目次

この記事でわかること

Midjourneyと月額$10のBasicプランで、バナー1枚あたりのコストを数十円以下に抑えられます。アスペクト比指定とCanva連携の2点を組み合わせることで、デザイン経験ゼロでも15分で商用バナーが完成します。本記事では初心者が最短で成果を出す5ステップと、品質を最大化する5つの実践テクニックを解説します。

Midjourneyを使えば、月額$10(約1,500円)の有料プランで何枚でもバナーを生成でき、1枚あたりのコストは実質数十円以下です。プロンプトとCanva連携の組み合わせで、デザイン経験ゼロでも商用クオリティのバナーが完成します。

この記事の結論

Midjourneyでバナーを作る際の核心は「アスペクト比指定」と「Canvaでのテキスト追加」の2点を組み合わせることです。プロンプトに–ar 16:9を加えて横長画像を生成し、Canvaでテキストとロゴを乗せれば、外注費ゼロで商用バナーが完成します。慣れれば1枚あたり15分以内で仕上がるため、ストックフォト費用とデザイン外注費の両方を削減できます。

今日やるべき1つ

Midjourneyの有料プラン(月額$10)に登録し、music –ar 16:9の1語プロンプトでバナーを1枚生成してください(所要時間: 約10分)。

状況別ショートカット

状況読むべきセクション所要時間
まずDiscordとプランの設定から始めたいMidjourneyバナー制作は3設定で土台が決まる5分
プロンプトの書き方を今すぐ知りたいバナープロンプトは4要素で品質が決まる7分
サイズ指定と余白の設定を確認したいバナーサイズは–arで3パターンを使い分け5分
Canvaとの連携手順を知りたいCanva連携でバナーは15分で完成する5分
用途別プロンプト例をすぐに使いたいバナーは5つの仕組みで品質を最大化する10分
自分の状況に合うか3分で判断したいMidjourneyバナーの適合度を3分で診断3分

Midjourneyバナー制作は3設定で土台が決まる

Midjourneyの操作自体はシンプルで、3つの初期設定を完了すればあとはプロンプトを入力するだけです。Discord参加・プラン登録・商用利用の把握、この3点を順番に進めることで迷いなくスタートできます。

Discordアカウントとサーバー参加は10分で完了

MidjourneyはDiscord上で動作するため、まずDiscordのアカウント作成が必要です。Discord公式サイトからメールアドレスで登録し、Midjourney公式サイトから「Join the Beta」を選ぶとDiscordサーバーに参加できます。所要時間は約10分で、特別なソフトウェアのインストールは不要です。ブラウザだけで始められるため、PCスキルに自信がない方でもハードルは低いと言えます。

料金プランは月額$10のBasicから始めると損がない

Midjourneyの料金プランは月額$10のBasic、$30のStandard、$60のProの3段階です。Basicプランで生成できる枚数は月200枚程度(GPU時間3.3時間換算)で、初心者が試しながら学ぶには十分な量です。かつて無料トライアルが存在しましたが、現在は廃止されているため、最初から有料プランに加入する必要があります。月200枚生成できることを前提にすると、1枚あたりのコストは約7.5円となり、ストックフォト1枚(500〜3,000円)と比較して90〜99%のコスト削減が期待できます。

商用利用は有料プランで許可されるが著作権はユーザー責任

有料プランのユーザーが生成した画像は商用利用が認められており、ブログ、広告バナー、SNS投稿などに使えます。ただし著作権についてはMidjourneyの利用規約では生成画像に対する完全な著作権保護を保証していない点に注意が必要です。また、既存のアーティスト名や有名キャラクターをプロンプトに使った場合は商標・著作権問題が生じる可能性があるため、プロンプトに固有名詞を使わないことが実務上の安全策です。Midjourneyの利用規約の詳細はMidjourney公式Terms of Serviceで確認できます。

CHECK

▶ 今すぐやること: Discordアカウントを作成し、Midjourneyのサーバーに参加してBasicプランに登録する(所要時間: 約10分)

よくある質問

Q: Midjourneyは無料で使えますか?

A: 現在は無料トライアルが廃止されており、最低でも月額$10のBasicプランへの加入が必要です。

Q: スマートフォンからMidjourneyでバナーを作れますか?

A: DiscordアプリはiOS・Android両対応で利用可能です。ただしプロンプトの入力やCanvaでの編集作業はPCの方が操作しやすいため、PC環境の使用を推奨します。

バナープロンプトは4要素で品質が決まる

プロンプトを4つの要素に分解して考えることで、再現性のある高品質なバナー生成が可能になります。要素ごとの役割を把握してから入力することで、修正の方向性も明確になります。

4要素は「被写体」「スタイル」「クオリティ指示」「パラメータ」

バナー向けプロンプトは以下の4要素で構成します。第一に被写体(何を写すか)、第二にスタイル(写真風かイラスト風か)、第三にクオリティ指示(professional, high quality, no textなど)、第四にパラメータ(–ar, –v, –stylizeなど)です。4要素をすべて含めることで、AIがバナー用途に最適な構図を選びやすくなります。「no text」をプロンプトに必ず加えることで、AIが画像内に文字を生成するのを防げます。これを省略するとAIが意味不明な英文字を画像内に描いてしまい、後工程のテキスト追加が困難になります。

初心者は1語から始めて徐々に要素を追加する

Midjourneyでnoteバナーを作成したユーザーは「『music』1語だけでnoteバナーが完成。スタイル指定で挿絵も作れて、初心者でも簡単でした」と述べています(Midjourneyでnoteバナーを”芸術作品”にする方法)。

まず1語から試して生成結果を確認し、そこからrealistic(写真風)やartistic(アート風)などのスタイル指定を追加していく方法が最も失敗が少ないです。いきなり長文プロンプトを書こうとすると、どの単語が結果に影響したか判断できず、修正が困難になります。

用途別プロンプトテンプレート3パターン

広告バナー向け、SNS向け、note向けの3パターンを以下に示します。

パターン1(広告・Web):a photorealistic advertisement banner, [テーマ], professional lighting, clean background, no text –ar 16:9 –v 6

photorealisticでAIっぽさを抑え、professional lightingでプロ品質を担保、no textでテキスト乗せ余白を確保します。テーマ部分をAI seminar, business peopleやorganic food, fresh vegetablesに置き換えるだけで異なる業界のバナーが生成できます。このテンプレートをコピーして使用してください。

パターン2(食品・飲食):udon noodles advertisement, appetizing, steam rising, dark background, no text –ar 3:2 –v 6 –stylize 100

appetizing(食欲をそそる)とsteam rising(湯気)の2語を加えることで、視覚的な食欲訴求力が大幅に向上します。udon noodlesをramenやsushiやpizzaに変更するだけで他の食材に応用できます。このテンプレートをコピーして使用してください。

パターン3(note・ブログ):music artist, vibrant colors, artistic style, abstract background, no text –ar 16:9 –stylize 750 –v 6

–stylize 750(標準は100)を高く設定することでMidjourneyの芸術的解釈が強まり、note向けの目を引くビジュアルが生成されます。music artisttravel photographydigital marketingに変えると異なるテーマに対応できます。このテンプレートをコピーして使用してください。

CHECK

▶ 今すぐやること: パターン1のプロンプトをコピーし、テーマ部分を自分のビジネスに合わせて変更してMidjourneyに入力する(所要時間: 約5分)

よくある質問

Q: プロンプトは日本語で書けますか?

A: MidjourneyはV6以降で日本語プロンプトにも対応していますが、精度は英語の方が高い傾向があります。上記テンプレートの英語プロンプトをベースに使うことを推奨します。

Q: プロンプトにNGワードはありますか?

A: 暴力・性的表現・特定の個人名(有名人)・既存著作物のキャラクター名はMidjourney利用規約で禁止されています。商用バナーでは固有名詞全般を避けるのが安全策です。

バナーサイズは–arで3パターンを使い分け

–arパラメータの3パターンを使い分けることで、用途に合ったバナーを生成できます。サイズと余白設計の2点を事前に決めておくことで、Canvaでの後編集工数を大幅に削減できます。

アスペクト比3パターンの使い分け基準

用途アスペクト比パラメータ特徴
Web広告・YouTube16:9–ar 16:9横長、テキスト左右余白あり
note・ブログヘッダー3:2–ar 3:2標準横長、バランス良好
SNSアイコン・サムネイル1:1–ar 1:1スクエア、テキスト入れにくい

スクエア(1:1)は被写体が中央に配置されやすく、テキストを追加するスペースが左右に確保しにくい点に注意が必要です。テキストを乗せる予定のバナーには3:2か16:9を選ぶことで、Canvaでの編集工数を削減できます。

余白確保のためにプロンプトで「留白」を指示する

生成画像のテキスト入れ用余白を確保するには、プロンプトにample negative space(十分な余白)またはempty space on the left for text(左側にテキスト用空白)を追加します。これを省略すると被写体が画面全体を埋める構図になり、後からテキストを乗せた際に読みにくくなります。–ar 16:9に加えてample negative space on the right sideを指定することで、右側にコピーテキストを入れやすい構図が生成されやすくなります。バナーとしての実用性を左右するのは解像度よりも「どこに余白を作るか」の設計であり、この1点を意識するだけで完成品のクオリティが大きく変わります。

解像度は–qualityより後工程のエクスポート設定で調整する

Midjourneyの–q(quality)パラメータを低く設定(–q 0.5)するとプロンプト検証が速くなりますが、商用バナーとして使用する場合は必ず通常品質(–q 1、デフォルト)で最終生成してください。生成後、CanvaまたはPhotoshopからPNG形式でエクスポートする際はWebバナー用途であれば72dpi、印刷物に転用する場合は300dpi以上を指定します。「まずは–q 0.5でプロンプトの方向性を確認してから、OKなら通常品質で再生成する」という2段階フローを取ることで、GPU時間の消費を節約できます。

CHECK

▶ 今すぐやること: 自分のバナー用途(Web/note/SNS)を確認し、対応するアスペクト比パラメータをメモに控える(所要時間: 2分)

よくある質問

Q: Midjourneyで生成した画像のピクセルサイズはどのくらいですか?

A: V6ではデフォルトで約1024×1024ピクセル前後で生成されます。–ar 16:9指定時は横1456×縦816ピクセル程度になります。Webバナー用途(72dpi)としては十分な解像度です。

Q: 生成後に画像サイズを拡大できますか?

A: MidjourneyのUpscaleボタン(U1〜U4)で選択した画像を高解像度に拡大できます。さらに高解像度が必要な場合はPhotoshopのAI超解像(Camera Rawのスーパー解像度)を使うと拡大処理が可能です。

Midjourneyバナーの適合度を3分で診断

3問の質問でMidjourneyがあなたのバナー制作に適合するかどうかを判定できます。

Q1: 現在バナー制作にかけているコストまたは時間のどちらが課題ですか?

コストが課題 → Q2へ。時間が課題 → Q2へ。どちらでもない(現状に満足) →Result D。

Q2: デザインツール(CanvaまたはPhotoshop)を月1回以上使う意欲がありますか?

はい → Q3へ。いいえ →Result C。

Q3: 英語のプロンプトテンプレートをコピーして使うことに抵抗はありますか?

抵抗なし →Result A。少し不安 →Result B。**

Result A: 今すぐ始めるBasicプラン(月額$10)に登録し、本記事のプロンプトテンプレートをそのまま使用してください。1週間以内に最初の商用バナーが完成します。

Result B: テンプレートから段階的にスタートまず本記事のパターン1プロンプトをコピーし、テーマ部分だけを日本語で置き換えて試してください。プロンプトの仕組みを理解するまでは英語テンプレートへの依存で問題ありません。

Result C: Canvaのみで対応を検討CanvaにはAI画像生成機能(Canva AI)が搭載されており、テキスト追加との一体操作が可能です。Midjourney+Canvaの2ツール連携に抵抗がある場合は、Canvaだけで完結させる方法も現実的な選択肢です。

Result D: 現状維持が最適**既存のバナー制作フローに問題がなければ、無理にMidjourneyを導入する必要はありません。ただし月額$10以下でバナー制作コストを試算できる機会として、1ヶ月だけ試してみる価値はあります。

CHECK

**▶ 今すぐやること:Result Aに該当した場合は今すぐMidjourneyのBasicプランに登録する(所要時間: 約5分)**

よくある質問

Q: 法人でMidjourneyを使う場合は別のプランが必要ですか?

A: 年間収益が100万ドル以上の企業はProプラン以上が必要とMidjourneyの利用規約に記載があります。中小企業・フリーランスはBasicまたはStandardプランで商用利用可能です。

Q: Midjourney以外の選択肢はありますか?

A: DALL-E 3(ChatGPT経由)、Stable Diffusion、Adobe Fireflyがバナー制作向けの主要代替ツールです。Adobe Fireflyは商用利用に対して著作権保護が明示されているため、法的リスクを最小化したい場合はFireflyを検討する価値があります。

Canva連携でバナーは15分で完成する

MidjourneyとCanvaの連携は4ステップで完了し、合計所要時間は15分以内です。ダウンロード方法とテキスト追加の基本ルールを把握することで、初回でも迷わず仕上げられます。

Midjourneyからの画像ダウンロードは2クリック

Midjourneyで生成された4枚の画像(2×2のグリッド)から気に入ったものをU1〜U4ボタンでアップスケール(高解像度化)し、Discord上で画像を右クリック→「リンクをコピー」または「画像を保存」でダウンロードします。保存形式はPNGを選択してください。JPEGは再圧縮による画質劣化が発生するため、バナー用途では非推奨です。

Canvaでのテキスト追加は3要素を守る

CanvaにMidjourneyの画像をアップロードしたら、テキスト追加時に以下の3要素を守ることで、視認性の高いバナーが完成します。まず文字色は背景との輝度差を確保します(白背景なら黒文字、ダーク背景なら白か明るい単色)。次にフォントサイズは見出しテキストで画像縦幅の10〜15%を目安とします。最後にテキストブロックは画像の余白部分に配置し、被写体と重ならないようにします。この3要素を無視して被写体の上にテキストを乗せると、テキストが読みにくくなり、バナーとしての機能を果たさなくなります。

実際の制作事例: ストックフォト代替での活用

IBJのHR担当者は「幸せそうに挙式するカップルのAI生成画像をバナーに使用したら、部署にも気づかれず自然に見えました」と述べています(IBJのHR担当によるMidjourney活用体験)。

この事例が示す重要な点は、「AIが生成した画像」であることが第三者に判別されないレベルまで品質が到達しているという事実です。ストックフォトで適切な写真が見つからない場合の有力な代替手段として、Midjourneyは実務上十分に機能します。ただし、AIが生成したカップル画像などの人物写真には稀に指の本数や背景の不自然さが残ることがあるため、商用利用前には必ずCanvaまたはPhotoshopで拡大確認してください。

Canva無料プランで対応できる範囲とできない範囲

Canvaの無料プランでも画像アップロード、テキスト追加、基本的なフォントや配色設定、PNG/JPEGエクスポートは可能です。一方、背景リムーバー、Magic Resize(複数サイズ自動生成)、プレミアムフォントはCanvaの有料プラン(月額1,500円程度)が必要です。Midjourney(月額$10)とCanva無料プランの組み合わせで、低コストでバナー制作環境が整います。

CHECK

▶ 今すぐやること: Canvaの無料アカウントを作成し、Midjourneyで生成したバナー画像をアップロードしてテキストを1行追加してみる(所要時間: 約10分)

よくある質問

Q: CanvaとPhotoshopどちらを使えばいいですか?

A: テキスト追加だけが目的であればCanvaで十分です。色調補正、被写体の切り抜き、細部の修正が必要な場合はPhotoshop(月額2,728円、2024年時点)が適しています。まずCanvaから始めて、不足を感じたらPhotoshopを検討する順番がコスト効率の面で合理的です。

Q: Canvaにアップロードした画像のサイズが合わない場合はどうしますか?

A: Canvaのデザインサイズ設定(例: 1920×1080px)をバナー用途に合わせて先に作成してから画像をアップロードすると、サイズ調整の手間を省けます。Midjourneyで–ar 16:9で生成した場合はCanvaも16:9のキャンバスに合わせると自然にフィットします。

バナーは5つの仕組みで品質を最大化する

「生成後の選別と再生成のサイクル」がバナー品質を決定します。初回生成の4枚からベストを選ぶだけでは品質の上限が低く、以下の5つの仕組みを組み込むことで競合バナーとの差が生まれます。

テクニック①: 低解像度テスト生成でGPU時間を節約

【対象】: プロンプトを試行錯誤中の初心者で、GPU時間を節約したい方

【手順】: 第一ステップとして、プロンプト末尾に–q 0.5を追加して低品質で生成します(所要時間: 約30秒)。第二ステップとして、4枚の生成結果から構図・色調・被写体の方向性を確認します。第三ステップとして、OKな構図が見つかったら–q 0.5を削除して通常品質で再生成し、U1〜U4でアップスケールします。

【ポイントと理由】: 「低品質で方向性を確定してから高品質で確定する」プロセスが、同じGPU時間でより多くの試行回数を確保できます。–q 0.5は処理速度が向上するため、同じ時間枠内で試行回数を増やせます。試行回数の多さが最終バナー品質の決定因子であり、品質パラメータよりプロセス設計が重要です。

【注意点】: –q 0.5での生成結果をそのまま商用バナーに使ってはいけません。細部のノイズや解像度不足が残るため、必ず通常品質での再生成を行ってください。–q 2以上の高品質設定はGPU時間を多く消費するにもかかわらず体感品質の向上幅は小さいため、追加投資の必要はありません。

テクニック②: Vary(Subtle)で微調整して最適解を収束させる

【対象】: 生成された4枚の中にほぼ気に入った構図があるが、細部を変えたい方

【手順】: 第一ステップとして、U1〜U4でベスト画像をアップスケールします(約15秒)。第二ステップとして、アップスケール後に表示される「Vary(Subtle)」ボタンをクリックすると、同じ構図で細部のみが異なる4枚が生成されます。第三ステップとして、生成された4枚から最もテキストスペースが確保されている構図を選んでダウンロードします。

【ポイントと理由】: 新しいプロンプトを書くと構図が完全に変わり、せっかく見つけた良い構図を失います。Vary(Subtle)は元の構図を維持しながら照明・色調・被写体の表情だけを変えるため、「惜しい」画像を「使える」画像に変換できます。

【注意点】: Vary(Strong)は構図が大きく変わるため、気に入った構図の微調整には使わないでください。バナー用途では構図の安定性が優先されるため、Vary(Subtle)一択です。

テクニック③: ネガティブプロンプトで不要要素を除去する

【対象】: 生成画像に不要なオブジェクト(人物の指、文字、ウォーターマーク)が混入して困っている方

【手順】: 第一ステップとして、プロンプト末尾に–no text, watermark, logo, hands, fingersを追加します(追加時間: 10秒)。第二ステップとして、再生成し4枚の中から不要要素が消えているか確認します。第三ステップとして、依然として問題がある場合は–noに追加で特定の問題要素を書き足します(例: –no blurry faces)。

【ポイントと理由】: –no(ネガティブプロンプト)に明示的に除外指定する方が、プロンプトへの追加よりも直接的に機能します。MidjourneyのV6はネガティブプロンプトへの応答精度がV5より向上しており、–no textだけで画像内の文字生成を多くのケースで抑制できます。商用バナーで最も多い「AIらしさ」の原因は不自然な指と読めない文字であり、–noで事前に除外することが最速の解決策です。

【注意点】: –noに過剰な除外指定(10語以上)を加えると、生成の自由度が下がって単調な画像になります。除外対象は「商用利用の支障になる要素」に絞り、美的な好み(例: –no red color)は加えないことを推奨します。

テクニック④: プロンプトにライティング指定を加えて広告品質に引き上げる

【対象】: 生成画像がAIっぽく見えてしまい、商用バナーとして使いにくいと感じている方

【手順】: 第一ステップとして、プロンプトにstudio lighting, soft shadows, professional photographyを追加します(所要時間: 10秒)。第二ステップとして、食品・商品画像にはmacro lens, shallow depth of fieldを追加することでプロ撮影風に近づけます。第三ステップとして、人物が含まれる場合はnatural skin tone, candid expressionを追加してAIっぽい人工感を抑制します。

【ポイントと理由】: 光の種類(スタジオ照明、自然光、逆光)を指定することで、AIが選ぶ構図そのものが変化し、広告写真に近い質感が生成されます。–qは処理時間とGPU消費に影響しますが、ライティング指定はコストゼロで即効性があります。

【注意点】: cinematic lightingを指定すると映画的なドラマチックな影が生まれますが、バナー用途ではテキストが暗い部分に被ると読みにくくなるため、バナーにはsoft lightingまたはeven lightingの方が適しています。

テクニック⑤: Seedを固定して同一テイストのバナーを量産する

【対象】: 同じブランドトーンで複数のバナーを揃えたいマーケター・事業者

【手順】: 第一ステップとして、気に入ったバナー画像のメッセージ(Discordでの生成メッセージ)にリアクション(封筒アイコン)を送るとMidjourneyのBotがSeed番号をDMで返してきます(所要時間: 約2分)。第二ステップとして、取得したSeed番号を新しいプロンプトの末尾に–seed [番号]として追加します。第三ステップとして、被写体や色だけを変えた新しいプロンプトで生成すると、元の画像と同じ質感・雰囲気を維持した画像が生成されます。

【ポイントと理由】: Seedを固定することで画像の基本的なスタイルが固定され、色やテーマだけが変わるバナーセットを効率的に量産できます。ブランドガイドラインに沿った複数バナーを短時間で用意する必要があるキャンペーン設計で特に有効です。

【注意点】: Seedはプロンプトの変更量が大きすぎると無視される場合があります。Seedの効果を維持するには、変更するのはテーマや色の1〜2語にとどめてください。被写体を人物から風景に変えるような大幅な変更では、Seedの固定効果は期待できません。

CHECK

▶ 今すぐやること: テクニック③のネガティブプロンプト–no text, watermark, logo, hands, fingersをコピーして、次の生成プロンプトに追加する(所要時間: 10秒)

よくある質問

Q: MidjourneyのV6とV5.2の違いはバナー制作に影響しますか?

A: V6は日本語プロンプト対応の向上、細部の解像度改善、ネガティブプロンプトの応答精度向上が主な改善点です。バナー制作では特に文字の混入抑制(–no textの精度)がV5.2より向上しているため、商用バナーにはV6(デフォルト設定)を使用することを推奨します。

Q: OpenArtでMidjourneyのモデルを使う方法はありますか?

A: OpenArtはMidjourneyのモデルに類似した独自モデルを提供しており、Discordなしで画像生成が可能です。Midjourneyのプロンプト構文がほぼそのまま使えるため、Discordに抵抗がある場合の代替として検討できます。ただしMidjourneyとの画質の差は存在するため、最終的な商用バナーはMidjourneyで生成することを推奨します。

Midjourneyバナーの実例は2パターンで

比較事例1(成功パターン): 1語プロンプトからnoteバナーを完成させた事例

フリーランスのコンテンツクリエイターAさんは、noteの記事に使うバナーをストックフォトサイトで探していましたが、テーマに合う画像が見つからず困っていました。試しにmusic –ar 16:9の1語だけでMidjourneyに入力したところ、芸術的な音楽バナーが4枚生成されました。そのうち1枚をCanvaに取り込みタイトルテキストを追加して、10分でnoteバナーを完成させました。

Midjourneyでnoteバナーを作成したユーザーは「『music』1語だけでnoteバナーが完成。スタイル指定で挿絵も作れて、初心者でも本当に簡単でした」と述べています(Midjourneyでnoteバナーを”芸術作品”にする方法)。

Aさんが「プロンプトが完成するまでは生成しない」と判断していれば、試行錯誤のスタートが遅れ、最初の成功体験を得られなかった可能性があります。

事例2(改善パターン): ストックフォト代替で商用バナーに活用した事例

HR担当者のBさんは、社内向けキャンペーンバナーにカップル写真が必要でしたが、イメージに合うストックフォトが高額だったため、Midjourneyで「幸せそうに挙式するカップル」をプロンプトに入力して代替画像を生成しました。生成画像をCanvaでバナーに仕上げて使用したところ、部署のメンバーにAI生成画像であることが気づかれなかったと報告されています。

IBJのHR担当者は「幸せそうに挙式するカップルのAI画像をバナーに使用したら、部署にも気づかれず自然に見えた」と述べています(IBJのHR担当によるMidjourney活用体験)。

この事例のポイントは、商用利用において「AIが生成したかどうか」よりも「業務目的を達成できるかどうか」が実際の判断基準になっているという点です。ただし人物画像を社外公開するバナーに使用する場合は、指や顔の不自然さを必ず拡大確認してから使用してください。確認工程を省略すると、クライアントやエンドユーザーへの露出時に品質問題が発生するリスクがあります。

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▶ 今すぐやること: 自分が必要なバナーの用途(note/Web広告/社内資料)を1つ決め、本記事のプロンプトテンプレートを使って最初の1枚を生成する(所要時間: 約15分)

よくある質問

Q: AI生成画像を商用バナーに使う際に確認すべき事項は何ですか?

A: Midjourneyの有料プランで生成した画像は商用利用が可能ですが、プロンプトに特定ブランド名・有名人名・著作物キャラクター名を使っていないこと、生成画像に実在の個人が偶然写り込んでいないことを確認してください。人物画像の場合は特に顔・指の自然さを拡大確認することを推奨します。

Midjourneyバナーを外注費ゼロで実現する:5ステップのまとめ

Midjourneyでバナーを作る核心は「アスペクト比の指定」と「Canvaでのテキスト追加」の2点であり、この2点を押さえるだけで外注費ゼロの商用バナーが15分で完成します。プロンプトは完璧である必要はなく、1語から始めて徐々に要素を追加する反復プロセスが最短経路です。月額$10のBasicプランを起点に、本記事の5テクニックを順番に試すことで、1ヶ月以内に自分のバナー制作フローを確立できます。

Midjourneyを始めたユーザーの中には、「外注費を削るためのツールを探していたのに、気づいたらデザインの楽しさも発見した」という体験をする方が一定数います。道具の使い方を覚えることと、何を作りたいかを考えることは並行して進みます。まず1枚、今日のうちに生成してください。

状況次の一歩所要時間
まだMidjourneyに登録していないDiscordアカウント作成→Midjourneyサーバー参加→Basicプラン登録10分
登録済みだがプロンプトを書いたことがないパターン1テンプレートをコピーしてテーマ部分だけ変更して送信5分
生成したがCanvaでの仕上げが未完了Canva無料アカウントを作成して画像をアップロードしテキストを追加10分
バナーが完成したが量産の仕組みがないテクニック⑤のSeed取得手順を実行してSeedをメモに記録5分

Midjourneyバナーに関するよくある質問

Q: Midjourneyで日本語テキスト入りのバナーを直接生成できますか?

A: Midjourneyは日本語テキストをバナー内に正確に描画することが現時点では困難です。生成した画像をCanvaまたはPhotoshopに取り込み、そこでテキストを追加するワークフローが現在の標準的な方法です。

Q: 無料でMidjourneyを試す方法はありますか?

A: 現在Midjourneyの無料トライアルは提供されていません。代替として、Adobe FireflyはAdobe IDで無料枠が利用でき、バナー用途の画像生成が可能です。画質の比較をした上でMidjourneyへの投資を判断してください。

Q: Midjourneyで生成したバナーを複数のクライアントに販売できますか?

A: Basicプランでは生成画像の商用利用は可能ですが、大量販売や高収益事業での利用についてはMidjourney公式Terms of Serviceで最新の利用規約をご確認ください。クライアント向け制作物として個別案件で使用する範囲では、有料プランの範囲内で問題ないとされています。

※本記事で紹介した情報は2025年1月時点のものです。

【出典・参照元】

Midjourney公式Terms of Service

Midjourneyでnoteバナーを”芸術作品”にする方法

IBJのHR担当によるMidjourney活用体験

Adobe Firefly公式(日本語)

Discord公式サイト