通過のポイントを解説

フリーランスや個人事業主は日ごろから健全な資金繰りとキャッシュフローを心掛ける必要があります。ただ、事業拡大のタイミングや不測の事態により急に資金が必要になることは出てきます。そんな時に慌てないようにローンについて知っておきましょう。

ローンの活用予定がある場合はフリーランス独立前に

ローンとは金融機関等からお金を借りて少しずつ返済する仕組みのこと。利用者の返済能力を見極めるために、資金を貸し付ける金融機関は勤務先情報、雇用形態、年収、過去のローン取引履歴などを基に審査を行います。フリーランスは一般的に、会社員と比較して収入が不安定なためローンの審査に通りにくいと言われています。

フリーランスであってもローンの活用は可能です。事業成長やご自身の生活レベル向上のために計画的に検討すれば心強い存在となります。

フリーランスが活用する主なローンの種類

フリーランスとして働きながらも人生の大きな節目は訪れるものです。結婚したり家を買ったりする際にローンを組む必要があるでしょう。まずはローンの種類から知っておきましょう。

個人の特定の目的があるローン

ローンには「目的別ローン」「カードローン」「フリーローン」「ビジネスローン」「おまとめローン」などの種類があります。個人が利用する大きなお金に関連するのが「目的別ローン」です。目的別ローンの例として以下のものが挙げられます。

住宅ローン

住宅を購入・新築する個人に対して金融機関が行う融資です。金額が大きいため、他の個人対象ローンと比べて金利が低く、最長返済期間が35年と長いのが特徴です。原則として購入する土地や建物が担保となります。

教育ローン

個人を対象とし、使用用途を教育関係の費用に限定した融資です。学生の保護者が学費の支払のため利用するケースが多く、無担保が主流です。

マイカーローン

自動車やバイクの購入資金、修理・車検費用、免許取得費用等に利用できるローンです。無担保の銀行ローンと、車を担保としてカーディーラーが貸し付けるローンがあります。

ビジネスの拡大・安定の目的のためのローン

ビジネスを立ち上げる際は開業資金をある程度自己資金で準備しておくのが良いでしょう。特にエンジニアやデザイナーなど専門職のフリーランスの場合は作業場所とパソコンがあれば仕事が出来るので大きな投資は不要で、ローンを使う必要はないはず。

事業が順調に軌道にのり、人を雇ったりオフィスを構えたりとビジネスの拡大を図るタイミングが出たらローンも視野に入れましょう。その際も、家族や知人から借りる、クラウドファンディングの活用など、金利や手数料がない手段も検討すると良いです。

ビジネスローン

法人または個人事業主向けに事業資金としての利用に絞ったローンで、事業・収支・資金計画書等をもとに審査され、原則として担保・保証人不要で借りられます。

カードローン

銀行や消費者金融等の金融機関が提供する個人向けの融資サービスのひとつです。融資元によっては事業目的の資金を借りられない場合があるので、詳細をよく確認しましょう。

CHECK

あらかじめ予定がわかっている場合はフリーランス独立前にローンを活用するのが良い
ローンには個人用のローンと事業用のローンがある
ビジネス拡大のためのローンも複数種類がある

フリーランスは住宅ローンは通りにくくフラット35を検討

住宅ローンを考えているフリーランスの方にお勧めなのが「フラット35」です。通常、個人事業主の住宅ローンの審査には直近3期分の決算書や確定申告書の提出が求められます。ということは、独立から4年待たないと住宅ローンに申し込めない事になります。「フラット35」は民間金融機関と住宅金融支援機構が提携・提供する最長35年の全期間固定金利の住宅ローンで、個人事業主であっても確定申告書類は直近1期分のみで問題がない、使いやすいローンです。

フリーランスが事業でローンを利用するメリット

会社の場合は会社の資金を使って事業投資や資金繰りができますが、フリーランスの場合は自分で貯めたお金が元手になります。大きな投資をする際や予想外の事態が起きた際に、自己資金だけではどうしても足りない場合がでてきます。そのような際にローンが有効です。

キャッシュフロー・資金繰りの改善

売上が落ち込み次の支払いに間に合わないといった際にローンを使うことで一次的な資金繰りを改善できます。

事業拡大など設備投資の資金調達

事業拡大のために良いパソコンに買い替える、オフィスを構える、人を雇う、などビジネスを行うにあたって投資が必要になる場面があります。時期を見定めて投資を行うチャンスが出てきたら、ローンを活用して事業拡大を促進しましょう。

ケガや病気など緊急時の資金確保

フリーランスは体が資本。ケガや病気の際は想定外の病院費用がかかるだけでなく、働けない期間は収入が途絶えます。日ごろから健康に気を使うと同時に、いざというときに使えるローンについて調べておくと安心です。

CHECK

住宅ローンを考えている場合は「フラット35」がおすすめ
資金繰り改善や事業拡大投資のためにローンを活用すると良い
けがや病気などの緊急時の資金確保も準備が必要

事業の見通しが立たないうちはローンを検討すべきではない

事業を始める際には、事業計画書を作成します。具体的な事業内容や、収益見込みをまとめたものです。どのくらいで黒字化するのか、そのためにはなにをしていくのかを計画立てることがビジネスを行うにあたっては何よりも重要な事です。事業の収益が不安定であったり、将来の見通しが立たない状態でむやみにローンを借りると資金の返済が困難になる可能性が高いので借り入れするべきではありません。支払いが滞るとその後の信用度も下がってしまいます。収支計画をきちんと立て、計画的にローンを検討しましょう。

フリーランスがローン審査を通過するためのポイント

返済能力があるか見極める審査条件をクリアすればフリーランスでもローンを組むことは可能です。ローンの審査では会社員よりも審査基準が厳しくなりがちなので、ポイントをしっかり押さえておきましょう。

年収と収入の安定性を高める

フリーランスの場合、事業期間が3期以上あることが審査の前提条件となっています。安定して継続した収入がある事を証明するために、長期の業務委託で収入が途絶えない状況を一定期間続けること、計画的に収支管理を行い支払いの滞りなどがない状況にすること、など実績を作ることが大切です。

収入証明や納税証明などの必要書類と事業計画書を準備する

会社員の場合は源泉徴収票などの収入を証明する書類を提出するだけですが、フリーランスがローンを申請する際には必要書類がいくつか発生します。事業の状況を証明するために、身分証明書、確定申告書の控え、所得税の納税証明書に加えて事業計画書が求められます。

クレジットスコア・信用情報を滞納なく傷つけない

クレジットカードやローンの利用履歴と、それに基づく信用情報をクレジットスコアと言います。クレジットスコアが高ければ簡単に融資がされ、ローンの金利が低くなりますが、スコアが低い場合は社会的信用度が下がり融資がおりないことがあります。

自己資金や担保・保証人の用意をする

借入金額が少ない方が審査に通りやすいのが一般的です。必要なお金をすべて借り入れるのではなく、事前にある程度自己資金を貯めた後にローンに申し込みましょう。フリーランスの場合、金融機関によっては連帯保証人を求められますので早めにご家族や知り合いと話し合い、連帯保証人の承諾を得ておくことが大切です。

金融機関やローンの種類を複数検討しておく

フリーランスはローン審査に通りにくいため、1つだけでなく複数の融資候補を決めておきましょう。万が一審査に落ちた場合でも、他の申し込み先候補があれば焦ることなく資金繰り調整ができます。

事業のための資金調達が必要であればローンでなく融資を検討する

家や車といったプライベートを含んだ消費目的のローンではなく、純粋に事業成長のための資金調達として公庫などからの融資があります。ローンは購入用途が細かく決めているものですが、融資は事業投資のためのお金を借り入れることを指します。

日本政策金融公庫による融資

国が100%出資している政府系金融機関で、事業用の融資を行っています。金利が低く保証人・担保が必要ないため人気が高い融資で、審査が厳しいとされています。

特徴

  • 政府系金融機関のため、金利が低い
  • 創業間もない事業者でも融資を受けやすい

信用保証協会を通じた融資

信用保証協会とは、中小企業・個人事業主が金融機関から事業資金を調達する際に保証人となって融資を受けやすくなるようサポートする公的機関です。利用には信用保証協会の審査を通る必要があります。

特徴

  • 保証付融資を併用することで融資枠の拡大を図ることができる

銀行・信用金庫・信用組合による融資

銀行や信用金庫、信用組合などの民間金融機関が、直接審査を行うものをプロパー融資と言います。メガバンクからの銀行融資は開業から一定期間が経過している必要があるなど審査が厳しいですが、信用公庫の場合は地域密着サービス促進を目的としているため審査を柔軟に行ってもらえる場合があります。フリーランスの場合はまず信用金庫からの融資を検討してみましょう。

特徴

  • 低金利かつ多額の資金を調達できる

CHECK

収益計画をきちんと立てたうえでローンを検討するべき
フリーランスがローン審査を通過するためにはポイントをしっかり押さえること
日本政策金融公庫や信用金庫からの融資も検討すると良い

事前準備と事業計画をしっかりしておけばフリーランスであってもローンの活用は難しくありません。借り入れを検討の際は金利の低い日本政策金融公庫や信用金庫などからはじめてみましょう!

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