検索AIで情報収集「信頼性・拡張性があり業務効率化に“使える”ツール」正解はどれ?

昨今、さまざまな業務がAIによって効率化されていますが、「情報収集」もその1つです。

ネット空間に存在する膨大な量の情報やデータの海から、必要なものを探してピックアップし、まとめるのは大変な作業ですが、AIを活用すればその手間をかなり省くことができます。

ただし、AIによる情報収集ツールを使う際には、「集められた情報は本当に正確なのか」「欲しい内容がきちんと網羅されているか」「情報が使いやすい形にまとめられているか」といった部分が気になるところです。

今回は、主なAI情報収集ツールを取り上げ、上記のようなポイントも考慮しながら、そのメリット・デメリットや使い勝手について検証していきます。

検索AIは情報収集の業務を効率化するアシスタント

生成AIについて情報発信をしている「TomoAI」さんのnote記事『検索AIで情報収集をレベルアップ!Perplexity, Genspark, Feloを徹底比較』では、情報収集に使う「検索AI」について、「簡単に言うと、検索AIは、みんなが普段使っている検索エンジンの進化版みたいなもの」と説明しています。

従来の情報収集は、自分でインターネット検索をして、表示された検索結果を1つずつ確認し、情報をまとめる必要がありました。その点、検索AIは質問をするだけで適切な情報を探索してまとめてくれるので、情報収集が効率化されます。

キーワードを駆使して自分で情報を探す手間が省け、AIが最適な答えを見つけてくれるという、優秀なアシスタントのような存在といえます。

情報収集の専門ツール

ここからは、検索AIについて、まず「情報収集の専門ツール」として開発された代表的なサービスをピックアップします。

ビジネスや学術分野での情報収集やコンテンツ作成をサポートするPerplexity AI。情報ソースをAIが分析し、迅速なファクトチェックを可能にするGenspark。そしてプレゼン資料作成やマインドマップ生成を支援する機能を備えたFelo AIの3つです。

情報の信頼性が確認しやすいか、業務効率化や生産性向上に貢献してくれるか、といった実際の使い勝手を想定しながら、検証していきます。

複数の引用元から関連する情報をまとめて教えてくれる「Perplexity AI」

まず、情報収集の専門ツールとして取り上げるのはPerplexity AIです。従来の検索エンジンなどと異なり、ユーザーの質問に対してAIがWeb上の膨大なデータから最適な情報を抽出し、要約して提供してくれる点が特徴です。

ビジネスでのリサーチから、コンテンツ作成の準備、学術論文の調査など、さまざまなシーンで活用できるAIツールです。

AIの活用事例や最新情報の調査と検証を行っている「AI-Bridge Lab(エーアイブリッジラボ)」のnote記事『【Perplexity】生成AI検索で情報収集の質とスピードが大幅アップ!』では、主なメリットとして、迅速な回答の提供、引用元の表示、多言語対応、無料で利用できる点が挙げられています。

一方で、専門的な分野での精度や情報収集の範囲には課題もあるとのこと。

「ハヤシ シュンスケ」さんのnote記事『【初心者向け】Perplexity AIの使い方を完全解説!AI検索エンジンで情報収集を効率化』では、Perplexity AIについて「検索バーに質問を入力するだけで回答と情報源がまとめて表示され、従来の検索エンジンのように検索結果を一つ一つ開く手間が省ける」と評価しています。

検索結果をまとめて保存するコレクション機能や、有料のPro版で利用できる画像・ファイル分析など、高度な機能もメリットとして紹介されています。

「むろしょう@ひとり旅好きのKindle作家」さんのnote記事『Googleを超えた情報収集AI「Perplexity」の使い方とは?ChatGPTだけじゃない生成AI』では、ChatGPTとの違いについても語られています。ChatGPTが広範』なトピックに対応した対話型のツールで、創造的なアイデアや会話を提供するのに対し、Perplexity AIは情報収集に特化し、Web上の最新情報を自動で集約、リサーチの効率化に優れているとしています。

ファクトチェックの手間が大きく省ける「Genspark」

続いて取り上げる情報収集専門ツールはGensparkです。2023年に登場した次世代のAI検索エンジンで、対話形式で質問を受け付け、検索結果に基づいて自動的にSparkpagesと呼ばれるカスタムページが生成されます。このページには、AIが収集・整理した関連情報が表示され、チャットウィンドウに追加の質問を入力して、情報を深掘りすることもできます。

ヒト起点のマーケティング×デザインでビジネスを前進させる企業「CUEBiC(キュービック)」のnote記事『検索AIの金字塔なるか!?Gensparkのファクトチェック機能が凄すぎた』では、Gensparkのファクトチェック機能が特に評価されています。

AIが情報の正確性を自動的にチェックし、情報源に記載された文章を分解して個別に検証することで、誤情報を特定しやすくしているとのこと。

これにより、従来の検索エンジンによるリサーチではユーザー自身が参照元へアクセスして行う必要があったファクトチェックが簡素化できます。Gensparkでは、引用した部分をスクリーンショットしてくれるため、ユーザーが引用元へアクセスする面倒がなく、大幅な時間短縮になります。

デメリットとしては、モバイルアプリが未提供である点と、現在(2025年1月)は全機能が無料であるものの今後は何らかの制限や有料メニューが設定される可能性がある点が指摘されています。

情報収集だけでなく資料作成までカバーする日本発のAIツール「Felo AI」

最後の専門ツールはFelo AI、日本発のAI検索エンジンです。単なる検索機能を超え、情報収集から資料作成までを効率化することができる点が大きな特徴で、膨大なデータベースから関連性の高い情報を瞬時に取得し、自動で要約やプレゼン資料を生成することができます。

イノベーティブジャパン代表取締役の「浅見純一郎」さんのnote記事『Felo AI検索エンジン完全ガイド:ビジネスに役立つ情報収集と資料作成の新常識』では、Felo AIの主な機能として情報収集に加えて、プレゼン資料作成とマインドマップ生成が紹介されています。

情報収集機能は、学術論文などから迅速にデータを収集し要約して提供するため、従来の検索エンジンよりも効率的だと評価しています。

このほか、プレゼン資料の作成機能では検索結果を基に自動でスライドが生成され、マインドマップ機能では情報同士の関連性を視覚的に整理してくれるので、業務の効率化が期待できると紹介。市場分析、リサーチ、コンテンツ制作などビジネスシーンでの活用にマッチしやすいといえるでしょう。

Felo AIは基本機能が無料で利用でき、有料プランではさらに多機能が提供されます。今後、ビジネス環境での重要なツールとして、さらに進化することが期待されます。

情報収集専門ツールは一長一短

ここまで3つの「情報収集専門ツール」を見てきました。それぞれに強みとなる特徴があり、どんな使い方や要件を求めているかによって、ベストといえるツールが変わってくるように思われます。

引用元も含めて収集した情報を表示する「一覧性」を重視するならPerplexity AI、情報の正確性とファクトチェックの効率化を求めるならGenspark、プレゼン資料やマインドマップの作成といった「情報収集後の工程」までを見据えるならFelo AIにそれぞれ強みがあり、ニーズによって使い分けても良さそうです。

汎用プラットフォーム系のツール

続いて、汎用プラットフォームが提供するサービスを情報収集ツールとして応用する場合を検証していきます。

ビジネスや学習、創作活動の効率化を進める強力なAIツールとしてGoogleが提供しているGemini 2.0と、Microsoft×Open AIの検索エンジン搭載チャットツールBing AIです。これらが情報収集のツールとしても使えるのか、収集の精度や拡張性も含めて見ていきます。

Google発のAI「Gemini 2.0」は情報収集機能も充実

汎用プラットフォーム系のツールとしてまず取り上げるのはGemini 2.0です。Googleが開発した次世代AIモデルで、サブスクリプションプランであるGemini Advancedで提供されています。

テキスト、画像、動画、音声、コードなど多彩な情報を統合して処理できる「マルチモーダル」対応が特徴で、長大なデータを一気に解析する圧倒的な処理能力を持っています。

IT企業のエンジニアをしている「###dalhi###」さんのnote記事『Google発の次世代マルチモーダルAI『Gemini2.0』徹底解説:Deep Research搭載で情報収集を劇的効率化!』では、このGemini 2.0を情報収集の観点からも検証しています。ChatGPTのように膨大な情報の要約や解析ができるだけでなく、「Deep Research」というAI検索機能により、莫大な時間を費やしていた情報収集作業がかなり効率化されるといいます。

これは大量のWebサイトから一括で情報を収集し、参照元もリスト化するもので、要約レポートも自動で生成してくれます。膨大な数のサイトを1つずつ巡回する手間が省け、リサーチや資料作成にかかる時間が大幅に短縮されます。ただし、Deep Researchは今のところ英語版で利用可能な機能のため、日本語による情報ソースの探索には課題がありそうです。

もう1つ、Gemini 2.0のメリットとしてはGmailやGoogleドライブなどGoogleエコシステムとの連携がしやすい点が挙げられています。収集した情報をGoogleドキュメントやスプレッドシートに直接出力でき、業務の効率化に大きく貢献してくれます。

Microsoft×Open AIの検索エンジン内蔵ツール「Bing AI」

汎用プラットフォーム系のツールとして、次にBing AIを紹介します。Microsoftの検索エンジンBingにAIチャット機能を搭載したサービスで、ChatGPTと同じくOpen AI社が開発した大規模言語モデル「GPTモデル」が採用されています。

株式会社バーグハンバーグバーグのライター「品田遊(ダ・ヴィンチ・恐山)」さんのnote記事『Bing AIのチャットができること』では、Bing AIのチャット機能でさまざまなコンテンツ生成を試したテストの様子が紹介されています。

ジョークや俳句を考えさせる、漫才や裁判などシチュエーションを設定してロールプレイをさせてみる、おじさん構文やラップバトル、なぞなぞなど、特定のフォーマットの中で文章を生成させる、といったテストを実施して、「かなり高度に文脈を読めている」と評価しています。

一方で、「情報収集よりも文章形成が中心では」とも指摘しています。

実際には、Bing AIは文章や画像などの生成ができるだけでなく、情報収集の機能も持ち合わせています。Bing AIに質問を入力すると、回答とともにその根拠となるサイトのURLが表示されます。時事ネタや天気についての質問に対してもリアルタイムの情報が表示される特徴があります。

Bing AIが参照したWebサイトが明記されることでデータのソース・出典を簡単に確認でき、情報の正確性が検証できるものの、ユーザーがソースのURLにアクセスするという手間はある程度考慮する必要がありそうです。

また、収集した情報の出力方法も箇条書きや表などが指定できますが、そのままプレゼン資料を生成するといったシームレスな連携はまだ弱いといえます。

プラットフォーマー対決はGoogleが一歩リードか

Google発のAIツールであるGemini 2.0とMicrosoft×Open AIによるBing AIを見てきましたが、情報収集という観点に絞った場合はGemini 2.0が優れているように思われます。

参照元も含めて要約レポートを自動生成してくれるDeep Researchの存在がやはり大きく、サイト巡回にかかる時間と労力の削減は大きな魅力です。

Googleドライブ、ドキュメント、スプレッドシートなどとの連携でデータの扱いがよりスムーズになる点も、作業の効率化に貢献するでしょう。

対して、Bing AIは基本的にはAIチャットツールと考えるべきで、情報収集ツールとしても使えるものの、情報ソースへのアクセスや資料生成などの拡張性においては情報収集の専用ツールに及ばないのが現状といえます。

情報収集ツールAIのまとめ

今回はAIによる情報収集ツールを5つ見てきました。実際にビジネスやアカデミックなシーンで正確かつ網羅的なリサーチを行うとなると、やはりプラットフォーム系のツールよりは専用ツールとして開発・提供されているサービスの方が優れているといえるでしょう。

もちろん、それほど求められるレベルがシビアではなく、日常的な検索行動の延長として何かについて少し詳しく調べたいというニーズであれば、プラットフォーム系のツールも十分に恩恵を与えてくれる存在です。慣れ親しんだプラットフォームの中でそのまま利用できる点もメリットとなります。

自分がどんなレベルの情報収集を求めているのか、そしてツールごとの得意不得意を吟味しながら、最適なツールを選んでみてください。

フリーランスの仕事につなげる交流会|イベントの探し方・信頼関係の築き方・具体的アクションを解説

今回は、フリーランスとして独立したい、またフリーランスの駆け出しという方向けに、フリーランス同士の交流会の必要性や参加するメリット、交流会の探し方、参加する際の注意点などをお伝えします。

フリーランスとして活躍したい方には交流会に参加することをおすすめします。フリーランス同士のネットワークができるほか、最新の情報収集や案件獲得につながることも期待できます。参加する目的を明確にして有効に活用しましょう。

フリーランスは積極的に外に出て、人とのご縁を作りにいくべき

フリーランスの業務は在宅のものが大半です。一部の企業常駐型のフリーランス以外は、基本的には家で1人で作業を進めることになるので、外部の人との交流の機会は少ないでしょう。会社員のように組織に所属しているわけではないので、「隣の席のメンバーにちょっと話しかける」というようなコミュニケーションはありません。

こういう状況が続くと、モチベーションの維持や業界の最新情報を入手することが難しくなります。そんな時の打開策として活用したいのがフリーランス同士の交流会です。新たな人との縁を作るために自分から行動しましょう。

フリーランス交流会は名刺交換や情報交換を対面・オンラインで実施

フリーランスや個人事業主を対象とした異業種交流のイベントはさまざま開催されています。東京、大阪、名古屋などの主要都市では対面式の交流会が多いほか、最近はオンライン開催も増えています。参加費は2,000円前後のものが大半で、参加者同士の名刺交換や情報交換が目的の場合はほとんどです。

CHECK

在宅のフリーランスは、人との新たなつながりを作る機会がほとんどない
モチベーション維持や情報収集のために活用できるのがフリーランス同士の交流会
名刺交換や情報交換を目的にした交流会が多いので有効に活用する

交流会に参加するメリットや目的

フリーランス交流会に参加するメリットはたくさんあります。孤独感を感じている、フリーランスならではの悩みや不安がある、フリーランスとしてもっとスキルアップしていきたいという方はぜひ積極的に参加してみてください。

孤独になりがちなフリーランスが同じ立場の人々との人脈形成

在宅のフリーランスは人とのコミュニケーションが極端に少ないため、孤独になりがちです。自分で人と交流する機会を作らなければ、誰とも話さずに日々が過ぎることもしばしば。フリーランス同士の交流会には同じ状況の人たちが集まるため、孤独な気持ちを理解し合いながら人脈を形成できます。同じようにがんばっている仲間がいるから自分もがんばろうというモチベーションにもなるでしょう。

業界の最新情報や仕事のノウハウなどを交換する情報交換

フリーランスは、自分がかかわっている業界や職種の情報収集にかたよりがちになります。いろんな業務に取り組んでいる人たちと交流することで、自分1人では集められない業界の最新情報が得られるでしょう。実際にその業界で働いている人たちなので、Web上では集められない「生の情報」に触れられます。また、1人で仕事を進めるフリーランスならではの仕事のノウハウも共有できます。仕事の進め方で悩んでいることがあれば解決できることもたくさんあるでしょう。

他のフリーランスから仕事を紹介や直接仕事の受注などの仕事獲得の機会

案件を紹介してもらえるメリットもあります。実際に会って話ができるので、こちらからアピールすることもできます。参加している人から、いい仕事の探し方を教えてもらうことや、その人から直接仕事を受けられることもあります。すぐの案件紹介につながらなくても、のちのち一緒に仕事をする人脈もできるでしょう。

他の参加者の経験談を聞くことによるスキルアップとモチベーション向上

ほかのフリーランスの人たちがどんな仕事を受けているのかなど実際の経験談を聞くことで、モチベーションアップにつながります。自分と同じような業務をやっている人がどんなふうに仕事の幅を広げているのか、より高単価の案件をどうやって獲得しているのかなどノウハウを知ることができるでしょう。

孤独感の解消や確定申告や単価設定など具体的な悩みの共有と解決

確定申告や単価設定などフリーランスならではの悩みを相談できる相手がいないフリーランスも多いでしょう。交流会ではこういった悩みも相談・解決できます。便利なツールや方法、苦労した点などを共有し合いましょう。Web上にもさまざまなノウハウはありますが、やはり実際に取り組んでいる人の声は貴重な情報です。何かあった時に相談できる仲間ができるのも交流会参加の大きなメリットです。

CHECK

フリーランス交流会に参加するメリットは人脈形成や情報交換
刺激を受けることでモチベーションアップやスキルアップにつながる
交流会での縁が仕事の獲得につながる可能性もあるので積極的に活用する

フリーランス交流会の探し方

交流会に参加したいと思ったら、自分に合うイベントを探してみましょう。イベント告知サイトやSNS、コワーキングスペース、コミュニティを活用した探し方を紹介します。

主な交流会イベント確認サイトから探す

フリーランス交流会に限らず、イベント情報を集めているサイトがあります。イベント告知に特化しているので、テーマや日程、キーワードなどから検索しやすいでしょう。

こくちーずプロ

73万人以上が利用するイベント集客プラットフォームです。「フリーランス交流会イベント特集」という特集もあり、こくちーずプロ内で募集されている交流会が選びやすくなっています。

Meetup

誰でも無料で利用できるプラットフォームで、毎日何かしらのイベントが開催されています。フリーランス交流会の検索には「キャリア&ビジネス」がおすすめです。

ATTENTION

Meetup

Doomo(ドーモ)

東京を中心にテーマ型のビジネス交流会を開催しています。「フリーランス交流会 個人事業主・自営業者の交流イベント」も定期的に開催されています。

Peatix

誰でも簡単にイベント管理できるサービスです。ビジネスのほか、エンタメ・ライフスタイルなど15,000以上のイベントが掲載されていて、フリーランス向けのイベントも多数告知されています。

ATTENTION

Peatix

connpass

エンジニアをつなぐIT勉強会支援プラットフォーム。フリーランスエンジニアに特におすすめで、ITの知識や技術が学べる勉強会や交流会が多く開催されています。

ATTENTION

connpass

TechPLAY

IT系のイベント、勉強会、交流会、カンファレンスなどの情報が掲載されています。「技術キーワード」「タグ」「エリア」「スケジュール」の条件で興味のあるイベントが探せます。

ATTENTION

TechPLAY

Doorkeeper(ドアキーパー)

イベント運営に加えてコミュニティ管理もできるサービスです。イベント終了後に会員同士がつながれるコミュニティもあります。関心のあるキーワードと日程からイベント検索できます。

FacebookグループやX(旧Twitter)でのSNS告知から探す

SNSで探す方法もあります。「フリーランス」「交流会」などのキーワードで検索してみましょう。会社や団体が主催しているものもあれば、個人で開催しているものもあります。SNSで検索すると、交流会の情報だけでなく、フリーランス向けのサービスを提供している会社や、フリーランス個人の情報を得ることもできます。サービス提供会社や業界の著名人をフォローして、最新の交流会情報を見逃さないようにしておきましょう。

コワーキングスペースでのリアルイベントを探す

コワーキングスペースが交流会を主催していることもあります。コワーキングスペースの場合は会場があるため基本的にはリアル開催となります。対面でのコミュニケーションの機会を探している方には特におすすめです。コワーキングスペースの場合、普段そこを利用している人の参加も多いので、普段なかなか出会えないような多様な業界の人とのつながりが作れるでしょう。

フリーランスコミュニティから探す

職種が絞られたものや、仕事のマッチングサービスと一体になったものなど、フリーランス向けのコミュニティがさまざまな交流会を開催しています。案件紹介がセットになっているイベントもあるので、案件獲得を目的としている方は注目です。

Workship LAB

フリーランス・副業向けマッチングサービス「Workship」が運営する完全招待制のフリーランス・副業コミュニティです。参加は無料で、フリーランスならではの悩みやノウハウを会員同士で共有できます。

ATTENTION

Workship LAB

フリーランス協会

自分の名前で仕事をしたい人のためのインフラ&コミュニティ。国内最大級のフリーランスネットワークです。フリーランス向けのさまざまなノウハウが提供されているほか、イベントも定期的に開催されています。

新しい働き方LAB

大手クラウドソーシングサービスのランサーズが運営するフリーランスコミュニティ。全国各地のコワーキングスペースを拠点として、「つながり」「気づき」「学び」の場が提供されています。

FleelanceNow

5,000人以上が所属する日本最大級の実名制フリーランスコミュニティ。「仕事とつながる、仲間とつながる」というビジョンのもと運営されています。クローズドのFacebookグループにてフリーランス同士がやり取りしています。

ATTENTION

FleelanceNow

Home Worker’s Community

クリエイターやエンジニアの活動をサポートするサービスを提供しています。人脈構築サポートとして、募集人数が限られたイベントや勉強会が開催されています。

CHECK

交流会はイベント告知サイトやSNS、コワーキングスペース、コミュニティを活用して探すテーマや日程から探したい場合はイベント告知サイトを、幅広く探したいならSNSを活用
コワーキングスペースは広い業界とのつながりが、コミュニティはクローズドのつながりが期待できる

詐欺紛いの業者主催の「営業目的」の交流会や詐欺に注意

フリーランスの交流会はさまざまなメリットがある一方で注意点もあります。詐欺紛いの勧誘や悪徳商法の業者が主催している場合もあるので、主催者が信頼できる会社・人なのか、連絡先が明記されているかなどを確認しましょう。あわせて、参加条件や参加ルールもチェックしましょう。勧誘などの目的で参加できないようにルールが明文化されていると安心です。過去に開催されたイベントの感想や口コミなども参考になります。

「有意義な交流会イベント」の見極め方

貴重な時間を使って交流会イベントに参加するので、人脈の広がりやスキルアップにつながるなど、メリットが大きいものを見極めましょう。「せっかく参加したのに得るものがなかった…」とならないように、イベント選びも大切なポイントです。

業界の有名人がフリーランス向けにイベントを主催している

自分が活躍したいと思っている業界で実績を上げている人や、こういうふうに活躍したいと思える人など、有名人が開催しているイベントは安心して参加できますし、インプットも大きいでしょう。自分の価値観に近い人も集まってくるので、参加者同士のつながりも期待できます。

地元の経営者がイベントを主催している

地元の経営者が主催するイベントもおすすめです。フリーランスとして活躍するために、人と人とのつながりはとても重要です。地元であれば1つの案件から次の案件につながる可能性の高いため、地元で開催されるイベントはチェックしましょう。

職種などが限定された目的が明確なイベント

職種や業界などが限定されていて自分の得意領域ややっていきたいジャンルにマッチしたイベントは、そこに関心のある人だけが参加するのでより深い情報が得られます。ピンポイントのイベントがあれば逃さずに参加しましょう。

開催実績が豊富にありSNSなどでの評価が良い運営者のイベント

過去に開催したイベントを調べるのも大切です。そのイベントの感想や口コミを見て、評価が高い運営者が主催している場合は安心して参加できます。感想では、実際にどんな内容のイベントで、どんな参加者が集まっているかも分かるので交流会の様子もイメージできるでしょう。

CHECK

交流会の主催者が信頼できる会社・人なのか、連絡先が明記されているかなどを確認
業界の有名人や地元の経営者が主催する交流会がおすすめ
職種が限定されたもの、SNSの評価が高いイベントも要チェック

交流会に向けた準備や心構え

時間を割いて参加する交流会を、より有意義なものにするために事前の準備は欠かせません。交流会の必須アイテムである名刺も、参加するイベントによってどんな情報を載せるかなど工夫できます。このほか、参加した際の動き方やアフターフォローもコツがあります。

自己紹介に必要な名刺やポートフォリオを準備する

交流会に参加する大きな目的が人脈作り。それに欠かせないのが名刺です。相手の印象に残るこだわったデザインにすることや、自分の得意分野を書いておくと、名刺を渡した際の話題作りもできます。ただし、交流会はビジネスの場と違い不特定多数の人が集まるので、電話番号などは省き、自分のHPやメールアドレス、SNSのアカウントを入れるのがおすすめです。また、名刺にポートフォリオに誘導するQRコードを載せるのもよいでしょう。そのためにも交流会前にはポートフォリオもしっかり準備しておいてください。

自分の専門分野や提供できるサービスを簡潔に説明できるようにする

限られた交流会の時間で、できるだけたくさんの人と話すためにも、自分の得意なジャンルや提供できるサービスは簡潔に伝えられるよう準備しておきましょう。相手に「この人はこれができる人」と覚えて帰ってもらえるのがベストです。

明確な目的意識をもとに参加する交流会イベントを探す

貴重な時間を使って参加する交流会なので、はっきりとした目的意識を持ってイベントを探しましょう。なんとなく興味があるから、ほかの人も行ってるから、という曖昧な意識だと、せっかく行ったのに得るものがなかったということになってしまうでしょう。たとえば「この業界の人とのつながりを作る」「フリーランスとして自分の1歩先をいく人の話を聞く」など、目的を整理して参加してください。

当日は積極的に自己紹介や名刺交換に自分から動く

交流会で初対面の人に自分から話しかけるのは勇気がいることですが、ほかの参加者もつながりを求めて来ているので遠慮は必要ありません。むしろ相手も話しかけてくれるのを待っているので、積極的に自己紹介や名刺交換をしましょう。何度か交流会に参加するうちに自分から話しかけることにも慣れていくので、場数を踏むことも大切です。

話すだけではなく他の参加者の話もとにかく聞きに行く

名刺交換だけで終わらずに、相手がどんな仕事をしているのか、どうやって案件を獲得しているかなど、気になることはどんどん聞いてみましょう。自分から聞くことで相手も興味を持ってくれて、自分のアピールもしやすくなります。また、対話することで相手の印象に残り、仕事の話がきた時などに思い出してもらえるでしょう。

参加後のフォローとして気になった人にはお礼メールを欠かさず送る

交流会後のアフターフォローはとても重要です。お礼メールを送るかどうかが、その後のつながりに大きく影響します。お礼メールはぜひ個別の文面を作成して翌日には送りましょう。誰にでも通用する文面だと、相手は一斉配信していることが分かってしまいます。交流会で話したことに触れながらひとりひとりに丁寧に送りましょう。

フリーランス交流会で盛り上がる共通の話題

交流会でどんな話をすればよいか迷う方もいるでしょう。以下の話題は、フリーランスの多くが気になるテーマです。話すことに迷ったらぜひこれらを参考にしてみてください。

  • 仕事の獲得方法
  • 効果的なポートフォリオの作り方
  • クライアントとの良好な関係構築のコツ
  • オンラインプラットフォームの活用法
  • スキルアップと自己投資
  • おすすめのオンライン講座や書籍
  • 最新の業界トレンドや技術動向
  • 資格取得の体験談や効果
  • 時間管理とワークライフバランス
  • 生産性を上げるためのツールや手法
  • 仕事と私生活の切り分け方
  • ストレス管理や健康維持の工夫
  • 確定申告と財務管理
  • 効率的な経費管理の方法
  • 契約書作成時の注意点
  • SNSを活用した自己PR方法
  • 将来のキャリアプラン
  • 事業拡大や法人化の検討
  • 長期的なビジョンの共有
  • モチベーション維持のコツ 
  • リモートワークでのコミュニケーション
  • 効率的な働き方 など 

CHECK

交流会に合わせた名刺やポートフォリオを準備して積極的に話しかける
交流会後は名刺交換した人にお礼メールを忘れずに送る

話題に困ったらフリーランスが共通して関心のあるテーマを話す

フリーランス向けの交流会はたくさん開催されています。何を目的に参加するかを明確にして、自分に合ったイベントを探してみてください。参加したらぜひ積極的に交流をはかり、つながりを広げて自分のスキルアップや案件獲得に活かしましょう。

Exit mobile version