フリーランスのイラストレーターの仕事内容や独立に必要なステップ。案件獲得・単価を上げる方法と将来性を解説

フリーランスのイラストレーターに憧れているものの、「どんな仕事なのか?」「どうやって独立できるのか?」と悩みを抱えている方はたくさんいます。そこで今回は、具体的な仕事内容や案件獲得方法、将来性について解説します。

フリーランスのイラストレーターになるには、まず制作会社などで経験を積むことが大切です。仕事の進め方を学び実績を作ってから独立しなければ、案件獲得はなかなか上手くいきません。また、最初のうちはクラウドソーシングで案件を獲得し、経験を積んでからエージェント経由で仕事を探すと、より高単価な仕事を得られます。長く活躍するイラストレーターになるには、生成AIと上手く付き合うことも必要です。

フリーランスのイラストレーターの仕事

フリーランスのイラストレーターについて、具体的な仕事内容や案件獲得方法について解説します。

イラストレーターは実務経験ありきで未経験からフリーランスは難しい

イラストレーターの案件を獲得する上で、重要視されるのが実績です。一定程度の実力を持っていても、実務経験がないとなかなか仕事が得られないでしょう。まずはアルバイトや契約社員でもよいので、デザイン会社や制作会社に入社し、経験を積んでからフリーランスとして独立しましょう。

フリーランスのイラストレーターの主な案件トレンドや業務内容

現在、イラストレーターの案件としてよくあるのがゲーム関連の仕事です。特にスマホゲームやソーシャルゲームの募集が多く、2Dや3Dのイラストレーターも求められています。

業務内容としては、ゲームや商品パッケージ、ポスターなどのイラストを制作します。まずはクライアントにヒアリングをし、どのようなテイストを求めているか、どのような媒体で使用するかなどを明らかにします。要望に合わせてラフを提出し、コメントをもらったら制作。納品をして、修正があれば対応して完了となります。

フリーランスイラストレーターのメリットは場所と時間に縛られない働き方

フリーランスのイラストレーターは、働く場所や時間が自由です。締め切りを守ればいつどこで作業してもよいため、家で深夜に集中して進めたり、海外などでワーケーションをしたりといったことができます。

一方で、会社員は収入が安定しているというメリットがあります。保険や年金の面でも、フリーランスより安心です。ただし、会社員であれば収入の天井が決まっていますが、フリーランスは実力次第で大きく稼ぐチャンスがあります。

CHECK

イラストレーターは実務経験が重視されるため、経験がないままフリーランスになることは難しい
フリーランスのイラストレーターの案件は、スマホゲームやソーシャルゲーム関連が多い
フリーランスのイラストレーターは、働く場所と時間を自分で自由に決められる

フリーランスのイラストレーターのチャネル別案件の事例と単価感

フリーランスのイラストレーターがどのような案件を担当しているか、どの程度の単価の案件が多いかを解説します。

イラストレーター案件をクラウドソーシングで獲得する場合

クラウドソーシングでは、経験が浅い方でも比較的案件が見つけやすいです。案件の種類は様々で、書籍やWebサイトに掲載するイラストやYouTubeで使用するイラストなどがあります。

単価は、簡単なマップ作成やモノクロのイラストなどであれば1件5000円程度のものが多く、書籍などに使うものであれば50点で3~5万円程度です。新しいキャラクターをゼロから作る場合、1点5万円ほどの案件もあります。

イラストレーター案件をエージェント経由で獲得する場合

イラストレーターとして実績を積むと、エージェント経由でも仕事を得られるようになります。商品パッケージの制作や、ゲームのイラストや背景などの仕事があります。

単価は、時給の場合3000円~が目安です。また、月に140~200時間の稼働で40~60万円程度の契約となっている案件が多数あります。

スキルシェアサイトで出品する場合

スキルシェアサイトとは、自分のスキルを商品として出品できるプラットフォームのことです。自分で値付けができ、細かく料金を設定している方も多いです。例えば、オリジナルキャラのイラストでも、全身と背景のセットは20万円、上半身だけであれば5万円などです。

1枚のイラストであれば2万円以上が目安となり、キャラクターデザインの場合は5万円以上で出品している方が多いです。

CHECK

クラウドソーシングは経験が浅くても仕事を見つけやすく、書籍やWebサイト用のイラスト制作など様々な仕事があり、簡単なものあh1件5000円程度が目安となる
エージェント経由の仕事は実績が必要となり、商品パッケージやゲーム関連の案件が多く、時給3000円以上の仕事が多い
スキルシェアサイトでは自分で値付けができ、1枚のイラストであれば2万円以上、キャラクターデザインの場合は5万円以上で出品されているケースが多い

フリーランスのイラストレーターになるまで

フリーランスのイラストレーターになるためにはどうすればよいのか、具体的な方法を解説します。

フリーランスのイラストレーターになるにはまず制作会社で経験を積む

フリーランスのイラストレーターになるためには、まず制作会社に入りましょう。案件獲得のハードルが比較的低いクラウドソーシングでさえ、完全に未経験の方向けの募集は少ないです。企業に勤めれば実績を積めるだけでなく、会社が支払っているイラスト用のツールを使えたり、自分よりレベルの高いイラストレーターの仕事を間近で見れたりといったメリットもあります。

フリーランスのイラストレーターとして会社に勤めたまま副業をしてみる

制作会社に入社したら、まずはイラストレーターの仕事の流れや業務内容を覚えてください。一通り理解できたら、副業として個人で案件を獲りましょう。いきなり会社を辞めて独立するよりも金銭的リスクが小さく、「自分にはフリーランスより会社員の方があっている」と気づいても後戻りできます。

副業として案件を獲得することができ、フリーランスとして独立する自信がついたら、そのまま独立しましょう。

フリーランスイラストレーターの単価アップ方法は原画担当などスキルアップ

フリーランスのイラストレーターが単価を上げるためには、スキルアップが必要です。例えば原画を担当できるようになると、そういった技術を持つイラストレーターは限られているため、自分自身の希少価値が上がり売上もアップできます。

他には、イラストに関連してレイアウトやWebに関するスキルを身につけることもおすすめです。また、常に得意ジャンル以外のイラストにも挑戦し、幅を広げることでマルチなイラストを描けるようになると、単価アップにつながるため積極的に様々なジャンルのイラストにチャレンジしてくみてください。

CHECK

フリーランスとして独立する前に制作会社でイラストレーターとして経験を積むとよい
会社に所属しながら副業として個人で案件を獲る方法がおすすめ
原画の担当やレイアウトの作成など、スキルアップし対応できる幅が広がると単価が上がりやすい

イラストレーターだからこそ、心がけたい仕事の進め方のポイント

これからフリーランスのイラストレーターを目指すにあたり、大切な仕事のポイントを解説します。

ポートフォリオの更新と人脈開拓を怠らず案件獲得のチャンネルを多く確保

ポートフォリオは、イラストレーターにとって最も重要な営業ツールです。一度作って終わりにするのではなく常に更新を続け、スキルが上がったり描けるテイストの幅が広がったりしたら、どんどん追加していきましょう。

また、人脈を開拓していくことも大切です。新しく出会った人にはフリーランスのイラストレーターであることをどんどんアピールしてください。たとえ20人に1人の割合でしか仕事がもらえなくても、100人に会えば5件の仕事になりますし、そこから「このイラストレーターさんはいいよ」と他の人を紹介してもらえることもあります。

絵に対するこだわりと同時に納期厳守のスケジュール管理の徹底

イラストレーターは、職人気質な方も少なくありません。そのため、自分の中で満足するまでとことん描き続けたいと考える方もいます。

しかし、仕事として請け負っている以上、納期を守ることは当たり前です。特に複数の仕事を並行して行う場合は、それぞれのスケジュールを「ラフを仕上げる」「修正に対応する」など細かく管理し、絶対に遅れないようにしましょう。一定レベルの腕があっても、納期を守れなければ仕事が増えることはありません。

歩合制が多いからこそスキルアップと作業効率を上げるための努力を継続

イラストレーターの案件は歩合制も多いため、しっかりスキルアップして作業効率を上げることが大切です。単に実力を高めるだけでなく、自分に合うツールを見極めたり、「午前中は下描きがはかどる」など自分の特徴を理解して、段取りをつけたりといった努力を重ねてください。1時間あたりの作業量が増えれば、その分単価も上がることになり売上アップにつながります。

燃え尽き症候群にならないように適度にリフレッシュ期間を挟む

フリーランスのイラストレーターには上司や先輩がいないため、仕事のスケジュールだけでなくモチベーションも自分で管理しなくてはなりません。特に、大きな仕事が終わった後は燃え尽き症候群になってしまうこともあります。事前にその先の仕事を入れておくなど、再びやる気を出すきっかけを作ってください。

CHECK

フリーランスのイラストレーターは、ポートフォリオの更新と人脈開拓で案件獲得のチャンスを増やせる
作業効率を高めて時間を有効活用できるようにし、納期を必ず守るよう心がける
納期だけではなく、モチベーションの管理も自分自身で行わなくてはならない

イラストレーターの案件市場と生成AIによる業界の変化

イラストレーターの案件はどのような市場か、生成AIによって変化があるのかについて解説します。

イラストレーターという案件市場の将来性。画像生成AIの登場で価格競争は激化

イラストレーターの案件の幅は広いため、今後も継続的に募集があると考えられます。例えば、書籍が売れなくなってもソーシャルゲームが興隆するなど、時代と共に変化が生まれます。だからこそ、一つの領域にこだわらず活躍の場を変えられる柔軟性を持ちましょう。

また、画像生成AIの登場により簡単なイラストであれば無料で手に入れられるようになります。そのため、価格競争は激しくなるでしょう。今後は、自分なりの作風を身につけたり、「あなたに描いてほしい」と言ってくれるようなファンを増やしたりと、AIに負けない実力を身につけることもイラストレーターに必要な要素となります。

仕事の紹介やまないイラストレーターになるには「AIと手描き」の使い分け

イラストレーターにとってAIは、ライバルであると同時に、便利なツールでもあります。例えば「青髪の10代のお姫様を描いて」と指示して出てきたイラストからインスピレーションを受けられます。一方で、生成AIの画像が増えると、手書きならではのレトロ感が求められるシーンも増えるでしょう。AIの活用と手書きの両方を、上手く使い分けることが重要です。

CHECK

イラストレーターの案件市場は、興隆するジャンルは変わるものの引き続き盛り上がると考えられる
画像生成AIにより価格競争が激しくなると予想される
これから活躍するイラストレーターになるには、画像生成AIを上手く活用することが必須

イラストレーターとは、書籍やWebサイト、ゲームなどに使うイラストを描く仕事です。フリーランスの場合は働く場所と時間にしばられず、自由に仕事をすることができます。独立してからも仕事を得るためには、ポートフォリオを更新したり、スケジュールを管理したりといった努力が必要です。また、一つのジャンルやテイストにとらわれず、活躍の幅を広げることで稼ぎ続けられるイラストレーターになれます。

フリーランスのアニメーターの仕事内容や独立に必要なステップ。案件獲得・単価を上げる方法と将来性を解説

フリーランスのアニメーターに憧れているものの、「どんな仕事なのか?」「どうやって独立できるのか?」と悩みを抱えている方はたくさんいます。そこで今回は、具体的な仕事内容や案件獲得方法、将来性について解説します。

アニメーターは、映像作品においてキャラクターや背景などを動かす仕事です。たくさんのフリーランスが活躍しており、動画配信の盛り上がりを背景に市場が伸びています。過去の実績が重視される特徴があるため、これからフリーランスのアニメーターを目指す方はいきなり独立するのではなく、まず制作会社で経験を積むことをおすすめします。若手を中心に今後もたくさんの募集がかけられると予測されているので、興味がある方はぜひチャレンジしてみてください。

フリーランスのアニメーターの仕事

フリーランスのアニメーターについて、具体的な仕事内容や案件獲得方法について解説します。

アニメーターはフリーランスが多い

アニメーターは、会社員の方よりもフリーランスとして活動している方の方が多いと言われています。そのため、他の職種に比べて独立のハードルは低く、クライアント側もフリーランスのアニメーターに仕事を発注することに慣れています。

フリーランスのアニメーターの主な案件トレンドや業務内容

アニメーター業界は、ここ数年で市場が伸びているというトレンドがあります。背景には動画配信サービスの流行があり、今後も増加傾向にあると予測されています。また、若手アニメーター不足が業界の問題となっているため、これからアニメーターを目指す若い方は年齢が強みになることもあるでしょう。

アニメーターの業務内容は、シーンごとにキャラクターや物を動かし、物語を作ることです。最初にキャラクターと背景を設計し、動きをつけてアニメーションを作成したら、シークエンスを調整。声や効果音などのタイミングを調整し、編集を加えたらアニメーションが完成します。

フリーランスと会社員のアニメーターの違い

フリーランスのアニメーターは、会社員と違いプロジェクトをかけもちできます。これにより収入を上げることができ、よりスピーディなスキルアップも目指せるでしょう。また、いつ働くか、どこで働くかを自分で調整できるため、場所や時間にとらわれず仕事ができます。

フリーランスアニメーターのメリットはスキルと報酬の連動

フリーランスのアニメーターは、実力が上がれば上がるほど単価が上がります。最も重要視されるスキルは画力で、作品の雰囲気や作画監督の指示に添って制作することが大切です。また、イラストレーターと違い動きがある点が大きなポイントなので、設定資料などからキャラクターを立体的にしていき、滑らかに動かせるスキルを身につけると単価も上がります。

CHECK

アニメーターはフリーランスとして活躍している人が多い
動画配信サービスの流行により、市場は伸びている
フリーランスのアニメーターは画力を上げたり滑らかな動きを表現できるようになったりすると、単価が上がる

フリーランスのアニメーターのチャネル別案件の事例と単価感

フリーランスのアニメーターになるためにはどうすればよいのか、具体的な方法を解説します。

アニメーター案件をクラウドソーシングで獲得する場合

クラウドソーシングでは、YouTube用の動画を制作する案件が多く、単価は1本35~40Pで1万円程度です。また、Vtuberの制作の案件もあり、こちらは5万円前後の募集が多数見られました。他にも、短尺アニメーションの制作などもあります。長期前提のものもありますが、ほとんどの場合まずは単発での依頼が前提となっています。

アニメーター案件をエージェント経由で獲得する場合

エージェント経由での案件では、これまでの実績やスキルによって単価が変わります。仕事の範囲や求められるスキルは様々ですが、例えばイラストの制作からアニメーションの制作まで一気通貫で担当する案件では、週3日稼働で月20~40万円程度が目安となります。一つのプロジェクトが終わるまで、長期的な参画を前提としているものが多いです。

CHECK

クラウドソーシングでは、YouTube動画案件が多く、1本1万円程度が目安となる
エージェント経由では様々な仕事があり、週3日稼働で月20~40万円程度の案件がある
クラウドソーシングでは単発の仕事が、エージェント経由では長期的な仕事が多い

フリーランスのアニメーターになるまで

フリーランスのアニメーターになるためにはどうすればよいのか、具体的な方法を解説します。

フリーランスのアニメーターになるにはまず制作会社で経験を積む

ゼロからフリーランスのアニメーターを目指している方は、まずアニメ制作会社に入りましょう。スキルも実績もないまま独立しても、案件を獲得できず売上が立ちません。初めは動画担当として仕事をし、原画担当や色彩担当、作画監督などスキルアップしていくことで、一人でも仕事を得続けられる能力を磨くことができます。

フリーランスアニメーターの単価アップはゲーム業界デザイナーへの転換

フリーランスのアニメーターがキャリアアップする道は、いくつかあります。例えば、ゲームデザイナーに転職するのも一手です。ゲーム業界はアニメ業界同様に伸びている市場なので、これからも人材が必要とされます。また、キャラクターや背景のアニメーション制作はゲームのクオリティを大きく左右することもあり、より高い報酬で仕事ができる可能性があるでしょう。

CHECK

制作会社で経験を積んでから、フリーランスのアニメーターとして独立するのがおすすめ
フリーランスのアニメーターのキャリアアップの道は複数ある
フリーランスのアニメーターは、ゲーム業界のデザイナーに転換すると単価が上がる

アニメーターだからこそ、心がけたい仕事の進め方のポイント

これからフリーランスのアニメーターを目指すにあたり、大切な仕事のポイントを解説します。

細部へのこだわりと同時に納期厳守のバランスを保つ

アニメーターは、クリエイターとして細かいところまでこだわりを持つことが必要です。線の流れが少し変わるだけで、全体のイメージが大きく変わることもあります。一方で、仕事として制作するため、納期は厳守しなくてはなりません。スケジュールを守りつつ作品にこだわるという、両面のバランスを保つことが求められます。

歩合制が多いアニメーション業界だからこそ作業効率を上げる

アニメーション業界は歩合制が多いため、作業効率を上げることが重要です。一つの作業に対してかかる時間が短くなると、より多くの仕事をこなすことができ単価アップにつながります。経験を積んで作業スピードを上げるだけでなく、アニメーション制作に活用できるITツールの情報を常に集めるなど、様々な方向性で効率アップを図りましょう。

CHECK

アニメーターはクリエイターとしてこだわりを持って仕事をしなくてはならない
・こだわりを持つことと、納期を厳守することのバランスを保つことが重要
・作業効率を上げることで、収入アップにつながる

アニメーターの案件市場と生成AIによる業界の変化

編集者の案件はどのような市場か、生成AIによって変化があるのかについて解説します。

アニメーターという案件市場の将来性。アニメ制作市場は動画配信で右肩上がり

現在、アニメーターの案件市場は非常に有望です。これは動画配信の盛り上がりが理由となっており、2021年にはアニメ配信市場が1500億円を突破しています。コロナ禍で落ち込んだ制作本数も、すでに順調に回復。国内市場はもちろん、海外からの制作依頼も増えています。

また、動画配信以外でも『THE IRST SLAMDUNK』や『名探偵コナン 黒鉄の魚影』『シン・エヴァンゲリオン劇場版』など、興行収入が100億円を超える映画アニメ作品も多数でました。

仕事の紹介やまないアニメーターになるには「AI」を駆使したプロデューサー化

AI技術はアニメーション業界でも広がっており、以前なら数週間と数百万円以上のコストがかかったであろう短尺動画が、数日と数千円で作れるようになりました。だからこそ、自分で手を動かすだけでなく、プロデューサーとしてのスキルが求められます。AIを駆使して、人間のアニメーターとも協業し、一つの作品を制作完了まで持って行ける人材がこれからのアニメーション業界で必要とされるでしょう。

これからフリーランスのアニメーターを目指す方は、アニメーターとしてのスキルアップだけでなく、コミュニケーション能力やスケジュール管理能力を高め、ぜひプロデューサーとしての実力も身につけてください。

CHECK

動画配信の盛り上がりから、アニメーションの案件は増加している
・AI技術の発達により、アニメーション制作の時間・予算のコストが削減できるようになった
・AI時代に活躍するアニメーターになるためには、プロデューサーとしての能力が必要

映像作品のアニメーション制作を担当するアニメーターは、会社員よりもフリーランスの方がたくさん活躍しています。キャラクターの設計やシークエンスの調整など業務は多岐にわたり、クラウドソーシングやエージェント経由で案件に応募できます。AIの台頭でアニメーターの地位が危うくなると指摘する方もいますが、上手くAIを使えるプロデューサーになることで、長期的に活躍できるでしょう。

フリーランスのWebディレクターの仕事内容や独立に必要なステップ。案件獲得・単価を上げる方法と将来性を解説

フリーランスのWebディレクターに憧れているものの、「どんな仕事なのか?」「どうやって独立できるのか?」と悩みを抱えている方はたくさんいます。そこで今回は、具体的な仕事内容や案件獲得方法、将来性について解説します。

Webディレクターは、Web制作のプロジェクトをまとめる仕事です。デザイナーやエンジニアなどのメンバーの管理をしながら、スムーズに進行させます。一定期間は会社員として勤め、30代で独立をする方が多いです。Webディレクターの案件報酬は、高額なもので月100万円を超えます。ゼロからフリーランスを目指すより、まずはWeb制作会社などで経験を積みましょう。

フリーランスのWebディレクターの仕事

フリーランスのWebディレクターについて、具体的な仕事内容や案件獲得方法について解説します。

Webディレクターのフリーランス独立は増加傾向

Webディレクターとして仕事をする中で、独立を目指している方は多いです。特に30代で会社員からフリーランスに転向する方が多く、ある程度スキルを身につけてから独立する傾向が見られます。

フリーランスのWebディレクターの主な案件トレンドや業務内容

フリーランスのWebディレクターの仕事は、複数のクリエイターを管理しながらWebサイトの企画から制作を進行させることです。エンジニアやデザイナー、ライターなどの仕事を確認し、進捗やクオリティに問題がないか、プロジェクトがスムーズに進んでいるかを確認します。

特定の業界の案件がトレンドとして流行することは少なく、BtoBやBtoCに限らず様々なWebサイトの案件があります。

フリーランスと会社員のWebディレクターの働き方や業務・案件の違い

フリーランスのWebディレクターは、会社員と異なり働く場所にしばられません。リモートワーク可の案件が多く、自宅やカフェなどで仕事ができます。また、稼働時間も自由です。他のプロジェクトメンバーとのコミュニケーションが必要なので一定程度は時間が決まりますが、自分自身で作業するタスクについては深夜や早朝でも対応できます。案件の種類については、会社員と特に変わりありません。

CHECK

Webディレクターは独立する人が多い傾向にある
Webディレクターはプロジェクトメンバーの管理をしながら、Webサイト構築をスムーズに進行させることが仕事
フリーランスのWebディレクターは、会社員とは違い働く場所や時間にしばられない

フリーランスのWebディレクターのチャネル別案件の事例と単価感

フリーランスのWebディレクターがどのような案件を担当しているか、どの程度の単価の案件が多いかを解説します。

Webディレクター案件をクラウドソーシングで獲得する場合

Webディレクターの案件をクラウドソーシングで獲得する場合、数は少ないですが未経験向けの案件も見つけることができます。フルコミット案件だけでなく、時給2000円で週3日稼働といったものも多いです。週5日稼働の案件では、40~60万円の固定報酬というものもあります。案件のジャンルは特に偏りがなく、様々です。

Webディレクター案件をエージェント経由で獲得する場合

Webディレクターの案件をエージェント経由で獲得する場合、未経験向けの募集はほとんどありません。一定の経験が求められ、週5日勤務で40~70万円程度の案件が多いです。データ分析やエンジニアの知見が求められる案件では、月100万円を超える案件もあります。案件のジャンルは、クラウドソーシングと同じく様々です。

CHECK

クラウドソーシングの案件もエージェント経由の案件も、ジャンルの偏りはなく様々
クラウドソーシングの場合は未経験向けの案件もあり、月40~60万円程度の案件もある
エージェント経由の場合は経験者向けがほとんどで、月100万円を超える案件もある

フリーランスのWebディレクターになる道のり

フリーランスのWebディレクターになるにはどうすればよいか、キャリアパスについて解説します。

コーダー・Webデザイナーからのキャリアアップを行うケース

最初からWebディレクターを目指すのではなく、コーダーやWebデザイナーを経験してWebディレクターになるケースはよくあります。完全未経験では採用される案件がなくとも、こういったクリエイターとしてWeb制作に携わった経験があれば応募できることは少なくありません。まずは何らかの形でWeb制作のプロジェクトにジョインし、そこからキャリアアップを狙う戦略はおすすめです。

フリーランスのWebディレクターになるにはまず制作会社で経験を積むケース

まずは制作会社で経験を積むと、スムーズにフリーランスのWebディレクターとして独立できます。会社員としてお金をもらいながらWebディレクターの一通りの業務に精通し、より高額な案件にチャレンジしやすいです。未経験でも採用している会社は多く、特にWeb業界での何らかの経験があれば採用されやすいでしょう。また、本業の傍ら副業としてWebディレクターの案件を獲得することもできます。

CHECK

フリーランスのWebディレクターになるには、コーダーやWebデザイナーなどからキャリアアップをするケースがある
フリーランスのWebディレクターになる前に、制作会社で経験を積むとスムーズに独立できる
会社員として働きながら、副業としてフリーランスのWebディレクター案件を獲得できる

フリーランスWebディレクターの単価アップや年収を上げる方法

Webディレクターがどのように単価アップできるのか、具体的な方法を解説します。

大規模プロジェクトのディレクション経験する

プロジェクトに参加している人数や制作期間が増えるほど、進行管理やクオリティの担保が大変です。そのため、大規模プロジェクトでディレクションした経験があると、それだけでスキルがあると認められて高単価案件に採用されやすくなります。

フロントエンド開発ができるスキルセットを持つ

エンジニアとしての知識があると、単価アップを狙いやすいです。特に、ユーザーが直接操作するフロントエンドの開発ができると、需要の高い人材となります。要件定義やデザイン、クライアントからのヒアリング、プロトタイプ作成、実装など、一通りの業務をこなせるようになると、多くの案件で採用されやすくなります。

ゲーム業界など市場が拡大している専門業界の転換を行う

Webディレクターはどの業界でも求められていますが、伸びている市場で案件を獲得するとより年収を上げやすいでしょう。例えばゲーム業界は右肩上がりの傾向で、単価も高額です。時代によってどの市場が拡大するかは変わるので、常にトレンドを追いかけるようにしてください。

CHECK

大規模プロジェクトでの経験があると、高単価な案件で採用されやすくなる
フロントエンド開発ができると、年収アップにつながる
伸びている市場でWebディレクターを務めることで、収入を上げられる

Webディレクターだからこそ、心がけたい仕事の進め方のポイント

これからフリーランスのWebディレクターを目指すにあたり、大切な仕事のポイントを解説します。

進行管理をスムーズに行うための密なコミュニケーション・地道な根回しの徹底

Webディレクターは、複数のクリエイターをまとめなくてはなりません。だからこそ、コミュニケーション能力が求められます。メンバー一人ひとりの状態や進捗を管理するため、こまめにやり取りをしましょう。

また、全体のスムーズな進行のためには、根回しも必要です。何かを選んだり決定したりする際、誰にどのような情報を共有しておくべきか、外せないポイントは何かなど、自分で整理して調整し、メンバーの合意をとれるようにしましょう。

プロジェクトの要件定義の改善や工数短縮につながる最新技術とトレンドの把握

全体を統括する立場として、プロジェクトの要件定義は常に改善を目指さなくてはなりません。また、メンバーのタスクが最小限ですむよう、最新技術やトレンドをおさえることも重要です。例えば、最近ではAIによってデザインやライティングの工数を減らすことができるため「どのような技術があり、どうプロジェクトで活用できるか」といった情報を追いかけましょう。

CHECK

円滑な進行管理のため、こまめなコミュニケーションと根回しをする
要件定義の改善のため、何ができるか常に考える
最新技術やトレンドについて知り、どのように活用できるかを検討する

Webディレクターの案件市場と生成AIによる業界の変化

Webディレクターの案件はどのような市場か、生成AIによって変化があるのかについて解説します。

Webディレクターという案件市場の将来性。AIツールにより厳しい道

今後もホームページやLPなどのWeb制作は増えていくため、Webディレクターの市場は将来性があるといえます。一方で、AIの活用が進むことで進行管理や品質チェックなどの業務を取って代わられてしまう可能性は大きいです。Webディレクターの需要があっても、人間ではなくAIが業務を担ってしまう状況は発生しかねません。

仕事のやまないWebディレクターになるにはコミュニケーション能力を鍛える

AIに仕事を取られず多くの方に求められるWebディレクターになるには、コミュニケーション能力を鍛える必要があります。AIは定型業務は得意ですが、非定型な業務や、人との協調性が求められる業務はあまり得意ではありません。プロジェクトに参加しているメンバーの進捗だけでなく、一人ひとりに対し「今、どのような状態か」「ストレスを感じていないか」「やりがいを持てているか」などまで管理できるようになると、AI時代でも仕事のたえないWebディレクターになることができます。

CHECK

Webディレクターの案件には将来性がある
AIの活用により人間のWebディレクターが不要となる可能性はある
AIに負けないために、きめ細かなコミュニケーションができるようになるとよい

Webディレクターの仕事は、ホームページやLPなどの制作プロジェクトを管理することです。フリーランスの方も多く、会社員と違い場所や時間にしばられない働き方をしています。完全に未経験から目指すより、デザイナーやエンジニアなど別の職種でWeb制作に携わった方が、キャリアアップでWebディレクターに転身するケースが多いです。今後も長く活躍するためには、AIに仕事を奪われないよう、コミュニケーション能力を磨くことが大切です。

フリーランスのWebプランナーの仕事内容や独立に必要なステップ。案件獲得・単価を上げる方法と将来性を解説

フリーランスのWebプランナーに憧れているものの、「どんな仕事なのか?」「どうやって独立できるのか?」と悩みを抱えている方はたくさんいます。そこで今回は、具体的な仕事内容や案件獲得方法、将来性について解説します。

Webプランナーは、Web制作において企画や設計など上流工程を担当します。フリーランスになる難易度は高いですが、会社員に比べると仕事をする場所や時間の制約が小さく、柔軟に働けます。しかし案件獲得が難しく、クラウドソーシングやエージェント経由で探しても、あまりたくさんの募集はかかっていません。まずWebディレクターやエンジニアなど別の職種からWeb制作の現場に入り、キャリアアップする方法がおすすめです。収入を上げるには、大規模プロジェクトを経験したり、マーケティングスキルなどを伸ばしたりするとよいでしょう。また、AI時代でも仕事を得続けるためには、クライアントの意向をしっかりくみ取るコミュニケーション能力などが求められます。

フリーランスのWebプランナーの仕事

フリーランスのWebプランナーについて、具体的な仕事内容や案件獲得方法について解説します。

Webプランナーのフリーランス案件は少ない

フリーランスのWebプランナー案件を探しても、なかなか見つけることはできません。基本的には事業会社や制作会社に所属しているWebプランナーが活躍するケースが多く、プランニング業務をあえて業務委託として外に出すことが少ないためです。

フリーランスのWebプランナーの主な案件トレンドや業務内容

Webプランナーの仕事は、Webサイト制作にあたり、コンテンツを企画・設計し、UI/UXデザインやシステムを設計することです。Webディレクターはこれらに加えてスケジュールの策定や運用、メンテナンスなども担当するのに対し、Webプランナーはあくまで上流工程だけを管理します。

特定の業界や業種に偏ることはないため、一つのトレンドが席巻するケースはほとんどありません。Webプランナーになると、様々な企業のWebサイトの制作に携わることになります。

フリーランスと会社員のWebプランナーの働き方や業務・案件の違い

フリーランスのWebプランナーは、働く場所や時間を指定されることなく、柔軟性のある働き方を実現できます。クライアントやプロジェクトメンバーとのコミュニケーションが必要なため、ある程度のコアタイムに動く必要はありますが、資料作成などの手を動かすタスクは深夜や早朝、土日などに対応可能です。また、コロナ禍以降はオンラインミーティングも一般化しているため、客先やオフィスへの出社が必須ではないケースも増えています。なお、フリーランスと会社員のWebプランナーで、案件の違いは特にありません。

CHECK

フリーランスとしてWebプランナーの案件を探しても、あまり多くは見つけられない
WebプランナーはWebサイト制作において、企画や設計など上流工程を担当する
フリーランスのWebプランナーは、会社員に比べて自由な働き方ができる

フリーランスのWebプランナーのチャネル別案件の事例と単価感

フリーランスのWebプランナーがどのような案件を担当しているか、どの程度の単価の案件が多いかを解説します。

手を動かすWebディレクションをメインに獲得するケースが多い

WebプランナーもWebディレクターも、Webサイト制作において企画や設計など上流工程を担当します。両者の違いは、Webプランナーは上流工程のみに携わる一方、Webディレクターは制作や運用などの下流まで担当することです。現在は、基本的にWebプランナーとして上流工程のみを担当するより、ディレクション業務も行うケースが非常に多いです。

Webプランナー案件をクラウドソーシングで獲得する場合

クラウドソーシングでWebプランナーの仕事を見つけることは、非常に難しいです。プランニングに携わりたい場合は、Webディレクター案件を探す方が効率的でしょう。Webディレクターの場合、週5日稼働で40~60万円といった条件で募集されています。案件のジャンルに偏りはありません。

Webプランナー案件をエージェント経由で獲得する場合

エージェント経由でプランニング案件を探しても、広告プランナーやゲームプランナー、マーケティングプランナーなどが募集されている一方、Webプランナーの案件はほぼありません。ただし、クラウドソーシング同様、Webディレクターとして上流工程に携わることは可能です。その場合、週5日勤務で40~70万円程度の案件が多くあります。

CHECK

Webプランナーとしての募集は少なく、Webディレクターとして上流工程に関わる方が現実的
クラウドソーシングの場合、Webディレクターとして週5日稼働で40~60万円程度の案件がある
エージェント経由の場合、Webディレクターとして週5日稼働で40~70万円程度の案件がある

フリーランスのWebプランナーになる道のり

フリーランスのWebプランナーになるためにはどうすればよいのか、具体的な方法を解説します。

Webディレクターなどからのキャリアアップを行う

フリーランスのWebプランナーになる最もおすすめの方法は、WebディレクターやWebデザイナー、エンジニアといった、Web系の職種からキャリアアップすることです。完全未経験からWebプランナーになるのは非常に難しいため、まずはスタートのハードルが低い職種でWeb制作の現場に携わり、知見を積むほうがよいでしょう。

例えば、ライターやエンジニアは、未経験でも応募できる案件が多数あります。また、WebディレクターはWebプランナーの仕事と重なる部分があるため、非常におすすめです。いずれもクラウドソーシングで未経験向けの案件が出ているので、一度チェックしてみてください。

フリーランスのWebプランナーになるには制作会社・広告代理店で経験を積む

フリーランスのWebプランナーになるため、まずは会社員として経験を積む方法もあります。制作会社や広告代理店に勤務すると、様々な業界のWebサイト制作に携わることができ、独立してからも幅広い案件に対応できるようになります。

会社にいる間に、クライアントの意向をヒアリングしたり、調査や分析をしたりと、一通りの業務を経験できるでしょう。そのうえで独立すれば、スキルはもちろん、場合によっては顧客を持った状態でフリーランスとして仕事を始められます。

CHECK

未経験からWebプランナーになるには、他のWeb系職種からキャリアアップを目指すとよい
おすすめの職種は、Webプランナーと業務内容が似ているWebディレクター
いきなりフリーランスを目指すのではなく、制作会社や広告代理店で経験を積む方法もおすすめ

フリーランスWebプランナーの単価アップや年収を上げる方法

フリーランスのWebプランナーとしてどうすれば単価が上がるのか、具体的な方法を解説します。

大規模プロジェクトのプランニング経験する

Webプランナーとしてレベルアップするには、大規模プロジェクトの経験が欠かせません。ちょっとしたWebサイトではなく、数百万人のユーザーを持つサービスサイトなどに携わったことがあると、新規案件を獲得する際にアピールポイントとなります。

プロジェクトの改善を行うためのアクセス解析・マーケティングのスキルを持つ

特定のスキルを持つWebプランナーは希少価値があり、より高額な報酬を得やすくなります。アクセス分析ができると、サイトのコンバージョンを伸ばすためにどうすればよいか具体的な施策を考えられるので、クライアントから重宝されます。また、より良い企画や戦略を考えるためのマーケティングスキルを伸ばすこともおすすめです。

ゲーム業界など市場が拡大している専門業界の転換を行う

Webプランナーとして携われる業界の幅は広いですが、ぜひ拡大している市場を選んでみてください。ゲーム業界などは右肩上がりで、業界全体がうるおっているため、報酬が高額になる傾向です。どこが伸びるかは時代によって常に変わるので、常にトレンドにアンテナを張るようにしましょう。

CHECK

大規模なプロジェクトに参加すると大きなアピールポイントになる
アクセス解析やマーケティングのスキルがあると、単価アップにつながる
ゲーム業界など伸びている市場の案件は報酬が高い傾向にある

Webプランナーだからこそ、心がけたい仕事の進め方のポイント

これからフリーランスのWebプランナーを目指すにあたり、大切な仕事のポイントを解説します。

Web全般に関わる仕事だからこそデザインやマーケティングなどの基礎を固める

Webプランナーは、Web制作におけるあらゆる知見が必要です。だからこそ、企画やディレクションだけでなく、幅広い知識を学ぶようにしましょう。具体的には、ディレクター、プロデューサー、フォトグラファー、デザイナー、コーダー、プログラマー、ライター、マーケターといったクリエイターが関わります。これらの職種についてプロ並みの知識は不要ですが、基本的な部分をおさえておくとより有能なWebプランナーになれます。

プロジェクトの要件定義の改善や成果につながる最新技術とトレンドの把握

WebプランナーとしてWeb制作をするにあたり、最新技術やトレンドを押さえておくことが重要です。

Webプランナーの案件市場と生成AIによる業界の変化

Webプランナーの案件はどのような市場か、生成AIによって変化があるのかについて解説します。

Webプランナーという案件市場の将来性。企画の上流工程・人材飽和と厳しい道

Webプランナーの案件は少なく、人材も飽和気味であるため、大きな将来性があるとはいえません。とはいえ、Web制作自体はなくならないので、別の形で携わることが可能です。企画や設計などの上流工程で仕事をするには、Webディレクターとして制作のスケジュールや運用開始後の管理も担当できるようになるとよいでしょう。

仕事の紹介やまないWebプランナーになるには生成AIに代替されない代表作を作る

Webプランナーとして活躍するには、代表作が必要です。ユーザーの多いWebサービスや大規模なWebサイトなど、一つ経歴のなかでアピールできるものがあると、「これをプランニングした人に任せたい」と指名で仕事が来るようになります。また、AIに仕事を奪われないために、クライアントに丁寧にヒアリングするなど、人間ならではの良さを生かす必要があります。

CHECK

Webプランナーの業界は人材が飽和気味で、ゼロからフリーランスを目指すのは簡単ではない
Webプランナーにこだわらず、WebディレクターとしてWeb制作の上流工程の携わることはできる
AIに仕事を奪われないために、クライアントとより良いコミュニケーションを取るなど工夫が必要

Web制作の上流工程に携わるWebプランナーは、フリーランスの案件が少なく独立は簡単ではありません。Webディレクターとして仕事を獲得し、Webプランナーが行う企画や設計を担当するケースがよくあります。これからWebプランナーをになりたい方は、制作会社や広告代理店に就職すると、働きながらスキルを得られるためおすすめです。より高収入を目指すには、右肩上がりの業界の案件を引き受けたり、アクセス解析などのスキルを高めることがおすすめです。

フリーランスの仕事につながるSNS運用|案件獲得・ポートフォリオ・人脈形成の活用術と注意点

SNSは今やビジネスにおいても欠かせないツールになりました。フリーランスとして独立したい、フリーランスの駆け出しという方の中には、フリーランスとして活躍するためにはSNSは必ず使わなければならないと思っている方もいるのではないでしょうか。今回はそんな方に向けて、そもそもフリーランスにSNSは必要なのか、またフリーランスならではのSNSの活用法、使用する前に考えてほしい点などをお伝えします。

フリーランスとして活躍したい方の中には、SNSの活用が不可欠と考えている方もいるでしょう。しかしSNS運用には圧倒的な時間が必要な割に、それに見合うリターンが得られない場合もあります。メリット・デメリットをしっかり理解したうえで、SNSを活用するかどうか検討しましょう。

フリーランスのSNS活用は慎重に

フリーランスにとってSNSは必要不可欠なツールという情報もたくさんありますが、実はデメリットもあります。運用に時間をかけても仕事が確実に得られるわけではありません。また、中途半端な情報を発信してしまうと、フリーランスとしての専門性やスキルレベルに対する信頼が薄れる可能性もあります。さらに、特に匿名のSNSの場合は自分の投稿が本意と異なる意味で受けとられてしまい、ネガティブなコメントなどが届いてしまうというようなこともあります。それ自体にひとつひとつ対応する必要はありませんが、ネガティブな反応があると、どうしても気持ちの面でマイナスな影響を受けてしまうでしょう。こういった理由からSNSの活用には、ある程度の覚悟が必要です。SNS運用の目的を明確にして、そのためにSNS以外の方法はないのかを慎重に考えることをおすすめします。

フリーランスのためのSNS活用の目的

案件獲得につなげる、実績をアピールする、人脈を広げるなど、SNSはさまざまな活用の仕方があります。日常を伝えるようなプライベートのSNSとは分けて、フリーランスとして使う目的を明確にしたうえで活用しましょう。

情報発信によるブランディング

SNSはフリーランスの“名刺代わり”に使えるツールです。自分の得意分野や過去の実績、かかわるジャンルの情報発信などを通して自分をブランディングできます。クリエイターの場合、これまでの制作物を見える形で発信することができるので、SNSをアピールの場として使えるでしょう。

DMを使った案件獲得へのアプローチ

SNSで案件獲得をするために、仕事を募集していると思われる人にDM(ダイレクト・メッセージ)を送る方法があります。自分が得意な分野などのキーワードで検索して、メッセージを送ります。その際は、自分ができることや単価なども明記するのがおすすめです。DMで返信がくる確率は高くないので、具体的に業務イメージを持ってもらい、相手が発注の判断をしやすくするのがポイントです。

投稿によるポートフォリオの作成

これまでの実績や制作物を投稿することで、SNS自体をポートフォリオとして活用できます。実績を漏れなく投稿しておけば、新たにポートフォリオを用意する必要もなくなります。そして手渡しをする紙の名刺に、SNSアカウントのリンクをポートフォリオとして記載しておくこともできます。ただしSNSはクローズドのグループ以外は、世の中にオープンになる場なので、実績を投稿する際はクライアントの秘密保持契約など、公開が問題ないか確認のうえ投稿しましょう。

コミュニティへの参加による人脈形成

SNSを通して、フリーランス同士や自分がかかわる業界の人たちのコミュニティを見つけることもできます。SNS上で運営されていて、その中でメッセージのやり取りやオンラインイベントに参加できるものもあります。興味のあるキーワードで検索すると、同じテーマに関心のある人とつながることができるでしょう。

CHECK

SNSで情報発信することで、自分のブランディングができる
SNSのDMを活用して案件獲得につなげることもできる
SNSの投稿をポートフォリオとしての活用することや、人脈づくりもできる

フリーランスのための各種SNSの特徴

今や、たくさんのSNSがあり、すべてを網羅するのは難しいこと。ユーザー数や投稿の方法、使いやすさなどそれぞれ異なるので、自分に合ったサービスを選びましょう。

トレンドの情報発信には(X)Twitter

Twitter(X)は、日本国内のユーザーが特に多いSNSです。140字以内という短い文章の投稿をサクサクと読み進めるSNSなので、最新の情報や自分の専門性を分かりやすいテキストにまとめて投稿するのにマッチします。また、仕事の募集を投稿している人も探しやすいので案件を探す際にも活用できます。

写真や動画など視覚的なコンテンツにはInstagram

Instagramは画像がメインのSNSです。クリエイターであれば、制作物の写真や動画をそのまま載せればアピールになります。1つの投稿で複数枚の画像を掲載できるので、ジャンルごとにまとめる、1度にたくさんの実績を伝えるなどの工夫ができ、ポートフォリオとしても活用できます。クリエイター以外の人は実績を伝える画像を作成して投稿しましょう。

共通の友人など人脈の形成にはFacebook

Facebookは基本的には実名で利用するため、ビジネス上のつながりが欲しい時はおすすめです。Facebookにはクローズドで使えるグループ機能があり、これを活用して運営されているコミュニティがあります。特定の興味関心の人たちとつながることができるので活用してみてください。フリーランス仲間のグループや、フリーランスとしてかかわりたいジャンルのグループを探してみましょう。

テキストによるコンテンツマーケティングにはnote

noteは文章をメインとした記事コンテンツを手軽に発信・共有できるSNSです。文章を書くのが得意な方や、ライターとして活動している方は特に使いたいサービスです。ある程度の分量の文章を書く必要があり、読み手にいかに有用な情報を提供できるかがポイントです。

解像度の高いノウハウの開示にはYouTube

You Tubeは動画で情報を伝えられます。フリーランスの使い方としてはノウハウ提供がおすすめ。自分で解説する動画を投稿すれば、人となりが伝わり親近感や信頼感にもつながるでしょう。スマホで撮影した動画でも簡単に投稿できます。文章や画像を作るのが難しい方はYou Tubeを活用してみてください。

SNS活用は職種と相性が良いSNSに絞り時間をかけ過ぎすぎない

デザイナーであれば制作物を画像で投稿できるInstagramとの相性が良いなど、職種によってマッチするSNSは異なります。たくさんのSNSサービスをすべて活用するのは難しいので、自分の職種に合うのはどれかを見極めてください。また、SNSを活用しなければフリーランスとして活動できないわけではありませんので、使うSNSを絞り、運用にあまり時間をかけ過ぎないことをおすすめします。

CHECK

・SNSサービスはたくさんあるので、すべてを網羅的に使うのは難しい
・テキストメインか画像や動画メインかによって、マッチする職種が異なる
・自分に合ったものに絞って時間をかけ過ぎないことが重要

フリーランスのSNS運用のステップ

使用するSNSを決めた後、より効果的にSNSを運用する方法をお伝えします。投稿内容はもちろん、そのほかにも整えておかなければならない項目や準備すべき点があります。今のご自身の時間的なキャパの中でしっかり運用できるかどうか検討してみましょう。

プロフィールを整える

SNS活用のもっとも重要な個所と言えるのがプロフィールです。どのSNSにもプロフィールがあり、投稿に興味を持った人が必ず見る部分です。自分の専門分野、提供できるサービス、これまでの経歴と実績など、クライアントが必要とする情報を記載しましょう。また、プロフィール画像も重要な個所です。顔写真がおすすめですが、難しい場合は制作物の画像や、自分が提供できることが伝わる画像などを掲載してください。そしてプロフィールには、「仕事のご依頼はこちら」という記載も忘れずに。DMや自身のホームページ、メールなどにリンクさせましょう。

ポートフォリオをまとめて掲載する

これまでの実績はぜひ掲載しましょう。通常、ポートフォリオはPPTなどにまとめますが、1つの仕事を1枚の画像にしてSNSで投稿する方法があります。デザイナーの場合、制作物の画像をそのまま投稿するのもよいですし、デザイナー以外なら案件の概要や成果を画像にして、業務内容がひと目で分かるようにするのがおすすめです。自分のアカウントに興味を持ってくれた人は、過去の投稿を見てくれる可能性も高いので、掲載できる実績は漏れなく投稿しましょう。見ている側も、アカウント内に過去の実績がまとまっていると、仕事を依頼するか判断しやすくなります。

専門性のあるコンテンツを定期的に投稿する

SNSを見る人は、自分にとって有益な情報を求めています。フリーランスとして発信する際には、自分ならではの専門性のある内容を投稿しましょう。さらに、そういった情報を定期的に発信することも大切です。「このアカウントをフォローしていれば、常に有益な情報が手に入る」と思ってもらい、アカウントのフォローにつなげ、仕事の依頼が発生した時に思い出してもらえるのが理想的です。専門的な情報を、分かりやすく伝えるのも意識したいポイント。画像や動画、イメージ図なども活用しながら説明しましょう。

ハッシュタグの運用により露出を増やす

SNSならではの機能としてハッシュタグがあります。投稿にハッシュタグをつけることで、検索で見つけてもらいやすくなるのぜひ活用しましょう。自分の投稿やアカウントに関連するキーワードは広めに設定してください。そうすることで検索結果に表示されることが増え、自分のスキルや得意分野に関心のある人に見てもらえる可能性が高まるでしょう。

発信にかかる手間や時間と比べたリターンを考えてSNSを活用する

当然ながら、SNSを活用すれば必ず案件が獲得できるというわけではありません。SNSで仕事をもらえるようになるには、しっかりとアカウント運用をしなければなりません。投稿内容はもちろん、画像を用意するなどの見せ方、投稿頻度、フォロワー獲得など、かなりの工数をかけてアカウントを育てることに加え、DMなどを通じたこちらからの積極的なアプローチも必要になります。

フリーランスとして活躍するためには、最新情報のインプットなど自分のスキルアップも欠かせません。また、案件獲得においては、エージェントサービスの活用など、SNS以外にも効率的な方法があります。SNSを使いたいと考えている方は、発信や運用にかかる手間や時間と、そこで得られるリターンの大きさを冷静に考えることをおすすめします。

CHECK

プロフィールやポートフォリオを整えるのはSNS運用の欠かせないポイント
専門性のある内容やハッシュタグもしっかり準備しなければならない点
SNS運用に大きな工数をかけるだけのリターンがあるか冷静に検討する

フリーランスがSNSを活用する目的は案件獲得や人脈形成などありますが、たとえば案件獲得はエージェントサービス、人脈形成はコミュニティなど、SNS以外にも方法があります。SNS運用は大きな工数が必要になりますが、それだけの成果が約束されているわけではありません。中途半端に運用を始めると、信頼の面で逆効果ということもあり得ます。フリーランスとして活躍するために、SNSが本当に必要かどうかしっかり検討することをおすすめします。

フリーランスのグラフィックデザイナーの仕事内容や独立に必要なステップ。案件獲得・単価を上げる方法と将来性を解説

フリーランスのグラフィックデザイナーに憧れているものの、「どんな仕事なのか?」「どうやって独立できるのか?」と悩みを抱えている方はたくさんいます。そこで今回は、具体的な仕事内容や案件獲得方法、将来性について解説します。

グラフィックデザイナーは、書籍や雑誌などに使用するデザインを制作する仕事です。最近ではアナログ媒体だけでなく、Web上で使用するデザインを作る方も増えています。フリーランスのグラフィックデザイナーは、経験の浅いうちはクラウドソーシングで案件を探し、実績を積んでからエージェントに登録するという流れがおすすめです。コンスタントに仕事を獲得できるようになったら、業務を効率的に進めるため、適切なPCを用意したり大きなモニターを購入したりと、仕事環境を整えましょう。また、長く活躍できるグラフィックデザイナーになるため、Web広告やゲーム業界への進出をぜひ検討してみてください。

フリーランスのグラフィックデザイナーの仕事

フリーランスのグラフィックデザイナーについて、具体的な仕事内容や案件獲得方法について解説します。

フリーランスのグラフィックデザイナーの主な案件トレンドや業務内容

グラフィックデザイナーの業務は、雑誌や書籍、商品パッケージ、看板、その他様々なデザインをすることです。まずはクライアントと打ち合わせ、コンセプトや目的、イメージなどをヒアリングします。コンセプトを考えラフデザインを見てもらい、制作を開始。出来上がったらクライアントに確認してもらい、修正指示があれば対応して完了です。

グラフィックデザイナーのトレンドとして、アナログ媒体だけでなく、Web上に掲載されるコンテンツの制作が増えています。これは、雑誌や書籍などのアナログな媒体のユーザーが減少する一方、Web業界は伸びておりコンテンツが増えていることが理由です。SNSの画像や動画のサムネイルなどの案件を請け負うグラフィックデザイナーの数も、増加しています。

グラフィックのテイストにおけるトレンドとしては、自然素材を取り入れたデザインや、ミニマリズムを感じさせるシンプルなデザインが注目を集めています。また、小さな正方形が集まって作られるピクセルも流行の一つです。

フリーランスグラフィックデザイナーのメリットは得意分野の仕事など業務自由度

フリーランスのグラフィックデザイナーは、会社員に比べて業務の自由度が高いです。自分で仕事を選べるため、「商品パッケージが得意だからたくさんやりたい」「シンプルなデザインを求めているクライアントと仕事がしたい」など、自分の裁量で案件を選べます。

また、時間や場所の自由度も高く、平日の日中以外に、オフィスではない場所で稼働することも可能です。平日に遠出してワーケーションをしたり、午前中はゆっくり過ごして午後から夜にかけて働いたりといったことができます。

CHECK

グラフィックデザイナーは、書籍や雑誌などに使用するデザインを制作すること
グラフィックデザイナーのトレンドとして、紙媒体よりもWeb媒体の方が興隆している
フリーランスのグラフィックデザイナーは、会社員に比べて自分の裁量で案件を選べる点がメリットである

フリーランスのグラフィックデザイナーのチャネル別案件の事例と単価感

フリーランスのグラフィックデザイナーがどのような案件を担当しているか、どの程度の単価の案件が多いかを解説します。

グラフィックデザイナー案件をクラウドソーシングで獲得する場合

クラウドソーシングでは、経験の浅いグラフィックデザイナーでも応募できる案件が多数あります。案件の内容は様々ですが、書籍の装丁で7万円、YouTube動画のサムネイル作成で5万円、商品広告デザインで5万円などがあります。もっと簡単なものでは、名刺をデザインしたりロゴを作ったりという内容で、数千円の案件も多いです。

グラフィックデザイナー案件をエージェント経由で獲得する場合

エージェント経由では、実力や経験年数が求められる代わりに、より高額な案件を獲得できます。140時間稼働で25~40万円が目安です。ロゴ制作やポスターデザイン、販促物のデザイン、アイキャッチ制作などがあります。

CHECK

クラウドソーシングでは、経験が浅いグラフィックデザイナーでも応募できる案件がある
実績と経験年数を積むと、エージェント経由の案件を獲得しやすくなる
クラウドソーシングは単発で数万円の案件が多く、エージェント経由では時間給で月25万円以上の収入を見込める

フリーランスのグラフィックデザイナーになるには

フリーランスのグラフィックデザイナーになるためにはどうすればよいのか、具体的な方法を解説します。

フリーランスのグラフィックデザイナーになるにはまず制作会社で経験を積む

フリーランスのグラフィックデザイナーになるには、まず制作会社で経験を積みましょう。収入を安定させながら、会社のお金や環境を活用してスキルを磨くことができます。案件を自分で取る必要もなく、営業が獲得した仕事を続けていくことで一通りの業務を経験できます。また、スキルを身につけてから副業として案件を探すと、突然独立するより緩やかにフリーランスとして活動し始められます。

フリーランスグラフィックデザイナーの単価アップはWeb関連制作スキルの習得

フリーランスのグラフィックデザイナーとして単価を上げるには、Webに関するスキルを身につけることがポイントです。業界のトレンドとして紙よりもWebの方が盛り上がっており、案件数も多いです。写真の加工や文字の配置など、業務の内容は近い部分もあるのでハードルはそれほど高くありません。

スキルの幅が広がることにより、例えばポスターデザインを受注したクライアントのホームページのデザインもあわせて行うなど、より幅広い仕事を受けられて売上アップにつながります。

CHECK

フリーランスのグラフィックデザイナーになるためには、まず制作会社で経験を積むとよい
会社員として働きながら、副業で案件を得るとフリーランスとして独立しやすい
Webデザインなどのスキルを磨くことで、単価アップにつながる

グラフィックデザイナーだからこそ、心がけたい仕事の進め方のポイント

これからフリーランスのグラフィックデザイナーを目指すにあたり、大切な仕事のポイントを解説します。

重い処理が多い業務だからこそPCなどの仕事環境整備に気を遣う

グラフィックデザイナーは、Photoshopやillustrator、InDesign、Affnity Photoなど、様々なツールを活用します。これらを使う作業は処理が重くなりがちなため、適切なPCを使うことが重要です。効率的に仕事を進めるためには、Core i7もしくはRyzen 7以上、SSD搭載、ストレージ512GB以上、メモリ16GB以上を購入しましょう。また、大きいモニターや疲れを感じにくいワークチェアなど、仕事環境を整えてください。

人からの縁で仕事の獲得が多い業界だからこそ積極的な人間関係の構築をする

グラフィックデザイナーの世界は、人からの紹介で案件が得られるケースも多いです。そのため、自ら積極的に人間関係を構築してください。

人見知りの方は、まずは友人に「グラフィックデザイナーとして独立したから、仕事を探している」と話すことや、SNSで発信するところから始めましょう。そこから、フリーランス向けのイベントに参加したり、クライアントの担当者に社内の飲み会に誘われたら参加したりと、つながりを増やしていくほど案件獲得のチャンスが広がります。

CHECK

グラフィックデザイナーは適切なPCやモニターをそろえ、仕事環境を整えることが重要
仕事を得るため、まずは友人など身近な人にグラフィックデザイナーとして独立したことを伝える
より大きな仕事を獲得するためには、フリーランス向けのイベントに参加するなど人脈を広げる

グラフィックデザイナーの案件市場と生成AIによる業界の変化

グラフィックデザイナーの案件はどのような市場か、生成AIによって変化があるのかについて解説します。

グラフィックデザイナーという案件市場の将来性。Web広告やゲーム業界に活路

アナログ媒体の衰退に伴い、グラフィックデザイナーの仕事は少しずつ減少しています。一方、デジタル領域で活躍できるグラフィックデザイナーは、引き続き安定して案件を獲得しているのが現状です。グラフィックデザイナーにはデザインやグラフィックの知識があるため、Webマーケティングなどのノウハウを学ぶだけで、即戦力として活躍できます。

具体的には、Web広告とゲーム関連の案件獲得がおすすめです。いずれも伸びている業界で、フリーランス向けの募集が多数出ています。これに付随して、マーケターの知識やキャラクターデザインなどのスキルを身につけると、より高単価での案件獲得がしやすくなるので、ぜひ新たに学んでみてください。

また、AIの活用もおすすめです。例えば、デザインツールCanvaでは、AI技術を活用して色の組み合わせやレイアウトの提案をしてくれます。AIは今後さらに広まると予想されるため、「よくわからない」と嫌うのではなく、しっかり勉強して自分の業務効率化のために活用していってください。

仕事の紹介やまないイラストレーターになるには「生成AIツール」の活用

AIの活用もおすすめです。例えば、デザインツールCanvaでは、AI技術を活用して色の組み合わせやレイアウトの提案をしてくれます。AIは今後さらに広まると予想されるため、「よくわからない」と嫌うのではなく、しっかり勉強して自分の業務効率化のために活用していってください。

CHECK

紙媒体は衰退しているが、Web広告やゲーム領域ではグラフィックデザイナーの需要が高まると予想される
AIを活用することで、より効率的にデザイン制作を進められるようになる

グラフィックデザイナーは、紙媒体である雑誌や書籍、商品パッケージ、ポスターなどのデザインを制作します。フリーランスのグラフィックデザイナーは業務の自由度が高く、自分の得意な領域やチャレンジしたいジャンルを選んで請け負うことが可能です。未経験からフリーランスを目指すより、まずは制作会社に勤めて経験を積むと、よりスムーズに独立できるでしょう。仕事を効率的にこなすため、今後のグラフィックデザイナーにとってAIの効率的な活用がポイントになります。

フリーランスの仕事につなげる交流会|イベントの探し方・信頼関係の築き方・具体的アクションを解説

今回は、フリーランスとして独立したい、またフリーランスの駆け出しという方向けに、フリーランス同士の交流会の必要性や参加するメリット、交流会の探し方、参加する際の注意点などをお伝えします。

フリーランスとして活躍したい方には交流会に参加することをおすすめします。フリーランス同士のネットワークができるほか、最新の情報収集や案件獲得につながることも期待できます。参加する目的を明確にして有効に活用しましょう。

フリーランスは積極的に外に出て、人とのご縁を作りにいくべき

フリーランスの業務は在宅のものが大半です。一部の企業常駐型のフリーランス以外は、基本的には家で1人で作業を進めることになるので、外部の人との交流の機会は少ないでしょう。会社員のように組織に所属しているわけではないので、「隣の席のメンバーにちょっと話しかける」というようなコミュニケーションはありません。

こういう状況が続くと、モチベーションの維持や業界の最新情報を入手することが難しくなります。そんな時の打開策として活用したいのがフリーランス同士の交流会です。新たな人との縁を作るために自分から行動しましょう。

フリーランス交流会は名刺交換や情報交換を対面・オンラインで実施

フリーランスや個人事業主を対象とした異業種交流のイベントはさまざま開催されています。東京、大阪、名古屋などの主要都市では対面式の交流会が多いほか、最近はオンライン開催も増えています。参加費は2,000円前後のものが大半で、参加者同士の名刺交換や情報交換が目的の場合はほとんどです。

CHECK

在宅のフリーランスは、人との新たなつながりを作る機会がほとんどない
モチベーション維持や情報収集のために活用できるのがフリーランス同士の交流会
名刺交換や情報交換を目的にした交流会が多いので有効に活用する

交流会に参加するメリットや目的

フリーランス交流会に参加するメリットはたくさんあります。孤独感を感じている、フリーランスならではの悩みや不安がある、フリーランスとしてもっとスキルアップしていきたいという方はぜひ積極的に参加してみてください。

孤独になりがちなフリーランスが同じ立場の人々との人脈形成

在宅のフリーランスは人とのコミュニケーションが極端に少ないため、孤独になりがちです。自分で人と交流する機会を作らなければ、誰とも話さずに日々が過ぎることもしばしば。フリーランス同士の交流会には同じ状況の人たちが集まるため、孤独な気持ちを理解し合いながら人脈を形成できます。同じようにがんばっている仲間がいるから自分もがんばろうというモチベーションにもなるでしょう。

業界の最新情報や仕事のノウハウなどを交換する情報交換

フリーランスは、自分がかかわっている業界や職種の情報収集にかたよりがちになります。いろんな業務に取り組んでいる人たちと交流することで、自分1人では集められない業界の最新情報が得られるでしょう。実際にその業界で働いている人たちなので、Web上では集められない「生の情報」に触れられます。また、1人で仕事を進めるフリーランスならではの仕事のノウハウも共有できます。仕事の進め方で悩んでいることがあれば解決できることもたくさんあるでしょう。

他のフリーランスから仕事を紹介や直接仕事の受注などの仕事獲得の機会

案件を紹介してもらえるメリットもあります。実際に会って話ができるので、こちらからアピールすることもできます。参加している人から、いい仕事の探し方を教えてもらうことや、その人から直接仕事を受けられることもあります。すぐの案件紹介につながらなくても、のちのち一緒に仕事をする人脈もできるでしょう。

他の参加者の経験談を聞くことによるスキルアップとモチベーション向上

ほかのフリーランスの人たちがどんな仕事を受けているのかなど実際の経験談を聞くことで、モチベーションアップにつながります。自分と同じような業務をやっている人がどんなふうに仕事の幅を広げているのか、より高単価の案件をどうやって獲得しているのかなどノウハウを知ることができるでしょう。

孤独感の解消や確定申告や単価設定など具体的な悩みの共有と解決

確定申告や単価設定などフリーランスならではの悩みを相談できる相手がいないフリーランスも多いでしょう。交流会ではこういった悩みも相談・解決できます。便利なツールや方法、苦労した点などを共有し合いましょう。Web上にもさまざまなノウハウはありますが、やはり実際に取り組んでいる人の声は貴重な情報です。何かあった時に相談できる仲間ができるのも交流会参加の大きなメリットです。

CHECK

フリーランス交流会に参加するメリットは人脈形成や情報交換
刺激を受けることでモチベーションアップやスキルアップにつながる
交流会での縁が仕事の獲得につながる可能性もあるので積極的に活用する

フリーランス交流会の探し方

交流会に参加したいと思ったら、自分に合うイベントを探してみましょう。イベント告知サイトやSNS、コワーキングスペース、コミュニティを活用した探し方を紹介します。

主な交流会イベント確認サイトから探す

フリーランス交流会に限らず、イベント情報を集めているサイトがあります。イベント告知に特化しているので、テーマや日程、キーワードなどから検索しやすいでしょう。

こくちーずプロ

73万人以上が利用するイベント集客プラットフォームです。「フリーランス交流会イベント特集」という特集もあり、こくちーずプロ内で募集されている交流会が選びやすくなっています。

Meetup

誰でも無料で利用できるプラットフォームで、毎日何かしらのイベントが開催されています。フリーランス交流会の検索には「キャリア&ビジネス」がおすすめです。

ATTENTION

Meetup

Doomo(ドーモ)

東京を中心にテーマ型のビジネス交流会を開催しています。「フリーランス交流会 個人事業主・自営業者の交流イベント」も定期的に開催されています。

Peatix

誰でも簡単にイベント管理できるサービスです。ビジネスのほか、エンタメ・ライフスタイルなど15,000以上のイベントが掲載されていて、フリーランス向けのイベントも多数告知されています。

ATTENTION

Peatix

connpass

エンジニアをつなぐIT勉強会支援プラットフォーム。フリーランスエンジニアに特におすすめで、ITの知識や技術が学べる勉強会や交流会が多く開催されています。

ATTENTION

connpass

TechPLAY

IT系のイベント、勉強会、交流会、カンファレンスなどの情報が掲載されています。「技術キーワード」「タグ」「エリア」「スケジュール」の条件で興味のあるイベントが探せます。

ATTENTION

TechPLAY

Doorkeeper(ドアキーパー)

イベント運営に加えてコミュニティ管理もできるサービスです。イベント終了後に会員同士がつながれるコミュニティもあります。関心のあるキーワードと日程からイベント検索できます。

FacebookグループやX(旧Twitter)でのSNS告知から探す

SNSで探す方法もあります。「フリーランス」「交流会」などのキーワードで検索してみましょう。会社や団体が主催しているものもあれば、個人で開催しているものもあります。SNSで検索すると、交流会の情報だけでなく、フリーランス向けのサービスを提供している会社や、フリーランス個人の情報を得ることもできます。サービス提供会社や業界の著名人をフォローして、最新の交流会情報を見逃さないようにしておきましょう。

コワーキングスペースでのリアルイベントを探す

コワーキングスペースが交流会を主催していることもあります。コワーキングスペースの場合は会場があるため基本的にはリアル開催となります。対面でのコミュニケーションの機会を探している方には特におすすめです。コワーキングスペースの場合、普段そこを利用している人の参加も多いので、普段なかなか出会えないような多様な業界の人とのつながりが作れるでしょう。

フリーランスコミュニティから探す

職種が絞られたものや、仕事のマッチングサービスと一体になったものなど、フリーランス向けのコミュニティがさまざまな交流会を開催しています。案件紹介がセットになっているイベントもあるので、案件獲得を目的としている方は注目です。

Workship LAB

フリーランス・副業向けマッチングサービス「Workship」が運営する完全招待制のフリーランス・副業コミュニティです。参加は無料で、フリーランスならではの悩みやノウハウを会員同士で共有できます。

ATTENTION

Workship LAB

フリーランス協会

自分の名前で仕事をしたい人のためのインフラ&コミュニティ。国内最大級のフリーランスネットワークです。フリーランス向けのさまざまなノウハウが提供されているほか、イベントも定期的に開催されています。

新しい働き方LAB

大手クラウドソーシングサービスのランサーズが運営するフリーランスコミュニティ。全国各地のコワーキングスペースを拠点として、「つながり」「気づき」「学び」の場が提供されています。

FleelanceNow

5,000人以上が所属する日本最大級の実名制フリーランスコミュニティ。「仕事とつながる、仲間とつながる」というビジョンのもと運営されています。クローズドのFacebookグループにてフリーランス同士がやり取りしています。

ATTENTION

FleelanceNow

Home Worker’s Community

クリエイターやエンジニアの活動をサポートするサービスを提供しています。人脈構築サポートとして、募集人数が限られたイベントや勉強会が開催されています。

CHECK

交流会はイベント告知サイトやSNS、コワーキングスペース、コミュニティを活用して探すテーマや日程から探したい場合はイベント告知サイトを、幅広く探したいならSNSを活用
コワーキングスペースは広い業界とのつながりが、コミュニティはクローズドのつながりが期待できる

詐欺紛いの業者主催の「営業目的」の交流会や詐欺に注意

フリーランスの交流会はさまざまなメリットがある一方で注意点もあります。詐欺紛いの勧誘や悪徳商法の業者が主催している場合もあるので、主催者が信頼できる会社・人なのか、連絡先が明記されているかなどを確認しましょう。あわせて、参加条件や参加ルールもチェックしましょう。勧誘などの目的で参加できないようにルールが明文化されていると安心です。過去に開催されたイベントの感想や口コミなども参考になります。

「有意義な交流会イベント」の見極め方

貴重な時間を使って交流会イベントに参加するので、人脈の広がりやスキルアップにつながるなど、メリットが大きいものを見極めましょう。「せっかく参加したのに得るものがなかった…」とならないように、イベント選びも大切なポイントです。

業界の有名人がフリーランス向けにイベントを主催している

自分が活躍したいと思っている業界で実績を上げている人や、こういうふうに活躍したいと思える人など、有名人が開催しているイベントは安心して参加できますし、インプットも大きいでしょう。自分の価値観に近い人も集まってくるので、参加者同士のつながりも期待できます。

地元の経営者がイベントを主催している

地元の経営者が主催するイベントもおすすめです。フリーランスとして活躍するために、人と人とのつながりはとても重要です。地元であれば1つの案件から次の案件につながる可能性の高いため、地元で開催されるイベントはチェックしましょう。

職種などが限定された目的が明確なイベント

職種や業界などが限定されていて自分の得意領域ややっていきたいジャンルにマッチしたイベントは、そこに関心のある人だけが参加するのでより深い情報が得られます。ピンポイントのイベントがあれば逃さずに参加しましょう。

開催実績が豊富にありSNSなどでの評価が良い運営者のイベント

過去に開催したイベントを調べるのも大切です。そのイベントの感想や口コミを見て、評価が高い運営者が主催している場合は安心して参加できます。感想では、実際にどんな内容のイベントで、どんな参加者が集まっているかも分かるので交流会の様子もイメージできるでしょう。

CHECK

交流会の主催者が信頼できる会社・人なのか、連絡先が明記されているかなどを確認
業界の有名人や地元の経営者が主催する交流会がおすすめ
職種が限定されたもの、SNSの評価が高いイベントも要チェック

交流会に向けた準備や心構え

時間を割いて参加する交流会を、より有意義なものにするために事前の準備は欠かせません。交流会の必須アイテムである名刺も、参加するイベントによってどんな情報を載せるかなど工夫できます。このほか、参加した際の動き方やアフターフォローもコツがあります。

自己紹介に必要な名刺やポートフォリオを準備する

交流会に参加する大きな目的が人脈作り。それに欠かせないのが名刺です。相手の印象に残るこだわったデザインにすることや、自分の得意分野を書いておくと、名刺を渡した際の話題作りもできます。ただし、交流会はビジネスの場と違い不特定多数の人が集まるので、電話番号などは省き、自分のHPやメールアドレス、SNSのアカウントを入れるのがおすすめです。また、名刺にポートフォリオに誘導するQRコードを載せるのもよいでしょう。そのためにも交流会前にはポートフォリオもしっかり準備しておいてください。

自分の専門分野や提供できるサービスを簡潔に説明できるようにする

限られた交流会の時間で、できるだけたくさんの人と話すためにも、自分の得意なジャンルや提供できるサービスは簡潔に伝えられるよう準備しておきましょう。相手に「この人はこれができる人」と覚えて帰ってもらえるのがベストです。

明確な目的意識をもとに参加する交流会イベントを探す

貴重な時間を使って参加する交流会なので、はっきりとした目的意識を持ってイベントを探しましょう。なんとなく興味があるから、ほかの人も行ってるから、という曖昧な意識だと、せっかく行ったのに得るものがなかったということになってしまうでしょう。たとえば「この業界の人とのつながりを作る」「フリーランスとして自分の1歩先をいく人の話を聞く」など、目的を整理して参加してください。

当日は積極的に自己紹介や名刺交換に自分から動く

交流会で初対面の人に自分から話しかけるのは勇気がいることですが、ほかの参加者もつながりを求めて来ているので遠慮は必要ありません。むしろ相手も話しかけてくれるのを待っているので、積極的に自己紹介や名刺交換をしましょう。何度か交流会に参加するうちに自分から話しかけることにも慣れていくので、場数を踏むことも大切です。

話すだけではなく他の参加者の話もとにかく聞きに行く

名刺交換だけで終わらずに、相手がどんな仕事をしているのか、どうやって案件を獲得しているかなど、気になることはどんどん聞いてみましょう。自分から聞くことで相手も興味を持ってくれて、自分のアピールもしやすくなります。また、対話することで相手の印象に残り、仕事の話がきた時などに思い出してもらえるでしょう。

参加後のフォローとして気になった人にはお礼メールを欠かさず送る

交流会後のアフターフォローはとても重要です。お礼メールを送るかどうかが、その後のつながりに大きく影響します。お礼メールはぜひ個別の文面を作成して翌日には送りましょう。誰にでも通用する文面だと、相手は一斉配信していることが分かってしまいます。交流会で話したことに触れながらひとりひとりに丁寧に送りましょう。

フリーランス交流会で盛り上がる共通の話題

交流会でどんな話をすればよいか迷う方もいるでしょう。以下の話題は、フリーランスの多くが気になるテーマです。話すことに迷ったらぜひこれらを参考にしてみてください。

  • 仕事の獲得方法
  • 効果的なポートフォリオの作り方
  • クライアントとの良好な関係構築のコツ
  • オンラインプラットフォームの活用法
  • スキルアップと自己投資
  • おすすめのオンライン講座や書籍
  • 最新の業界トレンドや技術動向
  • 資格取得の体験談や効果
  • 時間管理とワークライフバランス
  • 生産性を上げるためのツールや手法
  • 仕事と私生活の切り分け方
  • ストレス管理や健康維持の工夫
  • 確定申告と財務管理
  • 効率的な経費管理の方法
  • 契約書作成時の注意点
  • SNSを活用した自己PR方法
  • 将来のキャリアプラン
  • 事業拡大や法人化の検討
  • 長期的なビジョンの共有
  • モチベーション維持のコツ 
  • リモートワークでのコミュニケーション
  • 効率的な働き方 など 

CHECK

交流会に合わせた名刺やポートフォリオを準備して積極的に話しかける
交流会後は名刺交換した人にお礼メールを忘れずに送る

話題に困ったらフリーランスが共通して関心のあるテーマを話す

フリーランス向けの交流会はたくさん開催されています。何を目的に参加するかを明確にして、自分に合ったイベントを探してみてください。参加したらぜひ積極的に交流をはかり、つながりを広げて自分のスキルアップや案件獲得に活かしましょう。

フリーランスの直案件の営業|価格交渉・営業時の注意点・信頼構築のコツや契約時の注意点

「フリーランスとして独立したいけど、どうやって案件獲得をすればいいか分からない」「営業経験がないので、案件獲得に自信がない」「すでにフリーランスとして活動していて、案件紹介サービス経由で業務を受けている。今後、直案件に切り替えたいけど、やり方が分からない」。こんなお悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。今回は、フリーランスの方が案件獲得をするための方法をお伝えします。

直営業以外にもフリーランスの案件獲得の方法はさまざまありますが、中でも直案件の獲得を強くおすすめします。直案件を受け続けるためのポイントを知り、フリーランスとして継続的に活躍していきましょう。

フリーランスの案件獲得は直営業・直案件が理想的

フリーランスの案件獲得は「直営業・直案件」が理想的です。フリーランス向けの案件紹介サービスはたくさんありますが、その場合マージンを除いた分が本人の収入となります。直営業・直案件であれば、契約した金額がそのまま入ってくるので、収入面を考えると「直営業・直案件」が理想的です。

とはいえ、これまで営業経験がなく、営業が苦手な場合、自分で案件獲得をするのは難しいと考える方も多いはず。しかし直案件の獲得は、新規に営業をかけて獲得をする方法だけではありません。たとえば知人の紹介、リピートやアップセルなどもあります。これらは営業経験の豊富さや、得意・不得意にかかわらずできること。手順を踏めば案件獲得につながるので、この後お伝えする内容に沿って進めてみてくださいね。

フリーランスの案件獲得のアプローチ方法

では、ここからフリーランスの案件獲得の具体的なアプローチ方法をお伝えしていきます。自分にできそうなものからぜひ取り組んでみてくださいね。

ブログやSNSで情報発信をする

1つ目は、ブログやSNSで情報発信をする方法です。自分のアカウントで、対応可能な業務内容や得意領域、また過去の実績などをアピールしましょう。ただし、ブログやSNSは発注者から必ず見てもらえるわけではないので、こまめに更新し、検索されやすいキーワードを意識するなど、見つけてもらえるように工夫が必要です。

営業メールでアプローチする

次は、発注者に直接メールを送ってアプローチする方法です。自分が受けられそうな案件を探して、企業HPの問い合わせなどからメールを送ります。案件を探す時間がある程度かかることや、問い合わせからのメールは反応率が低いため、数をこなす必要があるでしょう。

求人サイトからアプローチをする

続いて、求人サイトに掲載している企業にアプローチする方法です。求人を掲載しているということはそのポジションの人材を探しているということ。正社員採用の求人サイトであっても、業務委託の契約が取れる可能性もあるので、企業HPなどからアプローチしてみましょう。

勤めていた会社に連絡をする

次にお伝えするのは、勤めていた会社に連絡をする方法です。勤めていた会社であれば、つながりもあるので、業務を依頼してほしいという相談もしやすいでしょう。ただし、必ずしも自分が対応できる業務があるとは限らないので、社内状況などを確認のうえ連絡してみましょう。

知人・友人に相談する

知人・友人に相談する方法もあります。現在フリーランスとしてこんな業務を受けている、というような近況報告も兼ねて、依頼してもらえそうな案件があれば連絡してほしいと伝えてみましょう。

交流会・セミナーに参加する

続いて、交流会・セミナーに参加する方法です。フリーランスの交流会や、職種ごとのセミナーなどでのつながりが案件獲得に結びつくことがあります。交流やインプットを目的としたものが多いので、必ず案件獲得できるというわけではありませんが、同じような状況の人たちとの縁が案件獲得につながることもあるので、積極的に参加してみましょう。

クラウドソーシングやエージェントを活用する

最後は、クラウドソーシングやエージェントを活用する方法です。こちらは直案件ではありませんが、これらをきっかけにリピートやアップセルが受注できる可能性もあります。次の章で具体的なサービスをいくつかご紹介しますので参考にしてみてください。

CHECK

フリーランスの案件獲得は収入面を考えると、直営業・直案件が理想的
直案件の獲得方法には、営業経験がなかったり、営業が苦手でもできるものがある
自分に合っているものから取り組んでみるのがおすすめ

経験・実績を積むためにも積極的に活用したいサービス

直案件を獲得したものの、まだ実績がないという方におすすめしたいのが、フリーランス案件のマッチングサービスです。これらは各サービス会社を経由するためマージンが発生しますが、これから直案件を獲得していくための実績づくりができます。いくつか併用するのもOKなので、各サービスの特徴を踏まえて利用してみてくださいね。ここで受けた案件をきっかけにリピートやアップセルを依頼されることもあるので、ぜひ積極的に活用してみてください。

クラウドソーシングサービスの利用

クラウドソーシングサービスについて、「単価が低い案件が多いのでは…」「案件の質があまりよくないのでは…」というような印象を持っている方もいるかもしれません。しかし、まずは経験を積んでポートフォリオに記載できる実績を増やし、スキルを磨いていくためにはおすすめのサービスです。

CrowdWorks(クラウドワークス)

クラウドワークスは、480万人が登録する業界ナンバーワンのクラウドソーシングサービスです。利用企業も大企業・政府をはじめ全国78万社以上。ホームページ作成・サイト構築、ロゴ作成、記事制作・ライティング、ソフトウェア・アプリ開発、データ入力など、作業系の業務から専門スキルが必要なものまで250種類以上の仕事があります。

Lancers(ランサーズ)

ランサーズは、日本初のクラウドソーシングサイトとして2008年にスタート。エンジニア、デザイナー、ライターなどのクリエイティブ職種、営業、企画、コンサルタント、リサーチャー、広報、経理、人事などのビジネス専門職、入力代行、アンケート回答、口コミ作成などの作業関連の職種まで、350種類以上の幅広い仕事があります。

coconala(ココナラ)

ココナラは、ビジネスからプライベート利用まで、個人のスキルを気軽に売り買いできる日本最大級のスキルマーケットです。イラスト・漫画制作や占い・悩み相談など、得意なスキルが活かせる案件が多いのも特徴です。このほか、WEBサイト制作・デザイン、マーケティングなどの案件もあります。

フリーランスエージェントサービスの活用

Workship(ワークシップ)

デザイナー案件が多いワークシップ。幅広い職種&働き方がかなう、フリーランス・副業人材専門の求人・案件検索プラットフォームです。登録者は50,900人、登録企業は1,200社、案件は2,900件にのぼります。エージェントサービスとプラットフォームサービスの両方の機能があり、デジタル領域を中心に、デザイナー、エンジニア、マーケター、編集者、人事、広報などさまざまな職種の案件があります。

Midworks

エンド/Slerのエンジニア案件が中心のMidworksは、IT系フリーランスエンジニア専門のエージェントサービスです。エンド/Sler直案件が全体の約70%を占めていて、利用者の平均年収は840万円以上。年収アップの事例も多いのが特徴です。公開案件は10,000件以上。また非公開の案件が全体案件数の80%を占めています。エンジニア案件のほか、WEBデザイナーやWEBディレクターの案件も紹介可能です。

ATTENTION

Midworks

レバテックフリーランス

国内最大級フリーランスエージェントのレバテックフリーランスは、IT・Web系のフリーランスエンジニアを支援するエージェントサービスです。取引社は10,000社以上、契約の更新率は93%です。案件の多くは大手企業から直接受けているため業界トップクラスの高単価が実現できています。ITコンサルタントから、インフラ、データエンジニアなど、エンジニア求人に特化しています。

ITプロパートナーズ

エンジニア職種が中心ながら、デザイナーやマーケターの案件も取り扱っているITプロパートナーズ。IT起業家・フリーランスの自立を支える仕事の紹介サービスです。利用企業数2,000社以上で、スタートアップ、ベンチャーの案件が多いのが特徴。週2~3日の案件数はフリーランスエージェントの中でも随一です。間に仲介会社を挟まず、直接クライアントと契約しているため高単価な案件が多くなっています。

フリーランスが直案件を獲得するまでのロードマップ

前章でフリーランス案件のマッチングサービスをご紹介しましたが、ここからあらためて直案件を獲得するまでのロードマップをお伝えします。最初の1歩から、継続的に案件を受けるための方法までまとめていますので、ぜひ以下の流れに沿って直案件の獲得に向けて動き出してみてください。

自分が提供できる価値の棚卸しをする

まず初めに取り組んでいただきたいのが「自分が提供できる価値」の棚卸しです。ここが明確でないと、企業への売り込みもできませんし、自分で案件を探す際もどんな案件に応募すればいいか分からない状態になってしまいます。これまでやってきたことを振り返って身に着いたスキルを整理し、フリーランスとして活躍するために新たに学んだ知識やスキルがあればそれらを言語化しながら、自分は何が提供できるのか棚卸しをしてみましょう。

自分にとっては当たり前と思うようなスキルも、市場や企業からすると価値が高いというケースもあります。持っている知識やスキルを漏れなく、ていねいに洗い出していきましょう。

ポートフォリオを整理・作成する

次はポートフォリオの作成です。ポートフォリオとは、これまでの実績や制作物、かかわったWEBサイトなどをまとめた資料のこと。特にデザイナーなどクリエイティブ領域のフリーランスには欠かせないものです。作成のポイントは「技術力・スキルが分かる」「制作物へのこだわりが伝わる」「どんな成果が出せるか分かる」という3点。以下の動画でポートフォリオの作り方やポイントを詳しく解説していますので、こちらも参考にしながら案件獲得につながるポートフォリオを作成してください。

即受注・採用 ポートフォリオ完全攻略

クラウドソーシングやエージェントを経由して案件に応募する

自分が提供できる価値が整理できて、ポートフォリオが完成したら、次は実績づくりを進めましょう。最初から直案件を獲得するのはなかなか難しいので、クラウドソーシングやエージェント経由で案件に応募してみましょう。サービスごとに、案件の多い職種や業界など特徴があるので、自分にマッチしたものを利用してみてください。また、ひとつのサービスだけではなかなか決まらないケースもあるので、複数のサービスを利用するのがおすすめです。具体的なマッチングサービスは前章(「経験・実績を積む意味でも積極的に活用したいサービス」)を参考にしてみてください。

サービス経由で多様なジャンルの企業案件で実績を積む

フリーランス案件のマッチングサービス経由では、ぜひ多様なジャンルの企業案件を受けて実績を積んでください。得意な領域はもちろん、これまで取り組んだことのない業務でも、自分の知識やスキルを活かせるものがあればぜひチャレンジしてみてください。少しずつ幅を広げて、いろんなジャンルの案件が受けられるようになると、継続的な案件獲得にもつながっていきます。また、多様な案件を経験することで、自分の得意領域も分かってきます。そこを直接営業する際の“売り”にしていくこともできるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

実績をもとに直接営業をしてみる

マッチングサービス経由で実績を積んだら、それをもとに直接営業をしていきましょう。前段(「フリーランスの案件獲得のアプローチ方法」)でもご紹介したように、営業メールを送ったり、勤めていた会社に連絡をするなどの方法でアプローチしましょう。自分の得意領域が活かせそうな企業や、興味・関心のある事業を展開している企業などリサーチしてみてください。すぐにでも営業できる先があり、営業が得意という方は、マッチングサービス経由での実績づくりを待たずにぜひ営業活動を始めてみてください。

クライアントから紹介やリピートを受ける

直接営業をして、直案件をもらえるようになったら、次は継続していくことが大切です。まずは今、受けているクライアントからリピートしてもらうこと。そして、そのクライアントから別の案件や企業を紹介してもらえるようになるとベストです。リピートや紹介につながるということは、クライアントが成果を評価して、信頼してくれているということ。そういった関係性を築けるように業務に取り組むこともフリーランスとして案件獲得をし続けていくために重要です。

また、リピートや紹介の案件は、信頼関係ができた相手との仕事なのでコミュニケーションの取りやすさもありますし、こちらの得意領域を理解したうえでの発注なので、成果も出しやすくなるでしょう。こちらから営業をかけずとも、紹介がつながって安定的に案件獲得できる状態は目指すゴールのひとつです。

CHECK

直案件を受けるための第1歩は、自分が提供できる価値の棚卸し
ポートフォリオをもとにエージェント経由で案件を受けて多様なジャンルで経験を積む
実績をもとに直案件を受けていき、紹介やリピートをもらい続けられるように成果を出す

フリーランスが案件獲得で注意すべきこと

ここまで、フリーランスの案件獲得の方法についてお伝えしてきましたが、最後に案件を獲得するにあたって注意すべきことをまとめます。こんなはずではなかったという思わぬトラブルを招くことがないよう、以下の点に注意してください。

諦めずにまずは場数を踏む

1つ目は、まずはとにかく場数を踏むということです。営業をかけてもなかなか反応がなく、エージェント経由で応募しても選考が通らない、ひとつ案件を受けてもリピートや紹介につながらないというようなこともあるでしょう。でも、特にフリーランスとして活動を始めたばかりのころは、諦めずに場数を踏むことを意識してみてください。

案件獲得だけを目的に安易な安売りはしない

2つ目は、安易な安売りはしないということです。案件がなかなか獲得できないと、金額を下げてでも受注がほしいと思うこともあるでしょう。でも、そこで安易に値下げをしてしまうと、仮に継続してもらえたとしてもそのまま安い金額で受け続けることになってしまいます。また、別の案件を獲得しにいく際も、その金額が基準となってしまって単価を上げていくのが難しくなってしまうでしょう。適正な金額で受注することを心がけてください。

トラブルを避けるためにも契約書は必ず結ぶ

最後は、クライアントとは必ず契約書を結ぶということです。特に直案件の場合は、フリーランスとクライアントが直接契約を結ぶ必要があります。トラブルを避けるためにも、業務内容や期間、報酬、成果物などを、契約書としてきちんと締結しましょう。

CHECK

なかなか案件獲得ができなくても、諦めずに場数を踏む
安易な安売りはせず、適正な金額で案件を獲得する
業務内容や期間、報酬などを明記した契約書を必ず締結する

フリーランスの案件獲得は、直営業・直案件が理想的です。そのための方法やポイントをお伝えしてきました。とはいえ、直営業・直案件がすぐに取れる人はごくわずか。まずは少しずつ実績をつくることが大切です。そこから紹介につながり、直営業の武器となるポートフォリオに記載できる経験が増えていきます。実績づくりのために、クラウドソーシングなどのサービスを利用するのもおすすめです。クラウドソーシングサービスの利用に抵抗のある方もいるかもしれませんが、豊富な案件の中から自分に合ったものを選択でき、スキルのレベルに合わせた案件に取り組めるというメリットもあります。自分に合ったやり方で、できることから、ぜひ取り組んでみてくださいね。

フリーランス向けクラウドソーシング活用術|初心者から稼げる案件選びや契約リスク回避のコツ

今回は、フリーランスとして独立したい、またフリーランスの駆け出しという方向けに、クラウドソーシングをおすすめする理由や、クラウドソーシングでの案件獲得の方法と注意点などをお伝えします。

フリーランスとして独立したい、またフリーランスの駆け出しという方の案件獲得には、クラウドソーシングがおすすめです。初心者でも取り組める単発の案件も多くあるのでまずは経験を積むところから始めましょう。そしてクラウドソーシングでの実績をもとに徐々に単価を上げて、ゆくゆくはクライアントから直接案件を受けられるようなフリーランスを目指してください。

クラウドソーシングは駆け出しフリーランスが実績作りに最適な環境

「フリーランスとして活躍していくためには、単価が安いクラウドソーシングを使うメリットはない」と思っている方もいるのではないでしょうか。

しかし、フリーランスの実績作りには自分がやりたい仕事を選べるクラウドソーシングが最適です。

得意な分野の案件を受けてどれぐらいのスキルが自分にあるか試したり、専門的なスキルをさらに磨いていったり、新しい領域の案件にチャレンジして実績を積むこともできるためです。

またクラウドソーシングは、案件獲得から業務のやり取り、報酬の受け取りまでオンラインで完結できるものが多いので、副業として始めたいという方には特におすすめです。

クラウドソーシングの代表的なサービス

今、日本にはさまざまなクラウドソーシングサービスがあります。扱っている求人のジャンルやレベル・単価感、サイトのユーザビリティなどが異なるので、自分に合ったものを選んで活用してください。

Lancers(ランサーズ)

日本初のクラウドソーシングサイトとして2008年にスタート。エンジニア、デザイナー、ライターなどのクリエイティブ職種、営業、企画、コンサルタント、リサーチャー、広報、経理、人事などのビジネス専門職、入力代行、アンケート回答、口コミ作成などの作業関連の職種まで、350種類以上の幅広い仕事があります。

求人数が多いため、フリーランスとして駆け出しの方もチャレンジしやすい案件が見つかりやすいでしょう。また単発の案件からプロジェクト型のものまで取り扱っているので、まずは単発の業務から始めて信頼関係を作り、継続的な案件の獲得につなげていくこともできます。

CloudWorks(クラウドワークス)

480万人が登録する業界ナンバーワンのクラウドソーシングサービスです。利用企業も大企業・政府をはじめ全国78万社以上。ホームページ作成・サイト構築、ロゴ作成、記事制作・ライティング、ソフトウェア・アプリ開発、データ入力など、作業系の業務から専門スキルが必要なものまで250種類以上の仕事があります。

ランサーズ同様に、取り扱っているジャンルの広さと求人数の多さが特徴です。フリーランスとして駆け出しの方は、自分が取り組みやすい案件から始めて、そこからレベルや単価を上げた求人にチャレンジしていけるでしょう。

coconala(ココナラ)

ビジネスからプライベート利用まで、個人のスキルを気軽に売り買いできる日本最大級のスキルマーケットです。イラスト・漫画制作や占い・悩み相談など、得意なスキルが活かせる案件が多いのも特徴です。

このほか、WEBサイト制作・デザイン、マーケティングなどの案件もあります。ランサーズとクラウドワークスとの違いは、フリーランスが求人に応募するのではなく、フリーランス自身が、自分のスキルや経験を「サービス」として出品して、クライアントに買ってもらうという点です。買い手がつかなければ案件獲得できないことになりますが、自分の得意なことやちょっとしたスキル・経験も、ニーズがあれば仕事にできるメリットがあります。

選択と集中。クライアントからの評価が分散しないようにサービスは絞る

クラウドソーシングはいくつか併用せずに1つに絞りましょう。理由は、複数のサービスを利用すると実績が分散してしまうからです。

クライアントが、クラウドソーシングサービスで業務を依頼する際、その人の実績やほかの案件の評価を参考にします。

過去に同じような業務をやったことはあるか、どれぐらいのレベルをお願いできるのか、成果に対する評価はどうなのか。発注側としてはとても気になる点です。複数のクラウドソーシングサービスを利用してしまうと、せっかく同様の業務経験があったとしても、それがほかのクラウドソーシングサービスでの受注の場合、クライアントに伝わらないことになってしまいます。実績を一括で見てもらい、クライアントにしっかりアピールできるよう、クラウドソーシングサービスは1つに絞って利用することをおすすめします。

CHECK

駆け出しのフリーランスには、やりたい仕事を選べるクラウドソーシングがおすすめ
扱うジャンルや求人数などによって自分に合うサービスを選ぶ
実績が分散しないように、クラウドソーシングの利用は1つのサービスに絞る

クラウドソーシングでの案件受注までの流れ

まだ実績のないフリーランスの方がクラウドソーシングで案件を獲得していくためには、プロフィールやポートフォリオでしっかりとアピールすることと、クラウドソーシング内で着実に実績を積み上げていく必要があります。

何ができる人材なのか。プロフィールをスキルベースで明確・簡潔に記載

プロフィール欄でいかに自分をアピールできるかがクラウドソーシングでの案件受注のポイントです。以下の項目を漏れなく記載しましょう。

受注可能な仕事内容

より具体的に、そして漏れなく、受注可能な仕事の内容を書きましょう。たとえば、ひと言で「デザイン業務」と言っても、Webなのか紙媒体なのか、Webの場合はWebサイト全体なのかSNSのバナーのみなのか、ラフの作成から対応できるのかなど、業務内容は細かく分かれます。受注できる業務をできるだけ細かく洗い出して記載しましょう。

実績・経験数

細かく洗い出した業務ごとに、実績と経験数をまとめます。実績はできるだけ具体的に書くことを意識してください。受注した事例の記載に加えて、その業務での成果がアピールできると、なおよいでしょう。たとえばWebサイトのデザインリニューアルの場合、リニューアル前後の数値の比較などがあると分かりやすいです。また、もしすでにポートフォリオがある場合は、ポートフォリオを添付してもよいでしょう。

稼働時間

フリーランスの場合、週何時間・月何時間ぐらい稼働できるかがポイントになります。副業で活動する際は、本業の合間に稼働することになるので、実際どれぐらい手を動かせるか検討のうえ記載してください。稼働可能な時間が長いほど案件獲得のチャンスは広がりますが、無理をして受注しても結果的に対応できなくなってしまうので、問題なく稼働できる時間を書きましょう。

返信可能な時間帯・曜日

クライアントが、実際に業務を依頼するとなった場合、フリーランスの方といつ連絡が取れるのかは気になる点です。一般的なビジネスタイムである平日日中に連絡が取れるのがベストです。副業などの場合で平日日中のやり取りが難しい場合も、たとえば「昼休みの時間は対応可能」「簡単なチャットの確認であれば平日日中も可能」など、できる限りクライアントの稼働時間に合わせることをアピールしましょう。

持っているスキル・技術、得意なテーマ・ジャンル

フリーランスとして駆け出しのころは、実績が少ないこともあるでしょう。その際は業務の実績はなくても、持っているスキルや技術を記載しましょう。さらに得意なテーマやジャンルも書いておくことで、自分のやりたい業務を受ける可能性が高まります。ニッチな分野でもニーズがあれば仕事につながりますので、「これを書いてしまっていいかな…」と迷わずに、自信を持って書きましょう。

小さな案件からコツコツと実績を積み、クライアントからの高評価を獲得

クラウドソーシングで継続的に案件を受けていくために、まずは小さな案件から受注して、着実に実績を積み上げていきましょう。最初は自分の希望に100%マッチするものではなくても、受注できた業務にていねいに取り組んで、クライアントから高い評価を得ていくことを意識してください。ひとつひとつの積み重ねで徐々に単価が上がり、自分が本当にやりた業務の受注につながっていきます。

実績をもとにしたプロフィールとポートフォリオにブラッシュアップ

案件を終えるごとに、プロフィールとポートフォリオを更新しましょう。クラウドソーシングで自分をアピールできるのがプロフィールとポートフォリオです。せっかく受けた業務を記載しないのはもったいないことです。常にブラッシュアップをして、自分のスキルや経験、実績が漏れなく記載されている状態にしておきましょう。

スキルアップしてさらに単価が高いプロジェクトに応募

クラウドソーシングの案件には、単発のものから長期的なプロジェクトまで幅広くあります。当然プロジェクト型のもののほうが単価は高くなります。単発の案件を着実にこなしてスキルアップをして、その先はプロジェクト案件の受注を目指しましょう。そのためにもまずは小さな案件でしっかりと実績を残していくことが大切です。

クラウドソーシングで実務経験・自信をつけてエージェントサービスに挑戦

フリーランスの案件獲得の方法として、クラウドソーシングのほかにエージェントサービスがあります。クラウドソーシングが、フリーランスとクライアントがプラットフォーム上で直接マッチングするサービスなのに対して、エージェントはフリーランスとクライアントを仲介するサービスです。

サイト上に公開されていない案件もあり、エージェントが該当の案件を依頼できると判断したフリーランスにのみ求人が紹介されます。クラウドソーシングに比べて難易度の高い=単価の高い案件が多いので、フリーランスとして活躍していきたい方は、まずはクラウドソーシングで経験を積んで、エージェントサービスで案件を紹介してもらえる状態を目指していきましょう。

CHECK

クラウドソーシングでの案件獲得のポイントはプロフィールでの実績のアピール
まずはクラウドソーシングで着実に実績を積んで、クライアントからの高評価を得る
単価の高い業務が多いエージェントサービスでの案件獲得を目標に自信をつけていく

クラウドソーシング活用の注意点と対策

クラウドソーシングサービスはフリーランスの案件獲得にとって欠かせないサービスです。一方で、利用にあたって注意点がいくつかあります。クライアントとの直接のやり取りのため相場よりも低い単価で受注してしまうことや、一部の悪質なクライアントとのトラブルに巻き込まれてしまうなどの事例が起きています。注意点と対策をまとめたので、しっかり対策をしたうえで安心して利用してください。

案件内容と報酬の適正価格を知り目的のない安売りを防ぐ

クラウドソーシングでの案件受注でもっとも注意したいのが、適正価格にそぐわない安売りをしないことです。フリーランスを始めたばかりのころは、自分のスキルの適正価格が分からないこともあるでしょう。そういった場合は、ほかのフリーランスがいくらぐらいで受注しているのか、いくつかのクラウドソーシングサイトを見るなどして市場の相場を把握してください。案件を受注したいばかりに安売りして低単価で受注してしまうと、その価格が自分の基準となってしまって、継続的に低い単価で受けなければならなくなってしまいます。

契約前後の事前確認で悪質なクライアントとの不要なトラブルを避ける

残念ながら、一部の悪質なクライアントによるクラウドソーシングでのトラブルは起きています。こういったトラブルに巻き込まれないように、受注側として注意すべき点をお伝えします。

契約前にクライアント情報(口コミ・登記情報)を確認する

クラウドソーシングの場合、発注者の情報が公開されていることがあります。社名などをWeb検索すれば会社の信頼性なども確認できるので、契約をする前にクライアントの情報をきちんと確認しておきましょう。

報酬なしのトライアル案件は受けない

トライアルと称して、報酬なしでデザインやライティングなどを依頼されるケースがありますが、これは受けないようにしましょう。トライアルのつもりが、単に「ただ働き」をされられたという事例もあります。実際に手を動かす場合は、きちんと報酬をもらう形で契約しましょう。

払い込み前に仕事を開始しない

クラウドソーシングサービスには、仮払いシステムを取り入れているものがあります。クラウドソーシング会社が、クライアントから報酬を受け取っておき、業務が終了した時点でクラウドソーシング会社からフリーランスに報酬が支払われる仕組みです。

この場合、仮払いの前に仕事を開始してしまうと、最悪、報酬が支払われないことも起こり得るので、仮払いがされたことを確認してから業務を開始するようにしましょう。

契約後も個人が特定できる情報を共有しない

個人情報の取り扱いについても要注意です。受注案件のやり取り以外で、また業務が終了した後などに、たとえば勧誘などの別の目的で情報が使われてしまう可能性もゼロではありません。クライアントとのコミュニケーションは、クラウドソーシング上、または先方指定のツールなどに限定しましょう。

CHECK

クラウドソーシングの案件獲得でもっとも注意したいのは、適正価格にそぐわない安売り
契約前に、クライアントが信頼できる相手なのかしっかり確認する
報酬なしのトライアルや仮払い前の仕事はしない

クラウドソーシングでの報酬は次の案件獲得の自己投資に回す

フリーランスとして仕事を受け続けていくためには、常にスキルアップしていくことが大切です。そのためには自己投資が欠かせません。クラウドソーシングを活用して報酬を得られたら、ぜひその一部を自己投資に回してください。

クラウドソーシングでも所得が20万円以上の場合は確定申告が必須

クラウドソーシングで案件を受ける際の注意点の1つが確定申告です。所得が20万円を超える場合は確定申告が必要です。これはフリーランスとして独立している人はもちろん、副業の人も同様です。

ただし収入が20万円を超えていても、経費を抜いた分が20万円以下になる場合の確定申告は不要です。経費にはフリーランスとして活躍するための自己投資に必要な費用を含まれます。次の案件獲得や自分自身の成長のためにも、クラウドソーシングで得た報酬を自己投資に回していきましょう。

スキルアップのための書籍や生産性を上げるデスクなど作業環境作りへの投資

自己投資にはいろいろな方法があります。書籍を購入して専門知識や市場動向を学ぶことや、生産性を上げるためにデスク回りを整えることも含まれます。仕事用のデスクや椅子、文房具類などを使いやすいものにして、成果を出せる環境作りをしましょう。

案件紹介やトレンド情報を取得するためのコミュニティー・人とのつながりへの投資

フリーランスの自己投資としてもう1つおすすめなのが、人と会うことです。インターネット上でさまざまな情報が手に入る時代ではありますが、やはり人と会って“一次情報”に触れることが大切です。自分がかかわりたい分野の専門家や、すでにフリーランスとして活躍している人、興味のある業界の人などと実際に会っていろんな話を聞いてみましょう。

市場のトレンドが分かることもありますし、そこから案件獲得につながることもあるはずです。常にアンテナを立てて、そういった人たちが集まるコミュニティーに積極的に参加してみてください。

CHECK

報酬の一部を自己投資に回すサイクルを作り、フリーランスとして成長し続ける
フリーランスとしての自己投資の費用は確定申告の際の経費に含まれる
書籍、デスク回りの環境作り、人と会うこともフリーランスにとって重要な自己投資

まだ実績の少ないフリーランスの方にぜひ利用いただきたいクラウドソーシング。まずはここで着実に実績を作り、得た報酬を自己投資に回しながらスキルアップをして、次はより難易度の高い高単価の案件を受注する、そしてさらにレベルアップして今度はクライアントから直案件を受けるという状態をつくっていきましょう。長期的にしっかり稼げるフリーランスを目指して、クラウドソーシングを活用してください。

直案件獲得を一つのゴールに。まずは登竜門としてのクラウドソーシング

フリーランスにとってクラウドソーシングはいわば登竜門です。クラウドソーシングはサービス提供会社への手数料が発生しますので、ゆくゆくはクラウドソーシングを卒業して、クライアントから直接案件を受けられるようになるのが理想です。「直案件獲得」をゴールに定めて活動していきましょう。

そして、直案件の場合、工数的に1人では受けきれない場合もあるでしょう。そういった際に活用したいのが、フリーランスが集まるコミュニティーです。多様なスキルを持ったフリーランスが集まる場でつながりをつくり、チームを組んで案件を受けることもできます。ぜひフリーランスのコミュニティーを有効活用してください。

フリーランスがエージェントを安心して使うために|初心者が直案件を取るコツと登録前に必ず知るべき注意点

今回は、フリーランスとして独立したい、またフリーランスの駆け出しという方向けに、エージェントサービスをおすすめする理由や、エージェントサービスでの案件獲得の方法と注意点などをお伝えします。

フリーランスとして独立したい、フリーランスの駆け出しという方、またより単価を高い案件に挑戦したいフリーランスの方には、エージェントサービスがおすすめです。エージェントとクライアント間での仲介手数料がある分、採用難易度の高い案件=単価の高い案件が多く扱われています。エージェントサービスを使えば自分で営業をかける必要がなくなり、業務に集中できます。有効に活用してより高単価の案件を受けられるフリーランスを目指しましょう。

スキルアップ、プロジェクト案件経験にエージェントは最適なサービス

フリーランスのエージェントサービスは、仕事を探すフリーランスと発注企業との間に介在して、案件をマッチングするサービスです。運営会社によって名称は異なりますが、キャリアカウンセラーなどと呼ばれる担当者がフリーランスとの面談を通して、スキルのレベルや希望の条件にマッチする案件を紹介します。

クライアントはその分の仲介手数料を支払って、フリーランスを探すことになるので、ほかのマッチングサービスに比べてスキルレベルの高い案件や、プロジェクト型の案件が多くなります。フリーランスとしてスキルアップしたい、より高い単価の案件を受けたい方には特におすすめです。

エージェントサービスの利用が向いている人とサービスの仕組み

「エージェントサービスは、マージンがあったり、担当者によって当たり外れがあるからあまり使わないほうがいいのでは…」と考える方もいるかもしれませんが、エージェントサービスの仕組みを正しく理解することで営業チャネルの1つとして、ぜひ有効に活用してください。

営業活動のアウトソースとして案件業務に集中したい人におすすめ

フリーランスとして独立したい方がもっとも不安を感じるのは、継続的に案件を獲得できるかという点でしょう。また、実績や人脈が少ない状態でクライアントに直接営業をして案件を受けるのはなかなか難しいことです。

エージェントサービスを使えば、自分で営業をかける必要がなくなります。そして売り込みにかける時間を、自分の本業にあてることができるほか、案件獲得の心配をせずに業務に集中することができます。

クラウドソーシングとの違いは営業サポート・マージンの有無と案件単価

もう1つの案件獲得サービスであるクラウドソーシングが、プラットフォーム上で求職者とクライアントが直接やり取りするのと違って、エージェントサービスは求人をマッチングする、キャリアカウンセラーやコンサルタントと呼ばれる人が仲介します。

一般的に求職者であるフリーランスの利用は無料で、求人を出すクライアントが案件の費用に応じたマージンを支払います。クライアントからすると、コストをかけてフリーランスを採用するので、クラウドソーシングでは見つけられないような高いスキルが必要な案件など、採用難易度の高い案件=単価の高い案件を募集することになります。

エージェントサービスのキャリアカウンセラーは、フリーランスの経験やスキル、希望に合った求人を紹介してくれるほか、クライアントへの提案も代行してくれます。

企業に応募する書類の作成や面談のアドバイスをしてくれることもあるでしょう。また単価や稼働時間など、直接伝えにくい条件についてもクライアントと交渉してくれます。エージェントサービスを利用して効率的に、高単価の案件を受けていきましょう。

CHECK

エージェントサービスはフリーランスとクライアントを仲介するサービス
エージェントサービスを使えば、自分で営業をかける必要がなくなる
クライアントはコストをかける分、採用難易度の高い案件を出すため高単価の案件が多い

職種別のフリーランス向けエージェントのおすすめサービス

フリーランス向けのエージェントサービスは幅広い領域の求人数が圧倒的に多いもの、特定の職種に特化したもの、初めてフリーランスとして受注するサポートが手厚いもの、より高いレベルの案件がそろっているものなど、特徴がそれぞれ異なります。

自分に合ったサービスを見つけて活用してください。また、エージェントはクライアントともやり取りをしているので、案件に対して求める人材の詳細を把握しています。受注後のミスマッチを防ぐためにもぜひエージェントを活用しましょう。

業界大手のフリーランス向けエージェント

幅広い業界や職種の案件の豊富さを求める場合は、業界大手のエージェントがおすすめです。運営会社が比較的大きく、エージェントサービス以外にもクラウドソーシングサービスなどほかの求人サービスを包括的に提供していることが多いため、多様な案件がそろっています。

ランサーズエージェント

クラウドソーシングサービス「ランサーズ」を提供する株式会社ランサーズが運営するエージェント。開発PM、デザイナーなどITフリーランスが週4日以上働ける案件を継続的に提案サポートするのが特徴です。「専門性を活かして興味のある案件に参画したい」「報酬を上げるために企業と交渉してほしい」という実力派ITフリーランスにおすすめです。

レバテックフリーランス

国内最大級フリーランスエージェントのレバテックフリーランスは、IT・Web系のフリーランスを支援するエージェントサービスです。取引社は10,000社以上、契約の更新率は93%と高いです。案件の多くは大手企業から直接受けているため業界トップクラスの高単価が実現されています

業界大手のエージェントで網羅的に案件を探すことはできますが、やりたい仕事が明確な場合は、職種に特化したエージェントを活用してください。

webディレクター・デザイナーにおすすめのフリーランスエージェント

webディレクター・デザイナー向けのエージェントをご紹介します。ディレクターやデザイナーは、案件レベルの幅が上流から下流まで広い職種です。求人内容だけでは分からないレベル感を、エージェントを活用して確認して、自分がやりたい案件を見つけていきましょう。

レバテッククリエイター

Web・ゲーム業界のクリエイター専門フリーランスエージェント。ディレクター、デザイナー、開発の案件が中心です。レバテックは総合型のエージェントも運営していることから契約社数は多く、レバテッククリエイターの取引企業も10,000社を超えています。プロのコーディネーターによる無料のフリーランス相談会も実施しています。初めてエージェントを使う方にもおすすめです。

Workship(ワークシップ)

デザイナー案件が多いワークシップ。幅広い職種&働き方がかなう、フリーランス・副業人材専門の求人・案件検索プラットフォームです。登録者は50,900人、登録企業は1,200社、案件は2,900件にのぼります。エージェントサービスとプラットフォームサービスの両方の機能があり、デジタル領域を中心に、デザイナー、エンジニア、マーケター、編集者、人事、広報などさまざまな職種の案件があります。

geechs job(ギークスジョブ)

大手企業との取引も多いギークスジョブ。即日で稼働したいという方にも専任の担当者がついて案件紹介やサポートをしてくれます。無料独立相談会などフリーランスを目指す人向けのイベントも開催しているほか、「初心者向け案件」というカテゴリで案件検索できるなど、これからフリーランスとして独立する方向けのサポートが用意されています。

エンジニアにおすすめのフリーランスエージェント

続けてエンジニアに特化したエージェントです。エンジニアはフリーランスの案件も多いのでその分、使える言語などより細かいスキルで案件を探すのがポイントです。検索条件で絞り込むこともできますが、いくつかのスキルをかけ合わせることで、より高い単価の案件が受けられるので、エージェントの担当者には持っているスキルを漏れなく伝えることを意識しましょう。

クラウドテック

大手クラウドソーシングサービスを提供する株式会社クラウドワークスが運営するサービスです。リモートワークの案件に注力しているのが特徴で、その数は業界トップクラス。全体の97%がリモート案件です。登録社数は91.7万社にのぼり、個人ではアプローチが難しい大手企業の案件を受けるチャンスもあります。

ITプロパートナーズ

エンジニア職種が中心ながら、デザイナーやマーケターの案件も取り扱っているITプロパートナーズ。IT起業家・フリーランスの自立を支える仕事の紹介サービスです。利用企業数2,000社以上で、スタートアップ、ベンチャーの案件が多いのが特徴。週2~3日の案件数はフリーランスエージェントの中でも随一です。間に仲介会社を挟まず、直接クライアントと契約しているため高単価な案件が多くなっています。

Midworks

エンド/Slerのエンジニア案件が中心のMidworksは、IT系フリーランスエンジニア専門のエージェントサービスです。エンド/Sler直案件が全体の約70%を占めていて、利用者の平均年収は840万円以上。年収アップの事例も多いのが特徴です。公開案件は10,000件以上。また非公開の案件が全体案件数の80%を占めています。エンジニア案件のほか、WEBデザイナーやWEBディレクターの案件も紹介可能です。

テクフリ

「エンジニアファースト」のポリシーにもとづき、充実したサポートと高い還元率でフリーランスエンジニアのキャリアアップ・年収アップを支援することを謳うテクフリ。案件数は10,000件を超え、面談での情報提供や参画までのスピードとマッチングの質を意識したカウンセリングのほか、就業後の条件交渉の相談など働きやすい環境の長期サポートが特徴です。お役立ちコンテンツも充実しており、初心者にもおすすめのサービスです。

ATTENTION

テクフリ

マーケターにおすすめのフリーランスエージェント

マーケターとひと言で言っても、広告、SNS、コンテンツマーケティング、PRなど業務の幅はとても広く、さらにこの中で企画系の仕事から運用系のものまであります。だからこそ、クライアントが求めていることを把握しているエージェントを活用して、自分に合う案件をマッチングしてもらいましょう。

キャリーミー

キャリーミーは、企業の中核を担う案件を業務委託契約で紹介する、ビジネス界におけるプロ契約のマッチングサービスです。デジタルマーケティング(広告運用、SNS、SEO、ECなど)、広報、事業開発、法人営業、採用など事業のグロースを担う案件が強みです。週1日のプロジェクトからCXO案件まで幅広く取り扱っています。登録時の経歴とスキルのデータをもとに企業からスカウトや相談が届くのが特徴です。

ATTENTION

キャリーミー

ミエルカコネクト

Webマーケティング支援歴18年の株式会社Faber Companyが運営するマーケター専門の業務委託マッチングサービスです。マーケティング歴15年以上の知見のある役員クラスのスタッフが案件を紹介します。フリーランスの実績を深堀することで、新たな才能の発見や得意領域に合ったマッチングが可能です。

マーケティングプロパートナーズ

週2~3日の案件数はフリーランスエージェントの中でも随一で、リモートや時間がフレキシブルな案件など柔軟に働きやすい案件に強みを持つマーケティングプロパートナーズ。利用企業は3,000社以上、登録者は60,000人です。成長中のスタートアップの新サービスのグロース案件など高い単価の案件に注力しているのも特徴です。

ライターにおすすめのフリーランスエージェント

ライターに完全特化したエージェントはありませんが、Webディレクターなどの枠でライターの求人が出されていることがあります。全体の求人数を見て、ライターの案件があるかを実際に検索してみたうえで、利用するエージェントを選んでください。

フォスターフリーランス

1996年のサービス開始以降、22,000人を超えるフリーランスをサポートしてきた実績があります。ITエンジニア案件が多数を占めますが、ディレクションを含めたライター案件も扱っています。ライターからディレクターにスキルアップしたいと考えている方にもおすすめです。フリーランスとして独立する人向けの記事コンテンツも充実しています。

CHECK

求人が多いもの、職種に特化したものなどエージェントにはそれぞれ特徴がある
サポート体制もさまざまなので、初めて使う際はサポートが手厚いサービスを利用
ミスマッチを防ぐために、求人ニーズを把握しているエージェントを使うのがおすすめ

エージェントサービスでの案件受注までの流れ

これからフリーランスとして独立しようという方や、かけ出しのフリーランスの方が、案件を獲得し続けて、さらに単価も上げていくためには、プロフィールやポートフォリオでしっかりと自分をアピールすることと、エージェント内で実績を積み上げて業務の幅を広げていくことが大切です。

何が得意な人材か。プロフィールとこれまでの実績をポートフォリオとともに提出

エージェントサービスはキャリアカウンセラーがこれまでの経験やスキルをヒアリングしたうえで、クライアントに紹介をしてくれますが、事前にいかに自分をアピールできるかが案件受注のポイントです。基礎項目、および追加項目として以下の情報を漏れなく記載しましょう。

<基礎項目>

  • 受注可能な仕事内容

より具体的に、そして漏れなく、受注可能な仕事の内容を書きましょう。たとえば、ひと言で「デザイン業務」と言っても、Webなのか紙媒体なのか、Webの場合はWebサイト全体なのかSNSのバナーのみなのか、ラフの作成から対応できるのかなど、業務内容は細かく分かれます。受注できる業務をできるだけ細かく洗い出して記載しましょう。

  • 実績・経験数

細かく洗い出した業務ごとに、実績と経験数をまとめます。実績はできるだけ具体的に書くことを意識してください。受注した事例の記載に加えて、その業務での成果がアピールできると、なおよいでしょう。たとえばWebサイトのデザインリニューアルの場合、リニューアル前後の数値の比較などがあると分かりやすいです。また、もしすでにポートフォリオがある場合は、ポートフォリオを添付してもよいでしょう。

  • 稼働時間

フリーランスの場合、週何時間・月何時間ぐらい稼働できるかがポイントになります。副業で活動する際は、本業の合間に稼働することになるので、実際どれぐらい手を動かせるか検討のうえ記載してください。稼働可能な時間が長いほど案件獲得のチャンスは広がりますが、無理をして受注しても結果的に対応できなくなってしまうので、問題なく稼働できる時間を書きましょう。

  • 返信可能な時間帯・曜日

クライアントが、実際に業務を依頼するとなった場合、フリーランスの方といつ連絡が取れるのかは気になる点です。一般的なビジネスタイムである平日日中に連絡が取れるのがベストです。副業などの場合で平日日中のやり取りが難しい場合も、たとえば「昼休みの時間は対応可能」「簡単なチャットの確認であれば平日日中も可能」など、できる限りクライアントの稼働時間に合わせることをアピールしましょう。

  • 持っているスキル・技術、得意なテーマ・ジャンル

フリーランスとして駆け出しのころは、実績が少ないこともあるでしょう。その際は業務の実績はなくても、持っているスキルや技術を記載しましょう。さらに得意なテーマやジャンルも書いておくことで、自分のやりたい業務を受ける可能性が高まります。ニッチな分野でもニーズがあれば仕事につながりますので、「これを書いてしまっていいかな…」と迷わずに、自信を持って書きましょう。

ポートフォリオポイント

  • これまでの実績

ポートフォリオにはまず、これまでの実績を書きましょう。どんなクライアントのどんなジャンルの案件を受けたのか、取り組んだ実績はもちろん、できる限り数値面での成果もあわせて記載しましょう。クライアントが業務を依頼するか判断するポイントは、「この人に依頼した場合、どれぐらいの成果を出してくれるか」また「成果を意識しながら仕事をしてくれるか」という点です。実績はしっかりとアピールしましょう。

  • 得意な業界、ジャンル、テーマ

エージェントサービスは自分で案件を探すのではなく、キャリアカウンセラーが求人を探して紹介してくれます。そのため、得意でやってみたい業界やジャンル、テーマがあるなら、ここをしっかり記載しておきましょう。経験はない分野であっても紹介してもらえる可能性が広がります。

  • 案件に対する自分の費用感

希望の費用感をエージェントに伝えておくことは、単価を上げていくためにも重要です。市場の相場や過去の実績から算出しましょう。ただし当然ながらクライアントとしてはできるだけコストを押さえて依頼したいのが本音です。独りよがりの価格設定にはせずに、自分のスキルレベルに合った費用を設定しましょう。

  • 成果に対してこだわった自分なりの工夫

クラウドソーシングよりもレベルの高い業務が多いエージェントサービス。ルーティンの作業的な業務よりも、より上流の企画系のものや、自分で考えながら取り組む案件が多くなります。そのため成果を出すために自分なりにどんな工夫をしたか、その工夫が再現性のあるものなのか、という点が案件を紹介してもらうための重要な視点です。数値面での成果に加えて、仮説立てしたことや思考錯誤したこと、施策を決めた背景など、工夫した点をしっかりアピールしましょう。

  • 仕事上の進め方(コミュニティケーションやタスク管理などの基礎)の工夫、心がけ

フリーランスとしてクライアントワークをしていく際の基本的なところでもありますが、コミュニケーションの取り方やタスク管理も発注側としては気になるポイントです。過去に取り組んだ事例をもとに、たとえば、判断に迷うような際はなるべく早く連絡を入れるようにしている、タスク管理はツールを使って漏れがないようにしている、など工夫していることや心がけていることを記載しましょう。この情報があるとクライアントは安心して業務を任せることができます。

小さな案件から実績を重ね、まずはエージェントからの信頼を獲得

エージェントサービスで継続的に案件を受けていくために、まずは小さな案件から受注して、着実に実績を積み上げていきましょう。最初は自分の希望に100%マッチするものではなくても、受注できた業務にていねいに取り組んでください。そしてまずはエージェントから信頼を獲得することを意識しましょう。しっかり成果を出すことで、キャリアカウンセラーは「この方にまた業務をお願いしたい。より難易度の高い案件を任せたい」と思ってくれます。単価アップもスキルアップもかなうようになっていくでしょう。

プロジェクト実績をもとにポートフォリオをブラッシュアップしていく

案件を終えるごとに、プロフィールとポートフォリオを更新しましょう。エージェントサービスで自分をアピールできるのがプロフィールとポートフォリオです。せっかく受けた業務を記載しないのはもったいないことです。常にブラッシュアップをして、自分のスキルや経験、実績が漏れなく見栄え良く記載されている状態にしておきましょう。

スキルアップしてさらに提案・受注が可能な業務の幅を増やしていく

エージェントを活用する目的は単発の案件を受けることではありません。案件を受けることでスキルアップして、エージェントとの信頼関係を構築して、次の案件につなげていくというサイクルが重要です。案件を受けるたびに自分の“武器”を増やしていくようなイメージで、業務の幅を広げていきましょう。

CHECK

エージェントでの案件獲得のポイントはプロフィールでの実績のアピール
実績はもちろん得意なジャンルなどをアピールすることで希望の案件獲得につなげる
小さな案件の経験を積み重ねてエージェントと信頼関係を築くことが大切

エージェントではエンドクライアントとエージェント双方が喜ぶ仕事を意識

これまでお伝えしてきたように、エージェントはクライアントが採用コストをかけて、フリーランスに案件を発注するサービスです。

エージェントにとっては、クライアントから案件をもらい続けることが事業継続に欠かせません。そして当然ながら単価の高い案件のほうがエージェントの収益も上がります。単価アップや業務範囲を広げて報酬を増やすことがエージェントのマージンアップにつながるのです。これは案件単価に関係なくプラットフォームの利用料でなり立っているクラウドソーシングサービスとの大きな違いです。

また、エージェントのキャリアカウンセラーや、クライアントとやり取りする法人担当は、受注案件数や単価などが実績となります。

エージェントを使うフリーランスは、サービスの仕組みを理解して、エンドクライアントである発注企業からだけでなく、エージェントからも「業務を依頼したい」と思ってもらえる信頼関係を築くことが重要です。そのためには、足元の仕事を着実に完遂することはもちろん、できることを増やして受注金額のアップを意識し、万一トラブルが起きた際にはすぐにエージェントに「報・連・相」するなど、「エージェントから仕事を受けている」という意識での行動も必要です。

エージェントサービス登録時の注意点と良いエージェントの見極め方

エージェントを選ぶ際の1番のポイントは自分にマッチする案件があるかどうかです。加えて担当者との相性やマッチング精度なども大切なポイントです。実際に利用する際の留意点や良いエージェントサービスの見極め方をお伝えします。

複数のエージェントサービスに登録をしつつコミットは絞る

総合型で求人が多いものから特定の職種に特化したものなど、それぞれ特徴があるため、複数のサービスを利用しましょう。選べる案件の選択肢が広がります。また複数利用することで、業務ごとの相場や市場価値の高いスキルが分かってきます。そのため、紹介された案件の単価が相場よりも安い場合は、根拠を持って交渉できるでしょう。

一方で、案件を探す時にはいくつかのエージェントの利用がおすすめですが、実際に案件を受けるのは1つに絞りましょう。複数利用すると事務手続きなどが増えるというデメリットもありますが、1番の懸念は実績が分散してしまうことです。

受注するサービスを1つにしておけば、過去の案件もひと目で分かる状態になり、エージェントの担当者もそれを踏まえて、次のステップの案件を紹介してくれる上に、クライアントにも実績をベースにアピールしてくれます。案件を探す際は複数のエージェントを使い、受注はできるだけ1つに絞るようにしましょう。

キャリアを踏まえた案件があるサービスかどうかを確認する

利用するエージェントを決める1番のポイントは、やりたい案件があるかどうかです。案件を選ぶ際は、今のスキルでできるものだけでなく、これからのキャリアを広げていくためにチャレンジできるものがあるかどうかも大切な判断軸です。

フリーランスとしてスキルアップして、継続的に案件を受け、単価を上げていくために、今すぐに取り組めるものだけでなく、よりレベルの高い案件があるかどうかもしっかり見極めてください。

また働き方も大事なポイントです。エージェントによって、週1日からの案件が多い、リモートワークが多い、など働き方の特徴もあります。希望の働き方がかなう案件があるかどうかもチェックしましょう。

営業・サポート担当との相性を確認する

キャリアカウンセラーなどと呼ばれるサポート担当者との相性も重要です。案件をただ紹介するばかりだったり、経験やスキル、希望にマッチしない案件を紹介してきたり、専門的なスキルの理解が乏しかったり―。

逆に良い担当者は、フリーランスの経験やニーズをしっかりヒアリングしたうえで、キャリアの幅を広げられるような案件を紹介してくれます。

相性を確認するためにも、実稼働は別としてまずは複数のエージェントに登録して、いろんなキャリアカウンセラーと話してみてください。

マージン相場・サービスのマージンについて事前確認する

エージェントサービスは、案件の単価に応じたマージンをクライアントが支払う仕組みです。マージンの比率はサービスごとに異なります。そのため、同じ業務であっても使うエージェントによって、フリーランスが受け取る報酬は変わります。サービスのマージン比率についても確認して、利用するエージェントを決めていきましょう。

支払いサイクルやインボイス請求の対応について事前に確認する

支払いの仕組みもエージェントによって違います。たとえば数カ月のプロジェクト案件の場合、月ごとに支払いがあるのか、プロジェクト完了したタイミングで支払われるのか。また請求についても、エージェントのシステムを介して送付することもあります。また、直接クライアントに請求するケースもあります。請求の際に注意しなければならないのがインボイス制度です。エージェントによってはインボイス対応でないと請求できない場合もあるので事前に確認しましょう。

<<内部リンク インボイス>>

エージェントサービスの最大の報酬は信頼・実績による仕事の継続

フリーランスとして活躍するためには、途切れることなく仕事を受け続ける必要があります。エージェントから継続的に仕事をもらえる状態を目指しましょう。ひとつひとつの仕事を着実にこなして信頼関係を築いていけば、次の案件を紹介してもらえるようになります。

1度仕事を依頼して、高いクオリティで取り組んでもらえる人にまたお願いしたいと思う心理はエンドクライアントもちろん、エージェントも同じです。エージェントにもファンをつくり、次もお願いしたいと思ってもらえるようにしましょう。

目の前の報酬も大切ですが、長期的な関係構築のためには実績による信頼が何より大切です。「仕事の報酬は仕事」ととらえて、ひとつの仕事を通して次の仕事を得る、というスタンスでエージェントを活用していきましょう。

CHECK

求人を探す際は複数のエージェントを利用して、案件を受けるのは1つに絞る
・働き方も含めたやりたい案件があるか、それを紹介してくれるかが見極めのポイント
・エンドクライアントだけではなく、エージェントからも信頼を得ることが大切

より高単価の案件を受注したいと考えるフリーランスの方にぜひ利用いただきたいエージェントサービス。クライアントとエージェントとの間でマージンが発生するからこそ、高いレベルの案件が受けられる仕組みです。キャリアカウンセラーがていねいにマッチングしてくれる点を活かして、キャリアの幅を広げられる案件にチャレンジしていきましょう。

エージェントサービスで活躍をした後、人脈から直案件に挑戦

まずはエージェントを活用して、さまざまな案件にチャレンジしてみましょう。そして次のステップとして、エージェントでの案件を通して培った人脈をもとに直案件にぜひ挑戦してください。マージンや業務の自由度などを考えた際には直案件に勝るものはありません。

エージェントにはチームで取り組む案件も多数あります。直案件の場合、工数的に1人では受けきれない場合もあるでしょう。そういった際に活用したいのが、フリーランスが集まるコミュニティです。多様なスキルを持ったフリーランスが集まる場でつながりをつくり、チームを組んで案件を受けることもできます。ぜひフリーランスのコミュニティを有効活用してください。

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