商用利用可の可愛いフリーフォントは、ライセンスを事前確認すれば無料で安全に使えます。特許庁の知的財産権ガイドラインに基づき、本記事では手書き風・丸文字・ガーリー系など15選を比較し、ダウンロードから利用規約確認まで解説します。
この記事でわかること
- 商用利用可フォントの確認すべき3点(ライセンス・改変・クレジット)
- 手書き風・丸文字・ガーリー系など用途別おすすめフォント15選
- 5分でできる用途診断フローと安全活用の仕組み5つ
本記事の情報は2026年4月時点のものです。
この記事の結論
商用利用可の可愛いフリーフォントを安全に使うには、ダウンロード前に配布元のライセンスページで「商用利用可」「改変条件」「クレジット要否」の3点を確認することが確実な方法です。漢字対応・手書き風・丸文字など用途別に選べば、デザイン品質が一段と向上します。フォント選びに迷う方でも、本記事の診断フローを使えば5分以内に自分に合った1本が見つかります。
今日やるべき1つ
Font Freeを開き、検索フィルターで「商用利用可」「日本語」を選択して、今使いたいジャンル(手書き風・丸文字など)のフォントを1本ダウンロードする(10分)。
状況別ショートカット
| 状況 | 読むべきセクション | 所要時間 |
| とにかく可愛いフォントを今すぐ探したい | 可愛いフリーフォントは3ジャンルで選ぶ | 5分 |
| 商用利用できるかどうか不安 | 商用利用可否は3点で確認 | 3分 |
| 自分の用途に合うフォントを診断したい | 可愛いフリーフォントの用途を3分で診断 | 3分 |
| おすすめフォントの成功・失敗事例を知りたい | 可愛いフリーフォントの実例は2パターンで比較 | 5分 |
| 安全な使い方の仕組みを整えたい | 可愛いフリーフォントは5つの仕組みで安全活用 | 10分 |
| ライセンス確認を漏れなく行いたい | フリーフォント利用は7項目でチェック | 5分 |
可愛いフリーフォントは3ジャンルで選ぶ

まずジャンルを3つに絞ると、比較がシンプルになります。なお、日本語対応の無料フォント全般については別記事でも詳しく解説しているので、あわせて確認してください。

手書き風フォントは温かみと親しみが特徴
手書き風フォントは人の筆跡を忠実に再現したデザインで、SNSアイコン・POP・ロゴなど「親しみやすさ」を訴求したい場面に適しています。代表例として「きろ字」「うずらフォント」「殴り書きクレヨン」が挙げられます。漢字対応状況は配布元により異なるため、JIS第一水準(2,965文字)が含まれるかをダウンロードページで確認してください。漢字が中途半端にしか含まれないフォントを採用すると、印刷物や動画テロップで文字化けが発生し、制作後に差し替えが必要になります。
「きろ字」はJIS第一水準・第二水準漢字およびIBM拡張漢字まで収録した手書き総合書体フォントで、商用利用(フォントの再利用目的でない用途に限る)に対応しています。「うずらフォント」もJIS第一水準・第二水準漢字およびIBM拡張漢字に対応しており、約6,700文字を収録した商用利用可能なフォントです。どちらも一般的な日本語文章では文字化けが起きにくい充実した漢字セットを備えています。
手書き風フォントの主な配布元としてFont Free 手書き一覧があり、商用利用可フィルターで絞り込めます。同人誌・手作りショップのラベルには「きろ字」が視認性と柔らかさのバランスに優れています。
フォント選びに成功したWebデザイナーは「『きろ字』『うずらフォント』などを使い、手書き系のロゴ制作がスムーズだった」と振り返っています(デザイン案件で使ったおすすめ可愛いフォント紹介)。
CHECK
→ 使いたいシーン(SNS・印刷・Web)を書き出し、手書き風フォントが1つ以上リストに入っているか確認する(3分)
よくある質問
Q: 手書き風フォントで漢字対応のものはありますか?
A: 「きろ字」はJIS第一水準・第二水準漢字とIBM拡張漢字まで収録しており、「うずらフォント」も同様にJIS第一水準・第二水準漢字とIBM拡張漢字に対応しています(合計約6,700文字)。配布元ページの「収録文字数」欄で確認してから使用してください。
Q: 手書き風フォントをSNSアイコンに使っても商用利用になりますか?
A: 収益化しているSNSアカウントや企業アカウントでの使用は商用利用に該当します。配布元の商用利用条件を必ず確認してから使用してください。
CHECK
・使いたいシーンを書き出した
・手書き風フォントを1本リストアップした
・配布元で漢字対応状況を確認した
丸文字・丸ゴシック系は可読性と可愛らしさを両立
丸文字・丸ゴシック系は文字の角が丸く処理されたフォントで、チラシ・カフェメニュー・子ども向けコンテンツなど「柔らかい印象」を作りたい場面に向いています。「ぷっちふぉんと」「コーポレート・ロゴ(ラウンド)」「Rounded M+ 1c」などが代表的です。ひらがなに特化した可愛いフォントも充実しており、用途に合わせて選べます。

もじワク研究では丸ゴシック系を用途別に整理しており、ジャンル確認に役立ちます。丸ゴシックは明朝体と比べて本文への使用でも疲れにくい設計のため、LPや長文コンテンツの見出しにも活用できます。ポップな見出しと読みやすい本文を1フォントで統一できる点が、デザイン工数の削減につながります。
CHECK
・丸ゴシック系の代表フォントを1本確認した
・もじワク研究でジャンル別一覧を確認した
・LP・チラシなど用途に合うか判断した
よくある質問
ガーリー・ポップ系はデコラティブな表現に特化
ガーリー・ポップ系フォントは星・ハート・装飾文字などを含む視覚的にインパクトのあるデザインで、ロゴ・バナー・動画タイトルなど「一目で目を引きたい」場面に有効です。ただし収録文字数が少なく漢字未対応のものも多いため、英語・カタカナ・ひらがなに限定して使い、本文には別フォントを組み合わせる運用が現実的です。英字フォントを組み合わせたい場合は無料英語フォントの選び方も参考にしてください。

Canvaマガジン:無料で使える可愛いフォント紹介では、日本語・英語フォントの組み合わせ例を確認できます。1デザインにポップ系は1〜2書体に絞るのが基本ルールです。
CHECK
→ 3ジャンルから「今の案件に必要なジャンル」を1つ選び、該当フォントを1本ダウンロードする(5分)
よくある質問
Q: 1つのデザインで複数ジャンルのフォントを混在させてもよいですか?
A: 混在自体は問題ありませんが、1つのデザインで使うフォントは原則2〜3書体までに抑えることで統一感が保てます。見出し用にポップ系、本文用に丸ゴシックという組み合わせが実務では多いです。
Q: フォントのプレビューはどこで確認できますか?
A: Font Freeともじワク研究では、フォント一覧ページで実際の文字プレビューを確認できます。任意のテキストを入力してプレビューできるサイトも多く活用をおすすめします。
CHECK
・ガーリー系フォントの漢字対応状況を確認した
・使用媒体(ロゴ・バナーなど)を決めた
・本文用フォントとの組み合わせを検討した
商用利用可否は3点で確認
「無料だから使って大丈夫」と思いがちですが、「商用不可」条件のフォントは多数存在します。確認を怠ると納品後に修正対応が発生するため、3点を事前に押さえてください。
ライセンス確認の3ポイント
①「商用利用可」の明記
「商用利用可」「商用OK」「営利目的に使用可」などの表記がページ内に存在するかを確認します。表記がない場合はグレーゾーンとして扱い、配布元に問い合わせることが安全です。
②改変・再配布の条件
ロゴ制作や画像への埋め込みは「改変」に該当する場合があります。「改変不可」の場合はアウトライン化した状態での配布が制限される可能性があり、クライアントへの納品形式に影響します。
③クレジット表記の要否
「クレジット不要」であれば制作物への記載は不要です。「要クレジット」の場合は作品説明欄やフッターへの記載が必要で、SNS投稿や動画説明欄への記載を忘れると規約違反になります。
特許庁:知的財産権についてでは、書体・フォントデータに関する権利の基礎知識を確認できます。フォントファイル(.ttf/.otf)自体は著作権の保護対象であり、ライセンス条件を無視した使用は法的リスクを伴います。「フリー=何でも自由」ではない点を最初に押さえておくことが、後のトラブル回避の土台となります。なお、300種類以上の商用利用可フォントを一覧で確認できる記事も参考にしてください。

商用利用に戸惑った経験のあるデザイナーは「無料だと思って使ったフォントに商用不可条件があり、修正対応になった経験がある」と振り返っています(商用利用に戸惑った体験談)。
商用利用OKの主要配布サイト一覧
| サイト名 | 特徴 | 向いているケース |
| Font Free | 商用可フィルター搭載・日本語豊富 | 安全なフォントを素早く探したい |
| もじワク研究 | ジャンル別・可愛い系に強い | 可愛い系・手書き系を比較しながら選びたい |
| Canva(内蔵フォント) | Canva上で完結・規約が明確 | Canvaでデザインを完結させたい |
| Google Fonts | Webフォント対応・英語系も豊富 | WebサイトやLP制作で使いたい |
| LIGブログ紹介フォント | 解説付きで初心者向け | ライセンスを理解しながら選びたい |
LIGブログ:フォントの選び方と商用利用に関する注意点では、商用利用可否の判断フローと実際のトラブル事例も掲載されており、参考資料として手元に保存しておく価値があります。
CHECK
→ 今使おうとしているフォントの配布元ページを開き、「商用利用可」「改変条件」「クレジット要否」の3点を確認する(3分)
よくある質問
Q: ライセンスページが英語で書かれている場合はどうすればよいですか?
A: 「Commercial use: allowed」「Free for commercial use」などの記載があれば商用利用可と判断できます。不明瞭な場合はDeepLで翻訳した上で配布元に問い合わせてください。
Q: Canvaに内蔵されているフォントは商用利用できますか?
A: Canva Pro に含まれるフォントはCanvaのライセンス規約内で商用利用可能です。ただし、Canvaからフォントファイルを書き出して他のソフトで使用することはCanvaの利用規約で明確に禁止されています。Illustratorでも同じフォントを使いたい場合は、別途フォントの配布元を探してダウンロードしてください。
CHECK
・配布元ページで「商用利用可」の明記を確認した
・改変・再配布の条件を確認した
・クレジット要否を確認した
可愛いフリーフォントの用途を3分で診断
以下のフローで自分の用途に合ったジャンルを3分で絞り込めます。
Q1: 使用するデザインの主な目的は何ですか?
- 文章・読み物が中心(LP・ブログ見出し・チラシ本文)→ Q2へ
- ロゴ・タイトル・アイキャッチなどのインパクト重視 → Q3へ
Q2: 読み手の年齢層・テイストは?
- 子ども向け・ポップ・カフェ風 → Result A: 丸ゴシック系推奨
- 女性向け・ナチュラル・手作り感 → Result B: 手書き風推奨
Q3: 日本語(漢字)は必須ですか?
- Yes(漢字を含む文章に使う) → Result C: 手書き風または丸ゴシック系から漢字対応フォントを選択
- No(英語・カタカナのみ使用) → Result D: ガーリー・ポップ系も選択肢に入る
Result A: 丸ゴシック系推奨
「コーポレート・ロゴ(ラウンド)」または「Rounded M+ 1c」をFont Freeで検索し、商用利用可の表記を確認してダウンロードする(5分)。
Result B: 手書き風推奨
「きろ字」または「うずらフォント」をもじワク研究で検索し、漢字対応状況を確認してダウンロードする(5分)。
Result C: 手書き風または丸ゴシック系から漢字対応フォントを選択
Font Freeで「日本語」「商用利用可」フィルターを適用し、文字数2,000字以上のフォントを選ぶ(5分)。
Result D: ガーリー・ポップ系も選択肢に入る
Canvaマガジン:無料で使える可愛いフォント紹介の英語フォントリストを参照し、用途に合うものを選ぶ(5分)。
CHECK
→ 診断結果のResultを確認し、対応するフォントを1本ダウンロードする(5分)
よくある質問
Q: 同じデザインに丸ゴシックと手書き風を混在させてもよいですか?
A: 混在は可能ですが、見出しに手書き風・本文に丸ゴシックのように役割を分けることで統一感が保たれます。同じ階層の要素に2種類を混在させると読みにくくなるため避けてください。
Q: 診断で選んだフォントが気に入らなかった場合は?
A: 同じResultのジャンル内で別のフォントを試してください。Font Freeでは同ジャンルのフォントを一覧表示できるため、プレビューを比較しながら選びやすいです。
CHECK
・診断Q1〜Q3を実行してResultを確認した
・対応フォントを1本ダウンロードした
・配布元でライセンスを確認した
可愛いフリーフォントの実例は2パターンで比較
フォント選びの成功・失敗は、事前のライセンス確認を行ったかどうかで大きく分かれます。フォント管理の基本を習得しておきたい方は、和風フォントの管理術で管理の仕組み化手法を確認しておくとスムーズです。

ケース1(成功パターン): 手書き系フォントで案件をスムーズに完成
フリーランスWebデザイナーのAさんは、ハンドメイドショップのロゴ制作案件でフォント選びに着手しました。まずもじワク研究で「手書き風」「商用利用可」のフィルターを使い、「きろ字」と「うずらフォント」の2候補に絞り込みました。配布元で商用利用・クレジット不要を確認した上でダウンロードし、納品まで追加対応なしで完了しました。
「『きろ字』『うずらフォント』などを使い、手書き系のロゴ制作がスムーズだった」
と振り返っています(デザイン案件で使ったおすすめ可愛いフォント紹介)。
事前のライセンス確認を省いていれば、納品後にクライアントから商用利用可否を問われ、フォント差し替えと再納品が発生していた可能性があります。
ケース2(失敗パターン): 商用不可フォントで修正対応が発生
フリーランスBさんは、クライアントのSNS広告バナー制作でデザインサイトからフォントを選び、「無料だから使える」と判断してダウンロードしました。しかし配布元ページには「個人利用のみ可」と明記されており、納品後にクライアントから指摘を受け、フォントを差し替えての再制作が必要になりました。
ダウンロード前に配布元のライセンス欄を30秒確認していれば、修正対応の工数(推定2〜3時間)を丸ごと回避できていました。
CHECK
→ ケース2を参考に、今使おうとしているフォントのライセンス欄を開いて「個人利用のみ」「商用不可」の文字がないか30秒確認する(30秒)
よくある質問
Q: 過去に商用不可フォントを使ってしまっていた場合はどうすればよいですか?
A: まず使用を即座に停止し、公開済みのコンテンツからフォントを差し替えることが優先です。継続的な公開がある場合は、配布元への報告と使用許可の申請を検討してください。
Q: 商用利用可と書いてあっても、印刷物とWebで条件が異なる場合はありますか?
A: あります。配布元によっては「Web利用のみ可」「印刷物不可」など媒体別に条件が分かれている場合があります。利用前に媒体ごとの記載を確認してください。
CHECK
・ケース1の成功パターンを自分の案件に当てはめた
・ケース2の失敗パターンを踏まえてライセンス確認を実施した
・修正対応リスクを事前に排除する確認習慣を決めた
可愛いフリーフォントは5つの仕組みで安全活用
フォントを安全かつ効率的に活用するには、個別に確認するだけでなく「仕組み」として整えることがポイントです。一度仕組みを作れば、案件ごとの確認工数を大幅に削減できます。
ハック1: ライセンス確認シートで商用不可フォントをゼロにする
【対象】 フリーランスデザイナー・ブロガー・動画クリエイターなど商用制作をする方
【効果】 ライセンス確認漏れによる修正対応を100%防止
【導入時間】 低(初回30分でシート作成、以降フォント追加は1件3分)
【見込める効果】 高
【手順】
- Googleスプレッドシートに「フォント名・配布元URL・商用利用可否・改変条件・クレジット要否」の5列を作成する(15分)
- 現在使用しているフォントをすべてリストアップし、配布元URLを調べて5列を埋める(10分)
- 「商用可」列に色付けルールを設定し、一目でNG・OKがわかる状態にする(5分)
- 新規フォントを使う際は必ずシートに記入してから使用開始するルールを設ける
- 月1回シートを見直し、リンク切れや規約変更がないか確認する(10分)
【ポイント】 「一元管理シートに蓄積して再確認不要な状態を作る」と長期的な確認コストをゼロに近づけられます。
【なぜ効くのか】 ライセンス確認を「毎回の作業」から「初回登録の作業」に変換できるからです。確認を省略したくなる心理的ハードル(都度ページを開く手間)を除去でき、記録ツールを介在させることで省略が構造的に起きにくくなります。
【注意点】 配布元URLが変更・消滅することがあるため、フォントファイルと一緒にスクリーンショットも保存してください。URLだけの保存はページが消えると確認手段がなくなります。
【最初の一歩】 Googleスプレッドシートを新規作成し、5列のヘッダーを入力する(5分)
ハック2: 配布サイト別フィルター活用で探索時間を10分以内に短縮
【対象】 フォント探しに毎回30分以上かかっているデザイナー・ブロガー
【効果】 商用利用可フォントの探索時間を平均30分から10分以内に短縮
【導入時間】 低(設定不要・操作を覚えるだけで即日使用可)
【見込める効果】 中
【手順】
- Font Freeを開き、上部フィルターで「商用利用可」「日本語」を選択する(1分)
- ジャンル(手書き風・丸文字・ポップなど)を絞り込みフィルターで選択する(1分)
- 表示されたフォント一覧でプレビューテキストを変更し、実際の使用文字で見た目を確認する(3分)
- 気になるフォントを3候補ブックマークし、それぞれのライセンスページを開いて最終確認する(5分)
- 1本に絞ってダウンロード、ライセンス確認シートに記録する(2分)
【ポイント】 「配布サイトのフィルター機能を先に設定してから一覧から選ぶ」と探索時間を3分の1以下に短縮できます。
【なぜ効くのか】 フィルターを使うことで不適合フォントが視界に入らなくなるからです。選択肢が多いほど選べなくなる選択疲れが軽減され、「探索空間を最初に狭める」ことが意思決定コストを下げるメカニズムとして機能します。
【注意点】 フィルターで絞り込んでも「商用利用可」表記の正確さは配布サイトに依存します。フォントの個別ページで直接ライセンス記載を再確認するステップを省略しないでください。
【最初の一歩】 Font Freeを開いて「商用利用可」「日本語」の2フィルターをONにし、今のジャンルで1本を10分以内に選ぶ(10分)
ハック3: フォント証明書をプロジェクトフォルダに保存して納品トラブルを防止
【対象】 クライアント案件でフォントを使用するフリーランスデザイナー・制作会社
【効果】 納品後のフォントライセンス問題発生率を実質0にする
【導入時間】 低(1件のプロジェクトにつき追加5分)
【見込める効果】 高
【手順】
- フォントをダウンロードした後、配布元の利用規約ページをスクリーンショットで保存する(1分)
- プロジェクトフォルダ内に「_フォントライセンス」フォルダを作成し、スクリーンショットとフォントファイルをセットで保存する(2分)
- ファイル名に「フォント名_商用可_年月日確認」の形式で保存する(1分)
- 納品時にクライアントから問い合わせがあった場合、このフォルダを参照して即座に証拠を提示できる体制を整える
- プロジェクト完了後も少なくとも3年間はフォルダを保管する
【ポイント】 「後でまとめて整理する」ではなく「ダウンロード直後の30秒で証明書を保存するルールを決める」アプローチを取ります。後回しにすると配布元ページが消えた際に証拠が残らなくなります。
【なぜ効くのか】 ダウンロード直後はページがまだ存在しているため確実にスクリーンショットが取れるからです。クライアントとのトラブルは「証拠の有無」で解決スピードが決まるため、事前に証拠を整えることが最速の対処法になります。
【注意点】 スクリーンショットだけでなく、PDFとして保存するかURLをメモとして残すことも推奨します。URLだけの保存は配布元サイトが消えると無効になります。
【最初の一歩】 現在使用中のフォントフォルダを開き、配布元ページのスクリーンショットが保存されているか確認する(3分)
ハック4: Webフォント(Google Fonts)で更新・管理工数をゼロにする
【対象】 WordPressやHTMLサイトを運営しているブロガー・Web制作者
【効果】 フォントファイルの更新管理工数をゼロにし、表示速度への影響を最小化
【導入時間】 中(初回設定30分〜1時間)
【見込める効果】 中
【手順】
- Google Fontsで日本語フォントを検索し(「Noto Sans JP」「M PLUS Rounded 1c」など可愛い系を選択)、「Select this style」をクリックする(5分)
- 右パネルに表示される<link>タグをコピーする(1分)
- WordPressの場合はfunctions.phpまたはCSSカスタマイズ機能に貼り付ける。HTMLサイトの場合は<head>タグ内に貼り付ける(15分)
- CSSでfont-familyを指定し、デザイン確認を行う(10分)
- PageSpeed Insightsで表示速度を確認し、必要であればウェイトを最小限に絞る(5分)
【ポイント】 「Google FontsのCDNをそのまま読み込む」とキャッシュ効率が高く、ファイル管理の手間が発生しません。
【なぜ効くのか】 Google FontsはCDN経由で配信されるため、サーバー負荷なく高速表示が維持されるからです。また、Google FontsのSIL Open Font License(OFL)1.1は商用利用・改変・再配布を広く許可しているため、ライセンス確認コストが実質ゼロになります。
【注意点】 全ウェイトを読み込むとページ表示が遅くなります。使用するウェイトを1〜2種類に絞ることが前提で、「とりあえず全ウェイト読み込む」設定は避けてください。
【最初の一歩】 Google Fontsで「M PLUS Rounded 1c」を検索し、Regular(400)の<link>タグをコピーしてサイトのheadに貼り付ける(20分)
ハック5: フォント活用テンプレートで配色と組み合わせを型化する
【対象】 SNS・ブログ・YouTube用デザインを毎週量産しているクリエイター
【効果】 デザイン制作時のフォント選定時間を毎回10分から2分以内に短縮
【導入時間】 中(テンプレート作成に初回1〜2時間)
【見込める効果】 高
【手順】
- CanvaまたはFigmaで「フォント組み合わせテンプレート」を新規作成し、「見出しフォント」「本文フォント」「アクセントフォント」の3スロットを用意する(20分)
- ジャンル別(手書き風・丸ゴシック・ポップ系)に3種類のテンプレートを作成し、それぞれ商用利用可フォントを割り当てる(40分)
- 各テンプレートにブランドカラー(背景・文字色・アクセント色)を設定して保存する(20分)
- 新規デザイン制作時はテンプレートを複製してから着手するルールを設ける
- 月1回テンプレートを見直し、フォントのライセンス有効性とデザインの鮮度を確認する(10分)
【ポイント】 決まったテンプレートを使い回すことから始めるとデザイン品質が安定し、制作スピードが週当たり30分以上短縮されます。
【なぜ効くのか】 フォント選定を「毎回の判断」から「テンプレートの選択」に変換することで認知負荷が下がるからです。テンプレートを使うことで過去の判断(ライセンス確認済み)を再利用でき、確認工数も同時にゼロになります。
【注意点】 テンプレートを使い回す際も、フォントのライセンス有効性を月1回は確認してください。配布元がサービスを終了したり規約を変更したりするケースがあります。
【最初の一歩】 Canvaで新規デザインを作成し、「見出し用」「本文用」の2スロットにフォントを割り当てて1つ目のテンプレートを保存する(30分)
CHECK
・ライセンス確認シートを作成した
・フィルター活用でフォント探索を効率化した
・フォント証明書をプロジェクトフォルダに保存した
・Google FontsのCDN読み込みを設定した
・フォント組み合わせテンプレートを1つ作成した
フリーフォント利用は7項目でチェック
フォントを使う前に、以下の7項目をすべて確認してください。毛筆・書道系フォントを探している場合は毛筆フリーフォントの選び方も参考にしてください。

- 配布元で「商用利用可」の明記を確認した
- 改変・再配布の条件を確認した
- クレジット表記の要否を確認した
- ライセンス確認シートに記録した
- フォント証明書(スクリーンショット)をプロジェクトフォルダに保存した
- 漢字対応状況(収録文字数)を確認した
- 使用媒体(Web・印刷・動画など)に対応しているか確認した
よくある質問
Q: フォントのバージョンアップで規約が変わることはありますか?
A: あります。配布元がライセンス条件を変更した場合、旧バージョンのフォントにさかのぼって適用されるケースもあるため、使用中のフォントの配布元ページを月1回チェックすることを推奨します。
Q: 複数のプロジェクトで同じフォントを使い回してもよいですか?
A: 商用利用可のフォントであれば複数プロジェクトへの使い回しは問題ありません。ただし「1サイト限定」「1プロジェクト限定」などの条件が付いている場合は個別確認が必要です。
Q: 同人誌の表紙に使う場合も商用利用に該当しますか?
A: 販売目的の同人誌への使用は商用利用に該当します。無償配布の場合でも「非営利目的」として扱われるかどうかは配布元の規約次第のため、必ずライセンスページを確認してください。
CHECK
・7項目すべてをチェックした
・未確認の項目があれば配布元ページで確認した
・ライセンス確認シートに記録した
可愛いフリーフォントを活用する:安全活用の3ステップまとめ

本記事で紹介した内容を参考に、フォント活用を進めてください。
ステップ1: フォントを選ぶ 3ジャンル(手書き風・丸ゴシック・ガーリー系)から用途に合ったジャンルを診断フローで選び、Font Freeまたはもじワク研究でフォントを1本決める。グラフィックデザイナーとしてフォント選びをキャリアに活かす方法も参考になります。

ステップ2: ライセンスを確認する 配布元ページで「商用利用可」「改変条件」「クレジット要否」の3点を確認し、7項目チェックリストを完了させる。
ステップ3: 仕組みを整える ライセンス確認シートとフォント証明書フォルダを作成し、以降の案件で確認工数がかからない体制を作る。
